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2009/03/23

第3節鹿島戦

昨日行われた第3節鹿島戦は、後半ロスタイムに勝ち越し点を許して1-2で敗れました。
 サンフレッチェのメンバーは前節と同じで次のような布陣となりました。
        佐藤昭

    森脇 ストヤノフ 槙野

      青山 森崎和
      (→中島59分)
ミキッチ            服部

     柏木    高萩(→高柳59分)

        佐藤寿

SUB:中林、盛田、李、楽山、平繁
 鹿島のメンバーは上海戦を踏襲して、GK:曽ヶ端、DF:内田、岩政、伊野波、パク、MF:小笠原、青木、本山(→増田67分)、野沢(→遠藤80分)、FW:大迫(→興梠72分)、マルキーニョス。試合は立ち上がりから鹿島のペースで、小笠原を起点にボールを回して攻め込みます。2分には内田が右サイドを突破してクロスを入れ、3分には大迫の突破から本山。その後も野沢、青山らが次々と攻め込んできます。そして16分、大迫の至近距離からのシュートはブロックしたものの本山が伊野波とのパス交換からシュート。これがDFに当たってゴールネットを揺らし、鹿島が先制点を奪いました。
 これでやや落ち着いた鹿島に対して広島がボールを回せるようになり、徐々に押し返します。34分には高萩のパスでフリーになった柏木がシュートしたもののブロックされ、拾ったボールを服部がクロス。これを逆サイドに飛び込んだ高萩が頭から飛び込みましたが惜しくも枠外に外れます。その後は両チームとも一進一退の攻防で、鹿島の1点リードで前半を折り返しました。
 後半立ち上がりも最初にチャンスを作ったのは鹿島。内田のクロスを本山が頭でシュートしましたが、佐藤昭がゴールライン上で何とか止めます。広島は後半6分に相手ボールを奪った佐藤寿が単独で突破してシュートを狙いましたが、右足で狙ったボールは上手くヒットせず枠外に外れます。しかし16分、ストヤノフのスルーパスで抜け出した佐藤寿が内田に倒されてPKをゲット。これをストヤノフが落ち着いて決めて、広島はようやく同点に追いつきました。
 中島と高柳を中盤に入れた広島は、疲れの出てきた鹿島を運動量で上回って押し返そうとします。しかし鹿島も増田、興梠、遠藤とフレッシュな選手を投入して流れを渡しません。40分にはストヤノフのパスミスを奪われ、クリアボールが興梠に当たって危うくゴールへ、と言うシーンも作られます。そして後半ロスタイム。鹿島の左からのCKの折り返しがニアで待っていた興梠へ。これをジャンピングボレーで決められてついに追加点を許します。その後広島は全員で攻め上がって同点を狙いましたがシュートを打たせてもらえず、そのままタイムアップの笛を聞くことになりました。
 前節、「ボールも人も動く」サッカーをしながらも隙を突かれて敗れたサンフレッチェは、昨日は慎重な戦いを選択していました。ラインを低くしてペナルティエリアの前にブロックを作り、鹿島のボール回しをあまり追わずにバイタルエリアで相手を挟み込んでボールを奪う、と言う狙いだったように思います。そしてその結果、相手のシュートは広島と同じ8本。個人能力の高い相手にスペースを与えず、攻撃の形を作らせないと言う意味ではある程度は成功していた、と言えるのではないかと思います。
 ただ、これは全体的に腰が引けた戦い方だった、と言うこともできるわけで、実際小笠原は「引いてくるのは想定していたか」と言う質問に対して「今どき珍しい。一昔前のやり方だった」と厳しい言葉を残しています。サンフレッチェは全体的に相手のボールを奪う位置が低かったため攻撃にかかったときに人数が足りず、厚みのある攻撃を仕掛けることができませんでした。また持ち味だったはずの速いテンポのパス交換からの組み立てができず、無理なところを狙ったパスをカットされて逆襲を受ける、と言う形が多すぎました。佐藤寿は厳しいマークをかいくぐりながら、PKを得た以外にも2度ほど決定的なチャンスを作りましたが、しかし一人でできることにも限界があります。やはり広島の持ち味は2列目やDFラインからの攻撃参加であり、それができてこそ自分たちのサッカーができた、と言えるわけです。相手が前年度のチャンピオンと言うことで慎重になるのは分かるのですが、しかし慎重さが生きるのは時々「大胆」を折り込んでこそ。「細心」であるべきところが「小心」になってしまったことが、この試合を落とした遠因だったように思えてなりません。
 2年ぶりのJ1と言うことで戸惑うのは分かるのですが、しかし昨年の戦いだってそう簡単なものではなかったはず。そんな中で作り上げてきたサッカーが、通用しないはずは無いと思います。これまでやってきたことをしっかりと継続して精度を高めて行くこと。行くべきところと抑えるべきところをしっかりと読んで戦うこと。それをチーム全体で心を一つにして行うこと。それが今、サンフレッチェに最も必要なことなのではないでしょうか。

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