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2008/05/18

第14節鳥栖戦

昨日アウェイで行われた第14節鳥栖戦は佐藤寿のゴールで1-0で勝ち、首位を守りました。
 前節と同様にワントップの布陣ながら、トップ下には高萩を入れて次の布陣で戦いました。
        木寺

    森脇 ストヤノフ 槙野

      青山 森崎和

李               服部
    森崎浩    高萩(→高柳82分)

        佐藤寿

SUB:下田、ユキッチ、平繁、久保
 対する鳥栖は、GK:赤星、DF:日高、柴小屋、飯尾、高地、MF:鐡戸(→石田69分)、高橋、衛藤、野崎(→レオナルド80分)、FW:藤田、金(→谷口63分)、と言うメンバーでした。立ち上がりは鳥栖も前からプレスに来る様子は見せたものの、それをかいくぐって最初にビッグチャンスを作ったのは広島。2分に槙野の右へのサイドチェンジを繋ぐと、森崎浩がフリーでミドルを放ちましたが枠を外れます。その後も7分に森脇が、9分には佐藤寿がシュートを放つなど、攻勢を強めます。鳥栖は前線からのプレスを放棄して後でブロックを作って守りを固め、8分の衛藤、17分の鐡戸など時折ミドルシュートを狙ってきます。また両サイドからクロスを入れてきますが正確性が無く、広島のDFがしっかりとはね返します。18分には広島が波状攻撃を見せて最後は高萩がシュートしたものの枠外。21分にも青山と森崎浩が続けてミドルシュートを打ちますが、いずれも枠外に外れます。23分にはカウンターから高萩がゴール前にシュート性のクロス。ここに走り込んだ佐藤寿はフリーになっていましたがボールはわずかに合いません。鳥栖は前半終了間際に良い位置でFKのチャンスを得たものの、高地の左足からのボールは枠外。前半は攻める広島に対して鳥栖が堅い守りからカウンターとセットプレーに賭ける、と言う展開でスコアレスで折り返しました。
 後半に入っても「攻める広島・守る鳥栖」と言う図式は変わらず。2分にはサンフが波状攻撃を見せたものの攻め切れず、3分にはFKのチャンスからペナルティエリア内で高萩がフリーになりかけたもののDFにクリアされます。5分にはストヤノフのクリアが相手に当たって藤田に決定的なシュートを打たれたものの木寺が横っ飛びでキャッチ。直後のカウンターで佐藤寿が抜け出しましたがシュートはDFに当たります。更に7分にも森脇のクサビのパスを受けた佐藤寿が振り向きざまにシュートしたものの飯尾にブロックされます。圧倒的にボールを支配するサンフは、DFラインから次々と攻撃参加して何とかこじ開けようとしますが、鳥栖の守備組織は崩れません。14分には森崎和のロングボールを佐藤寿がワンタッチでシュート。打った後にGKが飛び込んで来ると言う危険なプレーを見せたものの、主審もファウルを取りません。17分には森崎和がシュートしたもののわずかに枠外。20分には李のクロスに高萩が飛び込みましたが、わずかに届きません。しかし30分、サンフの攻撃がようやく実を結ぶ時が来ます。李の右からのクロスはDFがクリアしたものの、逆サイドに上がっていた服部が受けてフリーでクロス。ゴール前ではやはりフリーになっていた佐藤寿がしっかりとゴールを狙ってヘディングシュートを流し込み、ようやく先制点を奪うことができました。
 これで落ち着いた広島は、DFのオーバーラップを封印して守備のブロックを作って逃げ切ろうとします。逆に鳥栖はレオナルドを入れて攻め込んできます。高柳を投入して運動量を上げて、凌ごうとする広島。39分には李のワンタッチパスで抜け出した佐藤寿が決定的なシュートを放ちますが、惜しくも枠を外れます。鳥栖は谷口が何度も思い切ったシュートを見せたものの、ことごとく枠外。ロスタイムには高地がドリブルで侵入して決定的な場面を作り、最後のセットプレーではGKまでも上がってきて攻めますが、広島のDFが集中を切らさず守ります。最後には激しいプレーから李と森崎浩がイエローカードを受けたりもしたものの得点は許さず、鳥栖にホーム初黒星を付けました。
 試合後に鳥栖の岸野監督は「前に行くところを全員で守って奪いに行く。そうじゃない時、ブロックするというつもりで行ったが、自然にラインが低くなったというのもある。それは想定していたし、行けなかったというのが事実」と述べています。つまり、前からプレスに行ければ行くが、プレスがかからないようなら引いて守る、と言う作戦だったものと思われます。実際鳥栖は最初は高い位置から来たもののすぐに諦め、むしろゴール前をしっかりと固めると言う戦い方を貫きました。その結果広島はボールは支配できたものの、なかなか相手のペナルティエリア内に入り込むことができませんでした。相手の高い位置からのプレスに慌てて自分たちのサッカーを見失っていた4月のサンフレッチェでしたが、森崎和の復帰以降は落ち着いてボールを回し、相手の疲れと守備組織の綻びを待つ余裕ができるようになりました。昨日の試合は相手もそれを認識していて、逆に広島の攻勢を凌ぎながら相手のミスを待つ、と言う戦い方を選択した。それが昨日の試合の流れだった、と言うことだと思います。
 このような試合の流れは、仙台戦と良く似ていたと言って良いと思います。そしてその時にはどうしても点が奪えず、逆に一瞬の隙を突かれて敗れてしまったわけです。昨日の試合もそうなる可能性はあったと思いますが、しかし広島の選手はしたたかに戦って勝ち点3を取りました。ここで同じ失敗を繰り返さなかった、と言うことは、チームの成長を表していると言えるのではないでしょうか。この鳥栖との戦いで勝利したことは、今後J2を勝ち抜いていく上で重要な結果だったといえるでしょう。
 ただ問題点を挙げるとすれば、先制点を取った後の戦い方だと思います。鳥栖の圧力にブロックを下げてしまい、何度も危ない場面を作られました。相手のシュートとクロスの精度が悪かったため失点せずに済みましたが、シュートを打たれれば「事故」もあり得ます。今後はこのような時にでもしっかりとボールをキープして、相手をかわすような戦い方ができることが、重要なのではないでしょうか。

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