久保獲得を正式に発表
サンフレッチェは昨日、久保竜彦選手の獲得を正式に発表しました。
福岡の筑陽学園高から95年に広島入りした久保は、プロ入り後にFWとしてプレーするようになり2年目には22試合に出場して頭角を現しました。そして高木琢也やアーノルドをお手本として順調に「サンフレッチェのエース」と言われるまでに成長し、8年間の広島在籍中に挙げたリーグ戦通算67得点は今でもチーム記録として残っています。2003年からは横浜Fマリノスに移籍して、25試合出場16得点でリーグ完全制覇に貢献。日本代表にも定着して、「日本のエース」と言われるまでになりました。しかしその後は度重なる怪我のために出場試合数、ゴール数ともに減少し、ドイツW杯への出場も逃します。そして昨年は横浜FCに移籍したものの、目ぼしい活躍と言えば浦和戦での強烈なロングシュートだけ。シーズンのほとんどを膝のリハビリに費やして、年末には移籍リスト入りしてトライアウトにも参加していました。
人並み外れたフィジカルを武器に「規格外」のプレーを売り物にしていた久保も、現在31歳。膝以外にも腰などにも古傷を抱えており、シーズンを通して100%の力を発揮することは期待しない方が良いでしょう。ただ、本来の彼の良さは身体能力だけにあるわけではなく、DFとの駆け引きやボールの無いところでの動きなど、「サッカーを読む力」に裏付けられたところにあります。強引なプレーでゴールをこじ開けるだけでなく、相手を引きつけてスルーパスを出すなど味方を生かすプレーもできる選手です。そして何と言っても、ここぞと言うところでの破壊力。89分間沈黙していたとしても残り1分間で相手を恐怖に陥れることのできる選手は、Jリーグ全体を見渡してもそう沢山いるわけではありません。ここ数年は苦しい時期が長かった久保ですが、自分がプロとしてのキャリアをスタートさせ、そして大きく成長した広島の地で、初心に戻ってサッカーを楽しんで、そしてまた以前のようにサポーターを楽しませて欲しい、と思います。
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