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2008/11/10

第42節仙台戦

昨日第42節仙台戦がアウェイで行われ、1-1で引き分けました。
 広島にとっては消化試合ながら、レギュラー級の選手で休みを取ったのは柏木だけ。東京V戦で試合を決めた楽山、高柳もベンチスタートで、ほぼベストメンバーで臨みました。
        佐藤昭

    森脇 ストヤノフ 槙野

      青山 森崎和
      (→高柳63分)
李(→楽山63分)         服部
    高萩    森崎浩
    (→清水80分)
        佐藤寿

SUB:中林、結城
 対する仙台は4-2-3-1の布陣で、GK:林、DF:木谷、一柳(→飛弾85分)、磯崎、岡山、MF:永井、菅井、斉藤、梁、関口、FW:中島(→中原74分)。試合は立ち上がりから広島のペースで、ファーストシュートは3分。左からのCKを佐藤寿が落とし、森崎浩がシュートしましたが上に外れます。その後も広島がボールを回して様子を窺い、仙台がカウンターを狙う、と言う展開が続きます。11分には高い位置に上がっていたストヤノフが右サイドに絶妙のロビングのパス。これを李が叩きましたがGK林が防ぎます。13分にもハーフカウンターから李がシュートしたもののサイドネット。広島は分厚い攻めを見せるものの、仙台の守備ブロックはなかなか崩れません。そして25分頃からは仙台も右サイドを起点に攻め込むシーンが増えてきて、29分には一柳がシュート。その後も左右からクロスを放り込んできます。そして32分、右からのアーリークロスを永井がヒールで流し、これを菅井がダイレクトで決めて仙台が先制点を奪いました。
 これでますます守備を固めて閉じこもる仙台に対して、広島が何とかこじ開けようパスを回します。37分には槙野のシュートがDFに当たってコースが変わったものの林が横っ飛びでキャッチ。40分には李のスルーパスで抜け出した森脇のクロスに佐藤寿が飛び込んだものの、仙台の必死の守りにシュートできません。しかし44分、槙野が左から単独で仕掛けてゴールラインぎりぎりからクロス。これをトラップした佐藤寿が見事なボールコントロールから叩き込み、前半を1-1で折り返すことができました。
 後半に入ると、引いて守る仙台を何とか広島がパスワークで崩そうとする、と言うシーンが続きます。8分にはワンタッチパスをつないで李が飛び出し、低いクロスを佐藤寿がニアで逸らしましたがわずかに枠外。16分には李がペナルティエリア内でフリーでボールを持ったものの、シュートを狙わずにクリアされます。21分には楽山のスルーパスを受けた高柳が反転してシュートしましたが林に抑えられます。20分過ぎからは攻守の入れ替えが激しくなり、27分には斉藤の強烈なミドルは佐藤昭が横っ飛びでキャッチします。34分には高柳のクロスを佐藤寿がフリーで合わせましたが、ヘディングシュートは林の正面。40分には右から侵入した梁の強烈なミドルが襲いますが、佐藤昭が片手で弾きます。ロスタイムには楽山のCKに清水が頭で合わせたもののこれも林の好セーブに防がれます。結局後半は一度も両チームのネットが揺れることはなく、両チームとも勝点1を分け合う事になりました。
 既に優勝を決めているサンフレッチェにとって、この試合のモティベーションは「一度も勝っていない仙台に勝つ」と言うことと「勝点100、得点100を目指す」と言うことだけでした。むしろそれ以上に、選手たちにとっては厳しいチーム内の争いに勝ってポジションを確保する、と言う意味の方が強かったと言えるかも知れません。従ってサンフレッチェの選手のやる気がなかったとは言えないし、逆に「消化試合」にしては強い気持ちで戦えたのではないかと思われます。それが先制されながらも前半のうちに同点に追いつき、その後は圧倒的に支配すると言う試合展開に繋がりました。対する仙台は、目の前に迫ったJ1昇格に向かって何としても勝点が欲しいと言う立場。従って緊張はあったにしろ勝ちたいと言う気持ちでは広島を大きく上回るものがあったのは間違いありません。それが前の2試合にも増して引きこもって守りを固める、と言う戦い方になった要因の一つだし、また少ないチャンスを虎視眈々と狙って1点を先制する、と言う展開にも繋がったのだろうと思います。そういう意味でこの試合は、両チームの状況が如実に反映された内容と結果だった、と言えるでしょう。
 そんな中で収穫があったとすれば、若手が伸び伸びとプレーし成長を見せた、と言うことだったのではないでしょうか。例えば今シーズン21試合目の出場となった佐藤昭は、何度か素晴らしいセーブを見せて失点を1に抑えました。そしてそれ以上に素晴らしかったのは足でのプレーの正確さ。バックパスを蹴り出したのは(確か)1度だけで、それ以外はどれだけプレスをかけられてもしっかりと味方にパスを繋いでいました。また守備範囲の広さも経験を積むに従って広くなったような感じで、ここ半年で最も成長した選手だ、と言えるのではないでしょうか。また今季2試合目の清水も良いところに顔を出してチャンスに絡みました。特にロスタイムのヘディングシュートは決定的で、GKが林でなければ決まっていたかも知れません。更に先発が期待されながら途中出場だった高柳と楽山も2人のコンビで決定機を作るなど、レギュラーを脅かす存在となっています。来季のJ1での戦いに向けて更なるレベルアップが求められるサンフレッチェですが、彼ら若手の成長は何よりも貴重なものだと言えるのではないでしょうか。

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