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2008/04/27

第9節熊本戦

昨日の第9節熊本戦は、終始相手のペースで試合が進んだものの、2-1で勝って何とか首位を守りました。
 前節の敗戦や週の前半にU-23代表候補が不在だったことを考えて、システムとメンバーを変えて次の布陣で戦いに臨みました。
        木寺

    森脇 ストヤノフ 槙野

        森崎和

李               服部
     高柳   森崎浩
     (→柏木65分)
      平繁 佐藤寿
      (→ユキッチ73分)

SUB:下田、青山、高萩
 対する熊本は、GK:小林弘、DF:市村、河端、上村、矢野、MF:山本、山口、小森田(→山内78分)、車(→河野65分)、FW:中山、高橋、と言うメンバーでした。この試合、ファーストシュートは広島(2分の平繁)でしたが、しかし前半は熊本ペース。サンフレッチェはラインがずるずると下がって中盤にスペースを与え、ボールを支配されます。そして20分と21分には完全に守備を崩されて中山にゴールネットを揺らされましたが、どちらもオフサイドのジャッジに救われます。広島は11分に高柳、24分と28分には森崎浩がミドルシュートを打ちますが、チャンスといえばそれぐらい。前線でキープできず、あるいはパスミスからボールを奪われて逆襲を食らう、と言う展開が延々と続きます。前半はどちらが首位でどちらが最下位か分からないような流れのまま、スコアレスで折り返しました。
 ハーフタイムに檄を受けたのが効いたのか、後半のサンフはやや持ち直します。1分にはボールを右に左に展開して相手を押し込み、3分にも大きなサイドチェンジからチャンスを作ります。そして10分、高柳が高い位置でボールを奪うとスルーパスを受けた平繁がペナルティエリア内でドリブル突破を図ります。これを上村が思わず倒してしまいPK獲得。平繁が自ら決めて、何とか先制点を奪うことができました。
 これでペースを握るかと思われたサンフでしたが、しかし攻勢に出たのは熊本。17分には山口のクロスに小森田が頭で合わせ、18分にも派状攻撃を受けます。20分には高柳に代えて柏木を入れて、流れを変えようとするペトロヴィッチ監督。更に28分にはユキッチを投入します。そして36分、ストヤノフのロングボールを右サイドの深い位置で受けた佐藤寿が中に切れ込んでクロス。これを服部が頭で押し込んで、リードを2点に広げました。
 苦しみながらも優位に立った広島でしたが、しかしその後も受け身の展開が続きます。38分にはカウンターからクロスを木寺がキャッチミス。これはDFが何とかクリアしたものの、続く41分にはCKの折り返しをまたもや取ることができず、こぼれたボールがそのままゴールラインを割って失点してしまいます。しかしその後の危ないシーンは何とか凌いで、サンフはやっとのことで勝ち点3を取ることができました。
 今年のサンフレッチェにとって唯一最大の目標はJ1昇格。だから、いくら内容が良くても結果が伴わなくては意味がないのは確かです。連敗だけは避けなければならない事を考えれば、この試合で苦しみながらも勝ち点3を取ったことは悪くは無い、とは思います。とは言えそれでもこの試合の内容は、とてもJ1昇格を目指すチームとは思えないようなものでした。試合後に熊本の池谷監督は「いいゲームができていた」、中山選手は「前半はパーフェクトな試合運びができて、やりたいことはできていた」と語っていますが、まさにその通り。オフサイドに救われた2つのシーンがゴールになっていたら、逆の結果になっていたのは間違いない、と思われます。広島が個人の力で上回っていた事と、ちょっとばかりの運。それがあったからこそ勝てただけで、「最低限の結果は出せたと思うが、こういう戦いをしているとこの先勝てなくなる」と森崎和幸選手の言う通りでしょう。
 ペトロヴィッチ監督が言うように「熊本がコンパクトで球際も強く運動量もあった」のは確かですが、しかしそう言う相手に対してもっとコンパクトに、もっと強く行き、そして運動量を上げなければ苦戦するのは当然のことだと言えます。練習ではできている、と言う前からアグレッシブにボールを奪いに行くことが、試合ではできないのはなぜか。それを解決しない限りは、次もまたその次も、同じ事の繰り返しになるのは間違いありません。
 人は誰でも、結果が欲しい時には心が縮こまってかえってミスが増えるもの。ピッチ上の11人のうち何人かがそう言う気持ちになってしまえば、それが伝染してチーム全体が後ろ向きになってしまうのだろう、と思います。ここまで8試合を戦って、内容が良かった試合と言うのは数えるほどしか無いのですが、しかしそれでも勝ち点を積み上げ、首位にいるのは事実です。苦しさを乗り越えて何とか結果を出していることに、自信を持つべきだ、と思います。相手が前から来るのであれば、それをかわして延々とボールを回し続けても良いでしょう。そして相手が疲れた頃を見計らって、攻めに転じると言う戦い方だって良いのです。相手をリスペクトするのは当然ですが、だからと言って怖れる必要はないのです。次の試合まで中2日。戦術を修正する余裕はありません。となると必要なのは、心の持ち方を修正することです。次の徳島戦では、首位らしい堂々とした戦いを見せて欲しいものです。

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