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2009/10/18

第29節G大阪戦

昨日、広島ビッグアーチに今季3番目に多い22,180人を集めて行われた第29節G大阪戦は、前半のリードを守りきれず2-2で引き分けに終わりました。
 中島が出場停止から帰ってきたものの森脇が出場停止。またストヤノフも復帰はできず、次の布陣で戦いました。
        中林

    横竹  中島  槙野
    (→盛田66分)
      青山  森崎和(→岡本89分)

ミキッチ            服部

     柏木    高萩
     (→高柳76分)
        佐藤寿

SUB:下田、李漢宰、李忠成、平繁
 対するG大阪は、二川は欠場だったものの遠藤が強行出場してきて、GK:藤ヶ谷、DF:加地、中澤、山口、高木(→下平84分)、MF:橋本、明神、佐々木(→山崎73分)、遠藤、FW:ルーカス、ペドロ・ジュニオール(→播戸60分)、というメンバーでした。試合は前半は広島ペース。2分の佐藤寿のヘディングシュートを皮切りに、何度もチャンスを作ります。9分には青山が粘って戻したボールを服部が叩きましたが枠外。12分には柏木のスルーパスを高萩がワントラップして打ったものの枠を外します。21分にはミキッチの低いクロスに佐藤寿が合わせましたが、これも枠をとらえることができません。逆にガンバは28分、ペドロジュニオールのパスを受けたルーカスがフリーでシュートしましたが中林が弾き、こぼれもなんとかクリアします。31分には左サイドから崩し、ゴール正面でフリーになったミキッチがシュートしたものの枠外。その直後にも槙野が強烈なFKを打ちましたが、ポストに弾かれてしまいます。チャンスを作りながらもなかなか得点できない時間が続きましたが、しかし41分、ミキッチの逆サイドへのクロスを青山が戻りながらヘディング。これがGKの頭を越えてゴールネットに飛び込み、広島は待望の先制点を奪うことができました。更に前半ロスタイムには柏木のサイドチェンジから服部、高萩とつなぎ、最後は槙野がループ気味にミドルシュート。これが見事にネットに収まって、サンフは良い流れでハーフタイムを迎えました。
 前半は押されっぱなしということで、ガンバは遠藤をボランチに下げてシフトチェンジしてきましたが、これが大当たり。ガンバのパス回しが冴えて広島はラインを下げざるを得なくなり、立ち上がりから猛攻を受けます。そしてその流れが決定的になったのは、ペドロジュニオールから播戸への交代から。直後の後半15分の高木のヘッドはゴールポストが弾き、16分の播戸の飛び出しは中林が飛び出して防いだものの、18分にはガンバの左サイドの攻撃から最後は橋本がペナルティエリアの中から決めて、ついに防波堤が決壊してしまいました。
 これで勢いづいたG大阪は、その後も波状攻撃を仕掛けてきます。サンフは20分にミキッチのクロスに佐藤寿が飛び込む、と言うシーンを作ったものの、なかなか相手陣内にボールを運ぶこともできなくなります。そして後半25分、遠藤がDFの頭を越える絶妙のパス。これを佐々木が胸トラップで落として叩き込み、ついに同点に追いつかれてしまいました。
 完全に勢いづいたG大阪は、山崎、下平を投入して攻めの圧力を強めます。35分には橋本のクロスを播戸に狙われましたが中林がセーブ。39分には播戸がフリーで飛び出したものの、中林が素晴らしい対応をして失点を防ぎます。直後にはカウンターから高柳がDFラインの裏へのパス。抜け出した佐藤寿がシュートしましたが藤ヶ谷が反応します。終盤は一方的に攻め込まれ、何度もゴール前で危ないシーンを作られますが何とか気持ちで跳ね返します。そしてロスタイムには遠藤のループがGKを越えて枠に行っていたもののDFがクリア。広島守備陣が何とか凌いで、勝ち点1ずつを分け合いました。
 試合後にペトロヴィッチ監督は「2-0から同点に追いつかれたことに、ガッカリされた方も多いだろう。ただ、私はこの試合には満足している」と語り、西野監督は「内容から考えても2-2の結果は妥当だったと思う」と語っていますが、いずれも正当な評価だと思います。前半はサンフが素晴らしいサッカーを見せ、後半はガンバが見事な反攻を展開し、両者一歩も引かずにガチンコの戦いを見せました。攻撃サッカーを身上とする両チームが持ち味を十分に発揮した90分間の戦いは、極上のエンターティンメントと言っても良いものだった、と言えるでしょう。サンフレッチェにとっては大事な試合に勝つことができず、首位との勝ち点差が広がって優勝争いの点では厳しい結果となったわけですが、しかしそれも選手たちにとっては経験。ストヤノフ、森脇が不在で復帰したばかりの森崎和をほぼフルタイム引っ張らなければならなかったことや、横竹や岡本を起用せざるを得なかったこと等の事情を考えれば、別に落胆する必要はない結果だった、と思います。昨日は川崎Fが勝って初めて首位に立ち、FC東京と浦和が広島と同勝ち点になって勝ち点6差に8チームがひしめくことになりましたが、この混戦はおそらく最後まで続くはず。このところ勝ちに恵まれていないものの、逆に引き分けで半歩ずつでも前進していることはいずれは効いてくると思います。この引き分けで数字上もJ1残留が決まったわけですし、今後は上だけを見て戦っていけば良い。そして最後まで優勝と上位の争いに参加すれば、何にも代え難い経験を手にすることができるのです。

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