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2009/03/16

第2節大宮戦

快晴のビッグアーチに20,312人を集めて行われたホーム開幕戦は、2-3で痛い逆転負けを喫しました。
 サンフレッチェは前節から高萩を入れ替えて、次のメンバーで戦いました。
        佐藤昭

    森脇 ストヤノフ 槙野

      青山 森崎和
      (→高柳66分)
ミキッチ            服部(→楽山79分)

     柏木    高萩(→平繁77分)

        佐藤寿

SUB:中林、盛田、中島、李
 対する大宮は、GK:江角、DF:塚本、冨田、マト、波戸、MF:金澤、新井、藤本、橋本、FW:藤田(→渡部88分)、石原(→市川63分)、と言うメンバーでした。先制点は広島で、3分にDFラインからのロングボールで高萩が抜け出し、服部のクロスをシュート。ボールは当たり損ないでしたがポストに当たってネットに転がり込みました。
 その後は両チームともボールを奪ったらすぐに前に運んでシュートと言うシーンが続きます。12分には石原がペナルティエリアの外でボールを受けると反転してシュート。15分には中盤で奪われたボールを繋がれて最後は波戸がシュートしましたが上に外れます。21分には右サイドから持ち込んで柏木のヒールパスで抜け出した佐藤寿がシュートしましたが、GKに当たってしまいます。23分には新井のミドルに藤田が飛び込みましたが佐藤昭が素晴らしい反応で弾きます。そして33分には服部のロングボールを高萩が折り返し、佐藤寿が胸トラップしたところを倒されてPKを得ます。ボールを持ってペナルティスポットに向かったのは槙野。後ろ向きに構えて走り出すキックでGKの体制を崩したものの緩く蹴ったボールを足に当ててしまい、追加点のチャンスを逃します。逆に40分には森脇が波戸を倒してPKを与えてしまい、マトに決められて同点に追いつかれて前半を折り返しました。
 後半は立ち上がりから広島ペース。4分にはミキッチの突破からの鋭いクロスを森脇が頭で叩き込み、先制点を奪います。そしてその後もミキッチのシュートや佐藤寿のシュートなど、何度も大宮ゴールを脅かします。大宮は低い位置で構えてボールをはね返すだけで、広島が自在にボールを動かして攻めるシーンが続きます。14分には槙野の突破から柏木がループ気味に狙いましたが、江角が反応して弾き出します。16分にはカウンターから石原が決定的なシュートを放ちましたが、佐藤昭が横っ飛びでセーブします。24分には服部のクロスに飛び込んだ佐藤寿が後ろから押されたように見えましたがノーホイッスル。25分にも広島の波状攻撃から佐藤寿が倒されましたが、またも笛はありません。逆に27分、ストヤノフのボールがカットされて一気にゴール前に運ばれ、藤田のパスを受けた市川がフリーで決めて、同点に追いつかれてしまいました。
 続いて34分には大宮左からのCKをマトに決められ、リードを許します。その後広島はボールを繋いで何度も攻め込みましたが大宮の白い壁を崩せず、ロスタイムの佐藤寿のシュートもバーに阻まれそのまま敗れました。
 試合後に大宮の藤本選手は「いい試合をして負けることはあるし、悪い試合して勝つこともある。今日は、後者だった...今日勝ててよかった。とにかく初勝利なので、ホッとした」と語っていますが、これは文字通り取って良いでしょう。試合は大宮の流れの時間帯もあったものの、全体を通してほぼ広島ペース。自在にパスを繋ぎ、DFラインから攻撃参加する広島の選手を捕まえきれず、大宮の選手は引いて守るしかありませんでした。また2点取ったシーン以外にも何度も相手の守備を崩して、決定的なシュートを放っていました。もしサッカーの勝敗が判定で決まるものならば、あるいは美しさで勝負するものならば、広島が勝ったと言って良いでしょう。内容だけならば、広島が上だったと言っても決して負け惜しみではないと思います。
 しかし、残念なことにサッカーは点を何点取ったかで勝敗を決めるスポーツ。広島が2点しか取れなかったのに対して、大宮が3点取ったと言うのは動かしがたい事実です。足に掛かっているかどうか微妙だったPKであろうが、ちょっとしたマークミスから取られた点であろうが、1点は1点。美しく崩して取った1点との価値の差はありません。せっかく苦労して取った見事な得点を、つまらないミスで失ってしまったと言うのが、昨日の広島の現実なのです。普通にやれば勝点3を取っていた試合で0になってしまったと言う結果を、真摯に受け止めなければならないのです。
 個々のミスは、問題ではないと思います。パスミス、マークミス、シュートのミス。誰がミスを犯したかと言うことではなく、チーム全体で失点を防げなかったこと、ミスを取り返せなかったことが問題なのです。我々が今年戦っているのはJ1のリーグです。最後の最後に勝点の1つ、得失点差の1つが優勝や降格に決定的な意味を持つリーグなのです。そこで勝ち抜くためには、負け試合を引き分けに持ち込み、イーブンな流れを勝ち試合に持って行き、そして勝てる試合では確実に勝点3を取るしたたかさが必要なのです。この敗戦から学ぶのは、自分たちの甘さであると同時に、苦しい試合でも逆転で勝った大宮のしぶとさなのだろうと思います。J1に復帰して初めて味わった強烈な洗礼から得た経験を生かすことが、今のサンフレッチェにとって最も大事なことなのではないでしょうか。

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