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2007/11/25

第33節川崎F戦

昨日等々力で行われたJリーグ第33節川崎F戦は0-3で完敗。自動残留の15位以内を確保することは非常に難しくなりました。
 青山を怪我で、戸田を出場停止で欠いて、ペトロヴィッチ監督は次の布陣でこの試合に臨みました。
        下田

   森崎和 ストヤノフ 槙野
       (退場79分)
        高柳(→盛田72分)
駒野              服部
    柏木     森崎浩
    (→桑田77分)
     佐藤寿 ウェズレイ(→平繁68分)

SUB:木寺、吉弘、李、高萩
 対する川崎Fは、GK:川島、DF:伊藤、箕輪、寺田、MF:中村、森、養父(→大橋77分)、久木野(→井川58分)、谷口、FW:ジュニーニョ、鄭(→黒津68分)、と言うメンバーでした。序盤は静かな立ち上がりでしたが、先にペースをつかんだのは川崎。両サイドにボールを散らし、速いクロスを蹴り込んでくると言うパターンでチャンスを作ります。11分にはジュニーニョのクロスに養父が頭で合わせましたが枠外。12分にも久木野がフリーでシュートしてきます。更に14分にも箕輪からのアーリークロスに鄭が頭で合わせて広島ゴールを脅かします。そして15分、森からのクロスをペナルティエリアの深い位置から養父が折り返し、逆サイドに詰めていた鄭へ。フリーになっていた鄭は易々と頭で押し込み、与えたくない先制点を与えてしまいました。
 これで余裕が出来た川崎は、後ろの守備を固めてカウンターを狙ってくるようになります。サンフはボールを回せるようになって、17分には高柳のスルーパスで抜け出そうとした駒野が倒されて得たFKを、森崎浩が直接狙いましたが川島に弾かれます。30分には川崎ゴール前でボールを繋ぎ、最後は駒野のクロスにウェズレイが頭で合わせましたがDFの寄せが厳しく強く打てません。サンフはボールを繋ぐことはできるものの、前線の連動した動きがなくなかなかチャンスを作れません。前半は0-1とリードを許しながら、サンフも何とか盛り返したと言う展開で折り返すことになりました。
 しかし後半立ち上がり、すぐに試合を決定づけるシーンとなります。キックオフからのボールをつながれゴール前に運ばれ、クロスはクリアしたもののそのボールが鄭に当たりDFラインの裏へ。抜け出したジュニーニョはオフサイドかと思われましたがフラッグは上がらず、1度めのシュートは下田が弾いたものの2度目は止める事ができず失点してしまいます。そしてこれで気落ちしたのか2分後には低い位置から上がってきた中村にフリーでミドルシュートを決められ、あっという間に3点差となってしまいました。
 残留のためには、勝ち点を取るためには最低でも3点が必要となったサンフでしたが、しかしその後はなかなかチャンスも作れません。6分には佐藤寿のクロスにウェズレイが飛び込みボールはゴールネットに転がりましたが、ハンドを取られてノーゴール。23分にはゴール正面でのFKをウェズレイが狙いましたがわずかに外に外れます。逆に24分には抜け出そうとしたジュニーニョを倒した、としてストヤノフにレッドカード。厳しすぎるのではないか、と思われましたが、一度出たジャッジが覆るわけもありません。その後サンフは森崎和をリベロにしてリスクをかけて攻め、何度かあった決定的なピンチも高い集中力で無失点に抑えましたが、しかし相手の堅い守備を崩すことができません。結局試合はそのままタイムアップ。アウェイゴール裏を埋めた紫のサポーターは、今季何度も見せられたシーンをまたも見せつけられることになってしまいました。
 この試合のスタッツを見ると、広島のボール支配率は54%。このところ引いて守って押し込まれる事が多かったことを考えると、ボールを繋いでいた時間は長かったと見ることができます。しかしこれははっきり言って川崎にボールを持たされていただけで、シュート8本と言う数字に見られるようにチャンスはほとんど作れていませんでした。逆に失点シーンは何でこんなにあっさりと失うのか、と思うほどのもの。ジュニーニョのドリブルと鄭の高さ、そして養父の多彩な動きに手を焼いていたのは確かですが、しかしそれにしても失点はあまりにも簡単すぎました。今季課題と言われていたことが、結局最後まで解決できなかった事を露呈した結末だった、と言えるでしょう。途中からピッチを下がって涙にくれていた柏木に見られるように、選手達は戦う気持ちは持っていたと思います。しかしそれがチームとして表現できないと言うのが今の広島の現状です。選手一人ひとりが繋がって点が線、そして面となって戦うことができていない。それができなければこのような結果になるのは当然のことだ、と言わざるを得ません。
 昨日は残留争いを繰り広げる3チームのうち甲府が敗れ、大宮が勝ちました。この結果甲府の17位が確定。その一方で大宮に勝ち点差3を付けられてしまいました。広島の得失点差は-27なのに対して大宮は-16。次節順位をひっくり返すためには例えば広島が5点差で勝ち大宮が6点差で敗れる、と言う事にならなければなりません。何があるのか分からないのがサッカーだとは言え、そのようになる可能性は「1%もない」(佐藤寿)と思わなければならないでしょう。特に次節は戸田、ストヤノフだけでなく森崎和も累積で出場停止。柏木も試合中に怪我をして、次節は無理できない可能性が高そうです。となればG大阪戦は「消化試合」と割りきって、10日後から始まる「死ぬか生きるか」の決戦に備えるべきかも知れません。京都が来るか、仙台か。あるいは東京Vが入れ替え戦に回るのか。今日から来週にかけて広島サポは、J1よりもJ2に注目しなければならなくなりました。

日刊スポーツスコア
中国新聞戦評
J's GOALゲームサマリー

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