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2009/05/24

第13節大分戦

昨日の第13節大分戦は前半終了間際の佐藤寿のゴールを守りきって、暫定順位を5位に上げました。
 ナビスコ杯の遠征メンバーはそのまま大分に移動し、また高萩も広島から合流して山形戦とほぼ同じメンバーで戦いました。
        中林

   森脇  ストヤノフ  槙野
   (→盛田80分)
      青山  中島(→横竹73分)

ミキッチ            服部

     柏木    高萩

        佐藤寿(→平繁65分)

SUB:原、李、楽山、清水
 対する大分は登録上は3-5-2ながら実質は4-5-1で、GK:西川、DF:坪内、森重、上本、MF:梅田、宮沢、藤田、家長、清武、FW:金崎、高橋、と言うメンバーでした。大分は最初の数分だけは前から取りに来たものの、広島がパスを回し始めると引いて守りを固め、カウンター狙いに徹します。3分には左サイドで服部がフリーになったもののDFがブロック。14分には波状攻撃を仕掛けて最後は森脇が左足で狙いましたが、GK正面を突いてキャッチされます。その直後には大分のカウンターから金崎がペナルティエリア内でフリーになりましたが、DFが寄せてシュートを打たせません。広島はパス交換から、あるいはサイドの崩しから何度も攻撃を仕掛けますが、大分の守備ブロックはなかなか崩れません。逆に大分は何度かカウンターからチャンスを作りますが、パスミスやシュートミスから事無きを得ます。33分にはストヤノフのロングパスをミキッチがDFラインの裏で受けてマイナスのパス。ここに走り込んでいた高萩がダイレクトで打ちますが大きく上に外し、40分にもミキッチの戻しを森脇が打ちましたが枠外に飛びます。ところがこのままスコアレスで前半終了か、と思われたロスタイム。中盤でボールを奪った青山がそのままドリブルで突進して潰される直前に右のスペースに出します。ここに走り込んでいた中島がGKとDFラインの間を横切る速いクロスを入れると、ファーサイドに飛び込んだ佐藤寿が思い切って足を伸ばしてゴールネット丈夫に突き刺さる先制点。サンフレッチェは何とか1点リードで前半を折り返すことができました。
 後半も立ち上がりから広島ペースで、多彩な攻撃でチャンスを作ります。1分にはCKに槙野が合わせたもののヒットせず、2分にはミキッチのクロスに飛び込んだ青山がヒールで狙いましたが枠を外れます。17分には佐藤寿が足を滑らせながらもゴールライン際から折り返し、走り込んだ高萩が合わせましたが枠外。23分にも高萩がペナルティエリア内からシュートしましたが西川にストップされ、こぼれをつないで柏木がシュートしましたがこれも枠を捉えることが出来ません。更に29分には青山のスルーパスで抜け出した平繁がGKと1対1になりましたが、思い切って打ったシュートは西川に弾かれます。逆に何とか連敗を止めたい大分も、終盤はリスクを賭けて攻めてきます。26分には清武にシュートを許し、39分には右からのクロスを藤田が頭で狙いましたが中林が素晴らしい反応で弾きバーに救われます。40分には鈴木がミドルを狙い、44分にもFKのボールに先に触られますがゴール枠を外れて助かります。ロスタイムにも左サイドから危ないクロスを入れられたもののストヤノフが身体を張ってストップ。広島は最少得点を守りきって、今季初めての連勝となりました。
 大分は何とか連敗を脱出したいと言うモティベーションで、なりふり構わず戦っていた、と思います。森重や上本は痛い足を引きずりながらも身体を張り続け、西川はスーパーセーブ連発で広島攻撃陣の前に立ちはだかりました。広島がボールを回し始めると全員が自陣に戻り、極端な場合には8人がペナルティエリア付近に固まって守っていました。また高橋、金崎、清武の運動量と家長のキープにも手を焼かされました。その上、九州石油ドームのピッチは荒れている上に柔らかく、パスが乱れるだけでなく足を取られるシーンも多かったように思います。そんな中、サンフレッチェの選手は良く我慢していた、と思います。相手が引きこもってもむやみに前に上がってしまうのではなく、常にバランスに気を配りながら攻め込んでいました。逆に相手ボールになった時には切り替えを早くして、自陣で相手をフリーにしないよう対応していました。これまで大宮戦や千葉戦などでは先制した後も攻めにかかりすぎて逆襲を食らい、無駄な失点で敗戦を喫していましたが、そこで払った「高い授業料」に見合う結果がこの大分戦だったと言えるのではないでしょうか。数々あった決定的なチャンスを生かせず1点しか取れなかったのは残念ですが、しかし1点しか取れなければ0点に抑えれば良い、と言うのがいわば「勝利の方程式」。選手が、あるいはチームとして成長している手応えを感じることの出来る勝利だった、と言えるでしょう。
 今季はここまで13試合を終えて、サンフレッチェの成績は5勝5分け3敗の勝点20となっています。J2から昇格した年だと言うことや怪我人続出の状況を考えれば、まあまあ良くやっていると言って良いでしょう。ただ、思い返してみれば2年前も第13節終了時点の勝点は21。攻撃的なサッカーが浸透しつつある手応えもつかんで、上位進出も狙えるのではないか、と言う雰囲気でした。ところが現実には残り21試合で勝点をわずかに11しか取れず、降格の憂き目にあったのです。そう言う意味では、シーズンはまだ始まったばかりです。これからどんなことでも起こりうる、と考えておかなければなりません。どんなメンバーであってもクレバーに守ること。そしてどん欲に次の1点を狙うこと。これからもチームとして、あるいは選手個々が更に成長しなければならないと言うことを、肝に銘じなければなりません。

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