« 2010年10月 | トップページ | 2010年12月 »

2010/11/30

紫熊倶楽部12月号

だいぶ遅くなってしまいましたが、紫熊倶楽部の12月号(Vol. 154)を紹介します。表紙はナビスコカップ決勝でサポーターが作ったコレオグラフィーで、「もっと強く、もっといいチームになるための試練」と言うペトロヴィッチ監督の言葉が載っています。そして巻頭のカラーページのレポートもその決勝戦について。「伝説の名勝負の、その先に」と言うタイトルで、中野編集長がこの試合を振り返っています。また続くインタビューに登場しているのは槙野選手。内容はナビスコカップ限定で、代表戦の翌日に出場した準々決勝の試合、準決勝のホームゲーム、そして決勝の前夜祭から当日、そして試合について振り返っています。内容は槙野選手らしく多岐にわたっていてどの話題も面白いのですが、特にナビスコカップ用に用意したゴールパフォーマンスの下りは必見です。

 続くインタビューは、岡本選手。ユース時代から大きく期待され、練習でも良いところを見せていながらなかなか試合で出せない現状。そして自分自身に歯がゆさを感じながら、「今はただ、続けるだけ」と全力を尽くしています。「ユース出身の最高傑作」と森山監督に言われてトップに送り出された彼の言葉を読んで下さい。

 「マッチレポート」は天皇杯の福岡戦と、リーグの磐田戦、湘南戦、横浜FM戦、浦和戦、そしてナビスコ杯決勝の磐田戦。Jr.ユースは高円宮杯出場決定を、ジュニアは東京から来たアメリカンスクールの生徒たちとの交流を、スクールはガールズ&レディースの対外試合をレポートしています。

 「READER'S AREA」を挟んで、後のカラーページは高円宮杯を制したユースを取り上げています。「最強」を誇った2004年とは違い、良く負けた今年のユースがどのように高円宮杯で決勝まで進み、そして優勝することができたか。森山監督率いる個性派軍団の成長の過程が描かれています。

 最終ページの「私たちは、サンフレッチェ・サポーターです」には、試合前のプロモーションビデオを撮影している安田女子大の撮影班の皆さんが取り上げられています。

  サンフレッチェオフィシャルマガジン「紫熊倶楽部」は定価350円。ホームゲーム会場やV-POINTの他、広島県内主要書店と東京・池袋のジュンク堂と書泉ブックマートでも販売中です。また通信販売のお申し込みはe-VPOINTでどうぞ。

|

2010/11/29

退団する5人について

一昨日退団が発表された5人について。まず下田崇選手は94年に皆実高校からサンフレッチェ入りし、それから17年間広島一筋でプレーしてきました。GKになったのは高校生になってから。プロ入りしてすぐにU-19代表に選出され、翌年にはワールドユース・カタール大会にレギュラーとして出場しました。また翌年にはアトランタ五輪代表にも選ばれています。クラブでは前川、河野の壁が厚くなかなか出場機会が得られませんでしたが、前川の肩の故障により97年の終盤からレギュラーを奪取し、それから2007年までずっと広島の守護神として君臨していました。その驚異的な反射神経によりゴールをセーブする姿はサポーターから「神」と崇められるほどで、例えば2003年にはPK阻止率100%と言う記録を作っています。2002年にはJ2降格が決定した札幌戦で眼下底骨折により負傷、また2005年には小村と接触して右膝後十字靭帯断裂など大きな怪我も経験しながらその度に不死鳥のように復活するなど、怪我に強い選手でもありました。しかし2007年ごろから左膝の調子が悪く、2008年には試合出場ができなくなりついに7月に左膝軟骨損傷の手術。その後リハビリを続けて昨年復帰を果たしたものの、その間に台頭した中林や今季移籍してきた西川を越えることができず3シーズン連続で出場試合無しに終わりました。かつては「孤高の人」と呼ばれるほど練習中は近寄りがたい雰囲気だったそうですが、ペトロヴィッチ監督が言うように「素晴らしい人間性を持った人物」だったそうでチームを陰から支えていたとのこと。今後現役を続けるか、あるいは引退して育成部入りするかは決めかねているそうですが、いずれは広島で指導者として次世代の選手を育てることになるのではないでしょうか?

 イリアン・ストヤノフ選手は2007年8月に広島と契約し、J1残留争いを続けていたチームに加入しました。しかし最初は戦術にフィットしなかったかMFとして起用されることが多く、その後リベロとしてプレーしたもののチームを救うことはできませんでした。そして「自分を苦しい時に拾ってくれたクラブを去るわけにはいかない」として広島に残り、天皇杯準優勝とJ1復帰に貢献。その後も読みの鋭い守備と最後方からの精度の高いロングパス、そしてコースを狙ったFK等で活躍しました。またストイロフ監督の就任とともにブルガリア代表にも選ばれてW杯予選などに出場していましたが、ただそれが彼の怪我やパフォーマンス低下を招いたのは確か。噂されるようなペトロヴィッチ監督との確執があったのかどうかは分かりませんが、クラブとしては年齢や年俸の事を考えて契約を更新しなかったのではないかと思われます。

 桑田慎一朗選手は福山市出身で、「2.5冠」を獲得したユース黄金時代(2004年)にはトップ下としてプレーしトップに昇格しました。そしてルーキーイヤーにはリーグ戦8試合、ナビスコ杯1試合に出場してナビスコ杯ではゴールも記録。2007年にはほぼ毎試合ベンチ入りするなど飛躍が期待されていました。しかし昨年3月に左膝前十字靭帯断裂と内側側副靭帯損傷で1年を棒に振り、今季も出場機会はあったものの印象的な活躍ができないままに終わりました。広島での契約は終わりましたが、しかしまだ23歳。本来のトップ下だけでなくボランチもFWもできるユーティリティー性の高い選手なので、きっとどこかにプレーの場が見つかるのではないでしょうか。

 篠原聖選手もユース出身で、横竹、丸谷、清水らと同じ2008年にトップ昇格しました。そして一時は「ペトロヴィッチ監督の期待が大きい」と言う報道もあったものの、次々と怪我に襲われたこともあってなかなかチャンスを得ることができず、公式戦出場の無いままに終わってしまいました。

 橋内優也選手は東海大五高から2006年に広島入りし、恵まれた身体能力を期待されて1年目からチャンスを与えられました。そして2009年のナビスコ杯大分戦ではストッパーとして先発フル出場し、CKからプロ初ゴールも決めましたが、その秋にガイナーレ鳥取に期限付き移籍。今年は徳島ヴォルティスに期限付き移籍していました。徳島では開幕戦で途中出場してからずっと出場機会が無かったのですが、ここ最近の4試合は先発出場するなどようやくチームに馴染んできた様子。徳島へ完全移籍することになるのかどうかは分かりませんが、きっとどこかでプレーするチャンスはつかめるのではないでしょうか?

|

2010/11/28

第33節仙台戦

 昨日ビッグアーチで行われた第33節仙台戦は、後半ロスタイムの大崎のゴールで勝ってホーム最終戦を飾りました。
 先発は前節と同じでしたが、ベンチには今季のリーグ戦では初めて下田を入れて次の布陣で戦いました。
        西川

   森脇   中島   槙野

      青山  森崎和
      (→丸谷72分)
ミキッチ           山岸

    高萩      李
    (→森崎浩79分)
        佐藤寿(→大崎61分)

SUB:下田、横竹、岡本、山崎
 対する仙台は、GK:林、DF:菅井、渡辺、鎌田、朴、MF:永井(→田村68分)、斉藤、梁、フェルナンジーニョ、FW:中原(→中島87分)、赤嶺(→太田46分)、と言うメンバーでした。仙台は立ち上がりにプレスをかけてきて、2分には中島のパスをカットして中原からのパスで梁が抜け出す、と言う決定的なシーンを作ります。しかし広島が落ち着いてパスを回し始めるとラインを下げ、中央を固めて攻撃を受け止める戦いにシフトします。23分にはミキッチのクロスに槙野が飛び込んだものの届かず、26分の槙野のシュートはDFに当たります。また29分にはミキッチのシュートがポストに弾かれ、こぼれを佐藤寿が繋いで高萩がシュートしましたが枠外。また31分にはミキッチのクロスを佐藤寿がダイレクトで狙ったものの高萩の背中に当たって外れ、33分のミキッチのシュートもカーブして左に逸れます。更に40分にもミキッチのクロスを佐藤寿がヘディングしたシーンも、43分の佐藤寿の落としを李が狙ったシーンも、いずれも枠を捉えることができません。前半の後半はサンフがほぼ一方的に攻めたもののシュートが枠に入ってくれず、無得点のままハーフタイムを迎えました。
 後半に入っても攻める広島、守る仙台と言う展開が続きます。後半2分には李が2本続けてシュートしたものの決めきれず、8分には高萩のスルーパスで抜け出した李がGKもかわしてシュートしたものの、ギリギリで戻っていた鎌田にライン際でクリアされてしまいます。21分にはミキッチのクロスに李が頭で合わせましたが、しっかり狙って打ったはずなのになぜかゴールに入りません。仙台も時折カウンターから反撃し、フェルナンジーニョを起点に広島ゴールを脅かします。そして24分にはパスミスを奪われて中原、太田に危険なシュートを打たれますが、槙野が身体を張ってクリア。38分には菅井のクロスに太田が合わせ、西川の頭を越えて飛んで冷や汗をかかされます。ほぼ一方的に攻め続ける広島は、サイドからのクロスを繰り返して何とかこじ開けようとします。そして後半ロスタイムも1分になろうとする頃、ミキッチのサイドチェンジを受けた山岸がしっかり中を見てクロス。これを大崎が頭をひねりながら流し込むようにゴールに落とし、待望の先制点をゲットします。その後仙台も攻撃に出たものの勢いはなく、広島がしっかりとボールをキープして試合を終わらせました。
 新潟戦やG大阪戦、清水戦の後半と同様に、仙台も低い位置にブロックを作って広島の攻撃を受け止める作戦で来ました。それは、勝点1でJ1残留が確定すると言う仙台の状況を考えても当然のことでした。そして仙台はフェルナンジーニョと中原、中島のコンビから、あるいは右サイドの突破からカウンターを仕掛け、何度か広島ゴールを脅かして来ました。それでも広島は何度も相手の守備網を崩し、もう一歩のところまで行っていましたが、しかしここぞと言うところでシュートが枠を捉えず、また相手の好守に阻まれました。このまま0-0で引き分け、あるいは何かの拍子に1点を取って逃げ切れば仙台の思惑通り、と言うところでした。しかしそのような展開を救ったのは、今季これまでリーグ戦7試合の出場にとどまっていた19歳の若武者でした。「スタートからいこうか、と考えていたほど」(ペトロヴィッチ監督)練習から調子が良かった大崎は後半16分に投入されると、その直後から前に向かう推進力を見せました。ゴールシーンは大崎には珍しい形ではありましたが、しかし相手がゴール前をガチガチに固める中で一瞬フリーになった時点で「勝ち」と言う感じ。シュートが頭と肩に当たってループ気味に入る、と言う少々運の良い形ではありましたが、しかしそれを導いたのは間違いなく彼の力だった、と言えるでしょう。
 この試合では大崎だけでなく、途中交代で入った丸谷や何度もビッグチャンスを作った李など、サンフレッチェのニューパワーが大きな存在感を見せてくれました。すなわち新しい選手の台頭によりチームが成長し、新しくなって行くことを如実に示した試合だったと言えます。下田、ストヤノフらこれまで広島のために頑張ってきた選手が退団するのは残念ですが、それも若手の成長があったからこそ。そう言う意味で、来季に向けての希望を見ることができたホーム最終戦だった、と言えるのでは無いでしょうか?

ブログ速報 前半 後半
日刊スポーツスコア速報
中国新聞戦評 コーナーフラッグ 中国新聞記事1 中国新聞記事2 中国新聞記事3
J's GOALゲームサマリー
Jリーグプレビュー&レポート

|

下田、ストヤノフらの退団を発表

サンフレッチェは昨日、下田崇、イリアン・ストヤノフ、桑田慎一朗、篠原聖の各選手、及び徳島にレンタル中の橋内優也選手と来季の契約を結ばない、と発表しました。どの選手も度重なる怪我に苦しめられ、本来の力を発揮できない期間が長かったのが残念だと言えるでしょう。下田は現役続行か引退かで迷っているようですが、他の選手はまだまだ必要とするチームはあるはず。何とかプレーする場を見つけて、来季以降も頑張って欲しいと思います。

|

2010/11/27

今日の仙台戦

ホットニュースによると、ペトロヴィッチ監督は今日の試合について「今シーズンの課題をいかに修正できているかを確認したい」と語っています。ボールを支配することになるのは間違いないと思われますが、リスクマネージメントをどうするか、また仙台が得意とするセットプレーをどう抑えるか、がポイントとなりそうです。また中国新聞によると下田選手との来季の契約は結ばないことが決まったそうで、今日はベンチ入りして出場の可能性もあるとのこと。広島一筋で頑張ってきた元日本代表選手を笑顔で送り出したいものです。

 今日の試合会場は広島ビッグアーチで、午後5時半キックオフ。試合前イベントとしてはU-9の「サンフレッチェカップ」が12時半から、「Jリーグ介護予防事業グラウンドゴルフ大会」が10時から、「フォリアチャレンジ」が3時50分頃から行われます。メイン側おまつり広場では中国電力「ふわふわドーム」と中電工「高所作業車来場」、「THANKS FOR ALL 2010写真展」を1時半から行います。またメイン総合案内所前では「フェイスペイント」を1時半から、ファンクラブサロン前では「キックターゲット」を3時半から行います。

 先着プレゼントは「オリジナルペットボトルホルダー」を2,400名様に。「THANKS FOR ALL 2010ポストカード」を10,000名様に差し上げます。またサンフレッチェクラブ会員限定プレゼントは、下田崇選手のプレミアム選手カードとなっています。試合会場限定グルメは「広島・仙台カキ対決!広島カキフライvs松島カキバター焼き」をそれぞれ500円で200食ずつ提供します。またACLの試合で行って好評だった「スープフェスタ2010」を今日も行うそうで、「コーンスープ」と「豚汁」をそれぞれ300円で提供します。更におまつり広場では「ガチャガチャフェスタ第4弾」が行われます。

 テレビ放送はスカパー!のch180(SD画質)とch190(HD画質)、及びスカパー!のch800(HD画質)で生中継が予定されています。今日も多分ブログでの速報ができると思いますが、都合により中止になる可能性もあります。

|

2010/11/26

仙台戦に向けて

明日は今季初のホームゲーム。サンフレッチェは第33節をベガルタ仙台と戦います。
 今季は昇格組として残留圏内ギリギリの戦いを続けてきた仙台でしたが、赤嶺の補強が効いて夏以降着実に勝点を積み上げ、第23節以降13位以上をキープ。前節は終了間際に追いつかれたものの、残留確定まで勝点1のところまで来ています。9月以降のリーグ戦の戦績は次の通り。
22A ●0-1 鹿島  【鹿】中田
23H ○2-0 山形  【仙】梁2
24A ○1-0 横浜FM 【仙】赤嶺
25A ●1-2 名古屋 【仙】梁、【名】ケネディ、小川
26H ○3-2 FC東京 【仙】梁、エリゼウ、フェルナンジーニョ、【東】大黒、平山
27A △0-0 C大阪
28H ○1-0 京都  【仙】赤嶺
29A ●0-2 神戸  【神】吉田、朴
30H ○3-0 磐田  【仙】中原、鎌田、中島
31H ●1-3 清水  【仙】菅井、【清】藤本2、大前
32A △1-1 新潟  【仙】赤嶺、【新】田中
 前節は新潟に攻め込まれながらも手堅い戦いで逃げ切りを図りましたが、後半ロスタイムに一瞬の隙を突かれて勝点2を失いました。1試合でも早く残留を確定させたいところですが、ただ残り2試合で16位神戸との勝点差は6。得失点差でも有利なので、それほど危険な状況にあるわけではありません。従って仙台は精神的に追い込まれていると言うことは無いはずで、むしろ思い切って力をぶつけてくるのではないでしょうか?
 対するサンフレッチェですが、連戦で疲れが出ている選手もいるのでメンバーを入れ替えてくる可能性もあります。監督はいつものように明日までメンバーを考えて先発を決めるのではないかと思われます。と言うことで良く分からないので、予想は前節と全く同じにしておきます。
        西川

   森脇   中島   槙野

      青山  森崎和

ミキッチ           山岸

    高萩      李

        佐藤寿

SUB:中林、横竹、丸谷、岡本、清水、大崎、山崎
 前節目標としていたACL出場権獲得が無くなって、今後のモティベーションの持って行き方が難しいところ。選手たちは「一つでも上の順位を目指す」と言っているようですが、気持ちを切り替えるのはそう簡単なことではありません。ただ、明日はホームゲーム最終戦で、多くのサポーターが来場するのではないかと思います。ACLやナビスコ杯など激闘を続けてきた今季を締めくくる試合として、サンフレッチェらしい「人の心を動かす」サッカーを見せて欲しいと思います。

|

2010/11/25

移籍の噂など

昨日の報道(報知新聞と中日スポーツ)によると、イタリア・セリエAのチェゼーナのミノッティ強化部長が「アジア杯に出場する可能性が高い森本を1月に獲得するのは難題。クラブとしては佐藤寿人に興味がある」と語っていたそうです。セリエAのEU外選手枠は1なので長友がいる限りは獲得できませんが、来季開幕前には拡大が有力視されているとのこと。佐藤寿はディナモ・ザグレブからの話は断っていますが、もともとインザーギの大ファンでミラニスタだと言うのは有名な話。「イタリアからならもっと悩む」と語っていただけに、本当にオファーがあれば移籍の可能性が出てくるかも知れません。

 なお、清水戦の後にペトロヴィッチ監督は「シーズンに向けて、私が思うには、2つのポジションに選手が必要だろうと考えています。サッカーのチームにおいては、ある程度時間が経って、ある程度チームの中で成長が進んでいくと、何人かの選手は出ていき、新しい選手が何人か入ってくるというセレクションを行ないながら成長していくものだと思います」と語っています。この「2つのポジション」がどこを指すのか気になるところですが、仮に噂通りストヤノフと槙野が出て行くと言うことになれば、DFの獲得は必須。誰を取る事になっても、中島、森脇、横竹を軸に守備陣の再構築を迫られることになりそうです。

|

2010/11/24

第32節清水戦

 昨日日本平で行われたJリーグ第32節清水戦は前半の2失点を取り返せずに敗れ、ACL出場権獲得の可能性が消滅しました。
 佐藤寿が11試合ぶりに先発して、以下の布陣で戦いに臨みました。
        西川

   森脇   中島   槙野
        (→横竹78分)
      青山  森崎和
      (→丸谷74分)
ミキッチ           山岸

    高萩      李

        佐藤寿(→山崎74分)

SUB:中林、岡本、清水、大崎
 対する清水は小野が出場停止で、GK:西部、DF:市川、平岡、岩下、太田、MF:兵働、本田、藤本(→伊藤80分)、FW:大前(→伊東59分)、永井(→ヨンセン66分)、岡崎、と言うメンバーでした。序盤は清水のペースで、藤本を起点に広島ゴールに攻め込みます。2分にはCKに岡崎が飛び込み、3分には藤本のパスで永井が抜け出してシュート。6分にも大前がシュートを打ってきましたが西川が抑えます。また13分には藤本がFKを直接狙いましたが西川が横っ飛びでセーブします。しかし15分、市川からのクロスがゴール前を横切って逆サイドへ。森脇が対応しましたが高く跳ね上がったボールに触れず、大前がキープするとマイナスのパス。そこに走り込んだ兵働が強烈なシュートを突き刺して、清水に先制点を許してしまいました。
 その後も清水の攻勢を受け止める時間が続き、17分にはパスミスを奪われて兵働のシュート。19分にも藤本に単独突破を許しましたがシュートは枠外に外れます。広島も反撃し、21分には李のパスで抜け出した佐藤寿がシュートしたもののGKに止められ、25分には森脇のループ状のパス、27分にはFKから攻めますがなかなか決定的な形が作れません。そして38分、左からの藤本のCKに西川が飛び出したものの味方にぶつかってしまって触ることができず、逆サイドから岩下に押し込まれて痛い2点目を失ってしまいました。
 何とか追いつきたい広島は、その後は攻めに攻めます。40分にはCKから佐藤寿が押し込んだもののオフサイドを取られ、42分には高萩の落としに山岸が飛び込んだもののわずかに遅れてしっかり打てず。後半に入ると守りを固める清水に対して広島がほぼ一方的に攻め込みますが、なかなかシュートまで行けません。早め、早めの選手交代で先手を打つ清水に対し、広島も後半28分に山崎と丸谷、32分には丸谷を投入して流れを変えようとします。28分には佐藤寿がペナルティエリア内で前を向いたものの、GKをかわそうとしてゴールラインを割ってしまい、31分には高く上がっていた中島がシュートしたものの大きく枠を外します。そしてやっと1点を返したのは後半35分。逆サイドからのボールを受けた山岸が右足で叩きつけるように入れたボールを、李が頭で押し込みました。
 これで勢いが出た広島は、その後も一方的に攻めます。38分には森脇がシュートしたものの目の前の選手に当たり、39分には李のパスに高萩が飛び込んだものの合わず。43分には丸谷がフリーで打ったものの枠を捉えることができません。また44分にはミキッチのクロスに李が合わせましたが、西部が素晴らしい反応を見せてボールはバーにはね返されます。更にロスタイムにはミキッチのクロスを槙野がバイシクルで狙ったものの大きく上に外れます。結局これが広島の最後の攻撃となり、ゴールキックとともに終了のホイッスルが吹かれました。
 この試合の展開は、G大阪戦とほぼ同様だったと言って良いと思います。ミスから失点し、セットプレーから追加点。その後攻めに攻めたものの守りを固める相手を崩せず、そのまま試合を終えてしまう。ボール支配率もシュート数もこちらが多かったのに、終わってみれば負けていたと言う感じでした。清水にしてみれば体力的に優位な前半のうちに得点を奪い、あとはしっかり守って逃げ切ると言うゲームプラン通りの試合だったと思います。ガンバ戦を参考にしたのかどうか知りませんが、広島に勝つにはこうすれば良い、と言うシナリオ通りに勝利したと言えるでしょうし、逆に広島にしてみれば相手のそのような戦略を打ち破ることができなかった、と言うことだと思います。
 守りを固めて隙を狙う、と言う広島相手の戦い方は、別にG大阪や清水がオリジナルではありません。今シーズンも多くのチームがそのような戦い方を選択してきましたが、しかしサンフレッチェはそんな中でも勝点を積み重ねて来ていました。ただ順位が下のチームがそのような戦い方を選ぶのと、上位チームがやるのとは訳が違う。もともと実力のあるチームが勝負に徹した戦い方を選択し、それを徹底してくるとなれば難しさは倍加します。G大阪も清水も今季4回目の対戦で、広島との戦い方が良く分かっていたと言うこともあるかも知れませんが、いずれにせよ強いチームとのギリギリの戦いになったときには先にミスをした方が負け。そう言う、勝負の厳しさを改めて思い知ったと言うのが、この試合の「収穫」だったと言えるかも知れません。
 この試合の結果、サンフレッチェの4位以上の可能性は消滅し、5位もほぼ絶望となりました。8位以下のチームとの勝点差が小さいため賞金獲得のためにはまだまだ頑張らなければなりませんが、それでも今季の目標がまた一つ無くなってしまいました。今季は怪我人続出の中でも頑張って、ACLで3勝しナビスコ杯でも準優勝するなどそれなりに結果を残したものの、ペトロヴィッチ監督が言うように「これだけ力を注いだ選手たちの頑張りが報われなかったことに、心が痛い」と思います。ただ結果が出ようが出まいが、明日は必ずやってきます。仮に今季良い結果が出たとしても来季も同じ結果になる保証はないし、逆に今年がダメだったからと言って来年に希望が無いわけではありません。今季頑張った選手は来季はより頑張る。怪我などで出場機会が少なかった選手も、来季はもっと働ける。そして今季成長が見られた選手は、来年はもっともっと大きく伸びる。そう言う積み重ねがあってこそ、チームは成長して行くものです。来季に向けての戦いは、ここからがスタートです。成長の機会を1試合でも無駄にしないよう、残り2試合をしっかりと戦って欲しいと思います。

ブログ速報 前半 後半
日刊スポーツスコア速報
中国新聞戦評 コーナーフラッグ 中国新聞記事
J's GOALゲームサマリー
Jリーグプレビュー&レポート

|

2010/11/23

今日の清水戦

「ホットニュース」によると新潟戦の翌日はリカバリートレーニングで終わり、昨日の前日練習も軽めのメニューで終了したそうです。佐藤寿人選手の先発復帰は確実ですが、その他のメンバーについては「まだ分からない。試合までに選手たちと話をしながら決めていきたい」と語っています。誰が出場するにせよ広島のサッカーは同じなので、あとは運動量と戦う気持ちで負けないことではないでしょうか。

 今日の試合会場はアウトソーシングスタジアム日本平で、午後2時キックオフ。1F自由席は前売りで完売している上に、アウェイ側の大部分が「地域交流応援シート」として使われるそうですのでご注意下さい。また2F自由席も残席数が少なくなっていますので、チケットがまだの方はお早めにどうぞ。テレビ中継はNHK広島とNHK静岡、スカパー!のch183(SD画質)とch193(HD画質)、及びスカパー!e2のch803で生放送が予定されています。今日もブログで速報をしますので、スタジアムに行けない&テレビを見れない方はそちらをどうぞ。

|

2010/11/22

清水戦に向けて

明日はJリーグ第32節。「鬼門」の日本平で清水エスパルスと対戦します。
 今シーズンは序盤から突っ走り、第18節まで首位にいた清水でしたが、夏場に勝てなくなり順位は7位まで急降下。ナビスコ杯も準決勝で敗れ、長谷川監督の退任と伊東、市川、ヨンセンらの退団が決まりました。また新監督の噂や藤本の移籍話が浮上するなど、シーズン終了に向けてチームの周辺は騒がしくなってきています。ただ、これがむしろプラスに働いたかこのところ公式戦3連勝。特に藤本が3試合連続ゴールを挙げるなど調子を上げてきています。前回の対戦以降の戦績は次の通り。
NSF2 △1-1 広島  【清】小野、【広】山岸
天3 ○4-1 水戸  【清】岩下、小野、大前、太田、【水】大橋
26H △1-1 京都  【清】原、【京】ディエゴ
27A ○3-0 山形  【清】枝村、藤本、山本真
28H ●1-2 FC東京 【清】大前、【東】平山、大黒
29A ●0-1 C大阪 【C】小松
30H ○5-0 湘南  【清】小野、ヨンセン、藤本、岡崎2
天4 ○3-0 横浜FM 【清】藤本、岡崎2
31A ○3-1 仙台  【清】藤本2、大前、【仙】菅井
 清水はもともと個々の能力が高い上に、長谷川監督の戦術も熟成されていて高い実力を持つチームです。選手みんなが「これが最後」とが気持ちを一つにすれば、非常に手ごわいのは間違いないところ。明日の日本平はいつも以上に厳しい場所になるに違いありません。
 対するサンフレッチェですが、ペトロヴィッチ監督は新潟戦の後に「清水戦は、佐藤寿人をスタートから使いたい。他の選手に関しては、状況を見ながら考えたい」と語っています。従って明日はおそらく、3点を奪った前節後半の布陣が基本となるのではないでしょうか?
        西川

   森脇   中島   槙野

      青山  森崎和

ミキッチ           山岸

     李      山崎

        佐藤寿


SUB:中林、横竹、丸谷、岡本、森崎浩、高萩、大崎
 ACLの出場権獲得の可能性を残す4位に入るためには、ここから3連勝することが絶対条件。まずは一つ上の清水を叩いて、可能性を残して欲しいと思います。

|

2010/11/21

第31節新潟戦

 昨日ビッグアーチで行われた第31節新潟戦は、後半のゴールラッシュで今季最多の4得点を挙げて勝ちました。
 先発は前節と同じ。またベンチにも前節と同じ選手を入れて、次の布陣で戦いました。
        西川

   森脇   中島   槙野

      青山  森崎和
      (→丸谷84分)
ミキッチ           山岸

    高萩      山崎
    (→佐藤寿62分)
         李(→大崎85分)


SUB:中林、横竹、岡本、森崎浩
 対する新潟は、GK:東口、DF:西、永田、中野、酒井、MF:小林(→大野71分)、本間、ジョン・パウロ(→三門57分)、木暮、FW:大島(→田中71分)、ミシェウ、と言うメンバーでした。試合は序盤から広島ペース。5分にクロスのこぼれを森脇が狙ったのを手始めに、広島がゲームを支配します。10分には槙野がコースを狙ってFKを蹴ったものの枠外。11分には相手のプレゼントパスから李が突破してシュートしますが枠を捉えることができません。20分には中島のシュートが相手に当たってコースが変わったもののGKが反応し、その後も何度も広島が攻撃を仕掛けますが引いて守る新潟の守備を崩すことができません。対する新潟は時折ボールを繋いで攻めようとするものの、最後の崩しが無くほとんどシュートに行けず前半はミシェウのクロスにジョン・パウロが頭で当てたシーンのみ。40分過ぎからはハーフコートゲームのように広島が相手ゴール前でパスを繋いだもののシュートを打つところまでも行けず、両者無得点のままハーフタイムを迎えました。
 後半も圧倒的な広島ペースで、ミキッチや李、山崎がサイドから攻め立てます。8分には波状攻撃からクロスに高萩が頭で合わせましたがGK。11分にはクロスのこぼれを森脇が狙いましたが、左足のシュートは枠を捉えることができません。ペトロヴィッチ監督は攻撃の圧力を強めるために佐藤寿の投入を決断し、高萩との交代を審判に伝えます。ところがサンフレッチェはその間にパスを何本も繋いでゲームを切らずに攻め立てて、ついに後半15分、クリアミスを拾った高萩が思い切ってミドルシュート。これが相手に当たってコースが変わってゴールネットに突き刺さり、高萩は大歓声の中で佐藤寿と交代しました。
 その後は新潟もやや攻撃の姿勢を強めて来ますが、広島も負けずにチャンスを作ります。そして19分、山岸が倒されて得たFKを自ら蹴ると、このボールが森脇の頭にドンピシャ。森脇のシュートはGKが弾いたものの詰めていた李が押し込んで、広島が2点目を奪います。更にその3分後にはセンターサークル付近でボールを受けた李がDF3人に囲まれながらも単独突破し、最後は前に出てくるGKを見てループシュート。これが見事にゴールネットに収まってリードを3点に広げました。
 その後新潟は選手交代で流れを変えようとして、36分と37分には続けて西川が横っ飛びでシュートを抑える、と言うシーンも生まれます。しかし広島は落ち着いて相手の攻撃をかわすと、カウンターから更に追加点を狙います。そして40分、右サイドから突破を図った大崎がペナルティエリア内で倒されてPKを獲得。自らキッカーを志願した大崎がGKの動きの反対を突いて駄目押しとなる4点目をゲットします。そしてその後の新潟の最後の攻撃も難なく凌いで、ビッグアーチは勝利の喜びに湧きました。
 ミッドウィークに天皇杯を戦って中2日。しかも攻撃の主軸であるマルシオ・リシャルデスもチョが不在で、ここまで全試合に先発してきた千葉も出場できないと言うことで、新潟は明らかに「引き分け狙い」と言う感じの戦い方をしてきました。低い位置でブロックを作ってゴール前を固め、シュートだけは打たせないと言う守り。ボールを奪っても人数をかけて攻めてくることはなく、攻撃と言えば大島の頭を狙ったクロスぐらいのものでした。そして前半はその狙いがほぼ成功し、広島もボール支配率の割には決定機は作れていませんでした。
 しかし、そんな状況でも選手たちに焦りはなかった、と言います。「相手がブロックを作って守ろうとすると、なかなか崩せるものではない。だから、とにかく焦らないことが重要だった」と言う森崎和幸選手の言葉(携帯サイトによる)通り、ボールを動かして相手を走らせながら疲れが出てくるのを待ちました。そして特に後半からは中盤の選手が前に突っかけることによって相手の守備ブロックのズレを生み出し、隙を作って行きました。先制点のシーンは佐藤寿人選手が交代の準備を済ませてからほぼ3分ほど、パスを繋ぎ、相手に引っかかっても粘り強く奪い、そしてクリアボールを拾って思い切って打ったシュートがゴールになりました。また李の2点目は低い位置まで下がった佐藤寿からのパスが起点で、これまでの形とも通常の2トップとも違う、新しい「1トップ2シャドウ」の形から生まれました。「広島対策」が浸透し、あのガンバでさえ引いて守るようになってしまった今のJリーグ。その中でどうすれば勝てるか、と言うことに対する回答を自ら出した試合だった、と言えるのでは無いでしょうか?
 今節は広島の上にいる3位〜6位が全て勝ったため、G大阪との勝点差が8で、4位、5位との勝点差が4のまま。従って3位は絶望的で4位も非常に厳しい状況になっています。第31節時点で7位と言うのは昨年と同じですが、しかし4位との勝点差が1しかなかったのとは大きな違いです。C大阪、川崎F、清水のどれかが2勝してしまうと追いつけないと言うことですが、しかし他のチームがどうであろうとこちらが勝たなければどうにもならないのも確かです。まずは3連勝して昨年の勝点を越えること。できることを全力でやることが、今のサンフレッチェに残された全てなのだと思います。

ブログ速報 前半 後半
日刊スポーツスコア速報
中国新聞戦評 コーナーフラッグ 中国新聞記事
J's GOALゲームサマリー
Jリーグプレビュー&レポート

|

2010/11/20

今日の新潟戦

新潟日報によると今日の対戦相手の新潟は「連戦による選手の疲労の色は濃く、チームコンディションは万全とは言えない」とのことです。ただペトロヴィッチ監督は「コンディション面では、新潟よりも優位にたっているとみるのが普通だろう。しかし、我々は磐田と120分闘った後、浦和に勝利した。簡単に考えてはいけない」と警戒心をあらわにしています。チームとしていかにしっかりと戦えるか。そしてここぞと言うところでチャンスを生かす事ができるかどうかが、今日の試合のポイントとなるのではないでしょうか?

 今日の試合会場は広島ビッグアーチで、午後5時キックオフ。試合前イベントとしては「サンフレッチェカップ」のU-8, U-10, U-12がいずれも12時から。「フォリアチャレンジ」が3時20分ごろから行われます。またメイン側おまつり広場では、ナビスコカップ決勝を振り返る「THANKS FOR ALL 2010写真展」と「メッセージ記入コーナー」が1時から、献血が12時半から行われます。また「フェイスペイント」はメイン総合案内所前で1時から、「キックターゲット」がファンクラブサロン前で3時からとなっています。

 試合会場限定グルメは、新潟名物の「イタリアン焼きそば」を500円で限定320食提供。おまつり広場のグッズ特設売店では1時から「ガチャガチャフェスタ第3弾」が行われます。また各売店では「シーズン・イヤーDVD」の先行予約を受け付けます。更に「ラ・ベットラ・ダ・オチアイ」では浦和戦で大好評だった「うにクリーム」のパスタを販売します。

 先着プレゼントは「くれしんオリジナルクリアファイル」を3,000名様に、「赤いまめきつねうどん」を1,000名様に、「イナズマイレブン劇場版公開記念!Jリーグオリジナルプロもカード」を小学生以下5,000名様に、そして「ナビスコカップ決勝コレオグラフィーポストカード」を10,000名様に差し上げます。

 テレビですが、スカパー!のch182(SD画質)とch192(HD画質)、及びスカパー!e2のch802(SD画質)で生放送が予定されています。今日もブログでの速報を行いますので、スタジアムに行けない&テレビを見れない方はそちらをどうぞ。

|

2010/11/19

新潟戦に向けて

今年のリーグ戦も残るところ4試合。サンフレッチェは明日の第31節を新潟と戦います。
 開幕から第8節まで勝ちがなく一時は最下位まで落ちた新潟でしたが、広島戦の直後に今季初勝利を挙げるとその後4連勝。第17節まで負けなしで行って一時は5位まで上がりました。その後、矢野の移籍やマルシオ・リシャルデスの離脱等もあってやや勝てない試合が続きましたが、このところ再び調子を上げています。と言うことで、9月以降の戦績は次の通り。
天2 ○3-0 金沢  【新】マルシオ・リシャルデス2、鈴木
22H ●1-2 G大阪 【新】チョ、【G】高木、ドド
23H △1-1 京都  【新】ミシェウ、【京】郭
24A ●0-2 浦和  【浦】柏木、エスクデロ
25A ●1-2 C大阪 【新】大島、【C】播戸、丸橋
天3 ○2-1 町田  【新】田中2、【町】太田
26H ○4-1 名古屋 【新】マルシオ・リシャルデス2、三門、大島、【名】ケネディ
27A △1-1 FC東京 【新】マルシオ・リシャルデス、【東】梶山
28H ○2-1 鹿島  【新】マルシオ・リシャルデス、本間、【鹿】新井場
29A △1-1 磐田  【新】ミシェウ、【磐】前田
30H △1-1 神戸  【新】マルシオ・リシャルデス、【神】朴
天4 ●1-1(PK5-4) 名古屋 【新】田中、【名】三都主
 第26節以降の好調の原因は、何と言ってもマルシオ・リシャルデス。復帰した試合でいきなり2ゴールを決めて久々の勝利に貢献すると、その後も毎試合のように得点を決めて来ています。勝点44の10位と言う位置は、3位は難しくても4位ならば狙える事を考えると、明日はアウェイとは言え勝点3を狙ってくるに違いありません。
 対するサンフレッチェですが、中国新聞によると今週は佐藤寿、李のコンビを生かすためツートップで練習をしているとのこと。とするとメンバーは、たぶんこんな感じになるのではないでしょうか?
        西川

   森脇   中島   槙野

      青山  森崎和

ミキッチ           山岸

        高萩

     李     佐藤寿


SUB:中林、横竹、丸谷、岡本、大崎、森崎浩、山崎
 相手の新潟は水曜日に名古屋で天皇杯を戦って、中2日でアウェイに乗り込んできます。小林慶行とマルシオ・リシャルデスは休ませていますがその他の主力は連戦なので、明日は今季初めて(?)相手よりも有利な条件で戦えます。だからと言って気持ちを緩めずチーム一丸となって戦えるかどうか。それが明日の試合の最大のポイントになりそうな気がします。

|

2010/11/18

Jユース杯徳島戦

先週末(11/13)行われたJユースカップのグループリーグ第5節徳島ユース戦は、9-4で勝ちました。広島の得点は前半16分に砂川、21分に森保、24分、25分、35分に野津田。後半は2分に越智大、4分に森保、18分に越智大、38分に野津田。失点は前半16分と27分、後半21分とロスタイムでした。この結果、サンフレッチェユースの首位でのグループリーグ突破が決まり、1回戦を免除されて2回戦を吉田サッカー公園で行うことになりました。

|

2010/11/17

G大阪戦について

 野球の野村さんの座右の銘に「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし」と言う言葉(元は肥前平戸の殿様の松浦静山の言葉らしい)がありますが、G大阪戦は両チームにとってそんな感じの試合だったのではないでしょうか?西野監督は「勝負に徹した試合を全員が実践できた」と言いつつも「あまりガンバらしい試合ではなかった」と語っているように、本来のサッカーからは程遠い内容で「結果オーライ」と言うところだったと思います。一方サンフは決めるべきところに決められず、大事なところでミスをすれば負けるのも当然。負ければ3位はほぼ無くなる、と言う試合で結果が出せなかったのは、結局のところチームとしての経験不足だったと言わざるを得ないと思います。このチームがもっと本当に強いチームになるためには、まだまだ学ばなければならないことがある、と言うことでしょう。

 しかしだからと言って、下を向く必要もまたないと思います。今年は怪我人が続出する中で何とか中位を維持しながら、最後まで上を狙える戦いをしてきました。そしてここ数年ずっと上位を戦ってきたG大阪に対して、内容的に圧倒する戦いもできました。この敗戦でG大阪相手のリーグ戦は9年間14試合勝ち無しとなってしまいましたが、しかし以前とは中身は変わってきています。このような得意・不得意の関係もいずれは逆転することは、あれほど苦手だった浦和に続けて勝っていることからも分かると言うもの。ガンバは広島にとっての壁ですが、しかし乗り越える時はすぐそこに来ているようにも思います。ナビスコ杯決勝で敗れた後にペトロヴィッチ監督は「もっと強く、もっといいチームになるための試練」だと言っていましたが、この試合もたぶんそう言うことでしょう。これで目標を失ったりせず、最後までしっかりと戦い抜いて欲しいと思います。

(因みに書き出しの部分が携帯サイトのレビューと同じになってますが、これは全くの偶然です。)

|

2010/11/16

サテライト岡山戦

昨日、中四国サテライトリーグの岡山戦が行われ、0-1で敗れました。広島のメンバーは、GK:中林(→下田46分)、DF:脇本(→柳川80分)、横竹、篠原、MF:石川、丸谷、岡本、清水、大崎、森保(→野津田46分)、FW:井波(→西嶋85分)。失点は後半6分でした。

|

2010/11/15

第30節G大阪戦

 昨日アウェイで行われた第30節G大阪戦は、ミスからの失点を取り返すことができず0-2で敗れました。
 怪我で離脱した高柳に代わって山崎を起用して、次の布陣で戦いました。
        西川

   森脇   中島   槙野

      青山  森崎和

ミキッチ           山岸智

    高萩      山崎(→横竹78分)
    (→佐藤寿59分)
         李


SUB:中林、丸谷、岡本、大崎、森崎浩
 対するG大阪は、GK:藤ヶ谷、DF:加地、中澤、山口、安田理、MF:武井、橋本(→佐々木90分)、明神、遠藤、FW:イ・グノ(→平井73分)、宇佐美(→ルーカス46分)、と言うメンバーでした。試合は立ち上がりから広島ペース。高い位置からの守備が効いて、ガンバゴール前に攻め込みます。3分にはロングパスに追いついた山崎が左からクロスを入れて李がダイレクトで叩いたものの枠外に外れます。しかし前半9分、森脇のパスをミキッチが戻したところこれがとんでもないパスミス。フリーで持ったイ・グノがそのまま持ち込んで、西川の逆を突いてゴールネットに沈めました。
 しかし広島はこれで気落ちすることなく攻め続けます。14分には山崎が強烈なミドルを打ったものの藤ヶ谷が反応。22分には山岸のクロスに李が頭で飛び込んだもののわずかに届かず、34分の青山のミドルも藤ヶ谷が弾きます。前半は広島が圧倒的に攻めたものの決めきれず、逆にガンバにワンチャンスをものにされて0-1で折り返しました。
 後半に入ってルーカスを入れたガンバは、前線でのボールの収まりが良くなります。しかしサンフもしっかりとボールを繋ぎ、主にサイドから崩そうとします。6分には槙野のスルーパスで抜け出した山岸のクロスに李が合わせたものの、うまくヒットできずに枠外。9分にはCKから森脇が右足で叩きましたが枠を捉えることができません。逆に15分、微妙なジャッジで与えたガンバのFKで、遠藤のボールにルーカスが合わせてリードを2点に広げられました。
 何とか追いつきたいサンフは、佐藤寿を投入して李をトップ下に下げ、その後横竹の投入により青山を前に出して2トップにして攻めます。後半17分には槙野のクロスに李がダイレクトで合わせたものの枠外。20分には佐藤寿のミドルが枠を捉えましたが藤ヶ谷に弾かれます。更に32分の槙野のFKは藤ヶ谷に防がれ、35分の李のFKはバーに当たって下に跳ね返り、詰めていた佐藤寿はオフサイドを取られます。その後もサンフは最後まで攻め続けたもののガンバの壁は崩れず得点の無いままに試合が終わってしまいました。


ブログ速報 前半 後半
日刊スポーツスコア速報
中国新聞戦評 コーナーフラッグ 中国新聞記事
J's GOALゲームサマリー
Jリーグプレビュー&レポート

|

2010/11/14

今日のG大阪戦

ホットニュースと中国新聞によると、高柳が怪我をした後は森崎浩がトップ下でプレーしたそうですが、ペトロヴィッチ監督によると「決していいコンディションではない」とのことで、C大阪戦以来の山崎の先発の可能性もありそう。また佐藤寿についても監督は「長い休みの後だけに、90分を戦うことは難しい」と言うことで、途中からの出場の可能性が高そうです。

 今日の試合会場は万博記念競技場で、午後7時半キックオフ。テレビはスカパー!のch181(SD画質)とch191(HD画質)、及びスカパー!e2のch801(SD画質)で生放送が予定されています。今日もブログで速報を行いますので、スタジアムに行けない&テレビを見れない方はそちらをどうぞ。

|

2010/11/13

G大阪戦に向けて

明日はJリーグ第30節。サンフレッチェはアウェイでG大阪と戦います。
 現在3位と優勝の可能性もわずかに残すG大阪ですが、このところ下位チーム相手の苦戦が続き勝点が伸びず、残り5試合で首位との勝点差が10に開いています。前回の対戦以降の戦績は次の通り。
NQFH ●1-2 広島  【G】ドド、【広】佐藤寿、森崎浩
22A ○2-1 新潟  【G】高木、ドド、【新】チョウ
23H ○3-2 C大阪 【G】宇佐美、中澤、安田理、【C】乾、アマラウ
24A ○2-1 川崎F 【G】中澤、ルーカス、【川】黒津
25A ●1-2 山形  【G】平井、【山】下村、宮崎
天3 ○3-2 栃木  【G】イ・グノ、平井、大塚、【栃】高木、船山
26H ○5-1 大宮  【G】イ・グノ2、宇佐美、平井2、【宮】深谷
27A ○2-1 京都  【G】佐々木、平井、【京】安藤
28H ●2-4 神戸  【G】宇佐美、イ・グノ、【神】吉田、河本、小川、ボッティ
29A △1-1 FC東京 【G】中澤、【東】大黒
 神戸戦は「今季、一番出来が悪かった。非常にショッキングな試合」と西野監督が振り返ったほど。前節も前半は思うようなサッカーができず、FC東京に圧倒されてしまいました。しかし後半からの宇佐美の投入が功を奏して逆襲し、引き分けながら良いイメージで試合を終えています。逆転優勝のためにはもう全勝しかないG大阪は、必勝体制で明日の試合に臨むに違いありません。
 対するサンフレッチェですが、昨日の練習中に高柳が怪我をして、「左ひざ前十字靭帯損傷」と診断されて今季中の復帰は絶望的になりました。またサテライトの徳島戦ではストヤノフが右足の底を痛め、桑田も右ひざに違和感を訴えるなど怪我人も増えています。ただ、携帯サイトによると今週の練習は非常に活気がありチーム状態は良さそう。今年はレギュラーが欠けても誰かが埋める、と言うことを続けてきているので、大きな問題はないでしょう。メンバーですが、私は次のように予想します。
        西川

   森脇   中島   槙野

      青山  森崎和

ミキッチ           山岸智

    高萩     森崎浩

         李


SUB:中林、横竹、丸谷、清水、大崎、山崎、佐藤寿
 前節、佐藤寿が復帰してチームを救う活躍を見せたのでできれば先発で起用したいところですが、しかし李も同点ゴールを決めるなど好調を維持しているため先発交代、と言うわけにも行かないでしょう。前節の後半途中までのようにツートップで行く可能性もありますが、監督が「クラシック」と表現しているように先発からその布陣で行く可能性は高くないと思われます。従って明日はどの時間帯でエースを起用するかが最大のポイントとなりそう。ベンチも含めたチーム全員の力を合わせて、上位に食らいついて行って欲しいと思います。

|

2010/11/12

槙野が横浜に断り

スポーツ紙各紙の報道によると、槙野がオファーがあった横浜FMと柏を断って、来季の所属を名古屋移籍、広島残留、欧州挑戦の3つに絞ったのだそうです。現時点での海外からの正式オファーはないそうですが、欧州リーグの冬の移籍期間は1/1-31なのでどこも動くのはこれから。どのチームも弱点の補強が目的となるため、ぎりぎりまで可能性を探りつつ駆け込みで決まることも多くなります。とことん海外からのオファーを待つか、それとも早く契約をはっきりさせて来夏以降の移籍を目指すのか。代表の活動が年明け早々から始まることも考えると、私は後者の方が良いのではないか、と思うのですが。

|

2010/11/11

増田へオファーか

報知新聞によると、サンフレッチェがU-21代表で流通経済大のGK増田卓也選手の獲得に乗り出していることが分かった、とのことです。増田は広島皆実高出身で、2年生からレギュラーに定着して2年連続で高校選手権のベスト8進出に貢献するとともに、大会優秀選手にも選出されていました。またサンフレッチェの練習にも高校生の時から参加していて、今春のトルコキャンプにも帯同していたとのこと。まだ3年生なので加入するとしても再来年からになりますが、既に獲得のオファーも出しているのだそうです。サンフレッチェのGKは西川、中林、下田、原といて過当競争気味ですが、しかし古くは前川vs河野、その後は前川vs下田などレベルの高いポジション争いから「GK王国」を作ってきたと言う歴史があるだけに、増田の獲得はチームにとって非常に重要だと言うことなのかも知れません。

 なお各紙の報道によると、槙野は8日に名古屋と交渉の席を持ち年俸4200万円3年契約を提示されている、とのこと。10日にも結論を出すのではないかと見られていましたが、しかし昨日は「まだ何も決めていないし、整理できていない」と長期化を示唆していたそうです。

|

2010/11/10

Jユース杯愛媛戦、徳島戦

10/30と11/7にJユースカップのグループリーグが行われ、サンフレッチェユースはいずれも勝って首位をキープしました。まず10/30のホームでの愛媛FCユース戦のスコアは6-2。得点は20分に砂川、33分に川森、56分に平田、61分に井波、63分に川森、72分に金村(愛媛)、76分に末廣、82分に林(愛媛)でした。続いて11/7のアウェイでの徳島ユース戦は4-0で、18分に井波、19分に森保、37分に野津田、74分に川森でした。この結果サンフレッチェユースは4試合を終えて勝点10。2位愛媛、4位徳島がいずれも5試合を終えて勝点がそれぞれ6と4なので、広島ユースの2位以上が確定して決勝トーナメント進出が決まりました。

|

2010/11/09

サテライト徳島戦

昨日「中四国サテライトリーグ」の徳島戦がアウェイで行われ、4-2で勝ちました。サンフレッチェのメンバーは、GK:中林(→下田46分→原75分)、DF:横竹、ストヤノフ(→脇本84分)、篠原、MF:石川、丸谷、岡本、清水、桑田、大崎、FW:井波(→柳川46分→森保78分)。得点は前半29分に井波、42分に大崎。後半10分に清水、11分に輪湖、16分に清水、そして45+1分に岡でした。

|

2010/11/08

第29節浦和戦

 昨日広島ビッグアーチで行われたJリーグ第29節浦和戦は、前半に先制を許したものの後半に2点を奪って逆転勝利。ACL出場権獲得に望みを繋ぎました。
 調子が上がってきた、と言う青山を3試合ぶりに先発起用し、次の布陣で戦いました。
        西川

   森脇   中島   槙野

      青山  森崎和

ミキッチ           山岸智

    高柳      高萩(→佐藤寿46分)
    (→山崎60分)
         李(→森崎浩79分)


SUB:中林、ストヤノフ、横竹、丸谷
 対する浦和は、GK:山岸範、DF:岡本(→濱田86分)、堀之内、坪井、平川、MF:細貝、柏木、原口(→鈴木62分)、高橋、FW:サヌ(→高崎84分)、エジミウソン、と言うメンバーでした。試合の前半は圧倒的な広島ペース。パスが良くつながり、また高い位置からの守備が効果的で何度も攻め込みます。1分には李がファーストシュートを放ち、8分にはスローインから山岸智がペナルティエリア内からシュートしましたがブロックされます。その後浦和も反撃し、10分にはエジミウソンの強烈なミドルから波状攻撃を受けますが凌ぎます。17分には森崎和の守備で奪ったボールを李が後ろ向きでボールを受け、反転してスルーパス。抜け出した高柳がフリーで打ちましたがGKにセーブされます。更に26分には森脇のクロスに3人がなだれ込みましたが押し込めません。いつ得点が入っても不思議では無いと言う展開でしたが、しかし先制点を奪ったのは浦和の方でした。前半30分、ペナルティエリアのすぐ外で槙野が細貝に後ろから倒されてボールを奪われましたがファウルを取ってもらえず、こぼれを拾ったエジミウソンにそのままシュートを決められてしまいました。その後サンフは41分の森脇のシュートや青山、高萩のパスからのチャンスなど良い形を作ったものの得点は奪えず、1点ビハインドで前半を終わることになりました。
 ペトロヴィッチ監督は「クラシックな2トップでリスクを負って攻め」ようと、後半立ち上がりから佐藤寿を投入します。そしてそれが早速功を奏したのが後半6分のことでした。森脇のスルーパスに右サイドの高い位置で追いついたミキッチがマイナスのクロス。これをポジションを下げて待ちかまえた李が見事なダイレクトボレーを決めて同点に追いつきました。
 この後は勝ち越しを狙って両チームとも激しくボールを奪い合い、そして交互にゴール前に攻め込みます。9分には高柳がミドルを放ちましたがGK正面。10分にはエジミウソンが抜け出してペナルティエリア内からシュートしましたが、槙野が顔面でブロックします。後半14分には岡本サイドから侵入され、ワンツーからシュートされましたがミスに救われます。広島は後半15分に山崎を投入。浦和は直後に鈴木をボランチに入れて柏木のポジションを上げ、お互いに中盤を強化して戦いのピッチを上げます。17分にはサヌが抜け出してペナルティエリア内で倒れましたがPKのジャッジは無し。24分には山崎のクロスを受けた李がループシュートを狙いましたが、山岸範が指先で触ってゴールできません。29分にはGKからのボールに中島がかぶってしまい、エジミウソンがフリーで抜け出しましたが西川が落ち着いてセーブします。両チームとも激しく攻め合いながらも得点できず迎えた後半ロスタイム。中盤での奪い合いから山崎が前を向くと左サイドにループ気味にパスを出します。ここに走り込んだ佐藤寿は左足で軽く浮かしてGKをかわすと、次のタッチでゴールへのパス。帰ってきたエースの見事な得点の勢いで浦和を押し切り、サンフレッチェが貴重な勝点3をゲットしました。
 相手は1週間休みがあったのに対してこちらは中3日。しかも必勝を期して臨んだ決勝で120分間戦って敗れ、肉体的にも精神的にもダメージを受けて迎えた試合でした。また前節横浜FM戦は久々の敗戦で9位に後退し、ACL出場権獲得にも暗雲が漂う状況でした。ところが試合が始まってみれば、広島の選手たちの集中力は素晴らしいものだったと思います。特に素晴らしかったのは中盤の守備。何度も相手に身体を寄せてボールを奪っていた森崎和を先頭に、ボールの競り合いに決して負けずに戦い抜きました。ペトロヴィッチ監督は今週の練習中に決勝での敗戦をJ2降格に例え「成長のきっかけにしなければならない」と強調していたそうですが、まさにその言葉通りのプレーでした。本当に強いチームになるために何をする必要があるのか。いかにチーム全体で強い気持ちを持って戦わなければならないか。決勝でで学んだことを実戦で生かす事ができたからこそ、勝利を得ることができたのではないでしょうか。
 そしてその原動力となったのは、決勝でベンチスタートだった経験豊富な選手たちでした。久々の先発となった青山は素晴らしい運動量で中盤を締め、また何度も精度の高いロングパスを繰り出して攻めのリズムを作りました。また途中交代だった山崎も、決勝点を導く素晴らしいパスを出しました。そして、何と言っても我らがエース・佐藤寿人。練習でもやったことが無かったと言うツートップでは潰れ役となって李の同点ゴールを引き出し、本来のワントップとなってからは持ち前のボールの無いところの動きで相手DFラインを揺さぶりました。そして、決勝点となった後半ロスタイムのゴール。ここしかない、と言うところでボールを受けて、ほんの一瞬の間にGKをかわしてシュートを決めて見せました。まさに彼にしかできないような技巧的なゴールだったにも関わらず、「浩司が中でフリーだったらしいんだけど、それも見る余裕もなかった...まだ、そういうのが見えていない状態だし、コンディションをもっと上げなければいけないなと思う」と反省しているのですから恐れ入ります。「広島に移籍して、今日が一番嬉しい」と言うこのゴールは彼自身の再出発と言うだけでなく、チームがタイトルを目指して新たな出発を切るスタートとなるものだ、と言えるでしょう。
 この勝利で順位は1つ上がっただけですが、3位G大阪との勝点差は7から5に縮まりました。次の試合はそのG大阪が相手なので、勝てば一気にACL出場権獲得が現実味を帯びてきます。今週はしっかりと身体のケアと練習をして、日曜日の「決戦」に臨んで欲しいと思います。

ブログ速報 前半 後半
日刊スポーツスコア速報
中国新聞戦評 コーナーフラッグ 中国新聞記事
J's GOALゲームサマリー
Jリーグプレビュー&レポート

|

2010/11/07

今日の浦和戦

ホットニュースによるとペトロヴィッチ監督は「水曜日に120分を戦ったばかりで、選手たちは肉体的にも疲れていると思う。ほぼ手中に収めていたカップが終了直前に手からすり抜けていったことを考えれば、メンタル的にも落ち込んでいるだろう。簡単な状況ではない」と語っています。いかに気持ちを切り替えて戦うことができるか、そして疲労を乗り越えて走ることができるかが、勝負のカギとなりそうです。

 今日の試合会場は広島ビッグアーチで、午後1時キックオフ。試合前イベントとしては、「サンフレッチェカップ」のU-10とU-11が9時から、「フォリアチャレンジ」が11時20分ごろから行われます。メイン側おまつり広場では9時から「三次市PRブース」「デオデオクラブブース」「メッセージ記入コーナー」が行われます。またメイン総合案内所前では「フェイスペイント」が9時から、ファンクラブサロン前では「キックターゲット」が11時から行われます。先着プレゼントは近大工学部提供の「てくたまマフラータオル」を500名様に。サンフレッチェクラブ会員限定の先着プレゼントは、槙野選手のプレミアム選手カードです。試合会場限定グルメは、レッズの「赤」に因んだ「キムチ鍋」を300円で限定320食提供。「ラ・ベットラ・ダ・オチアイ」ブースには落合務シェフとバリラジャパンの豊田会長が登場し、実際にパスタを作って提供します。今日は2万人を越える入場者があるのではないか、と言う予想ですので、駐車場は大混雑が予想されます。なるべくアストラムラインやシャトルバス等をご利用下さい。

 テレビですが、スカパー!のch181(SD画質)とch193(HD画質)、及びスカパー!e2のch803(SD画質)で生放送が予定されています。今日はスカパーは無料開放デーとなっていますので、Jリーグセット等の契約のない方もぜひご覧下さい。更に久々にブログでの速報をやりますので、スタジアムに行けない&テレビを見れない方はそちらをどうぞ。

|

2010/11/06

浦和戦に向けて

明日はJリーグ第29節。サンフレッチェはホームで浦和レッズと戦います。
 フィンケ監督が2年目の指揮を執る浦和はようやく戦術も浸透し、第19節からは8試合続けて負けなしを続けて徐々に順位を上げてきました。しかしここ2試合は攻めても点が取れない病?が再発して連敗。フィンケ監督の退任がささやかれる等、チーム周辺は騒がしくなってきています。前回の対戦以降のリーグ戦の戦績は次の通り。
14H ●0-1 広島  【広】槙野
15A ○4-0 京都  【浦】サヌ、ポンテ、エジミウソン、宇賀神
16H ●0-1 大宮  【宮】ラファエル
17A ●0-1 神戸  【神】三原
18A ●1-3 名古屋 【浦】宇賀神、【名】闘莉王、玉田2
19H △1-1 仙台  【浦】OG、【仙】OG
20A ○4-1 湘南  【浦】スピラノビッチ、エスクデロ、エジミウソン2、【湘】島村
21H △1-1 鹿島  【浦】ポンテ、【鹿】本山
22A ○1-0 FC東京 【浦】ポンテ
23H △1-1 清水  【浦】エジミウソン、【清】岡崎
24H ○2-0 新潟  【浦】柏木、エスクデロ
25A ○2-1 大宮  【浦】高崎、柏木、【宮】ラファエル
26H ○2-0 C大阪 【浦】エジミウソン、原口
27A ●1-2 磐田  【浦】エジミウソン、【磐】ジウシーニョ、那須
28H ●0-1 山形  【山】田代
 前節は相手の倍以上となる22本のシュートを打ち、CKも13対2と圧倒しながらセットプレーに泣いて敗戦。「これしかない」と言う山形の術中にはまって悔しい敗戦を喫しました。ただ、現在の勝点は41で広島より1つ少ないだけ。上位がもたついていることを考えると勝てば大きく上がる可能性もあるだけに、ここで勝ってもう一度流れを取り戻したい、と考えているに違いありません。
 対するサンフレッチェは120分間戦ったナビスコ杯決勝から中3日でリーグ戦を迎えます。身体的疲れはもちろんのこと精神的な疲れも無視できないので、選手起用は両面のコンディションを考慮して判断することになるのではないでしょうか。と言うことで、私のメンバー予想は次の通り。
        西川

   横竹  ストヤノフ  槙野

     青山    中島

森脇              山岸

    高萩      山崎

         李

SUB:中林、森崎和、ミキッチ、丸谷、森崎浩、高柳、佐藤寿
 残り6試合でACL圏内の3位との勝点差は7。従って全勝かそれに準ずる成績を挙げなければ追いつくのは難しいところですが、ただ浦和に続いてG大阪、新潟、清水との対戦を残しているので直接叩けば上に行ける可能性が高くなります。最後まで上位進出の可能性を残すためには、明日は絶対に負けるわけにはいきません。

|

報知新聞の報道から

一昨日の報知新聞によると、ペトロヴィッチ監督の留任と山岸の完全移籍、そしてストヤノフの今季限りでの退団が濃厚になった、とのことです。ペトロヴィッチ監督には昨年は横浜FMからのオファーがあり、今年も浦和がオファーを検討する等いろいろと噂が絶えませんが、しかし昨年結んだ2年契約があと1年残っているため留任は既定路線。むしろ来季以降もチームを任せるつもりであれば、改めて複数年契約を結び直す、と言うことがあるかも知れません。また山岸ですがレンタル元の川崎Fとの契約は今季限りで切れるため、完全移籍には何の問題も無いはずで、来季は今年以上にチームの中心選手として活躍してくれるに違いありません。一方ストヤノフですが、仮にこの情報が本当だとすれば残念なことだ、と言えます。このところ出場機会が減っていますが、元はと言えば代表招集でコンディションを崩したのが原因。ブルガリア代表も監督が代わったため以前ほど頻繁に代表に呼ばれることも無さそうですし、チームに専念すればまだまだ貴重な戦力になると思います。ストヤノフがいなければリベロは中島しかいないわけで、ここで契約を更新しないとするならば代わりになる選手の獲得は至上命題になる、と言えるのではないでしょうか?

|

2010/11/05

G大阪戦と清水戦の応援バスツアー

サンフレッチェは、11/14(日)に行われるJリーグ第30節G大阪戦のアウェイ応援バスツアーの参加者を募集しています。日程は11/14の午前11時15分に広島西飛行場、11時45分に広島駅に集合し、午後7時半からの試合を観戦して翌日早朝(3時に広島駅、3時半に広島西飛行場)に戻って来ます。料金はバス代、自由席チケット代、旅行保険代金を含んで高校生以上が12,100円、小中学生が11,100円。サンフレッチェクラブ会員はそれぞれ2,000円引きとなります。募集人数は110人で、〆切は11/7(日)となっていますので行きたいはお早めに。お申し込み、お問い合わせはデオデオ旅行社「サンフレッチェ広島 ガンバ大阪戦応援バスツアー係」(082-240-3447)までどうぞ。

 ところでサポーターグループの主催で、11/23の清水戦の関東からの応援ツアーも行われます。こちらは東京駅丸の内口に7時45分に集合し、午後8時頃東京駅に戻ってくる日帰りバスツアーです。料金はバス代と保険料込みで大人小人同額の5,300円。チケット代は別ですが、希望者にはゴール裏2Fの団体割引チケット(大人1,955円、小中高生680円)を用意するとのことです。参加を希望する方はメールの表題に「清水戦バスツアー」と書いてsanfreccetour@gmail.comまでお送り下さい。

|

2010/11/04

ナビスコ杯決勝磐田戦

 昨日秋晴れの国立競技場で行われたナビスコカップ決勝の磐田戦は、一時は逆転したものの後半終了間際に追いつかれ、延長で3点取られて3-5で敗れました。
 ペトロヴィッチ監督は3日前の横浜FM戦のメンバーから1人だけ入れ替えて次の布陣で戦いに臨みました。
        西川

   森脇   中島   槙野

     森崎浩  森崎和
     (→青山56分)
ミキッチ            山岸
(→横竹78分)
    高柳      高萩
    (→山崎46分)
         李


SUB:中林、ストヤノフ、丸谷、佐藤寿
 対する磐田のメンバーは、GK:川口、DF:山本康、古賀、イ・ガンジン(→大井49分)、山本脩、MF:那須、上田、西、船谷(→菅沼60分)、FW:ジウシーニョ(→山崎77分)、前田。立ち上がりは緊張からか、あるいは磐田の前からのプレッシャーのためか落ち着かない時間帯が続きます。磐田は16分に上田がFKで狙いましたが枠外。広島も21分にミキッチのクロスに森脇が頭で合わせ、32分には森崎浩がミドルを狙いますがいずれも枠を捉えることができません。逆に36分、DFラインのプレスにたまらず西川が遠くに蹴り出しましたが、これが距離が出ず船谷が拾って右サイドに展開。前田が中を良く見てクロスを入れると、飛び込んできた船谷にぴたりと合って頭で決められてしまいました。しかし広島もすぐに反撃し、42分にミキッチがDF3人に囲まれながらも突破して鋭いクロス。飛び込んだ李のシュートは当たり損ない気味だったものの、それが川口の逆を突いてゴールに転がり込みました。
 ペトロヴィッチ監督は後半立ち上がりから山崎を投入し、一気に逆転を狙います。そして後半3分、森崎和からのロングパスを受けた山岸がそのまま左サイドを突破してシュート。ボールは川口の股間を抜いてネットに突き刺さり、目論見通り広島が勝ち越しに成功しました。
 その後磐田は早め早めの選手交代で反撃を試みます。6分には西がドリブルでペナルティエリア内に侵入してシュートしたものの枠外。18分にはクロスにジウシーニョに頭で合わせましたが西川がキャッチし、菅沼、那須のシュートも守備陣が防ぎます。DFラインに横竹を入れて逃げ切りを図る広島。終盤は一方的に攻められますが何とか凌ぎ、あと数分の我慢と言うところまで来ます。しかし後半43分、上田のCKに那須が頭で合わせると飛びつく西川の手の先を抜けて前田にこぼれ、これを押し込まれて同点に追いつかれてしまいました。
 延長に入ると両チームともに激しく攻め合います。延長前半3分には高萩のミドルシュートがバーを直撃すると、逆に9分には上田の直接FKを西川の手とバーが弾きます。そして延長前半12分、上田のCKを那須が頭で逸らして菅沼にボレーシュートを決められ、その2分後には山崎に単独突破からゴールを奪われてあっという間に2点差を付けられてしまいました。
 しかしこれで諦めないのがサンフレッチェ。延長前半終了間際に槙野が長距離FKを狙い、1本目は壁にブロックされたものの2本目を見事にゴール左隅に決めて1点差に迫ります。ところが延長後半4分、セットプレーからボールが前田に渡り、胸トラップからDFをかわしてループシュート。これがネットに収まって点差は再び2点に広がります。延長後半ロスタイムにはペナルティエリア内で倒されてゲットしたPKを槙野が自ら蹴りましたが、素晴らしい反応を見せた川口が弾き、これを拾ってもう一度シュートしましたが惜しくも枠外。その直後に終了のホイッスルが鳴り、歓喜のサックスブルーの脇で紫の選手たちはバタバタと倒れ込みました。
 この試合で「サンフレッチェらしいサッカー」ができたか、と言うとそうでも無かったと思います。緊張感からかあるいは磐田のプレスに戸惑ったか、序盤はDFラインからのビルドアップができず先制点を許したのはクリアミスからでしたし、その後もパスワークの冴えが無かったように思います。そして終盤は相手よりも休みが1日少なかったことが影響したか、運動量が落ちて一方的に攻め込まれました。森崎浩が「視野が狭くなった」と言うことで後半11分に交代し、ミキッチも疲れのために横竹に代えざるを得なくなって早い時間帯に交代枠を使い切ってしまったことも含め、サンフレッチェの力をフルに発揮できなかったのは残念だったと思います。
 しかしその一方で、この試合は別の意味で「サンフレッチェらしい」ゲームだった、とも言えます。1点目になったミキッチの突破と李の泥臭いシュート。森崎和のピンポイントのロングパスと山岸がドリブル突破から股抜きで決めた2点目。そして槙野の強烈なFKが決まった3点目。得点の全てはいかにも広島、と言うパターンでしたし、逆に失点もセットプレーから、あるいはパスミスやマークミスからの「安い失点」でした。そして選手たちの頑張りも感動的で、特に延長に入って2点リードされても決して諦めず、最後の最後まで攻撃的な姿勢を貫きました。このチームのモットーである「人もボールも動き、人の心を動かすサッカー」の前半部分はあまりできなかったとしても、後半の「人の心を動かす」ことはできた、と言えるでしょう。残念ながらタイトル獲得はなりませんでしたが、ファイナリストにふさわしい戦いでナビスコカップの歴史に残る決勝戦を戦うことができたことは、誇りに思って良いと思います。今季のリーグ戦の残り試合を悔いなく戦って、そして来年こそはタイトルが取れるよう新たなスタートを切って欲しいと思います。

フォトレポート
日刊スポーツスコア速報
中国新聞戦評 中国新聞記事1 中国新聞記事2
J's GOALゲームサマリー
Jリーグプレビュー&レポート

|

2010/11/03

今日のナビスコ杯決勝

ホットニュースによるとペトロヴィッチ監督は決勝に向けて「高すぎるモチベーション、強すぎる気持ちはマイナスに作用することもよくある。いいモチベーション、いい精神状態をうまく作り出せるかどうかが鍵になってくると思う」と語っています。今日は「勝ちたい」と言う気持ちで負けないのも重要ですが、それよりもプレッシャーに負けずに試合を楽しめるかどうか、がポイントになるのかも知れません。

 今日の試合会場は国立霞ケ丘競技場で、午後2時5分キックオフ。会場では来場者サービスとして「記念撮影パネル」「フェイスペインティング」「サッカーゲーム」を実施するほか、入場者には「チップスターS」と「オレオビッツサンド」及び大会プログラムと「FINALカード」をプレゼントします。またご当地グルメとして磐田のうなぎ丼としらす丼、広島のお好み焼きとあなご丼をそれぞれ800円で提供します。更に当日券ですが、9時から自由席のみ販売しますので、チケットをまだ購入されていない方はお早めにどうぞ。

 テレビはフジテレビ系列で全国生中継されるほか、BSフジとフジテレビTWOでも予定されています。私も今日は当然国立に行きますので、ブログでの速報はなし。スタジアムに行けない&テレビを見れない方は、携帯サイトの速報をどうぞ。

|

高萩がニューヒーロー賞受賞

昨日、ナビスコ杯決勝の前夜祭が行われ、高萩洋次郎選手が「ニューヒーロー賞」に選出されました。ニューヒーロー賞はナビスコ杯の予選リーグから準決勝を通じて最も活躍が顕著だった23歳以下(3/31時点)の選手に与えられる賞で、過去にこの賞を受賞している選手だけが対象外。試合を取材した報道関係者の投票をもとに、Jリーグチェアマン、専務理事、常務理事、技術委員長からなる選考委員会で選出されます。これまでに受賞した選手は1996年から通算して14人で、名波や高原、長谷部、阿部らその後代表で主力となった選手も多くいます。2007年の安田(G大阪)、2008年の金崎(大分)、そして昨年の米本(FC東京)とニューヒーロー賞に選ばれた選手がいたチームが優勝しているとのことなので、タコの「源さん」の予想とともに広島にとっての好材料がまた一つ増えた、と言えるかも?

|

2010/11/02

ナビスコカップ決勝に向けて

明日はいよいよタイトルを賭けて、ナビスコカップ決勝をジュビロ磐田と戦います。
 第26節に広島と引き分けた後の磐田は、続く浦和戦に逆転勝利。台風が接近する中で行われた土曜日の川崎F戦では、悪条件をものともせずに最後まで勝ちを狙って死闘を演じ勝ち点1ずつを分け合いました。リーグ戦では7試合連続で負け無しを続けている磐田は、Jリーグで今最も乗っているチームの一つ、と言えるかも。広島との相性の良さや休みが1日多かったこと等を考えると、こちらよりも楽な気持ちで明日の試合に臨むのではないか、と思います。
 対するサンフレッチェのメンバーですが、ペトロヴィッチ監督は横浜FM戦の後に多少の入れ替えを示唆しています。横浜FM戦でサブだった選手のほとんどが本来のレギュラーなので誰が出てもおかしくはないのですが、しかし重要なのはコンディション。ペトロヴィッチ監督はいつものように名前や実績ではなく、その時にベストと思われるメンバーを選抜するものと思われます。と言うことで、私の予想は次の通り。
        西川

   横竹   中島   槙野

     青山   森崎和

ミキッチ            山岸

    高柳     森崎浩

         李

SUB:中林、森脇、ストヤノフ、丸谷、高萩、山崎、佐藤寿
 横浜FM戦ではリーグでの久々の敗戦を喫した事で、ここまで来ていた良い流れが止まってしまうような気がしないでもありません。ただ、逆にこの敗戦は逆にチームを引き締める効果もあるはず。相手よりも走ること、球際で負けないこと。そして勝ちたい気持ちで相手を上回ることが何よりも重要だと言うことを肝に銘じて、明日の試合に臨んで欲しいと思います。

|

2010/11/01

第28節横浜FM戦

昨日ニッパツ三ツ沢球技場で行われた第28節横浜FM戦は、高萩のゴールで先制したものの逆転されて、9試合ぶりの黒星で9位に後退しました。
 先発メンバーは前節と同じ。また佐藤寿がベンチ入りして、以下の布陣でこの試合に臨みました。
        西川

   横竹   中島   槙野

     森崎和  森崎浩(→青山64分)

森脇              山岸
(→ミキッチ54分)
    高萩      高柳(→山崎77分)

         李

SUB:中林、ストヤノフ、丸谷、佐藤寿
 対する横浜FMは、GK:飯倉、DF:波戸、栗原、小椋、田中、MF:清水、松田、兵藤(→狩野88分)、中村、FW:小野(→端戸83分)、山瀬(→松本90+2分)、と言うメンバーでした。29日に亡くなった津村二葉寮長を悼んで全員が左腕に喪章を巻いてピッチに立ったサンフレッチェ。キックオフのボールから槙野がロングシュートを狙って試合の幕を開けます。そしてどんどんパスを回して攻め込みますが、しかし横浜もすぐに修正し、中村俊輔を起点にサイドへの展開と小野や兵藤の突破からチャンスを作ります。やや押され気味となった広島はカウンターから得点を狙いますが、それが実ったのは前半25分のことでした。相手の攻撃をはね返したボールを高柳がドリブルで持ち込むと李へのパス。DFが対応したもののこぼれ球に走り込んだ高萩がゲットし、広島が先制点を奪いました。
 リードされた横浜は、早い時間に追いつくべく攻勢を強めます。そして29分には中村のスルーパスに走り込んだ松田がループシュートを狙ったものの枠外。30分には中村のFKが枠内に飛びましたが西川ががっちりキャッチします。しかし34分、広島の右サイドを狙われ、何とかクリアしようとしたもののボールを拾った田中が思い切ってシュート。これが小野の頭に当たってコースが変わり、西川の逆を突いてゴールに収まってしまいました。
 後半に入っても7分には山瀬に決定的なシュートを許すなど広島はなかなかペースをつかめません。そこでペトロヴィッチ監督はまず後半8分にミキッチを投入し、更に森崎浩を青山に代えて右サイドからチャンスを作ろうとします。そして24分には横竹のクロス?シュート?が横浜ゴールを襲いましたが飯倉がファインセーブ。その後も広島がボールを支配して攻め込みますが、なかなか良い形でシュートまで持ち込めません。逆に後半35分、低い位置でボールをキープする中村を3人で囲んだもののかわされ、ドリブルから右サイドに上がっていた栗原へのパス。中央に折り返したボールに走り込んだ清水が西川のブラインドからシュートを決めて、ついに逆転を許してしまいました。
 何とか追いつきたい広島は、右サイドの突破から、あるいは青山のロングパスからチャンスを広げようとします。しかし横浜守備陣のマークは厳しく、李も山崎も良い形でボールを持つことができません。また横浜のカウンターも鋭く、DFも思うように攻撃参加できません。結局ロスタイムの3分を生かすこともできないままにタイムアップとなり、広島はあまり良いところを見せることのできないままに敗戦のホイッスルを聞くことになりました。
 試合後に横浜の木村監督は「まんまとハマった感じ。あまり言うことはない。してやったり、どうだ、と言った感じです」と語っています。横浜は松田を中心に兵藤と清水がその両脇を固めてトリプルボランチとし、高柳&高萩と3列目との関係を寸断。また5試合連続ゴール中だった李はDFとボランチで挟み込んで前を向かせず、ポストプレーも許さずシュート0に抑え込みました。また攻撃面ではトップ下で自由を与えられた中村から両サイドに流れた小野、山瀬、兵藤らにパスが自在に通り、それゆえ森脇や槙野が攻撃参加しにくい状況となってしまいました。7月に0-3で敗れた屈辱を果たすべく、また前節鹿島相手に完敗を喫した悔しさを晴らすべくチーム一丸となってこの試合に賭けていた横浜。この日の敗因は相手のこの試合に賭ける気迫に負けた、と言うことなのではないかと思います。
 逆に広島側の敗因は、ペトロヴィッチ監督の言うように「ずっと多数の怪我人を抱え、ギリギリで戦ってきたために選手たちに少し疲れも見える」と言うことにあるのではないでしょうか。この日の先発は前節と同じでベンチには本来レギュラーだった選手が並んでいましたが、それはここまで負けなしで来たメンバーで戦った、と言う理由だけでは無いでしょう。むしろ元々試合に出るべき選手のコンディションが整っておらず、ベンチスタートにせざるを得なかった言う側面は否定できないと思います。連戦とその緊張の中で常にベストパフォーマンスを出せるとは限らないと言うこと。また続けて出ているうちに相手に研究され、それを上回る力を出せないこと。経験の少ない選手にとっては厳しい状況が来るのはある意味当然なわけで、それがこの試合で出てしまったと言うことなのではないでしょうか。
 勝って決勝に行く、と言う横浜戦に臨む思いは悪くなかったと思うのですが、しかしリーグ戦はそのような意気込みで乗り切れるほど甘いものではなかった、と言うことでしょう。「この試合」に賭けて来た横浜と「この試合の次」を考えていた広島の差が、ここに出たと言うべきなのかも知れません。しかし、だからと言ってダメかと言えばそうではない。むしろこの敗戦から何を学ぶかが問題なのではないかと思います。広島対策を練り、決勝の舞台に出てくるであろうジュビロ磐田をどう迎えるか。広島の本当の力が問われることになるのではないでしょうか。

日刊スポーツスコア速報
中国新聞戦評 コーナーフラッグ 中国新聞記事1 中国新聞記事2
J's GOALゲームサマリー
Jリーグプレビュー&レポート

|

« 2010年10月 | トップページ | 2010年12月 »