第28節横浜FM戦
昨日ニッパツ三ツ沢球技場で行われた第28節横浜FM戦は、高萩のゴールで先制したものの逆転されて、9試合ぶりの黒星で9位に後退しました。
先発メンバーは前節と同じ。また佐藤寿がベンチ入りして、以下の布陣でこの試合に臨みました。
リードされた横浜は、早い時間に追いつくべく攻勢を強めます。そして29分には中村のスルーパスに走り込んだ松田がループシュートを狙ったものの枠外。30分には中村のFKが枠内に飛びましたが西川ががっちりキャッチします。しかし34分、広島の右サイドを狙われ、何とかクリアしようとしたもののボールを拾った田中が思い切ってシュート。これが小野の頭に当たってコースが変わり、西川の逆を突いてゴールに収まってしまいました。
後半に入っても7分には山瀬に決定的なシュートを許すなど広島はなかなかペースをつかめません。そこでペトロヴィッチ監督はまず後半8分にミキッチを投入し、更に森崎浩を青山に代えて右サイドからチャンスを作ろうとします。そして24分には横竹のクロス?シュート?が横浜ゴールを襲いましたが飯倉がファインセーブ。その後も広島がボールを支配して攻め込みますが、なかなか良い形でシュートまで持ち込めません。逆に後半35分、低い位置でボールをキープする中村を3人で囲んだもののかわされ、ドリブルから右サイドに上がっていた栗原へのパス。中央に折り返したボールに走り込んだ清水が西川のブラインドからシュートを決めて、ついに逆転を許してしまいました。
何とか追いつきたい広島は、右サイドの突破から、あるいは青山のロングパスからチャンスを広げようとします。しかし横浜守備陣のマークは厳しく、李も山崎も良い形でボールを持つことができません。また横浜のカウンターも鋭く、DFも思うように攻撃参加できません。結局ロスタイムの3分を生かすこともできないままにタイムアップとなり、広島はあまり良いところを見せることのできないままに敗戦のホイッスルを聞くことになりました。
試合後に横浜の木村監督は「まんまとハマった感じ。あまり言うことはない。してやったり、どうだ、と言った感じです」と語っています。横浜は松田を中心に兵藤と清水がその両脇を固めてトリプルボランチとし、高柳&高萩と3列目との関係を寸断。また5試合連続ゴール中だった李はDFとボランチで挟み込んで前を向かせず、ポストプレーも許さずシュート0に抑え込みました。また攻撃面ではトップ下で自由を与えられた中村から両サイドに流れた小野、山瀬、兵藤らにパスが自在に通り、それゆえ森脇や槙野が攻撃参加しにくい状況となってしまいました。7月に0-3で敗れた屈辱を果たすべく、また前節鹿島相手に完敗を喫した悔しさを晴らすべくチーム一丸となってこの試合に賭けていた横浜。この日の敗因は相手のこの試合に賭ける気迫に負けた、と言うことなのではないかと思います。
逆に広島側の敗因は、ペトロヴィッチ監督の言うように「ずっと多数の怪我人を抱え、ギリギリで戦ってきたために選手たちに少し疲れも見える」と言うことにあるのではないでしょうか。この日の先発は前節と同じでベンチには本来レギュラーだった選手が並んでいましたが、それはここまで負けなしで来たメンバーで戦った、と言う理由だけでは無いでしょう。むしろ元々試合に出るべき選手のコンディションが整っておらず、ベンチスタートにせざるを得なかった言う側面は否定できないと思います。連戦とその緊張の中で常にベストパフォーマンスを出せるとは限らないと言うこと。また続けて出ているうちに相手に研究され、それを上回る力を出せないこと。経験の少ない選手にとっては厳しい状況が来るのはある意味当然なわけで、それがこの試合で出てしまったと言うことなのではないでしょうか。
勝って決勝に行く、と言う横浜戦に臨む思いは悪くなかったと思うのですが、しかしリーグ戦はそのような意気込みで乗り切れるほど甘いものではなかった、と言うことでしょう。「この試合」に賭けて来た横浜と「この試合の次」を考えていた広島の差が、ここに出たと言うべきなのかも知れません。しかし、だからと言ってダメかと言えばそうではない。むしろこの敗戦から何を学ぶかが問題なのではないかと思います。広島対策を練り、決勝の舞台に出てくるであろうジュビロ磐田をどう迎えるか。広島の本当の力が問われることになるのではないでしょうか。
日刊スポーツスコア速報
中国新聞戦評 コーナーフラッグ 中国新聞記事1 中国新聞記事2
J's GOALゲームサマリー
Jリーグプレビュー&レポート
先発メンバーは前節と同じ。また佐藤寿がベンチ入りして、以下の布陣でこの試合に臨みました。
西川 横竹 中島 槙野 森崎和 森崎浩(→青山64分) 森脇 山岸 (→ミキッチ54分) 高萩 高柳(→山崎77分) 李 SUB:中林、ストヤノフ、丸谷、佐藤寿対する横浜FMは、GK:飯倉、DF:波戸、栗原、小椋、田中、MF:清水、松田、兵藤(→狩野88分)、中村、FW:小野(→端戸83分)、山瀬(→松本90+2分)、と言うメンバーでした。29日に亡くなった津村二葉寮長を悼んで全員が左腕に喪章を巻いてピッチに立ったサンフレッチェ。キックオフのボールから槙野がロングシュートを狙って試合の幕を開けます。そしてどんどんパスを回して攻め込みますが、しかし横浜もすぐに修正し、中村俊輔を起点にサイドへの展開と小野や兵藤の突破からチャンスを作ります。やや押され気味となった広島はカウンターから得点を狙いますが、それが実ったのは前半25分のことでした。相手の攻撃をはね返したボールを高柳がドリブルで持ち込むと李へのパス。DFが対応したもののこぼれ球に走り込んだ高萩がゲットし、広島が先制点を奪いました。
リードされた横浜は、早い時間に追いつくべく攻勢を強めます。そして29分には中村のスルーパスに走り込んだ松田がループシュートを狙ったものの枠外。30分には中村のFKが枠内に飛びましたが西川ががっちりキャッチします。しかし34分、広島の右サイドを狙われ、何とかクリアしようとしたもののボールを拾った田中が思い切ってシュート。これが小野の頭に当たってコースが変わり、西川の逆を突いてゴールに収まってしまいました。
後半に入っても7分には山瀬に決定的なシュートを許すなど広島はなかなかペースをつかめません。そこでペトロヴィッチ監督はまず後半8分にミキッチを投入し、更に森崎浩を青山に代えて右サイドからチャンスを作ろうとします。そして24分には横竹のクロス?シュート?が横浜ゴールを襲いましたが飯倉がファインセーブ。その後も広島がボールを支配して攻め込みますが、なかなか良い形でシュートまで持ち込めません。逆に後半35分、低い位置でボールをキープする中村を3人で囲んだもののかわされ、ドリブルから右サイドに上がっていた栗原へのパス。中央に折り返したボールに走り込んだ清水が西川のブラインドからシュートを決めて、ついに逆転を許してしまいました。
何とか追いつきたい広島は、右サイドの突破から、あるいは青山のロングパスからチャンスを広げようとします。しかし横浜守備陣のマークは厳しく、李も山崎も良い形でボールを持つことができません。また横浜のカウンターも鋭く、DFも思うように攻撃参加できません。結局ロスタイムの3分を生かすこともできないままにタイムアップとなり、広島はあまり良いところを見せることのできないままに敗戦のホイッスルを聞くことになりました。
試合後に横浜の木村監督は「まんまとハマった感じ。あまり言うことはない。してやったり、どうだ、と言った感じです」と語っています。横浜は松田を中心に兵藤と清水がその両脇を固めてトリプルボランチとし、高柳&高萩と3列目との関係を寸断。また5試合連続ゴール中だった李はDFとボランチで挟み込んで前を向かせず、ポストプレーも許さずシュート0に抑え込みました。また攻撃面ではトップ下で自由を与えられた中村から両サイドに流れた小野、山瀬、兵藤らにパスが自在に通り、それゆえ森脇や槙野が攻撃参加しにくい状況となってしまいました。7月に0-3で敗れた屈辱を果たすべく、また前節鹿島相手に完敗を喫した悔しさを晴らすべくチーム一丸となってこの試合に賭けていた横浜。この日の敗因は相手のこの試合に賭ける気迫に負けた、と言うことなのではないかと思います。
逆に広島側の敗因は、ペトロヴィッチ監督の言うように「ずっと多数の怪我人を抱え、ギリギリで戦ってきたために選手たちに少し疲れも見える」と言うことにあるのではないでしょうか。この日の先発は前節と同じでベンチには本来レギュラーだった選手が並んでいましたが、それはここまで負けなしで来たメンバーで戦った、と言う理由だけでは無いでしょう。むしろ元々試合に出るべき選手のコンディションが整っておらず、ベンチスタートにせざるを得なかった言う側面は否定できないと思います。連戦とその緊張の中で常にベストパフォーマンスを出せるとは限らないと言うこと。また続けて出ているうちに相手に研究され、それを上回る力を出せないこと。経験の少ない選手にとっては厳しい状況が来るのはある意味当然なわけで、それがこの試合で出てしまったと言うことなのではないでしょうか。
勝って決勝に行く、と言う横浜戦に臨む思いは悪くなかったと思うのですが、しかしリーグ戦はそのような意気込みで乗り切れるほど甘いものではなかった、と言うことでしょう。「この試合」に賭けて来た横浜と「この試合の次」を考えていた広島の差が、ここに出たと言うべきなのかも知れません。しかし、だからと言ってダメかと言えばそうではない。むしろこの敗戦から何を学ぶかが問題なのではないかと思います。広島対策を練り、決勝の舞台に出てくるであろうジュビロ磐田をどう迎えるか。広島の本当の力が問われることになるのではないでしょうか。
日刊スポーツスコア速報
中国新聞戦評 コーナーフラッグ 中国新聞記事1 中国新聞記事2
J's GOALゲームサマリー
Jリーグプレビュー&レポート
| 固定リンク
