第24節熊本戦
昨日ホームで行われた第24節熊本戦は、一度は逆転したものの終盤に追いつかれて引き分け。貴重な勝ち点2を失いました。
前節累積4枚目のイエローカードを受けたストヤノフが出場停止。また平繁も怪我でベンチに入らず、次のメンバーで戦いに臨みました。
しかし35分、広島は人数をかけた攻撃で同点に追いつきます。槙野の突破からフリーになった服部がファーサイドへのクロス。李のヘディングシュートはGKに防がれたものの、ゴール前に詰めていた佐藤寿が反転して蹴り込み今シーズン11ゴール目をゲットしました。そしてその後も広島ペースは続き、佐藤寿のバイシクルシュートや高萩、青山のシュートなどで熊本ゴールを脅かします。熊本もサイドからのクロスで得点を狙うもののDFの冷静な対応で決定機を与えず、同点のままで前半を折り返しました。
後半早々に結城が高橋をペナルティエリアの中で引っ張ったものの見逃してもらい、逆にこちらがPKをもらったのは後半9分。河端に倒された佐藤寿が自ら蹴って決めて、待望の勝ち越し点を奪います。そして19分には森崎浩の素晴らしいロングパスで抜け出した高萩がGKと1対1になりましたが、しかしシュートをGKにぶつけて突き放すことはできず。逆に22分、攻め上がったところでボールを奪われ、左サイドからの山本のクロスを山口に決められ同点。その後広島は盛田、久保を投入して攻勢を強め、28分の槙野のクロスや35分の李のシュート、36分の槙野のクロス、そして41分の服部のシュートなど何度も決定機を作りました。が、最後は引き分け狙いに来た熊本の牙城を崩すことはできず、ホームゲームを勝利で飾ることはできませんでした。
この試合のポイントの一つは、広島が数多かったチャンスを決めきれなかった、と言うことにあると思います。実際ペトロヴィッチ監督は、「チャンスを作っているのに、ゴールできない。それ以外のところでは、悪くない試合だった」と語っていますし、佐藤寿人選手は「勝てなかったのは、僕ら攻撃陣の責任です」と振り返っています。池谷監督が試合後に語っていたように、熊本は「前半からボールを動かされ、中盤から最終ラインを含めてパニックになっていた」わけで、もう一押しさえあれば内容の差そのままの点差で終わっていたかも知れない。取るべきところで点を取らなければ痛いしっぺ返しを食らう、と言うのは「サッカーの法則」なわけで、まさにその通りになった、と言わざるをえません。シュートの精度とシュートを打つ決断力をもっともっと上げて行かなければ、今後も苦しい戦いを強いられるのは間違いありません。
また「パニックになっていた」熊本の選手の気持ちを、早い段階で切れさせることができなかったのも問題でした。例えば、早い時間帯に与えてしまった先制点。これで相手は「行ける」と感じ、我慢していればチャンスは来る、と言う気持ちになったことでしょう。また不正確な放り込みや大きく枠を外すシュートもそうです。せっかく相手のゴール前に攻め込んでも、ボールが味方のいるところに飛ばなかったり、ゴールの枠を捉えなかったらノーチャンスです。首位なら首位らしく、90分間を上手に使い、じわじわと相手を追いつめるような戦い方をしなければなりません。
本来の力の差が大きくても、そう簡単に下位チームに勝てなくなるのがJ2の厳しさの一つです。それは何度も戦ううちにお互いの戦い方が分かってくる、と言う側面もあるし、気持ちのちょっとした差が結果に出てしまう、と言う側面もあります。また過密日程と長距離移動が続くことで、選手が疲労したり怪我をしたり、と言う事も増えてきます。しかしそれは、サンフレッチェだけの問題ではありません。実際上位を争うチームは、ことごとく同じように苦しんでいるのです。そこで最後に効いてくるのは何かと言えば、やはり最後まで戦う気持ち、勝つために100%以上を発揮する、と言う決意なのだと思います。熊本が見せた、最後まで諦めない気持ち。J2のクラブならどこでも見せるそのような戦い方を上回らなければ、また同じような事を繰り返すことになるのではないでしょうか。
速報ブログ 前半 後半
日刊スポーツスコア
中国新聞戦評
J's GOALゲームサマリー
前節累積4枚目のイエローカードを受けたストヤノフが出場停止。また平繁も怪我でベンチに入らず、次のメンバーで戦いに臨みました。
佐藤昭 結城 森崎和 槙野 (→盛田72分) 青山 高柳 李 服部 高萩 森崎浩(→久保75分) 佐藤寿 SUB:原、岡本、桑田対する熊本は、GK:小林、DF:市村、河端、上村、矢野、MF:吉井、山口、山本、松岡(→喜名56分)、FW:高橋(→有村89分)、木島(→中山70分)、と言うメンバーでした。試合は立ち上がりから広島ペース。1分に李のクロスに佐藤寿が頭で合わせたのを手始めに、8分、11分にもロングボールに佐藤寿が反応してシュートまで持ち込みます。21分には佐藤寿が高柳とのワンツーでペナルティエリアの中に入り込んでクロス。これを森崎浩がボレーで狙いましたがわずかにヒットせず枠外。24分には佐藤寿が、森崎浩がいずれも決定的なヘディングシュートを放ちましたが、決めることができません。圧倒的な広島ペースの中で推移した前半でしたが、しかし先制点を奪ったのは熊本でした。27分、DFラインでボールをキープする森崎和は出しどころが無くそのまま持ち上がろうとしましたが、そこで木島に奪われ高橋とのワンツーからGKの前へ。必死でスライディングする青山はわずかに及ばず、ゴールを割られてしまいました。
しかし35分、広島は人数をかけた攻撃で同点に追いつきます。槙野の突破からフリーになった服部がファーサイドへのクロス。李のヘディングシュートはGKに防がれたものの、ゴール前に詰めていた佐藤寿が反転して蹴り込み今シーズン11ゴール目をゲットしました。そしてその後も広島ペースは続き、佐藤寿のバイシクルシュートや高萩、青山のシュートなどで熊本ゴールを脅かします。熊本もサイドからのクロスで得点を狙うもののDFの冷静な対応で決定機を与えず、同点のままで前半を折り返しました。
後半早々に結城が高橋をペナルティエリアの中で引っ張ったものの見逃してもらい、逆にこちらがPKをもらったのは後半9分。河端に倒された佐藤寿が自ら蹴って決めて、待望の勝ち越し点を奪います。そして19分には森崎浩の素晴らしいロングパスで抜け出した高萩がGKと1対1になりましたが、しかしシュートをGKにぶつけて突き放すことはできず。逆に22分、攻め上がったところでボールを奪われ、左サイドからの山本のクロスを山口に決められ同点。その後広島は盛田、久保を投入して攻勢を強め、28分の槙野のクロスや35分の李のシュート、36分の槙野のクロス、そして41分の服部のシュートなど何度も決定機を作りました。が、最後は引き分け狙いに来た熊本の牙城を崩すことはできず、ホームゲームを勝利で飾ることはできませんでした。
この試合のポイントの一つは、広島が数多かったチャンスを決めきれなかった、と言うことにあると思います。実際ペトロヴィッチ監督は、「チャンスを作っているのに、ゴールできない。それ以外のところでは、悪くない試合だった」と語っていますし、佐藤寿人選手は「勝てなかったのは、僕ら攻撃陣の責任です」と振り返っています。池谷監督が試合後に語っていたように、熊本は「前半からボールを動かされ、中盤から最終ラインを含めてパニックになっていた」わけで、もう一押しさえあれば内容の差そのままの点差で終わっていたかも知れない。取るべきところで点を取らなければ痛いしっぺ返しを食らう、と言うのは「サッカーの法則」なわけで、まさにその通りになった、と言わざるをえません。シュートの精度とシュートを打つ決断力をもっともっと上げて行かなければ、今後も苦しい戦いを強いられるのは間違いありません。
また「パニックになっていた」熊本の選手の気持ちを、早い段階で切れさせることができなかったのも問題でした。例えば、早い時間帯に与えてしまった先制点。これで相手は「行ける」と感じ、我慢していればチャンスは来る、と言う気持ちになったことでしょう。また不正確な放り込みや大きく枠を外すシュートもそうです。せっかく相手のゴール前に攻め込んでも、ボールが味方のいるところに飛ばなかったり、ゴールの枠を捉えなかったらノーチャンスです。首位なら首位らしく、90分間を上手に使い、じわじわと相手を追いつめるような戦い方をしなければなりません。
本来の力の差が大きくても、そう簡単に下位チームに勝てなくなるのがJ2の厳しさの一つです。それは何度も戦ううちにお互いの戦い方が分かってくる、と言う側面もあるし、気持ちのちょっとした差が結果に出てしまう、と言う側面もあります。また過密日程と長距離移動が続くことで、選手が疲労したり怪我をしたり、と言う事も増えてきます。しかしそれは、サンフレッチェだけの問題ではありません。実際上位を争うチームは、ことごとく同じように苦しんでいるのです。そこで最後に効いてくるのは何かと言えば、やはり最後まで戦う気持ち、勝つために100%以上を発揮する、と言う決意なのだと思います。熊本が見せた、最後まで諦めない気持ち。J2のクラブならどこでも見せるそのような戦い方を上回らなければ、また同じような事を繰り返すことになるのではないでしょうか。
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