第15節京都戦
昨日西京極で行われた第15節京都戦は0-2で敗れ、連勝は3で止まりました。
サンフレッチェのメンバーは控えも含めて前節と同じで次のような感じでした。
これで息を吹き返した京都。逆に広島は、ラフなタックルを受けて足を痛めた柏木を下げざるを得なくなります。ロスタイムには広島が攻め込み、高萩がペナルティエリアでフリーになったもののシュートではなくパスを選択したもののDFがクリア。広島は1点のリードを許したままで前半を折り返すことになりました。
ハーフタイムに加藤監督はFWを1枚削って増嶋を投入し、早くも逃げ切り体勢に入ります。広島は再びアクシデントに襲われ、太ももを痛めた盛田が担架で運び出されます。それでもサンフは攻撃の手を緩めることなく、ペナルティエリア付近に密集する京都の守備陣をあの手この手で崩そうとします。9分には中央を目まぐるしいパス回しで崩して、最後は高柳のパスを服部がダイレクトで叩いたもののシュートミス。11分にはミキッチのパスを受けた高柳がフリーでシュートしましたが、これも枠外に外れます。12分の高柳のシュートはGKが弾き、15分の青山のクロスに合わせた高柳のヘッドも枠を捉えることができません。更に後半17分には高萩がフリーでシュートしたものの、わずかに枠を外します。逆に22分、ディエゴが蹴ったFKのボールをストヤノフは届かず、ギャップに入り込んだ水本がシュート。飛びつく中林の手も及ばず、痛い2失点目を喫してしまいました。
リードを広げてますます自陣に引き籠もる京都。サンフは何とかこじ開けようとするものの、疲れからかキックの正確性を欠いてなかなかチャンスが広がりません。33分には高柳のスルーパスで抜け出した佐藤寿が左足で狙いましたが、これもわずかに枠を捉えることができず。42分のヘディングも、強く叩くことができません。広島は最後まで攻め続けたものの最後までゴールを割れず、今季初めての無得点での敗戦となりました。
立ち上がりの柳沢のシュートがポストに当たったときには「今日は運があるかも」と思ったものでしたが、残念ながら不運の方が上回った試合だったと思います。染谷のゴールシーンは高い位置までボールを運ばれてしまったのは問題だったものの、シュート自体は何と言うこともないものでした。また後半の失点も京都にとっては「これしかない」というもの。守備のミスと言うよりも、水本にしか触れない位置にボールを送り込んだディエゴを讃えるしかありません。早い時間帯に怪我で2人の選手を入れ替えなければならなくなった事も含めて、この試合は運がなかった敗戦だった、と言わざるをえないと思います。
ただ、だからと行ってこの敗戦を軽く考えても良い、というものでもないと思うのです。昨日の京都は気温33℃。真夏に比べればまだ気温は低かったのですが、風がなく湿度も高く、じっとしているだけでも体力を消耗するような天候でした。そんな中、引いて守る相手を運動量を上げて圧倒することが難しいのは当然のこと。決めるべきときに決めなければこうなるのは、必然だったと言わざるを得ません。昼間の試合はこれが最後で、しばらくは夜のゲームが続きますが、しかし暑さはこれからが本番。この日のように体力を消耗する中で引き籠もる相手を崩さなければならない、と言うことは、頻繁に起こるものと思われます。そう言うときに、どのように戦いを進め、そして勝ち点を取って行くのか。サンフレッチェが上を目指すには、この課題に何らかの答えを出さなければなりません。
日刊スポーツスコア速報
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サンフレッチェのメンバーは控えも含めて前節と同じで次のような感じでした。
中林 槙野 ストヤノフ 盛田(→横竹50分) 青山 中島 ミキッチ(→平繁75分) 服部 柏木 高萩 (→高柳40分) 佐藤寿 SUB:原、橋内、岡本、李対する京都は、GK:水谷、DF:染谷、角田、水本、中谷、MF:渡邉(→林87分)、佐藤勇、安藤、ディエゴ(→森下89分)、FW:柳沢、豊田(→増嶋45分)、と言うメンバーでした。立ち上がりは京都もプレスをかけてきて、ファーストシュートは安藤でした。しかしすぐにサンフレッチェが反撃し、4分には青山の強烈なミドルが枠を捉えましたが水谷に弾かれます。5分にはDFラインの裏に飛び出した柳沢がGKの位置を見てループシュート。やられた、と思われたシーンでしたがポストが防ぎます。その後はパスワークに勝る広島が押し込み、12分には高萩、14分にはミキッチがシュートしましたが決めることができません。18分には高萩のスルーパスで抜け出したミキッチがDFとの競り合いに勝ちましたが、ファウルを取られて警告を受けます。京都はシュートは打つもののほとんどがミドルレンジからの可能性の少ないもの。逆に広島は高萩、ストヤノフ、柏木らが次々とスルーパスを送り、チャンスを作ります。25分には服部のクロスを槙野がフリーでヘディングしたものの惜しくも枠外。27分の佐藤寿のシュートはGKのスーパーセーブに阻まれます。28分にはストヤノフが芸術的なFKを放ちましたが、惜しくもバーに弾かれます。流れは完全に広島でしたが、しかし37分、DFラインからドリブルで上がってきた染谷にそのままシュートを打たせてしまいます。威力はさほどでもなかったものの、DFの足に当たってコースが変わりGKの逆を突いてゴールネットへ。広島は不運な形で先制点を許してしまいました。
これで息を吹き返した京都。逆に広島は、ラフなタックルを受けて足を痛めた柏木を下げざるを得なくなります。ロスタイムには広島が攻め込み、高萩がペナルティエリアでフリーになったもののシュートではなくパスを選択したもののDFがクリア。広島は1点のリードを許したままで前半を折り返すことになりました。
ハーフタイムに加藤監督はFWを1枚削って増嶋を投入し、早くも逃げ切り体勢に入ります。広島は再びアクシデントに襲われ、太ももを痛めた盛田が担架で運び出されます。それでもサンフは攻撃の手を緩めることなく、ペナルティエリア付近に密集する京都の守備陣をあの手この手で崩そうとします。9分には中央を目まぐるしいパス回しで崩して、最後は高柳のパスを服部がダイレクトで叩いたもののシュートミス。11分にはミキッチのパスを受けた高柳がフリーでシュートしましたが、これも枠外に外れます。12分の高柳のシュートはGKが弾き、15分の青山のクロスに合わせた高柳のヘッドも枠を捉えることができません。更に後半17分には高萩がフリーでシュートしたものの、わずかに枠を外します。逆に22分、ディエゴが蹴ったFKのボールをストヤノフは届かず、ギャップに入り込んだ水本がシュート。飛びつく中林の手も及ばず、痛い2失点目を喫してしまいました。
リードを広げてますます自陣に引き籠もる京都。サンフは何とかこじ開けようとするものの、疲れからかキックの正確性を欠いてなかなかチャンスが広がりません。33分には高柳のスルーパスで抜け出した佐藤寿が左足で狙いましたが、これもわずかに枠を捉えることができず。42分のヘディングも、強く叩くことができません。広島は最後まで攻め続けたものの最後までゴールを割れず、今季初めての無得点での敗戦となりました。
立ち上がりの柳沢のシュートがポストに当たったときには「今日は運があるかも」と思ったものでしたが、残念ながら不運の方が上回った試合だったと思います。染谷のゴールシーンは高い位置までボールを運ばれてしまったのは問題だったものの、シュート自体は何と言うこともないものでした。また後半の失点も京都にとっては「これしかない」というもの。守備のミスと言うよりも、水本にしか触れない位置にボールを送り込んだディエゴを讃えるしかありません。早い時間帯に怪我で2人の選手を入れ替えなければならなくなった事も含めて、この試合は運がなかった敗戦だった、と言わざるをえないと思います。
ただ、だからと行ってこの敗戦を軽く考えても良い、というものでもないと思うのです。昨日の京都は気温33℃。真夏に比べればまだ気温は低かったのですが、風がなく湿度も高く、じっとしているだけでも体力を消耗するような天候でした。そんな中、引いて守る相手を運動量を上げて圧倒することが難しいのは当然のこと。決めるべきときに決めなければこうなるのは、必然だったと言わざるを得ません。昼間の試合はこれが最後で、しばらくは夜のゲームが続きますが、しかし暑さはこれからが本番。この日のように体力を消耗する中で引き籠もる相手を崩さなければならない、と言うことは、頻繁に起こるものと思われます。そう言うときに、どのように戦いを進め、そして勝ち点を取って行くのか。サンフレッチェが上を目指すには、この課題に何らかの答えを出さなければなりません。
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