第20節FC東京戦
昨日アウェイで行われた第20節FC東京戦は、服部、佐藤寿のゴールで勝ち連敗を3で止めました。
出場停止から森崎浩が復帰して、サンフレッチェは次の布陣で戦いました。
状況を打開するため若い大竹を入れて活性化を図る城福監督。しかし広島は主導権を渡さず攻め続けます。1分には青山の鋭いパスで抜け出した佐藤寿が狙ったものの椋原がぎりぎりでクリア。6分にはCKに槙野がフリーで合わせましたがうまく当たらず枠を捉えることができません。そして11分、何とかボールを奪おうとするFC東京のプレスをパスワークでかわして前線に送ると、森脇のクロスのこぼれを高萩が左へ。これを受けた服部が素晴らしいシュートを決めて、広島が先制点を奪いました。
その後も広島が素晴らしいサッカーを展開し、何度もボールを奪って攻め込みます。そして後半19分、森崎浩の展開のパスを受けた服部が中へのグラウンダーのクロス。これを相手と競りあいながら受けた佐藤寿が素晴らしい動きで前を向いてシュートを決めて、貴重な追加点を奪いました。
フレッシュな選手を投入して何とか打開しようとする東京。しかし広島は運動量で上回り主導権を渡しません。30分には服部のパスを青山がダイレクトで狙い、40分には李がDFを背負いながら反転して打ちましたがGKの胸に収まります。更に42分にはカウンターから森脇が切れ込み森崎浩が抜け出しましたが惜しくも権田に抑えられます。東京の最後の攻撃も集中を切らさず守りきり、久々の勝点3をものにしました。
3連敗のきっかけは、ミキッチの負傷離脱と中島の出場停止でした。G大阪戦に向けての練習では色々な布陣をテストしたもののフィットせず、本番で清水を右WBに起用しましたが逆にここを狙われ、2点を失いました。続く川崎F戦では山岸を起用したものの再びの怪我。森脇を一列前に出して後半を戦ったものの、このサイドを起点に失点してしまいました。そして大宮戦は最初から森脇を右WBで戦ったものの、またもや右サイドからのクロスで失点。「広島の弱点は右サイド」と言う感じになってしまっていました。
これに対して森脇は失点した場面を繰り返しビデオで見て「今、右サイドが狙われているとか、機能していないとか言われているけれど、僕の考えは全くそうじゃない」(携帯サイトによる)と反論していました。そしてFC東京戦に向けて「守備の部分でしっかり耐えて、攻撃の時に上がって行きたい」と強い思いを語っていました。プロとして批判は受け止める。しかしそれをはね返して、自分が間違っていなかったことを証明する。そんな強い気持ちは、FC東京戦で見事に表現されていたと思います。キックオフからのプレーで高い位置まで攻め上がるとその後もたびたび攻撃参加。惜しいクロスやシュートなど、何度も相手を脅かすプレーを見せました。そしてこれによって対面の徳永には全くと言ってよいほど攻め上がりを許さず、松下に至っては前半だけでベンチに追いやりました。ペトロヴィッチ監督が言うように「サッカーはゴールに向かって仕掛けていく中央の攻撃が最も危険な攻撃」だと言うのはその通りかも知れない。しかしそれでもこの日の森脇の強い気持ちと集中力は、チームに勇気を与えたと言えるのでは無いでしょうか。
もちろん、この試合の勝因は森脇のプレーだけではないでしょう。むしろ他の選手が最後までしっかり走りきったことが重要だったのだろうと思います。主力に出場停止も負傷離脱も無く、ここ数試合ではメンバーが揃っていた方だったこと。それによってチーム全体でのコンビネーションがうまくいって、パス回しがスムーズだったのも大きかったのかも知れません。過密日程で体力的に厳しく、また練習で戦術を合わせる時間もない中で、まずは自分たちのサッカーを思い出したことが、この試合の勝因だったと言って良いのではないでしょうか。
サンフレッチェはこの試合の勝利で勝点を29にして、順位も9位に戻しました。16位仙台との勝点差が11あるのに対して、2位グループ(C大阪、鹿島、清水)との勝点差は7。残留争いに巻き込まれるのを回避し、上位進出を狙えるところに付けている、と言っても良いと思います。まずは取りこぼしを避けること。そしてどんな相手でも広島らしいサッカーを貫くこと。それができるなら残り14試合の全てに勝つこともできるし、目標とするACL出場権獲得だけでなく、ナビスコ杯や天皇杯を取ることも可能なのでは無いでしょうか?
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出場停止から森崎浩が復帰して、サンフレッチェは次の布陣で戦いました。
西川 横竹 ストヤノフ 槙野 中島 青山 森脇 服部 高萩 森崎浩(→丸谷90+2分) (→桑田82分) 佐藤寿(→李76分) SUB:中林、清水、大崎、山崎対するFC東京は、GK:権田、DF:中村、キム、椋原、徳永、MF:今野、梶山、石川、松下(→大竹46分)、FW:平山(→重松58分)、大黒(→リカルジーニョ66分)、と言うメンバーでした。ファーストシュートは石川でしたが、立ち上がりからゲームを支配したのはサンフレッチェ。キックオフからパスを繋いで相手ゴールに攻め入ったのを手始めに、次々と相手ゴールに襲いかかります。7分には高萩のパスを森崎浩がダイレクトで狙ったものの惜しくも枠外。8分にはストヤノフのパスに長駆追いついた森脇の正確なクロスに佐藤寿が頭で合わせましたが、枠を捉えることができません。その後FC東京も逆襲を仕掛けてきて、17分には平山の頭での落としに大黒が飛び込んだものの西川が身体に当ててセーブ。その直後にはCKから梶山に打たれましたが西川が弾きます。34分には森脇が中に切れ込んで左足で打ったものの権田が横っ飛びでクリア。39分にも槙野の突破からの折り返し、そして森脇のクロスと攻め立てますが、最後のところで合わずに崩しきれません。前半は4本のシュートを打たれたもののこちらは9本。ほぼそのシュート数通りの内容差で広島が上回ったものの得点は奪えず、0-0でハーフタイムとなりました。
状況を打開するため若い大竹を入れて活性化を図る城福監督。しかし広島は主導権を渡さず攻め続けます。1分には青山の鋭いパスで抜け出した佐藤寿が狙ったものの椋原がぎりぎりでクリア。6分にはCKに槙野がフリーで合わせましたがうまく当たらず枠を捉えることができません。そして11分、何とかボールを奪おうとするFC東京のプレスをパスワークでかわして前線に送ると、森脇のクロスのこぼれを高萩が左へ。これを受けた服部が素晴らしいシュートを決めて、広島が先制点を奪いました。
その後も広島が素晴らしいサッカーを展開し、何度もボールを奪って攻め込みます。そして後半19分、森崎浩の展開のパスを受けた服部が中へのグラウンダーのクロス。これを相手と競りあいながら受けた佐藤寿が素晴らしい動きで前を向いてシュートを決めて、貴重な追加点を奪いました。
フレッシュな選手を投入して何とか打開しようとする東京。しかし広島は運動量で上回り主導権を渡しません。30分には服部のパスを青山がダイレクトで狙い、40分には李がDFを背負いながら反転して打ちましたがGKの胸に収まります。更に42分にはカウンターから森脇が切れ込み森崎浩が抜け出しましたが惜しくも権田に抑えられます。東京の最後の攻撃も集中を切らさず守りきり、久々の勝点3をものにしました。
3連敗のきっかけは、ミキッチの負傷離脱と中島の出場停止でした。G大阪戦に向けての練習では色々な布陣をテストしたもののフィットせず、本番で清水を右WBに起用しましたが逆にここを狙われ、2点を失いました。続く川崎F戦では山岸を起用したものの再びの怪我。森脇を一列前に出して後半を戦ったものの、このサイドを起点に失点してしまいました。そして大宮戦は最初から森脇を右WBで戦ったものの、またもや右サイドからのクロスで失点。「広島の弱点は右サイド」と言う感じになってしまっていました。
これに対して森脇は失点した場面を繰り返しビデオで見て「今、右サイドが狙われているとか、機能していないとか言われているけれど、僕の考えは全くそうじゃない」(携帯サイトによる)と反論していました。そしてFC東京戦に向けて「守備の部分でしっかり耐えて、攻撃の時に上がって行きたい」と強い思いを語っていました。プロとして批判は受け止める。しかしそれをはね返して、自分が間違っていなかったことを証明する。そんな強い気持ちは、FC東京戦で見事に表現されていたと思います。キックオフからのプレーで高い位置まで攻め上がるとその後もたびたび攻撃参加。惜しいクロスやシュートなど、何度も相手を脅かすプレーを見せました。そしてこれによって対面の徳永には全くと言ってよいほど攻め上がりを許さず、松下に至っては前半だけでベンチに追いやりました。ペトロヴィッチ監督が言うように「サッカーはゴールに向かって仕掛けていく中央の攻撃が最も危険な攻撃」だと言うのはその通りかも知れない。しかしそれでもこの日の森脇の強い気持ちと集中力は、チームに勇気を与えたと言えるのでは無いでしょうか。
もちろん、この試合の勝因は森脇のプレーだけではないでしょう。むしろ他の選手が最後までしっかり走りきったことが重要だったのだろうと思います。主力に出場停止も負傷離脱も無く、ここ数試合ではメンバーが揃っていた方だったこと。それによってチーム全体でのコンビネーションがうまくいって、パス回しがスムーズだったのも大きかったのかも知れません。過密日程で体力的に厳しく、また練習で戦術を合わせる時間もない中で、まずは自分たちのサッカーを思い出したことが、この試合の勝因だったと言って良いのではないでしょうか。
サンフレッチェはこの試合の勝利で勝点を29にして、順位も9位に戻しました。16位仙台との勝点差が11あるのに対して、2位グループ(C大阪、鹿島、清水)との勝点差は7。残留争いに巻き込まれるのを回避し、上位進出を狙えるところに付けている、と言っても良いと思います。まずは取りこぼしを避けること。そしてどんな相手でも広島らしいサッカーを貫くこと。それができるなら残り14試合の全てに勝つこともできるし、目標とするACL出場権獲得だけでなく、ナビスコ杯や天皇杯を取ることも可能なのでは無いでしょうか?
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