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2009/06/04

ナビスコ杯大分戦

昨日アウェイで行われたナビスコ杯第5節大分戦は、追いつ追われつの末2-2の引き分け。若手中心で貴重な勝点1を取りました。
 ミッドウィークのアウェイゲーム。しかも芝生が悪い九石ドームと言うことで、ペトロヴィッチ監督は「ベストメンバー規定」を無視したかのような布陣で戦いを挑みました。
         原

   橋内   中島   盛田

      岡本  横竹

李                楽山

     清水    高柳
     (→大崎64分)
        丸谷(→平繁45分)

SUB:大森、西河、篠原、内田、久保
 対する大分も主力の多数を温存して、GK:下川、DF:坪内、上本、藤田、MF:井上、西山(→深谷45分)、小手川(→ウェズレイ61分)、宮沢、清武、FW:家長、前田。前半はピッチの悪さもあって両チームとも思うようなサッカーができなかったとのこと。特に広島は攻撃面が機能せず、チャンスと言えば左サイドから楽山がクロス、と言うパターンだけだったそうです。そんな中の前半30分に坪内のシュートを原がファンブル。続くCKでマークミスから家長に決められ、先制点を許してしまいました。しかし、若手選手たちが下を向きそうになるところで4年目のこの男が燃えます。前半39分、李のCKに橋内が飛び込みプロ初ゴールをゲット。サンフレッチェは同点に追いついて前半を折り返しました。
 後半に入ると、途中から投入された平繁を起点にサンフレッチェのサッカーが躍動します。後半8分の横竹のシュートは枠外に外れたものの、14分に突破を図った平繁が井上に引っかけられてPKをゲット。これを自ら決めて、逆転に成功します。更に清水に代わって初出場した大崎がドリブルでかき回し、チャンスを作ります。後半26分の高柳が抜け出して決定的なシュート。28分の高柳のシュートはGK正面を突きます。逆に大分もウェズレイが入って前掛かりになり、何度もチャンスを作ります。そして後半34分、ペナルティエリアの外左45度の位置からウェズレイに直接決められ同点に追いつかれてしまいます。その後サンフレッチェも平繁、大崎が惜しいシュートを放ったものの決めきれず、両者お疲れのドローとなりました。
 試合後にペトロヴィッチ監督は若手の活躍に感銘を受けた様子で「サンフレッチェには奇跡が起こりつつある」と語っていたそうです。プロデビューを果たした原、丸谷だけでなく、先発メンバーのほとんどが控え選手たち。リーグ戦の出場時間が一番多いのが中島の435分、二番目が高柳の374分で、ほとんどが控えに入るのがやっと、と言う選手たちでした。そして実際前半はあまり良いサッカーはできていなかったそうで、先制点を奪われたと速報で見たときには「もうダメかも」と思ったものです。ところが選手たちの反発力は見事なもの。すぐにセットプレーから追いつくと、後半は(少なくともウェズレイが入るまでは)相手を圧倒したそうです。シャムスカ監督の「相手は若い選手が多かったが、スピードがあり、守備はコンパクトでいいチームだった」と言う言葉は、素直に受け取っておいて良いのではないでしょうか。原は1失点目に繋がるキャッチミス以外は無難にプレーしたそうですし、橋内は点を取っただけでなく守備でも奮闘していたとのこと。横竹もこれまでにないほど良かったそうですし、平繁、大崎も光るプレーを見せました。この勝ち点1はナビスコ杯の勝ち抜けに向けて貴重なものだと言う以上に、サンフレッチェの未来に繋がるものだと言えるのではないでしょうか。

日刊スポーツスコア速報
中国新聞戦評
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Jリーグプレビュー&レポート

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