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2009/08/16

第21節神戸戦

昨日神戸ユニバで行われた第21節神戸戦は、両チームとも決め手を欠いてスコアレスドローに終わりました。
 2試合欠場したミキッチが復帰したものの、腰痛の高萩はサブからも外れて、次のメンバーで戦いました。
        中林

   森脇  ストヤノフ  槙野

      青山  中島

ミキッチ            服部
(→李83分)
     柏木    高柳(→楽山89分)

        佐藤寿

SUB:下田、盛田、大崎、岡本、平繁
 対する神戸は、GK:榎本、DF:近藤、北本、河本、松岡、MF:朴(→吉田80分)、金、宮本(→田中65分)、古賀(楠瀬87分)、FW:ボッティ、茂木、と言うメンバーでした。DFラインにプレッシャーをかけてくる神戸に対して、サンフはロングボールで打開を図ります。8分にはミキッチがスピードを生かしてCKを取り、弾かれたボールをストヤノフがロングでミキッチに渡しますがクロスはGKに止められます。19分には佐藤寿が倒されて得たFKを槙野が狙いましたが、強烈なボールはわずかにバーの上。26分にはミキッチのクロスのこぼれを柏木が狙いましたが枠外に外れます。逆に神戸は何度かCKを取って放り込んできましたがDFが集中してはね返します。35分には中島の不用意な横パスを奪われ古賀に打たれましたが、シュートミスに助けられます。前半は両チームとも慎重さが目立つ展開で、0-0のままハーフタイムを迎えました。
 後半立ち上がりはサンフがややペースを上げて、点を取りに行きます。6分には柏木からのボールを受けた高柳が強引な突破を図り、8分にはストヤノフが持ち上がってスルーパスを出しますが佐藤寿にはわずかに合いません。10分にはCKを弾かれカウンターで数的不利になりましたが、朴のクロスは枠を外れて事無きを得ます。15分には中島が良いミドルを打ったもののわずかに右。17分にはカウンターから高柳がミドルを打ちましたがこれも外れます。その後、疲れのためか足が止まってパスミスが増え、神戸の逆襲を許すシーンが増えて行きます。26分には近藤のドリブル突破でピンチになり、36分にも近藤に深い位置までえぐられ、39分には吉田のシュートを中林が横っ飛びでキャッチします。その直後には青山のパスを受けた佐藤寿が決定的なシュートを放ちましたがGKに弾かれます。その後はどちらもゴール前までは行ってもシュートミスが多く、得点の香りがしないままに終了のホイッスルが鳴りました。
 先週はリーグ戦がなく、十分な休養を取ったはずのサンフレッチェでしたが、しかし動きはいつも以上に重かったと思います。立ち上がりは神戸の前からのプレスに対して動いてパスコースを作って打開することができず、やむなくロングボールを蹴るシーンが目立ちました。またミキッチが何度か突破してチャンスを作りましたが、ゴール前に詰めている人数が少なくチャンスを広げることが出来ませんでした。また後半は神戸もあまり前から来れなくなりましたが、しかしこちらも同じく息切れ。走り込んでいるはずのところに人がいなくて、簡単に相手にボールを渡してしまうシーンが増えました。広島らしいパス回しが見れたシーンもありましたがほとんどは単発。気持ちが引いていたわけではないので「悪い試合だった」とは言えないものの、スペクタクル性は皆無に近くサンフレッチェらしくない試合だった、と言わざるをえません。
 ただ、このような試合になってしまったのに理由はある、と思います。おそらくその主な原因は、怪我人の続出でメンバー的に苦しかったこと。ただでさえ人不足の中盤だったのに高萩がリタイアし、今週は別メニューだったと言う柏木をフル出場させなければならなかったところに苦しさが見て取れます。神戸が監督交代したばかりで攻撃が未整備だったと言うことに助けられた感はありますが、それでもアウェイで勝ち点1を取った事をむしろ評価すべきなのかも知れません。今週は水曜日、土曜日とホームゲームが続きます。ここで無理せず勝ち点1を確保した事が、そこで生きることになるかも知れない。ここはそのようにポジティブに考えて、次に期待するべきなのかも知れません。

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