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2009/07/20

第18節千葉戦

昨日ホームで行われた千葉戦は、終始落ち着いた戦いで4-1で勝ち、順位を6位に戻しました。
 怪我で欠場していたミキッチ、高萩、盛田が復帰し、次の布陣で戦いました。
        中林

   森脇  ストヤノフ  槙野

      青山  中島

ミキッチ            服部
(→盛田76分)
     柏木    高柳(→高萩66分)
     (→李86分)
        佐藤寿

SUB:下田、岡本、楽山、平繁
 対する千葉のメンバーは、GK:岡本、DF:和田、福元、ボスナー、青木良(→巻55分)、坂本、MF:太田(→益山66分)、工藤、アレックス、谷澤(→米倉76分)、FW:深井。プレスをかける練習をしていた、と言う千葉は立ち上がりこそ積極的に来て、最初の2分で2本のシュートを打ってきました。しかし3分の服部のシュートをきっかけに広島がボールを回し始めると下ってゴール前を固め、何度かカウンターを仕掛けてきます。18分には左サイドを突破した太田が思い切って狙ってきましたがボールはゴール枠のわずかに外。23分にも太田のグラウンダーのクロスに深井が飛び込みましたが危うく外に外れます。広島はなかなかシュートまで持ち込めない時間が続きましたが、25分に高柳がドリブルで持ち込みワンフェイントから左足でシュート。43分には槙野のミドルを岡本が横っ飛びで弾きます。更に44分には柏木が決定的なシュートを放ちましたが福元がクリア。前半はじりじりした展開で、得点の予感も少ないままにスコアレスに終わりました。
 しかし後半立ち上がり、サンフは一気に試合の流れを決定づけます。まずキックオフからボールをつなぎ、左右に振って最後は柏木のクロスを佐藤寿がボレーで叩き込んで1点目。続いて2分には高柳が潰されてゴール正面でのFKを得て、これをストヤノフがポストに当てながら直接決めてリードを2点に広げました。
 引いてばかりいられなくなった千葉は、巻を投入して前掛かりに攻めてきます。これに対して広島は、無理に繋がずロングボールを有効に使って押し戻します。16分にはカウンターから深井が抜け出しかけましたが、槙野が素晴らしいプレーでストップ。18分には太田へのスルーパスを服部がカットします。27分には柏木のFKを佐藤寿が戻りながら頭に当てましたが、枠内に飛んだボールは岡本が横っ飛びでキャッチします。攻撃的な選手を送り込んで何とか点を取ろうとする千葉に対して、広島もフレッシュな選手を投入して対抗します。36分には巻がヘディングで狙いましたが盛田が身体を寄せてシュートミスを誘い、その後のクロスの連発は中林が弾きます。そして44分、盛田のパスを高萩が頭で中に送ると、カバーに入った坂本がクリアミス。これを読んでいた李が落ち着いて叩き込み、リードを3点に広げました。
 しかし試合はこれで終わらず、ロスタイムに工藤にミドルを決められ1点を返されます。それに対して広島もその直後、佐藤寿が左サイドを抜け出してマイナスのクロス。ダイレクトで叩いた青山のボールはいったんはDFに弾かれたものの、こぼれをもう一度シュートして決定的な4点目をゲットして、乱れたロスタイムを締めました。
 ペトロヴィッチ監督は試合後に「3連敗中よりも、今日の方が内容は良くなかった」と語っていますが、確かに前半の出来や後半2点を取った後は、それほど良いサッカーが出来ていたとは言えないでしょう。特に前半は守りを固める千葉を攻めあぐみ、カウンターから何度かピンチを作られていました。仮にここで先に点を失っていたら、京都戦や磐田戦のような結末になった可能性は高いと思われます。
 しかしこの日のサンフレッチェの選手たちは、3連敗の教訓を生かした戦いをした、と言えます。守りを固められても焦って前に出過ぎたりせずに、常にバランスを取っていましたし、何よりチーム全体が我慢していました。また2点リードの後は決して無理をせず、体力的な消耗を抑えつつしっかりとゲームをコントロールしました。そして終了間際の李のゴールで安全圏に逃げ込み、1点返されてもすぐにまた1点取り戻す、と言うしたたかさ。試合後のミラー監督は「今日はいい試合ではなかった。勝つに値するプレーは、できなかった」と諦め顔だったようですが、内容の差にふさわしい点差で勝った試合だった、と言って良いと思います。
 前半の最後の3試合を連敗で終わり、試合前のサンフレッチェは前途に暗雲が見えていた、と言う状況でした。仮に昨日の試合で負けていれば、そろそろ残留争いの事も気にしなければならないと言う流れになっていた、と思います。いくら「内容が良い」と言っても結果が出なければやっているサッカーへの確信が持てなくなり、そのまま崩れて行く可能性もありました。そんな中でしっかりと勝ち点3を取ったことで自信を取り戻し、再び上位にチャレンジする権利を得た、と言って良いでしょう。次節から2試合はFC東京と鹿島が相手。暑さや出場停止などで苦しい戦いとなることが予想されますが、ここを乗り切って上位にしっかりと食らいついて欲しいと思います。

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