ACL第6節浦項戦
昨日ビッグアーチで行われたACLグループリーグ第6節の浦項戦は、点の取り合いを制して4-3で勝利しました。
森脇が出場停止。また連戦の疲れを考慮して主力を休ませ、若手を並べて次のメンバーで戦いました。
あっという間に振り出しに戻ってしまいましたが、しかし「試合に飢えていた」と言う若手選手たちはその後もどんどん前に出ます。10分には清水が中に切れ込んでシュート。20分には大崎がドリブルで持ち上がってそのままシュートを狙います。28分には槙野の強烈なミドルが枠を捉えたものの、GKが横っ飛びで弾きます。そしてその後の左からのCKを中央でフリーになっていた李が頭で叩き込み、広島が再びリードを奪いました。
その後もペースは広島。DFラインは落ち着いてパスを回し、丸谷から、岡本から良いパスが出て桑田や大崎が走り、李がポストを頑張ってリズムを作ります。そして41分、こぼれ球を拾った桑田がそのまま抜け出してシュート。これが見事にゴールネットを揺らしてリードを2点に広げます。更に44分にはゴール前にフリーで抜け出したアレサンドロを中林が引っかけてPKを与えてしまいますが、そのPKを中林が止めて2点のリードを保ったままで前半を折り返しました。
後半も立ち上がりすぐに試合が動きます。1分に浦項が左からクロスを入れてくると、そのボールはキム・ジェスンの頭に触ったかどうかでゴール前で弾みます。これが頭にしっかり当ててくることを予想していた中林の逆を突いて、そのままゴールに飛び込みました。
これでペースをつかんだ浦項は、攻撃のテンポを上げてきます。4分にはCKに岡山が頭で合わせ、その後も何度も左右から放り込まれましたが何とか凌ぎます。広島も12分の大崎のシュートや13分の李のポスト直撃のシュートなどでチャンスを作るものの、流れを変えるまでには至りません。そして16分、ゴール正面からの浦項のFKのシーンで、シン・ヒョンミンの強烈なシュートがネットに突き刺さり、ついに同点に追いつかれてしまいました。
運動量が下がったと見たか、ペトロヴィッチ監督は一度に佐藤寿、山岸、高柳を投入します。サンフはこの3人を起点に、攻めを再構築します。そして33分、高柳のスルーパスで抜け出した中島がペナルティエリア内で倒されてPKをゲットします。ペナルティスポットに立った佐藤寿が小さく蹴るとそこに走り込んだのは槙野。GKの動きをよく見てシュートを決めて、三たび広島が勝ち越しました。
これで再び勢いを増した広島。40分には高柳のパスに走り込んだ李がシュートしたものの、ボールはGKの正面を突きます。浦項はブラジル人3人を一気に交代させ、最後の攻撃を仕掛けてきます。46分にはFKに岡山が頭で合わせたが中林が好セーブ。その後も浦項が放り込んできましたが、槙野を中心に集中を切らさずはね返してそのまま勝利のホイッスルを聞きました。
勝っても負けても順位には関係のない消化ゲーム。しかも負傷者続出と過密日程で主力は疲労でパンク寸前の状態と言うことで、ペトロヴィッチ監督は先発メンバーのうち8人を「ベンチ組」から起用しました。ペトロヴィッチ監督自身、第2節神戸戦の後に「ベンチに座っている選手たちは、主力に『オンブにダッコ』の状態だ」と苛立ちを隠せない様子だったそうですが、この日先発でピッチに立ったのはまさにその選手たち。相手はアジアチャンピオン。しかも首位通過を賭けてほぼベストメンバーということで、苦戦もやむなしと言う感じでした。
ところが開始早々に1点を奪ったばかりか、その後も着々と加点して3-1でハーフタイム。後半に入って同点に追いつかれ、その後選手交代で「主力」の助けは借りたものの、最後までしっかりと戦って終わってみれば4-3。予想もできなかった素晴らしい勝利を収めました。
確かに、ミスは多かったかも知れない。しかしやっていたサッカーは、紛れもなく「サンフレッチェのサッカー」でした。マイボールを大事にし、しっかり走って相手の守備を崩す。疲れて運動量が上がらないレギュラー陣の戦いぶりより、ある意味広島らしいサッカーができていた、と言えるのではないかと思います。
たぶん、浦項にも問題があったのでしょう。相手が控え中心ということで、気持ちが緩んでいた様子は見えました。また、清水や大崎等がどんどんドリブルで仕掛ける姿勢は普段の広島にはあまり見られないもので、浦項に戸惑いがあったのかも知れません。更にDFラインに中島、槙野、横竹がいて守備が落ち着いていたこと。終盤の苦しいときに佐藤寿や山岸らが締めたことも大きかったのは確かです。とは言え、試合の大部分を任されたのはいつもは「ベンチに座っている選手」たちでした。彼らがしっかりと自分たちのサッカーを表現できたからこそ、勝利と言う結果を得ることができたのです。
ペトロヴィッチ監督の口癖は「試合に出ている選手がベストメンバー」。浦項戦のサンフレッチェのメンバーは、確かに今日の「ベスト」だった、と言えるのではないでしょうか?
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森脇が出場停止。また連戦の疲れを考慮して主力を休ませ、若手を並べて次のメンバーで戦いました。
中林 横竹 中島 槙野 丸谷 岡本(→高柳69分) 石川 清水(→山岸69分) 桑田 大崎(→佐藤寿69分) 李 SUB:下田、服部、森崎浩、山崎対する浦項は、GK:シン・ファヨン、DF:キム・グァンソク、岡山、ファン・ジェウォン、MF:パク・ヒチョル、キム・テス、キム・ジェスン、シン・ヒョンミン、FW:アレサンドロ(→コ・ギグ88分)、モタ(→チェ・ヒョンニン88分)、アウミール(→ファン・ジンソン88分)、と言うメンバーでした。試合は立ち上がりにいきなり動きます。1分、桑田が高い位置で相手ボールを奪い、李が横パス。ここに走り込んだ大崎が右足でカーブをかけて叩き込み、広島が先手を取りました。しかしその2分後、アレサンドロが中島を振りきって右からクロス。これをキム・ジェスンに頭で決められ、あっさり同点に追いつかれてしまいました。
あっという間に振り出しに戻ってしまいましたが、しかし「試合に飢えていた」と言う若手選手たちはその後もどんどん前に出ます。10分には清水が中に切れ込んでシュート。20分には大崎がドリブルで持ち上がってそのままシュートを狙います。28分には槙野の強烈なミドルが枠を捉えたものの、GKが横っ飛びで弾きます。そしてその後の左からのCKを中央でフリーになっていた李が頭で叩き込み、広島が再びリードを奪いました。
その後もペースは広島。DFラインは落ち着いてパスを回し、丸谷から、岡本から良いパスが出て桑田や大崎が走り、李がポストを頑張ってリズムを作ります。そして41分、こぼれ球を拾った桑田がそのまま抜け出してシュート。これが見事にゴールネットを揺らしてリードを2点に広げます。更に44分にはゴール前にフリーで抜け出したアレサンドロを中林が引っかけてPKを与えてしまいますが、そのPKを中林が止めて2点のリードを保ったままで前半を折り返しました。
後半も立ち上がりすぐに試合が動きます。1分に浦項が左からクロスを入れてくると、そのボールはキム・ジェスンの頭に触ったかどうかでゴール前で弾みます。これが頭にしっかり当ててくることを予想していた中林の逆を突いて、そのままゴールに飛び込みました。
これでペースをつかんだ浦項は、攻撃のテンポを上げてきます。4分にはCKに岡山が頭で合わせ、その後も何度も左右から放り込まれましたが何とか凌ぎます。広島も12分の大崎のシュートや13分の李のポスト直撃のシュートなどでチャンスを作るものの、流れを変えるまでには至りません。そして16分、ゴール正面からの浦項のFKのシーンで、シン・ヒョンミンの強烈なシュートがネットに突き刺さり、ついに同点に追いつかれてしまいました。
運動量が下がったと見たか、ペトロヴィッチ監督は一度に佐藤寿、山岸、高柳を投入します。サンフはこの3人を起点に、攻めを再構築します。そして33分、高柳のスルーパスで抜け出した中島がペナルティエリア内で倒されてPKをゲットします。ペナルティスポットに立った佐藤寿が小さく蹴るとそこに走り込んだのは槙野。GKの動きをよく見てシュートを決めて、三たび広島が勝ち越しました。
これで再び勢いを増した広島。40分には高柳のパスに走り込んだ李がシュートしたものの、ボールはGKの正面を突きます。浦項はブラジル人3人を一気に交代させ、最後の攻撃を仕掛けてきます。46分にはFKに岡山が頭で合わせたが中林が好セーブ。その後も浦項が放り込んできましたが、槙野を中心に集中を切らさずはね返してそのまま勝利のホイッスルを聞きました。
勝っても負けても順位には関係のない消化ゲーム。しかも負傷者続出と過密日程で主力は疲労でパンク寸前の状態と言うことで、ペトロヴィッチ監督は先発メンバーのうち8人を「ベンチ組」から起用しました。ペトロヴィッチ監督自身、第2節神戸戦の後に「ベンチに座っている選手たちは、主力に『オンブにダッコ』の状態だ」と苛立ちを隠せない様子だったそうですが、この日先発でピッチに立ったのはまさにその選手たち。相手はアジアチャンピオン。しかも首位通過を賭けてほぼベストメンバーということで、苦戦もやむなしと言う感じでした。
ところが開始早々に1点を奪ったばかりか、その後も着々と加点して3-1でハーフタイム。後半に入って同点に追いつかれ、その後選手交代で「主力」の助けは借りたものの、最後までしっかりと戦って終わってみれば4-3。予想もできなかった素晴らしい勝利を収めました。
確かに、ミスは多かったかも知れない。しかしやっていたサッカーは、紛れもなく「サンフレッチェのサッカー」でした。マイボールを大事にし、しっかり走って相手の守備を崩す。疲れて運動量が上がらないレギュラー陣の戦いぶりより、ある意味広島らしいサッカーができていた、と言えるのではないかと思います。
たぶん、浦項にも問題があったのでしょう。相手が控え中心ということで、気持ちが緩んでいた様子は見えました。また、清水や大崎等がどんどんドリブルで仕掛ける姿勢は普段の広島にはあまり見られないもので、浦項に戸惑いがあったのかも知れません。更にDFラインに中島、槙野、横竹がいて守備が落ち着いていたこと。終盤の苦しいときに佐藤寿や山岸らが締めたことも大きかったのは確かです。とは言え、試合の大部分を任されたのはいつもは「ベンチに座っている選手」たちでした。彼らがしっかりと自分たちのサッカーを表現できたからこそ、勝利と言う結果を得ることができたのです。
ペトロヴィッチ監督の口癖は「試合に出ている選手がベストメンバー」。浦項戦のサンフレッチェのメンバーは、確かに今日の「ベスト」だった、と言えるのではないでしょうか?
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