第23節浦和戦
昨日ビッグアーチに今季最高の27,113人を集めて行われた第23節浦和戦は2-1で勝って、暫定ながら2位との勝ち点差が2の4位に浮上しました。
出場停止の青山に代えて高柳をボランチに起用し、トップ下には高萩を入れて次のメンバーで戦いました。
その後も浦和の強引な攻撃を凌ぎながらチャンスを作り、35分にはミキッチのCKに高萩が頭で合わせましたがバーに当たります。そして42分、ストヤノフのロングパスで抜け出したミキッチが深い位置まで入り込んで低いクロス。坪井がクリアしたもののこれを拾った柏木が冷静に蹴り込み、良い時間帯で追加点を奪います。その後も高柳のヘディングなどで相手を脅かし、逆に浦和の攻撃を抑えて2点リードで前半を折り返しました。
後半に入ると、フィンケ監督は闘莉王をボランチに、高原をトップ下に入れて立て直しを図ります。そしてこれが当たったか浦和のパス回しで押し込まれるシーンが増えてきます。6分には左からエスクデロがドリブルで入り込み、横パスを受けた高原がシュートしましたが服部がブロック。10分には服部のクロスに佐藤寿が合わせましたが枠外に外れ、11分にはワンタッチのパス交換から佐藤寿がバイシクルシュートを打ちましたがGKの胸に収まります。その後も両チームとも前へ、前へと激しいサッカーで目が離せない展開が続きます。そして23分、エスクデロのふわりとしたFKを闘莉王が身体をひねりながらゴールを決め、1点差となってしまいました。
腰を痛めている高萩に代えて横竹、前半のうちに鼻骨を骨折していた高柳に代えて李を投入し、更に盛田を入れるペトロヴィッチ監督。李と横竹が前からボールを追い回し、盛田がクロスをはね返すことでゲームを落ち着かせることに成功します。そしてロスタイムには浦和の放り込みを中林ががっちりとキャッチし、逆にカウンターから李が決定的なシュートを放ちましたがポストに弾かれます。そして最後は浦和の攻撃をはね返したところで終了のホイッスル。サンフは1点差を守りきって、10年ぶりの浦和戦勝利を収めました。
ここまで5試合負け無しの広島に対して、公式戦6連敗中の浦和。チームの客観的な状況は正反対とも言えるものでしたが、しかし逆に(いや、だからこそ)厳しい試合となりました。前半は素晴らしい攻撃で2点を取ったもののその他の時間帯はチャンスも少なく、むしろ相手の個人技に振り回されることも多かったと思います。また後半はほとんどの時間帯にボールを支配され、波状攻撃を受けました。特に闘莉王が入ってからの浦和の攻撃は厳しく、1点返されたときにはこのままやられるのではないか、とさえ思いました。これまで10年間浦和に勝てない歴史を見ていただけに、終了のホイッスルを聞くまでは「何か」が起きるのではないかという気持ちを払拭することができませんでした。
しかしそのような心配は杞憂でした。紫の選手たちとサポーターは「赤」のプレッシャーに負けることなく、最後まで戦い抜きました。試合後に佐藤寿が「勝つべくして勝った試合だった」と語っているように、サンフレッチェの選手たちは自信を持ってプレーしていました。貴重な得点を挙げた槙野と柏木と、その2点を演出した森脇とミキッチ。何度も素晴らしい反応でクロスやシュートに対した中林。正確なロングパスと心憎いまでのボールキープ、そして終盤の時間稼ぎで貢献したストヤノフ。高萩は腰の痛みに耐えながら、高柳は鼻を骨折をしながらも限界まで戦いました。横竹は身体の強さを生かして中盤でピンチの芽を摘み、盛田はクロスをはね返し続け、李は前線でボールを追い回して後ろの選手を助けました。そして佐藤寿、服部、中島はいつもどおりの落ち着いたプレーを見せました。佐藤寿の「自分たちもようやく、同じようなメンバーでお互いに理解しあって、長い間一緒にサッカーができている。常勝チームが歩いてきた道のりに乗っている」と言う言葉は、チーム全員が共有している気持ちなのではないでしょうか。
この勝利は選手、監督やサポーターも含めたクラブ全体の勝利ですが、しかしそれはここまで積み上げてきたものがあったからこそ。そしてこの成長は今後も続けて行かなければなりません。浦和に勝ったこと、4位に上がったことで満足するのではなく、更に上を目指して行くならば、いずれは鹿島のような「常勝チーム」にもなれるはず。今後も暑さの中、またメンバーが揃わない中厳しい戦いが続きますが、気を緩めることなく戦い抜いて欲しいと思います。
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出場停止の青山に代えて高柳をボランチに起用し、トップ下には高萩を入れて次のメンバーで戦いました。
中林 森脇 ストヤノフ 槙野 高柳 中島 (→李76分) ミキッチ 服部 (→盛田80分) 柏木 高萩(→横竹57分) 佐藤寿 SUB:下田、岡本、楽山、平繁浦和は闘莉王、高原を先発から外して、GK:都築、DF:山田暢(→西澤77分)、坪井、阿部、平川(→闘莉王45分)、MF:細貝、鈴木、ポンテ(→高原45分)、原口、FW:エスクデロ、エジミウソン、と言うメンバーでした。広島はどちらかと言うと慎重な立ち上がりで、ストヤノフがロングパスでDFラインの裏を狙ってリズムを作ろうとします。逆に浦和もパスのつながりは悪いものの、個人の力で打開を図ります。10分にはエスクデロがドリブルで突破してペナルティエリアの中にまで入ってきましたが、中林が鋭い飛び出しでキャッチ。15分前後には連続でCKを打たれますが、守備の集中を切らさずはね返します。22分には原口のミドルを中林がクリアすると、そこから広島の反撃が始まります。直後の服部のクロスは佐藤寿に合わなかったものの、24分には槙野が高い位置でボールを奪い、柏木のシュートはDFに当たってゴールラインを割ります。そして26分、森脇からの展開のパスを受けた槙野がマークについていたエジミウソンをかわして強烈なシュート。これが見事にネットに突き刺さって、サンフが先制点を奪いました。
その後も浦和の強引な攻撃を凌ぎながらチャンスを作り、35分にはミキッチのCKに高萩が頭で合わせましたがバーに当たります。そして42分、ストヤノフのロングパスで抜け出したミキッチが深い位置まで入り込んで低いクロス。坪井がクリアしたもののこれを拾った柏木が冷静に蹴り込み、良い時間帯で追加点を奪います。その後も高柳のヘディングなどで相手を脅かし、逆に浦和の攻撃を抑えて2点リードで前半を折り返しました。
後半に入ると、フィンケ監督は闘莉王をボランチに、高原をトップ下に入れて立て直しを図ります。そしてこれが当たったか浦和のパス回しで押し込まれるシーンが増えてきます。6分には左からエスクデロがドリブルで入り込み、横パスを受けた高原がシュートしましたが服部がブロック。10分には服部のクロスに佐藤寿が合わせましたが枠外に外れ、11分にはワンタッチのパス交換から佐藤寿がバイシクルシュートを打ちましたがGKの胸に収まります。その後も両チームとも前へ、前へと激しいサッカーで目が離せない展開が続きます。そして23分、エスクデロのふわりとしたFKを闘莉王が身体をひねりながらゴールを決め、1点差となってしまいました。
腰を痛めている高萩に代えて横竹、前半のうちに鼻骨を骨折していた高柳に代えて李を投入し、更に盛田を入れるペトロヴィッチ監督。李と横竹が前からボールを追い回し、盛田がクロスをはね返すことでゲームを落ち着かせることに成功します。そしてロスタイムには浦和の放り込みを中林ががっちりとキャッチし、逆にカウンターから李が決定的なシュートを放ちましたがポストに弾かれます。そして最後は浦和の攻撃をはね返したところで終了のホイッスル。サンフは1点差を守りきって、10年ぶりの浦和戦勝利を収めました。
ここまで5試合負け無しの広島に対して、公式戦6連敗中の浦和。チームの客観的な状況は正反対とも言えるものでしたが、しかし逆に(いや、だからこそ)厳しい試合となりました。前半は素晴らしい攻撃で2点を取ったもののその他の時間帯はチャンスも少なく、むしろ相手の個人技に振り回されることも多かったと思います。また後半はほとんどの時間帯にボールを支配され、波状攻撃を受けました。特に闘莉王が入ってからの浦和の攻撃は厳しく、1点返されたときにはこのままやられるのではないか、とさえ思いました。これまで10年間浦和に勝てない歴史を見ていただけに、終了のホイッスルを聞くまでは「何か」が起きるのではないかという気持ちを払拭することができませんでした。
しかしそのような心配は杞憂でした。紫の選手たちとサポーターは「赤」のプレッシャーに負けることなく、最後まで戦い抜きました。試合後に佐藤寿が「勝つべくして勝った試合だった」と語っているように、サンフレッチェの選手たちは自信を持ってプレーしていました。貴重な得点を挙げた槙野と柏木と、その2点を演出した森脇とミキッチ。何度も素晴らしい反応でクロスやシュートに対した中林。正確なロングパスと心憎いまでのボールキープ、そして終盤の時間稼ぎで貢献したストヤノフ。高萩は腰の痛みに耐えながら、高柳は鼻を骨折をしながらも限界まで戦いました。横竹は身体の強さを生かして中盤でピンチの芽を摘み、盛田はクロスをはね返し続け、李は前線でボールを追い回して後ろの選手を助けました。そして佐藤寿、服部、中島はいつもどおりの落ち着いたプレーを見せました。佐藤寿の「自分たちもようやく、同じようなメンバーでお互いに理解しあって、長い間一緒にサッカーができている。常勝チームが歩いてきた道のりに乗っている」と言う言葉は、チーム全員が共有している気持ちなのではないでしょうか。
この勝利は選手、監督やサポーターも含めたクラブ全体の勝利ですが、しかしそれはここまで積み上げてきたものがあったからこそ。そしてこの成長は今後も続けて行かなければなりません。浦和に勝ったこと、4位に上がったことで満足するのではなく、更に上を目指して行くならば、いずれは鹿島のような「常勝チーム」にもなれるはず。今後も暑さの中、またメンバーが揃わない中厳しい戦いが続きますが、気を緩めることなく戦い抜いて欲しいと思います。
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