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2009/05/06

第10節FC東京戦

雨のビッグアーチで行われた第10節FC東京戦は、高萩と佐藤寿のゴールで奪った2点を守りきって、久々の勝点3を取りました。
 サンフレッチェは前節と同様に次の布陣で戦いました。
        中林

   森脇  ストヤノフ  槙野

      青山 森崎和

ミキッチ            服部

     柏木    高萩(→盛田65分)
     (→中島84分)
        佐藤寿(→久保80分)

SUB:原、李、楽山、平繁
 対するFC東京はカボレが欠場で、GK:権田、DF:徳永、ブルーノ・クアドロス、今野、長友、MF:梶山、米本(→平山63分)、石川、羽生(→大竹82分)、FW:赤嶺、近藤(→鈴木51分)。立ち上がりはパスサッカーのマッチアップ、と言う感じで、攻守の切り替えの激しい試合となります。最初のシュートは広島で、3分にストヤノフのFKのこぼれを槙野がミドルで狙いましたがGKがキャッチします。東京も石川の神出鬼没の動きからチャンスを作り、10分には赤嶺が強烈なミドルを放ちます。しばらくは東京にペースを握られゴール前まで持ち込まれるシーンも多かったのですが、しかしサンフはいつものように落ち着いてDFラインでパスを回してリズムを取り戻すと、15分には槙野が怒濤の上がりからシュート。16分には右からパスを繋いで最後は服部が決定的なシュートを放ちましたがわずかに枠を外れます。そして22分、ストヤノフのスルーパスを受けたミキッチが深い位置からダイレクトでクロス。ここに走り込んだ高萩が高い打点から頭で叩き込んで、3試合ぶりに得点を挙げました。
 その後も出入りの激しいゲームが続き、24分にはGKのクリアミスを拾って柏木がシュートを放ちましたがわずかに枠外。25分にはストヤノフが思い切ってミドルを狙いましたがこれもわずかに外れます。26分には東京の波状攻撃を受けてゴールネットを揺らされますがオフサイドに救われます。28分には長友のサイドチェンジから逆サイドの石川が狙いましたが、味方に当たって難を逃れます。33分には青山のロングパスから服部の右足のクロスに高萩が合わせましたが枠外。35分には中央から森脇がミドルを狙いましたが惜しくもDFにクリアされます。38分には高萩のスルーパスから柏木が決定的なシュートを打ちましたが権田のスーパーセーブに防がれ、こぼれを狙った服部のシュートも枠を外してしまいます。41分にも右から繋いで佐藤寿のパスを受けた森崎和が左足で狙いましたがこれも枠外。両チームとも持ち味を出しあった前半は、広島の1点リードでハーフタイムを迎えました。
 後半立ち上がりは東京のペース。高い位置からのプレスでボールを奪い、何度かゴール前にクロスを入れてきます。それに対して広島はカウンターからチャンスを作り、2分には右からミキッチのクロスから最後は柏木がシュートしましたが枠外。4分にはカウンターから3対2になり柏木が突破を狙いましたが戻ってきた米本に抑えられます。9分にはサイドチェンジでフリーになったミキッチが強烈なシュートを放つもGKが横っ飛びでキャッチ。11分には長友のクロスに羽生が合わせましたが上に外れて助かります。16分にはパスミスからカウンターになり赤嶺がシュートしましたが枠外に外れます。更に、19分には左サイドを崩されてゴールネットを揺らされましたが、ファウルのジャッジに救われます。その後も東京は立て続けに決定的なシュートを打ってきますが、中林が素晴らしい反応で防ぎます。サンフレッチェは25分にはストヤノフ、28分には柏木がシュートして逆襲を図ります。そして29分、高い位置でのボールカットから柏木が左サイドへスルーパス。これでフリーになった青山がゴール前を横切るクロスを入れると逆サイドで佐藤寿が押し込んで、貴重な2点目をゲットしました。
 その後、東京はDFラインを高くして総攻撃をしかけて来ましたが、それに対して広島はDFラインに盛田を投入。また疲れの見える前線に代えて久保と中島を投入して、何とか逃げ切ろうとします。35分には梶山がシュートしましたがGK正面。44分にはロングクロスに赤嶺が飛び込みましたがヒットせず枠外に外れます。47分には梶山がミドルを打ちましたが中林が胸でがっちりとキャッチします。結局東京には広島と同じ15本のシュートを打たれたものの最後まで得点を許さず、5試合ぶりとなるシーズン3勝目を上げました
 前節、攻撃的な布陣で勝利を挙げた東京は、この試合でも前から積極的なプレスをかけてきました。特に羽生の散らしと梶山のキープ力、石川の運動量が相まって、何度も自陣に押し込まれる展開となりました。またサンフレッチェも連戦の疲れが溜まっていて、いつものような運動量をベースにしたパスサッカーがあまりできていなかった、と思います。ただ、そんな状況でもこの日の広島の選手たちは見事な戦いを見せました。サイドを破られクロスを入れられても中央はがっちりと鍵をかけ、強烈なシュートは中林が素晴らしい反応で次々とセーブしました。特に終盤はほぼ一方的に攻め込まれたにも関わらず集中を切らさずにはね返し、時折カウンターからチャンスを作って相手の勢いを止めていました。第7節までは1試合平均2失点していた、と言うことが信じられないような「3試合連続完封」と言う結果を残したわけですが、これが決してフロックではない、と言うことが分かる内容だった、と言えるでしょう。
 そして素晴らしかったのは、そのようにしっかりと守っていながらも、「これぞ広島」と言えるような見事な攻撃で2点を奪ったこと。そしてそれ以外にも何度も決定的なシーンを作ったことです。横浜FM戦や柏戦のようにほとんどの時間帯で相手を圧倒するような試合こそできませんでしたが、そんなことがいつでもできるわけではありません。昨日のような試合でしっかりと勝点3を取るということがどれだけ大切か、いくら言っても言い過ぎと言うことはありません。このところ内容が良くても勝てない、と言う試合が続いていましたが、そう言うときにしっかり我慢してきたことがこの結果に繋がっている。自分たちは成長している、と言うところに確信を持って、次節以降の試合に臨んで欲しい、と思います。

日刊スポーツスコア速報
中国新聞戦評 コーナーフラッグ
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Jリーグプレビュー&レポート

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