第11節横浜FM戦
昨日ビッグアーチに17,004人を集めて行われた第11節横浜Fマリノス戦は、李の2ゴールなどで3-2で勝って2位に浮上しました。
水本、青山は欠場したものの中島は戻ってきて、横竹が今季初めての先発で次のメンバーで戦いました。
これで横浜も引いてばかりいるわけにはいかなくなり、中村を起点に攻撃を組み立ててきますが、広島は低い位置でブロックを作って相手ボールを奪うと、ショートパスとロングパスを組み合わせて反撃します。そして32分、ミキッチのミドルパスを寿人が頭で落とし、李が右サイドでボールをコントロールします。そしてDFに囲まれながらも軽やかなステップで抜き去ると、GKとゴールポストの間のわずかな隙間を狙って強烈なシュート。そしてこれが見事にネットに突き刺さって、早い時間帯で広島が2点のリードを奪いました。
その後も広島がペースを握ったまま、チャンスを作りながら時間を使います。そしてそのままハーフタイムになるか、と思われた前半42分。左からの中村のCKがゴール前に飛ぶと西川が飛び出したものの触ることができず、ファーサイドに飛んだ中澤に頭で決められます。更にロスタイムには中村のパスから小野に抜け出される、と言う決定機を作られたもののそちらはシュートミスに助けられて、1点差で後半を迎えることになりました。
後半に入ると横浜は高い位置からプレスをかけてきて、中村や小野、谷口のシュートで広島ゴールを脅かします。そんな中での後半14分、右サイドからのロングパスで抜け出そうとしたキム・クナンを森脇が後ろから倒してしまいます。決定機阻止、と言うことで当然の一発レッド。広島は30分を残して数的不利で戦わなければならなくなりました。
直後の中村のFKとキム・クナンのヘッドはいずれもバーを叩く、と言う幸運にも恵まれ、広島は体勢の立て直しを試みます。そこでペトロヴィッチ監督は運動量が落ちているムジリを前線に残し、寿人に代わって高萩を入れる、と言う賭けに出ます。そしてその采配が実ったのが後半21分。低い位置でボールを奪った森崎和がしっかりとボールを落ち着かせて時間を作ると、体勢を崩しながらも前線に素晴らしいパスを供給します。そしてボールを受けた李がドリブルで突進しつつDF3人を引きつけてムジリに優しいパス。最後の力を振り絞って駆け上がったムジリはワンタッチでコントロールすると、身体を倒してシュートコースを消してきたGKを嘲笑うように軽く浮かせてゴールに流し込み、広島が貴重な追加点を奪いました。
その2分後、中村のミドルを西川がこぼしてしまって点差は再び1点になってしまいましたが、しかし西川は気持ちを立て直してその後はゴール前に立ちはだかります。またペトロヴィッチ監督も復帰したばかりの盛田を投入し、横浜の高さを使った攻撃をはね返します。横浜は次々とロングボールを放り込み、渡邉や栗原、キムのシュートで脅かしたものの、西川は落ち着いて処理します。そして5分と言う長めのロスタイムも山崎を中心に時間稼ぎをして何事もなく消化して、サンフが1点リードをキープしたまま終了のホイッスルを聞きました。
水本、青山と言う「大駒」2枚を欠いて迎えたこの試合。その上森脇が途中で退場し、更にGKのミスで失点すると言う(前節に続いて)「何でこんなに」と言いたくなるほど難しい試合でした。しかも相手は好調・横浜Fマリノス。能力の高い選手が揃ったチームが理想を捨て、リアリズムに徹したサッカーをしてきたわけで、非常に戦いにくい試合だったと思います。ここまで無敗で来たサンフレッチェにとっては、真の力を試される試合だった、と言うことができるでしょう。
そんな試合をモノにできた要因は、いくつかあったと思います。例えば李忠成選手のテクニカルな2つのゴールとそれを引き出した佐藤寿人選手の落とし。あるいは3点目に繋がった森崎和幸選手のプレーとシュートを決めたムジリの落ち着き。また1人少なくなったところで更に点を取りに行く覚悟を示し、ムジリを残したペトロヴィッチ監督の采配も、さすがと唸らせるものでした。しかしそれら以上に重要だったのは、選手やスタッフ、サポーターも含めたチーム全体の「勝つ」と言う気持ちだったのではないか、と思えてなりません。携帯サイトなどによると試合前から監督も選手も「水本のために勝つ」と決意を語っていましたが、その言葉に代表されるように「チームメイトのために勝利を」と言う強い気持ちで一つになっていたこと、まさに今年のキャッチフレーズである「想いを束ねろ」ができていたからこそ、このような結果になったのではないかと思います。この勝利はただの勝点3では無く、サンフレッチェと言うクラブの「魂の勝利」だった、と言えるのではないでしょうか?
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水本、青山は欠場したものの中島は戻ってきて、横竹が今季初めての先発で次のメンバーで戦いました。
西川 森脇 森崎和 横竹(→盛田70分) (退場60分) 中島 森崎浩 ミキッチ 山岸 ムジリ 李 (→山崎73分) 佐藤(→高萩63分) SUB:中林、トミッチ、石川、丸谷対する横浜FMは、GK:飯倉、DF:小林(→天野37分)、栗原、中澤、波戸(→長谷川72分)、MF:谷口、小椋、中村、兵藤、FW:小野(→キム58分)、渡邉、と言うメンバーでした。立ち上がりは引き気味に構える横浜に対して、広島がパスを回して守備の穴を探します。横浜の堅守になかなかシュートが打てない時間帯が続きましたが、しかし前半16分、ファーストシュートが得点に繋がります。低い位置でボールを奪ったミキッチがゴール前に長いクロスを入れると、左に開いた寿人が頭で落とします。そこに動き直した李が強烈なボレーシュート。反応した飯倉が触ったもののボールの勢いが勝ってゴールに飛び込み、広島が幸先良く先制点を奪いました。
これで横浜も引いてばかりいるわけにはいかなくなり、中村を起点に攻撃を組み立ててきますが、広島は低い位置でブロックを作って相手ボールを奪うと、ショートパスとロングパスを組み合わせて反撃します。そして32分、ミキッチのミドルパスを寿人が頭で落とし、李が右サイドでボールをコントロールします。そしてDFに囲まれながらも軽やかなステップで抜き去ると、GKとゴールポストの間のわずかな隙間を狙って強烈なシュート。そしてこれが見事にネットに突き刺さって、早い時間帯で広島が2点のリードを奪いました。
その後も広島がペースを握ったまま、チャンスを作りながら時間を使います。そしてそのままハーフタイムになるか、と思われた前半42分。左からの中村のCKがゴール前に飛ぶと西川が飛び出したものの触ることができず、ファーサイドに飛んだ中澤に頭で決められます。更にロスタイムには中村のパスから小野に抜け出される、と言う決定機を作られたもののそちらはシュートミスに助けられて、1点差で後半を迎えることになりました。
後半に入ると横浜は高い位置からプレスをかけてきて、中村や小野、谷口のシュートで広島ゴールを脅かします。そんな中での後半14分、右サイドからのロングパスで抜け出そうとしたキム・クナンを森脇が後ろから倒してしまいます。決定機阻止、と言うことで当然の一発レッド。広島は30分を残して数的不利で戦わなければならなくなりました。
直後の中村のFKとキム・クナンのヘッドはいずれもバーを叩く、と言う幸運にも恵まれ、広島は体勢の立て直しを試みます。そこでペトロヴィッチ監督は運動量が落ちているムジリを前線に残し、寿人に代わって高萩を入れる、と言う賭けに出ます。そしてその采配が実ったのが後半21分。低い位置でボールを奪った森崎和がしっかりとボールを落ち着かせて時間を作ると、体勢を崩しながらも前線に素晴らしいパスを供給します。そしてボールを受けた李がドリブルで突進しつつDF3人を引きつけてムジリに優しいパス。最後の力を振り絞って駆け上がったムジリはワンタッチでコントロールすると、身体を倒してシュートコースを消してきたGKを嘲笑うように軽く浮かせてゴールに流し込み、広島が貴重な追加点を奪いました。
その2分後、中村のミドルを西川がこぼしてしまって点差は再び1点になってしまいましたが、しかし西川は気持ちを立て直してその後はゴール前に立ちはだかります。またペトロヴィッチ監督も復帰したばかりの盛田を投入し、横浜の高さを使った攻撃をはね返します。横浜は次々とロングボールを放り込み、渡邉や栗原、キムのシュートで脅かしたものの、西川は落ち着いて処理します。そして5分と言う長めのロスタイムも山崎を中心に時間稼ぎをして何事もなく消化して、サンフが1点リードをキープしたまま終了のホイッスルを聞きました。
水本、青山と言う「大駒」2枚を欠いて迎えたこの試合。その上森脇が途中で退場し、更にGKのミスで失点すると言う(前節に続いて)「何でこんなに」と言いたくなるほど難しい試合でした。しかも相手は好調・横浜Fマリノス。能力の高い選手が揃ったチームが理想を捨て、リアリズムに徹したサッカーをしてきたわけで、非常に戦いにくい試合だったと思います。ここまで無敗で来たサンフレッチェにとっては、真の力を試される試合だった、と言うことができるでしょう。
そんな試合をモノにできた要因は、いくつかあったと思います。例えば李忠成選手のテクニカルな2つのゴールとそれを引き出した佐藤寿人選手の落とし。あるいは3点目に繋がった森崎和幸選手のプレーとシュートを決めたムジリの落ち着き。また1人少なくなったところで更に点を取りに行く覚悟を示し、ムジリを残したペトロヴィッチ監督の采配も、さすがと唸らせるものでした。しかしそれら以上に重要だったのは、選手やスタッフ、サポーターも含めたチーム全体の「勝つ」と言う気持ちだったのではないか、と思えてなりません。携帯サイトなどによると試合前から監督も選手も「水本のために勝つ」と決意を語っていましたが、その言葉に代表されるように「チームメイトのために勝利を」と言う強い気持ちで一つになっていたこと、まさに今年のキャッチフレーズである「想いを束ねろ」ができていたからこそ、このような結果になったのではないかと思います。この勝利はただの勝点3では無く、サンフレッチェと言うクラブの「魂の勝利」だった、と言えるのではないでしょうか?
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