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2007/07/27

アジア杯サウジアラビア戦

一昨日行われたアジアカップ準決勝のサウジアラビア戦は、2度許したリードは追いついたものの3点目を奪われ、そのまま2-3で敗れて3連覇を逃しました。

 日本のメンバーは、GK:川口、DF:加地、中澤、阿部、駒野、MF:遠藤(→羽生75分)、中村俊、鈴木、中村憲(→矢野87分)、FW:巻(→佐藤寿68分)、高原。開始早々から流れるようなパスがつながりボールを支配した日本は、セットプレーから先に失点したものの2分後にCKのボールを中澤が押し込み1-1で前半を折り返しました。しかし後半の立ち上がり、攻めに出てきたサウジアラビアに後手を踏んで2分に左サイドからのクロスをマレクにヘディングで決められ、12分にもマレクの単独突破から得点を許します。日本は8分に阿部がゴールを決めて追いすがり、その後も必死で攻めたもののゴールを割ることができず敗れました。

 この試合の展開を見て、サンフレッチェの敗戦パターンに似ているな、と思ったのは私だけではないでしょう。パスを繋ぎ、相手陣内に攻め込むシーンが多いものの決め切れずに時間が過ぎ、セットプレーや相手の速い攻撃からあっさりと失点してしまう。「師弟関係」と言われるオシム監督とペトロヴィッチ監督ですが、目指しているサッカーが同じところにあるからこそ、負ける時も同じようなことになる、と言うことなのではないかと思います。日本代表は4バック、サンフレッチェは3バックとシステムに違いはあるものの、DFラインのコンセプトは「相手と数的同数になることを怖れるな」ということ。1人余らせて守ろうとするのではなく、その分の人数を中盤や前線に割いて攻撃に人数をかけて行こう、と言うサッカーをしようとしています。つまり点を取るためにリスクを冒すことが前提となっている戦術なので、それがちょっとしたことで点を取られてしまう、と言うことの原因でもあるのだと思います。勝ち抜くことだけを考えるのであれば、厳しい日程や蒸し暑い気候を考慮に入れてラインを低くして守りを固めてカウンターに賭ける、と言う戦い方の方が現実的かもしれない。しかし、そう言うことをせずにこれまでやって来たサッカーを貫いたのは、ここでアジアのタイトルに執着するよりももっと大事なことがあるから、と監督が考えていたからに違いありません。日本代表もサンフレッチェも、監督が新たなサッカーを作り始めてから1年しか経っていないわけで、いずれも成長のプロセスの中にいます。そう言う時には成功体験が必要なのはもちろんですが、しかし失敗から学ぶことも重要です。悔しい敗戦となりましたが、しかしこの1敗は日本代表にとって、いずれ大きな意味を持つものになるのではないでしょうか。

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