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2011/07/31

第19節清水戦

昨日ビッグアーチに16,816人を集めて行われたJリーグ第19節清水戦は、久々に完璧な戦いぶりを見せて4-0で快勝。順位も暫定ながら6位に戻しました。
 ナビスコ杯川崎F戦で退席処分を受けたペトロヴィッチ監督はスタンドから見守り、横内コーチが指揮を執って次の布陣で戦いました。
       西川

   森脇  森崎和  盛田

     中島 森崎浩(→青山77分)

ミキッチ          服部
(→石川83分)
    李     高萩

       佐藤(→ムジリ83分)

SUB:中林、横竹、丸谷、大崎
 対する清水は、GK:碓井、DF:ボスナー、平岡、太田、MF:山本真(→岩下HT退場88分)、アレックス、村松、小野(→杉山57分)、FW:高木、大前、高原(→永井70分)、と言う布陣でした。立ち上がりから積極的に攻めたのは広島で、0分にはいきなり森崎浩がファーストシュートを放ち、1分には服部が質の高いクロス。2分にはロングボールで飛び出したミキッチがヒールで相手に当ててCKを取ります。そして4分、森崎浩のCKはDFがクリアしたもののこぼれを繋いで森崎浩がファーサイドへ。胸で受けた盛田が持ち込んで打ったシュートはGKに防がれたものの詰めていた李が押し込み、あっという間に広島が先制点を奪いました。
 この後は清水にボールを支配されたものの、広島は後ろにブロックを作ってシュートを打たせない守備をします。また清水が前からプレスをかけてくるものの落ち着いてボールを繋ぎ、しっかりとビルドアップしてチャンスを作ります。10分には高い位置で李がボールを奪って攻め上がり、12分にはCKから森崎浩がシュートを打って清水守備陣を揺さぶります。25分にはカウンターから高萩が持ち上がり、フリーで受けた李がニアサイドを狙ったもののGKが好セーブ。その後も26分の盛田のヘッド、31分の高萩のシュートなど次々と好機を作ります。そして39分、カウンターから高萩が左に展開すると服部が素晴らしいクロス。ジャンプした寿人の頭はわずかにかすっただけでしたがその先にいたボスナーの胸に当たってゴールに転がり込み、広島がここ数試合なかなか取れなかった追加点を奪うことができました。更にその後も40分の李のポスト直撃のシュートや41分の波状攻撃などチャンスを作りつつ、前半を折り返しました。
 後半に入るとゴドビ監督は岩下を入れて平岡を右SBに出し、立て直しを図ります。しかし4分には平岡のクロスをカットした森崎和がそのまま持ち上がると、囲まれて倒されながらも寿人にパスするなど魂のプレーを見せます。また6分には中島がペナルティエリア内でボールを奪われ、小野が反転してシュートしましたが西川が飛び出してピンチを逃れます。9分にはミキッチが2人に囲まれながらも強引に突破し、クロスを高萩がフリーでシュートしたもののGKがスーパーセーブ。17分にはクロスに寿人が左足で合わせましたが枠を捉えることができず、24分には大きな展開の連続から森脇が飛び込みましたがこれも枠を外します。清水は次々と選手を入れ替え、アーリークロスを放り込んできますが、ゴール前に西川と盛田が立ちはだかります。広島はカウンターからチャンスを作り、39分には高萩が強烈なシュートを放ったもののGKに弾かれます。そして後半40分、服部からのボールを李がキープして軽く裏に出すと、ムジリが全くのフリー。ムジリはワンテンポ置いてタイミングをずらすと隙間を狙ってシュートをねじ込み、決定的な3点目を奪います。ロスタイムには高萩のスルーパスで抜け出した服部がDFとGKの間を狙ってクロスを入れ、これをファーに走り込んだ李が決めてダメを押しました。
 夏場に入って身体的・精神的な疲労から思うようなサッカーができなかった広島は、リーグ戦は4試合連続勝ち無しが続き、ナビスコ杯も敗退が決まってしまいました。その中では監督の怪我によるリタイアや不当なジャッジもありましたし、こぼれ球が相手に転がるなどこれでもか、と言うぐらい不運が続いていました。良いサッカーができていても結果が出ない、結果が出ないからサッカーも悪くなる、と言う「負のサイクル」に入り込む寸前の、危機的な状況にあったと言っても良いでしょう。しかしそんな中でも少しずつ流れが変わってきていたのは、名古屋戦からだったと言えます。この試合は敗れたとは言え内容的には悪くなく、しっかりと広島らしいサッカーが表現できていました。また川崎F戦も同様で、運の巡り合わせ次第では2連勝しても不思議では無かった、と思います。それらの積み重ねがあったこと、とりわけ5年間作り上げてきたサッカーに対する確固とした信頼があった事。その上、これまでベンチスタートが多かった高萩や服部がしっかりと彼ららしいプレーを見せたことが、この試合の「運」を呼び込み、勝利に繋がったと言えるでしょう。これまでいくつもの壁を乗り越えてきたサンフレッチェでしたが、ここでまた一つ壁を乗り越え、チームとして成長したと言って良いのではないでしょうか。
 ただそうは言っても、まだ1つ勝っただけだと言うことも忘れてはなりません。6位に上がったと言っても首位の横浜FMとの勝点差は11。残り15試合と言う状況を考えれば、これ以上離されるわけにはいきません。暑さのピークは越えたかも知れませんが、しかしまだまだ蒸し暑い気候は続きます。休みらしい休みはW杯予選で1週間空く9月上旬まで無く、それまでは4週間で5試合の過密日程が続きます。これをチーム全体の力で乗り越えてこそ、今季の目標であるタイトルが見えてくる、というもの。好転した流れを本物のものにするためのも、次の試合がこれまで以上に重要なものになる、と言えるのではないでしょうか。

試合経過 前半 後半
日刊スポーツスコア速報
J's GOALゲームサマリー
Jリーグプレビュー&レポート

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