山形戦の感想など
このところ自宅の引っ越しでバタバタしていて、山形戦も荷造りをしながら流して見ただけ。「衝撃の失点シーン〜敗戦」でも、「ああ、やられたか」「ああ、負けたか」ぐらいしか感じないままに過ぎてしまいました。そんなわけで山形戦について語れることは多くないのですが、思ったのは「この敗戦は必然だったのではないか」ということです。
前回の対戦で山形は極端に引いて守る、と言う作戦を取ってきました。その結果サンフレッチェはボールを支配できたもののなかなか相手を突き崩すことができない、と言う形になりました。しかしこの日の山形は違いました。DFラインを上げて全体をコンパクトにし、高い位置からプレスをかけてきました。また広島の攻撃のスイッチのオン・オフを上手に見極めて前線の選手の動き出しを封じるとともに、攻撃にかかった時に一気に数的優位を作って来ていました。失点シーンはどちらもこちらのミス絡みでしたが、そこを見逃さずに点を取ったところ、特に武器である左サイドからのクロスを生かした、と言うところに、彼らの準備の質の高さがうかがえました。サンフレッチェに先制点を許しながら、そしてボールを回される時間帯が長くなりながらしっかりと集中し、前半と終盤のここぞと言うところで点を取って勝った、というのは、山形がチームとして機能していた証拠です。このところ勝ちを積み重ねて順位を上げてきたのが決してフロックではないと言うことを、結果で示したと言えるでしょう。
しかし、だからと言ってサンフレッチェが勝てないゲームだったかと言うと、それも違うと言えます。雨が降って水が溜まったピッチ、しかもアウェイと言う条件ながら、サンフレッチェはしっかりとボールを回しすことはできていました。それは選手一人一人の基本技術の高さのおかげであるし、またチームがある程度完成しているおかげでもある、と思います。本来の力を発揮できれば勝つことは可能だった試合だし、むしろ勝たなければならない試合だった、と思います。単にボールを回すだけでなく、もっと積極的にシュートを打っていたら。ここぞと言うところでもっと強引に行けていたら。してはいけない場面でのパスミスやマークミスを防ぐことができていたら。そして、チーム全体が勝ちたいと言う気持ちをもっと強く出していたら。結局のところそう言うトータルでのチームでの戦い方の点で負けていたからこそ、山形に後れを取ったのではないかと思います。
何度も書いているように、いくら勝ち点差を離して「独走」していてもいつのまにか追いつかれてしまうことがあるのが、J2と言うリーグです。サンフレッチェが勝ち点を稼いでいるとは言え、まだたったの48。昇格の目安と考えられる80まで、まだ32も足りません。山形に負けたのはたった一つの敗戦ですが、ここから何かが始まる可能性もある、と思います。J1昇格のため、そして来年以降のためを考えれば、ここで足踏みしているわけにはいかないのです。この敗戦を単に「運が悪かった」で片づけるのではなく、しっかりと反省して次の戦いに生かして欲しいし、そうしてもらわなければ困るのです。
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