アジアカップ決勝
一昨日の夜(日本時間の昨日早朝)行われたアジアカップの決勝は、延長後半4分の李忠成のゴールで日本がオーストラリアを振り切り、史上最多となる4度目の優勝を遂げました。この試合、怪我のため帰国した香川の代役として中盤に入ったのは藤本。しかしこの布陣が機能せず、また連戦と準決勝の延長PKもダメージとして残っていたのか日本らしいサッカーはできず、苦しい流れが続きます。逆にオーストラリアはロングボールとフィジカルの強さだけでなく、正確なパス回しで裏を狙って来ます。そして何度も決定的なピンチになったもののその度に川島がビッグセーブを連発。岩政と吉田も必死で身体を寄せて、無失点のまま延長に突入しました。李忠成が投入されたのは延長前半8分。李は10分にゴール前でDFと競りあいながらボールをキープするなど、最初から存在感を見せます。そして延長後半4分、それまで何度も左から仕掛けていた長友が相手を抜くと左足でクロス。李はニアをケアするDFから身体を引いてフリーになると、左足のボレーシュートを突き刺してついに日本が先制。そしてその後はロングボールの放り込みを選手全員が身体を張って守り、1-0で逃げ切りました。
フィジカルの強さと技術の確かさで、オーストラリアは強敵でした。しかしそれを打ち破ったのは、選手の頑張りとザッケローニ監督の的確な采配だったと思います。藤本が機能しないと見るや岩政を投入。今野を左SBに出して長友を前に出したわけですが、これが結果的に相手の右サイドを押し返すことにつながりました。またギリギリまで前田を引っ張って李を投入したことで、相手の守備が混乱した面もあったのではないかと思います。李があの場面で自らフリーになった動きは素晴らしかったと思いますが、それはそこまでニアへのクロスを何度も入れていたと言う伏線があったからこそ。この優勝はピッチ上だけでなく、ベンチに控えるメンバーやスタッフも含めてチーム全体で勝ち取ったもの、と言えます。ザッケローニ監督が就任して半年。リーグ戦や天皇杯とのスケジュール調整や世代交代等の難しさの中で、良くこれだけのチームを作ってきたと思います。今回サンフレッチェの選手は李、西川が2試合出場、森脇は出場無しに終わりましたが、監督も言うようにここからがスタート。次はチームで自らのレベルを上げて、次の戦いに向けて準備して欲しいと思います。
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