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2011/07/15

柏戦を振り返る

柏戦ですが、横内コーチは「最終的には負けましたけど選手はよくやってくれた」と語っています。確かに点差は2点になったものの、3点目は最後の攻めに出た後にカウンターを食らって失ったもの。それまでに何度も同点のチャンスはあったわけで、そこで決めることができていれば流れは全く変わっていたでしょう。この試合は攻撃サッカーを指向する両チームがお互いの持ち味を存分に出して、両チーム合わせたシュート数は40本。本数的にはホームの柏の方が多かったものの、決定機の数ではほぼ同数、と言っても良い試合でした。こちらが中2日のアウェイ、しかも攻守のキープレーヤーである森崎和を欠いていたと言うことを考えれば、決して悲観すべき結果ではないでしょう。今回は敗れたものの次は勝つ、と言う気持ちになれる試合でした。

 ただ気になるのは、そう言う内容と流れだったにも関わらず追いつくことができず、逆に突き放されて敗れた、と言う事実です。先月までなら苦しくても何とか追いつき、あるいは勝ち越すことができていたのが、このところは先制しても追いつかれ、逆転され突き放される事が増えています。今季のサンフレッチェは震災からの再開後はしばらく好調が続き、6試合まで負けがなかったり一時は2位に上がったり、と良い流れで来ていました。また怪我人続出や出場停止で主力が欠けた時にも、お互いにカバーして結果を出してきました。ところが第16節で良いところ無く川崎Fに敗れると、その後は内容と結果が伴わなかったりジャッジに恵まれない不運もあって2勝4敗。「ホーム負けなし」や「連敗なし」の記録も止まり、順位も今季最低(第1節を除く)の8位にまで落ちてしまいました。客観的に見れば、まさに今が正念場、と言うところだと言えます。

 震災後の好調の原因は、今から思えば1ヶ月ほどの追加のキャンプを行うことによりチーム整備が十分にできた、と言うことだったと思います。そして5〜6月はその「貯金」で何とかなったものの、その貯金が目減りするに従ってだんだん苦しくなってきた、と言うことなのではないでしょうか。暑さと連戦で体力的に厳しい時、そして他のチームの「広島対策」が確立してきた時に大事なのは、その壁を突き破るための新しい力が出てくること。特に若手から1人でも2人でも台頭してくることが、チームを救うことになるのだと思います。サテライトで燻っている選手たちには、まずは練習で疲労困ぱいのベテランを圧倒するようなパフォーマンスを見せて欲しい。そしてその勢いを試合にぶつけて欲しい、と思います。それが今後サンフレッチェが浮上するか低迷するかの、重要な分かれ道になるのではないでしょうか?

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