第10節甲府戦
昨日ビッグアーチで行われた第10節甲府戦は、前半10分に先制点を許したものの後半追いつき、勝点1ずつを分け合いました。
サンフレッチェのメンバーは前節から2人入れ替え、ムジリが来日後初先発しました。
その直後に青山が立ち上がれなくなって担架で運び出されましたが、しかしサンフは力強い反撃を開始します。12分にはCKのこぼれをムジリが狙い、16分には細かいパス交換で相手陣内にボールを持ち込み、李がシュートしたもののボールはバー直撃。跳ね返りを拾った森崎浩が入れたクロスを寿人が頭で押し込みましたが、オフサイドを取られて認められません。33分にはムジリのスルーパスで抜け出した李がGKと1対1になりましたが、コースを狙って打ったシュートは荻がファインセーブ。38分には山岸が単騎でペナルティエリアに侵入して、GKの股の間を狙って打ったものの抑えられてしまいます。そして前半ロスタイム、足首を痛めた中島がピッチを去るとすかさずミキッチが投入され、1点リードされた上に先発2人を怪我で失うと言う状況でハーフタイムを迎えることになりました。
後半も立ち上がりは甲府が前からプレスをかけてきて、何度か危ないシーンを作られます。1分には永里が抜け出してシュートしたもののサイドネット。6分にはファウル気味のプレーでボールを奪われ、ハーフナーが打ちましたが森崎和がブロックして凌ぎます。その後も阿部のヘッドやハーフナーのシュート、そしてポスト直撃の内田のシュートなど危ないシーンが続きます。更に広島は水本が頭を押さえながらベンチに下がり、交代枠を使い切ってしまいます。続けざまに困難に陥った広島でしたが、しかしピッチ上の選手たちは気持ちを入れ直して戦いに挑みます。16分には寿人の落としをムジリが打ったものの枠外。20分には山岸のクロスに寿人が飛び込み、25分にはCKに山岸が頭で合わせたもののGKに弾かれます。そして26分、右サイドから仕掛けたミキッチがペナルティエリア内で倒されPKをゲットします。ボールをセットした寿人はしっかりと力を込めて打ち込んで、広島が同点に追いつきました。
この後も勝ち越しを狙って攻め続けるサンフ。31分にはミキッチのクロスから寿人、32分には森崎浩のパスを受けた李が狙ったもののボールはわずかに上に外れます。35分には森崎浩のパスで寿人が抜け出しましたがコントロールできず、37分には再び寿人がムジリのパスを叩き込みましたがオフサイドを取られます。更に40分には再びミキッチが倒されましたが、明らかに足にかかっていたにも関わらず主審はホイッスルを吹きません。終盤は主審がイエローを乱発して何とか試合をコントロールしようとし、お互いに不穏な雰囲気の中で終了のホイッスルとなりました。
GW最後に迎えたホームゲーム、しかも相手は調子の上がらない甲府と言うことで、ジンクスを打破して勝点3をゲットするチャンス、と思っていた人も多かったのではないかと思います。ところが結果は引き分けで、がっかりした向きも多かったのではないでしょうか。確かに失点シーンは甲府にとっては「これしかない」というもの。逆に言えば十分対策を練ってきたはずのパターンだったわけで、やってはいけない点でした。「甲府が前から来る想定はあまりしていなかった」(森崎和。携帯サイトによる)と言うことで戸惑っていたことはあったとは思いますが、しかしそれにしてもこの失点により試合が難しくなってしまったのは確かでした。また攻撃面では、オフサイドで取り消された佐藤寿人の2点だけでなく、ツートップは何度も決定機を逃しました。戦術的な交代ができずに苦しい中でもチャンスを作り続けるクォリティがあったことを考えれば、勝ち点3が取れなかったのは残念だった、としか言いようがありません。
ただ、逆に言えばこれだけ怪我人が続出する中で、選手たちは良く頑張ったとも言えます。前半早々に崩れ落ちるようにしてピッチから去った青山は、プレスリリースによると「左膝捻挫」との診断ですが、しかし左膝は以前も痛めたところだった事を考えると予断は許しません。また中島が痛めたと言う足首も確か古傷だったはず。交代時にはまだやれそうな雰囲気だったにも関わらず監督がすぐに交代カードを切ったのは、相当まずい事態を想定していたからではないか、と思われます。そして何より心配なのは水本です。きっかけは前半7分のセットプレーの場面で、ダニエルの肘打ちがもろに頭に入っただけでなく2度やられた、とのこと。プレスリリースによると「頭蓋骨骨折、急性硬膜外血腫により開頭血腫除去手術」を行ったそうですが、この急性硬膜外血腫と言うのは「頭部外傷に伴う頭蓋骨骨折に合併し、頭部外傷としては極めて重症に分類される」ものだそうです。このような酷い怪我とそれに至る悪質なプレーが見逃されたのも驚きですが、その後何事も無かったように1時間もプレーし続けたのは本当に驚きです。一応全治4ヶ月だとのことですが、脳へのダメージは後遺症になって残ることもあるだけに、その頑張りが仇にならないよう祈るばかりです。
これまであまり大きな怪我がなく、順調に来ていた今年のサンフレッチェでしたが、「好事魔多し」とはまさにこのことだと言えるでしょう。これまでの好成績を支えてきた3人、しかも守備の要が次々と離脱すると言う事態で大変なことになった、と言うのが実感ですが、何とか残った選手がカバーして頑張って欲しい。今こそ、サンフレッチェのチームとしての団結力が問われるところなのではないでしょうか?
ブログ速報 前半 後半
日刊スポーツスコア速報
中国新聞記事1 中国新聞記事2
J's GOALゲームサマリー
Jリーグプレビュー&レポート
サンフレッチェのメンバーは前節から2人入れ替え、ムジリが来日後初先発しました。
西川 森崎和 中島 水本(→横竹56分) (→ミキッチ45+3分) 青山 森崎浩 (→丸谷11分) 山岸 森脇 ムジリ 李 佐藤 SUB:中林、石川、高萩、山崎対する甲府のメンバーは、GK:荻、DF:小林、ダニエル、山本、吉田、MF:伊東、石原(→保坂5分)、内田(→内山70分)、永里、FW:阿部(→フジネイ77分)、ハーフナー、でした。甲府は引いて守りを固めてくるか、と思えばさにあらず。序盤は前から積極的にプレスをかけてきます。1分にはスローインから永里が抜け出してフリーでシュート。その後もDFラインへの速いプレスで、広島は思うように攻撃が構築できません。そして10分、後ろからのフィードを受けた永里がそのまま抜け出して右サイドからフリーでクロス。西川が飛び出したものの一瞬早くハーフナーが頭で叩き、先制点を許してしまいました。
その直後に青山が立ち上がれなくなって担架で運び出されましたが、しかしサンフは力強い反撃を開始します。12分にはCKのこぼれをムジリが狙い、16分には細かいパス交換で相手陣内にボールを持ち込み、李がシュートしたもののボールはバー直撃。跳ね返りを拾った森崎浩が入れたクロスを寿人が頭で押し込みましたが、オフサイドを取られて認められません。33分にはムジリのスルーパスで抜け出した李がGKと1対1になりましたが、コースを狙って打ったシュートは荻がファインセーブ。38分には山岸が単騎でペナルティエリアに侵入して、GKの股の間を狙って打ったものの抑えられてしまいます。そして前半ロスタイム、足首を痛めた中島がピッチを去るとすかさずミキッチが投入され、1点リードされた上に先発2人を怪我で失うと言う状況でハーフタイムを迎えることになりました。
後半も立ち上がりは甲府が前からプレスをかけてきて、何度か危ないシーンを作られます。1分には永里が抜け出してシュートしたもののサイドネット。6分にはファウル気味のプレーでボールを奪われ、ハーフナーが打ちましたが森崎和がブロックして凌ぎます。その後も阿部のヘッドやハーフナーのシュート、そしてポスト直撃の内田のシュートなど危ないシーンが続きます。更に広島は水本が頭を押さえながらベンチに下がり、交代枠を使い切ってしまいます。続けざまに困難に陥った広島でしたが、しかしピッチ上の選手たちは気持ちを入れ直して戦いに挑みます。16分には寿人の落としをムジリが打ったものの枠外。20分には山岸のクロスに寿人が飛び込み、25分にはCKに山岸が頭で合わせたもののGKに弾かれます。そして26分、右サイドから仕掛けたミキッチがペナルティエリア内で倒されPKをゲットします。ボールをセットした寿人はしっかりと力を込めて打ち込んで、広島が同点に追いつきました。
この後も勝ち越しを狙って攻め続けるサンフ。31分にはミキッチのクロスから寿人、32分には森崎浩のパスを受けた李が狙ったもののボールはわずかに上に外れます。35分には森崎浩のパスで寿人が抜け出しましたがコントロールできず、37分には再び寿人がムジリのパスを叩き込みましたがオフサイドを取られます。更に40分には再びミキッチが倒されましたが、明らかに足にかかっていたにも関わらず主審はホイッスルを吹きません。終盤は主審がイエローを乱発して何とか試合をコントロールしようとし、お互いに不穏な雰囲気の中で終了のホイッスルとなりました。
GW最後に迎えたホームゲーム、しかも相手は調子の上がらない甲府と言うことで、ジンクスを打破して勝点3をゲットするチャンス、と思っていた人も多かったのではないかと思います。ところが結果は引き分けで、がっかりした向きも多かったのではないでしょうか。確かに失点シーンは甲府にとっては「これしかない」というもの。逆に言えば十分対策を練ってきたはずのパターンだったわけで、やってはいけない点でした。「甲府が前から来る想定はあまりしていなかった」(森崎和。携帯サイトによる)と言うことで戸惑っていたことはあったとは思いますが、しかしそれにしてもこの失点により試合が難しくなってしまったのは確かでした。また攻撃面では、オフサイドで取り消された佐藤寿人の2点だけでなく、ツートップは何度も決定機を逃しました。戦術的な交代ができずに苦しい中でもチャンスを作り続けるクォリティがあったことを考えれば、勝ち点3が取れなかったのは残念だった、としか言いようがありません。
ただ、逆に言えばこれだけ怪我人が続出する中で、選手たちは良く頑張ったとも言えます。前半早々に崩れ落ちるようにしてピッチから去った青山は、プレスリリースによると「左膝捻挫」との診断ですが、しかし左膝は以前も痛めたところだった事を考えると予断は許しません。また中島が痛めたと言う足首も確か古傷だったはず。交代時にはまだやれそうな雰囲気だったにも関わらず監督がすぐに交代カードを切ったのは、相当まずい事態を想定していたからではないか、と思われます。そして何より心配なのは水本です。きっかけは前半7分のセットプレーの場面で、ダニエルの肘打ちがもろに頭に入っただけでなく2度やられた、とのこと。プレスリリースによると「頭蓋骨骨折、急性硬膜外血腫により開頭血腫除去手術」を行ったそうですが、この急性硬膜外血腫と言うのは「頭部外傷に伴う頭蓋骨骨折に合併し、頭部外傷としては極めて重症に分類される」ものだそうです。このような酷い怪我とそれに至る悪質なプレーが見逃されたのも驚きですが、その後何事も無かったように1時間もプレーし続けたのは本当に驚きです。一応全治4ヶ月だとのことですが、脳へのダメージは後遺症になって残ることもあるだけに、その頑張りが仇にならないよう祈るばかりです。
これまであまり大きな怪我がなく、順調に来ていた今年のサンフレッチェでしたが、「好事魔多し」とはまさにこのことだと言えるでしょう。これまでの好成績を支えてきた3人、しかも守備の要が次々と離脱すると言う事態で大変なことになった、と言うのが実感ですが、何とか残った選手がカバーして頑張って欲しい。今こそ、サンフレッチェのチームとしての団結力が問われるところなのではないでしょうか?
ブログ速報 前半 後半
日刊スポーツスコア速報
中国新聞記事1 中国新聞記事2
J's GOALゲームサマリー
Jリーグプレビュー&レポート
| 固定リンク
« 今日の甲府戦 | トップページ | 福岡との練習試合 »
