第22節大分戦
昨日ホームで行われた第22節大分戦は1-0で勝ち、ミッドウィークにも関わらず集まった10,951人のサポーターを沸かせました。
先発は前節と同じでしたがサブに高萩が復帰して、次のメンバーで戦いました。
その後はパスミスを奪われて逆襲されるシーンが増え、35分にはフェルナンジーニョのクロスに高松がフリーで合わせましたが諦めずに身体を寄せた森脇の膝に当たって難を逃れます。42分にはカウンターから柏木がチャンスを作り、44分には高柳が決定的なシュートを放ちましたがわずかに右に外れます。前半は広島が持ち味を発揮して、1-0でハーフタイムを迎えました。
後半、先にビッグチャンスを迎えたのは広島で、2分に大分のFKをはね返すと柏木のクロスに森脇が頭で合わせましたがわずかに上に外れます。また10分にも連続攻撃を仕掛けて森脇が右足でシュートしましたがDFに当たり、10分の高柳のシュートはヒットせずに西川に抑えられます。20分に高萩、23分に盛田を入れるなど、早めの選手交代で守りを安定させるペトロヴィッチ監督。逆に大分は金崎、エジミウソンが怪我でピッチを去りましたが、代役として入った若手が攻撃を活性化させます。終盤は大分の攻勢に押し込まれたものの、DFとGKがしっかりと集中してゴールを許しません。逆に31分にはカウンターから青山が決定的なシーンを作り、ロスタイムには佐藤寿がペナルティエリアの中からシュートして2点目を狙います。結局どちらも攻めきれずに得点は動かず、広島が4試合連続の無失点で勝ち点を34に伸ばしました。
ペトロヴィッチ監督が語っているように、「前半は、いい形で試合をコントロールしていた」ものの全体としては「内容は、決して良くない。いわゆる『日本的』なサッカーになっている」と思います。前半は大分のパス回しを鋭い出足で寸断し、何度も相手ゴールを脅かしました。大分はカウンターから攻め込んできたものの、危ないシーンは35分の高松のシュートぐらいだったと思います。しかし後半は疲れからか足が止まり、パス回しも思うに任せない時間帯が続きました。DFラインを引き過ぎて中盤の支配権を相手に渡してしまい、連続攻撃を受けました。相手のシュートの精度があったなら、あるいは「事故」が起きてしまったら、失点したと言うことは十分にありうることだったと思います。
しかしそれでもしっかりと耐えることができるのが今のサンフレッチェ。ゴール前にがっちりとブロックを作って自由にシュートを打たせることを防ぎ、何度かカウンターから相手ゴールを脅かしました。大分が監督交代から間がなく熟成度の違いがあったのは確かですが、それ以上に「勝っているチーム」と「負けているチーム」の差が出た、と言って良いのではないでしょうか。ここ4試合で総得点2と本来のサッカーからは程遠い内容の広島ですが、それでも勝ち点を積み重ねているのは守備と攻撃のバランスが取れているから。結果が出ていることが自信を生み、自信を持って戦えているからこそ結果が出る、と言う好循環になっているものと思われます。暑い中の戦いで、しかも怪我人続出のためメンバーを変えることができない、と二重に苦しい中での戦いとなっていますが、ぜひこのままの勢いで行って欲しい、と思います。
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先発は前節と同じでしたがサブに高萩が復帰して、次のメンバーで戦いました。
中林 森脇 ストヤノフ 槙野 青山 中島 ミキッチ 服部 (→盛田68分) 柏木 高柳(→高萩65分) (→李79分) 佐藤寿 SUB:下田、岡本、楽山、平繁一方の大分は、GK:西川、DF:深谷、森重、上本、MF:エジミウソン(→井上66分)、金崎(→清武57分)、高橋、東、小手川、FW:高松(→家長83分)、フェルナンジーニョ、と言うメンバーでした。ポゼッションサッカーを標榜する両チームの対戦と言うことで、前半は激しい主導権の奪い合いとなりましたが、そこで一日の長を見せたのは広島。0分の柏木のミドルを手始めに、厳しい寄せでパスミスを誘い、素早い攻撃で大分ゴールに迫ります。そして前半22分、高い位置からストヤノフがDFラインの裏へのパス。これを服部が折り返すと、走り込んでいた高柳が押し込んで広島が先制点を奪いました。
その後はパスミスを奪われて逆襲されるシーンが増え、35分にはフェルナンジーニョのクロスに高松がフリーで合わせましたが諦めずに身体を寄せた森脇の膝に当たって難を逃れます。42分にはカウンターから柏木がチャンスを作り、44分には高柳が決定的なシュートを放ちましたがわずかに右に外れます。前半は広島が持ち味を発揮して、1-0でハーフタイムを迎えました。
後半、先にビッグチャンスを迎えたのは広島で、2分に大分のFKをはね返すと柏木のクロスに森脇が頭で合わせましたがわずかに上に外れます。また10分にも連続攻撃を仕掛けて森脇が右足でシュートしましたがDFに当たり、10分の高柳のシュートはヒットせずに西川に抑えられます。20分に高萩、23分に盛田を入れるなど、早めの選手交代で守りを安定させるペトロヴィッチ監督。逆に大分は金崎、エジミウソンが怪我でピッチを去りましたが、代役として入った若手が攻撃を活性化させます。終盤は大分の攻勢に押し込まれたものの、DFとGKがしっかりと集中してゴールを許しません。逆に31分にはカウンターから青山が決定的なシーンを作り、ロスタイムには佐藤寿がペナルティエリアの中からシュートして2点目を狙います。結局どちらも攻めきれずに得点は動かず、広島が4試合連続の無失点で勝ち点を34に伸ばしました。
ペトロヴィッチ監督が語っているように、「前半は、いい形で試合をコントロールしていた」ものの全体としては「内容は、決して良くない。いわゆる『日本的』なサッカーになっている」と思います。前半は大分のパス回しを鋭い出足で寸断し、何度も相手ゴールを脅かしました。大分はカウンターから攻め込んできたものの、危ないシーンは35分の高松のシュートぐらいだったと思います。しかし後半は疲れからか足が止まり、パス回しも思うに任せない時間帯が続きました。DFラインを引き過ぎて中盤の支配権を相手に渡してしまい、連続攻撃を受けました。相手のシュートの精度があったなら、あるいは「事故」が起きてしまったら、失点したと言うことは十分にありうることだったと思います。
しかしそれでもしっかりと耐えることができるのが今のサンフレッチェ。ゴール前にがっちりとブロックを作って自由にシュートを打たせることを防ぎ、何度かカウンターから相手ゴールを脅かしました。大分が監督交代から間がなく熟成度の違いがあったのは確かですが、それ以上に「勝っているチーム」と「負けているチーム」の差が出た、と言って良いのではないでしょうか。ここ4試合で総得点2と本来のサッカーからは程遠い内容の広島ですが、それでも勝ち点を積み重ねているのは守備と攻撃のバランスが取れているから。結果が出ていることが自信を生み、自信を持って戦えているからこそ結果が出る、と言う好循環になっているものと思われます。暑い中の戦いで、しかも怪我人続出のためメンバーを変えることができない、と二重に苦しい中での戦いとなっていますが、ぜひこのままの勢いで行って欲しい、と思います。
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