第22節横浜FM戦
昨日のJ1リーグ第22節横浜FM戦は、2度先手を取りながら追いつかれ2-2で引き分けに終わりました。
ウェズレイが出場停止。また下田も膝の痛みのため欠場したサンフレッチェは、木寺とストヤノフを初めて先発で起用して次の布陣で戦いました。
一方の横浜は中盤の運動量が少なく、なかなかチャンスを作れません。しかし前半19分、河合のヘディングのパスにストヤノフと競り合いながら大島が落します。顔を叩かれて倒れるストヤノフ。大島は素早く起き上がると坂田の落したボールを冷静に叩き込み、横浜はあっさりと同点に追いつきました。
続いて26分、横浜が大きな動きとワンタッチパスで広島の右サイドを崩し、中央に走り込んだ吉田がフリーになります。しかし木寺の勇気ある飛び出しでブロックすると、ゴール方向にこぼれたボールもDFが必死でクリアし勝ち越し点を許しません。逆に36分、左サイドで柏木が粘ってマイボールにすると佐藤寿が相手ゴール前まで持ち込んでファーの森崎浩を狙ってクロス。このボールは相手DFに当たったものの柏木の前にこぼれ、これを右足で叩き込んで勝ち越し点を奪います。そしてその後は中盤でのタイトな守備を貫いて横浜に攻撃の形を作らせず、リードを保ったままで前半を折り返しました。
後半に入ると、早野監督は同点・逆転を狙って清水を投入します。しかし蒸し暑さと連戦の疲れからかどちらもミスが増えて、なかなか攻撃の形を作ることができません。全体的に横浜がボールを回し広島がはね返す、と言う展開が続き、広島はカウンターからの攻撃を狙うしかありません。後半17分に早野監督は満を持してマルケスを投入。彼のキープ力と視野の広いパスが広島の守備陣に脅威を与えます。そして26分、マルケスの大きなサイドチェンジでボールを受けた田中隼が内側にドリブルで入り込むと左足でシュート。飛びついた木寺が手に当てたもののボールの勢いに押され、同点ゴールを許してしまいました。
その後もマルケスを起点に攻め込む横浜。サンフは桑田、高柳とフレッシュな選手を投入して前線からの守備を徹底します。ハーフナーを投入してロングボールを放り込んでくる横浜。吉弘を入れてはね返す広島。終盤は守る時間帯が長かったのですが、しかし時折ボールを前線に送ると最後の力を振り絞って攻め上がる姿勢を見せます。そしてロスタイム、右からのスローインのボールをペナルティエリアで受けた佐藤寿が反転してシュートを狙いましたがわずかに枠の外。そしてその直後に終了のホイッスルが吹かれ、全力を出し切った両チームの選手はピッチの上に倒れ込みました。
この試合のポイントは、新しいメンバー、新しいシステムでどのように戦うか、と言うことだったと思います。その中でも特に、初先発の木寺とストヤノフの守備陣がどのように守るか、戸田と青山のダブルボランチが機能するか、そして佐藤寿のワントップが点を取れるかどうか、と言うことでした。そして結果は、と言うとまずまずだった、と言って良いのではないでしょうか。失点シーンはどちらもあっさりしたもので、特に1点目はカバーリングが遅れたことが原因だったと言えます。また2点目もファーサイドでフリーになっていた田中隼へボールが通るのを許し、そこにカバーに行けなかったのが問題でした。しかし守備が崩されたシーンはこの2回ぐらい。全体的に横浜は攻め手が見つからず、サイドから放り込まれるボールとそのこぼれに気をつければ良い、と言う感じでした。戸田の前からの厳しいチェックとDFライン、及び木寺の奮闘があったからこそ引き分けに持ち込むことができたと言うべきで、今後に向けて得るところが大きかった、と言えるでしょう。
一方の攻撃ですが、佐藤寿が相手を引きつけ2列目からの飛び出しでゴールを奪う、と言う形で2点取ることができました。これまでのサンフレッチェの攻撃は、と言えばウェズレイのキープ力と展開力、そして決定力に頼ることが多かったのですが、それ無しでも攻撃の形が作れたことは重要な結果だったと言えます。特に森崎浩に今季初めてのゴールが生まれたことは、今後に向けて大きな意味を持つのではないかと思います。
後半、特に横浜がマルケスを投入してからは受け身になる時間が長くなってしまい、リードを守れなかったのは反省材料として残ります。しかしそもそも暑い中での連戦で運動量と集中力が切れても不思議では無かったこと、にも関わらずしっかりと勝ち点1を取ったことは高く評価すべきでしょう。また終盤に投入された若手選手が自分の仕事をやりきった事も、引き分けに持ち込むことのできた要因でした。好調の横浜FMのホームゲームだった事なども考えれば、無理に攻めて逆転を食らったりすることなく引き分けることができて良かった、と言って良いのではないでしょうか。
日刊スポーツスコア
中国新聞戦評
J's GOALゲームサマリー
ウェズレイが出場停止。また下田も膝の痛みのため欠場したサンフレッチェは、木寺とストヤノフを初めて先発で起用して次の布陣で戦いました。
木寺 森崎和 ストヤノフ 槙野 (→高柳82分) 青山 戸田 駒野 服部 柏木 森崎浩(→桑田78分) (→吉弘88分) 佐藤寿 SUB:河野、高萩、平繁対する横浜FMは、GK:榎本、DF:田中隼、松田、中澤、小宮山、MF:吉田(→清水45分)、河合、山瀬幸(→マルケス62分)、山瀬功、FW:坂田(→ハーフナー89分)、大島、と言うメンバーでした。初先発の選手が2人で、その上佐藤寿のワントップも初めてと言うことで、序盤のサンフはコンビネーションが合わない感じ。守りは悪くないものの、攻めに入った時のコンビネーションが悪くチャンスを作れません。しかし徐々に修正して、9分には森崎浩の展開のパスから服部がクロス。10分には駒野のクロスに服部が頭で合わせましたがサイドに外れます。そして12分、低い位置でボールを持った青山がDFラインの裏にロングパスを出すと、DFと競り合いながら走り込んだ佐藤寿がゴール前を横切るパス。ここに走り込んだ森崎浩が冷静に押し込んで、広島は待望の先制点を奪うことができました。
一方の横浜は中盤の運動量が少なく、なかなかチャンスを作れません。しかし前半19分、河合のヘディングのパスにストヤノフと競り合いながら大島が落します。顔を叩かれて倒れるストヤノフ。大島は素早く起き上がると坂田の落したボールを冷静に叩き込み、横浜はあっさりと同点に追いつきました。
続いて26分、横浜が大きな動きとワンタッチパスで広島の右サイドを崩し、中央に走り込んだ吉田がフリーになります。しかし木寺の勇気ある飛び出しでブロックすると、ゴール方向にこぼれたボールもDFが必死でクリアし勝ち越し点を許しません。逆に36分、左サイドで柏木が粘ってマイボールにすると佐藤寿が相手ゴール前まで持ち込んでファーの森崎浩を狙ってクロス。このボールは相手DFに当たったものの柏木の前にこぼれ、これを右足で叩き込んで勝ち越し点を奪います。そしてその後は中盤でのタイトな守備を貫いて横浜に攻撃の形を作らせず、リードを保ったままで前半を折り返しました。
後半に入ると、早野監督は同点・逆転を狙って清水を投入します。しかし蒸し暑さと連戦の疲れからかどちらもミスが増えて、なかなか攻撃の形を作ることができません。全体的に横浜がボールを回し広島がはね返す、と言う展開が続き、広島はカウンターからの攻撃を狙うしかありません。後半17分に早野監督は満を持してマルケスを投入。彼のキープ力と視野の広いパスが広島の守備陣に脅威を与えます。そして26分、マルケスの大きなサイドチェンジでボールを受けた田中隼が内側にドリブルで入り込むと左足でシュート。飛びついた木寺が手に当てたもののボールの勢いに押され、同点ゴールを許してしまいました。
その後もマルケスを起点に攻め込む横浜。サンフは桑田、高柳とフレッシュな選手を投入して前線からの守備を徹底します。ハーフナーを投入してロングボールを放り込んでくる横浜。吉弘を入れてはね返す広島。終盤は守る時間帯が長かったのですが、しかし時折ボールを前線に送ると最後の力を振り絞って攻め上がる姿勢を見せます。そしてロスタイム、右からのスローインのボールをペナルティエリアで受けた佐藤寿が反転してシュートを狙いましたがわずかに枠の外。そしてその直後に終了のホイッスルが吹かれ、全力を出し切った両チームの選手はピッチの上に倒れ込みました。
この試合のポイントは、新しいメンバー、新しいシステムでどのように戦うか、と言うことだったと思います。その中でも特に、初先発の木寺とストヤノフの守備陣がどのように守るか、戸田と青山のダブルボランチが機能するか、そして佐藤寿のワントップが点を取れるかどうか、と言うことでした。そして結果は、と言うとまずまずだった、と言って良いのではないでしょうか。失点シーンはどちらもあっさりしたもので、特に1点目はカバーリングが遅れたことが原因だったと言えます。また2点目もファーサイドでフリーになっていた田中隼へボールが通るのを許し、そこにカバーに行けなかったのが問題でした。しかし守備が崩されたシーンはこの2回ぐらい。全体的に横浜は攻め手が見つからず、サイドから放り込まれるボールとそのこぼれに気をつければ良い、と言う感じでした。戸田の前からの厳しいチェックとDFライン、及び木寺の奮闘があったからこそ引き分けに持ち込むことができたと言うべきで、今後に向けて得るところが大きかった、と言えるでしょう。
一方の攻撃ですが、佐藤寿が相手を引きつけ2列目からの飛び出しでゴールを奪う、と言う形で2点取ることができました。これまでのサンフレッチェの攻撃は、と言えばウェズレイのキープ力と展開力、そして決定力に頼ることが多かったのですが、それ無しでも攻撃の形が作れたことは重要な結果だったと言えます。特に森崎浩に今季初めてのゴールが生まれたことは、今後に向けて大きな意味を持つのではないかと思います。
後半、特に横浜がマルケスを投入してからは受け身になる時間が長くなってしまい、リードを守れなかったのは反省材料として残ります。しかしそもそも暑い中での連戦で運動量と集中力が切れても不思議では無かったこと、にも関わらずしっかりと勝ち点1を取ったことは高く評価すべきでしょう。また終盤に投入された若手選手が自分の仕事をやりきった事も、引き分けに持ち込むことのできた要因でした。好調の横浜FMのホームゲームだった事なども考えれば、無理に攻めて逆転を食らったりすることなく引き分けることができて良かった、と言って良いのではないでしょうか。
日刊スポーツスコア
中国新聞戦評
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