アジア杯予選イエメン戦
昨日行われたアジアカップ予選のイエメン戦は、後半の阿部、佐藤寿のゴールで日本が2-0で勝ちました。
オシム・ジャパンとしては初めての公式戦となった昨日のゲームのメンバーは、GK:川口、DF:加地、坪井、闘莉王、駒野(→羽生46分)、MF:鈴木、阿部、三都主、遠藤(→佐藤勇71分)、FW:巻、田中達(→佐藤寿89分)。立ち上がりからボールを支配したのは日本でしたが、がっちりと引いたイエメンの守備を崩せずなかなか決定的なシーンが作れません。ボールを持ってもパス出しのタイミングが遅く、また3人目、4人目の動きが連動することもなく相手のマークを引き剥がすことができません。時折右から加地が、左から駒野がクロスを入れるものの、がっちりとマークされた巻は頭に当てることもままなりません。選手の「走ろう」と言う意欲は見えるもののなかなか形にならない、と言う前半だったように思います。
後半、「1対1で抜いてクロスを上げたときに(痛めていた太ももが)ピリッと来た」と言う駒野に代わって羽生を入れ、阿部を最終ラインに下げると流れが変わります。激しく上下動を繰り返す羽生に引っ張られるように全体が活性化して、次々とイエメンゴールを襲います。そしてようやく先制点を奪ったのは後半25分。羽生の突破から得たCKのボールを阿部が決めて、ようやくリードを奪いました。更に後半ロスタイム。直前に投入されたばかりの佐藤寿が三都主のFKに頭で合わせると、GKが弾いたボールを左足で押し込み2点目。オシム・ジャパンの公式戦初勝利を確定しました。
先発出場した駒野ですが、出来は決して悪くはなかったと思います。立ち上がりから非常に高い位置をキープしながら何度も相手のサイドのスペースを狙い、ドリブル突破からチャンスを作りました。また右サイドからの攻撃に呼応するように左から上がって、ゴール前に顔を出していた事もありました。交代は戦術的なものだったのかとも思ったのですが、後で怪我のためだったと聞いて納得。(まあ、怪我は心配なのですが。)今後も調子を落とさない限りは代表の貴重な戦力として定着するのではないでしょうか。
一方の佐藤寿は、今のところ「切り札」と言うべき存在であると思われます。昨日もなかなか点が取れなかった後半20分以降に交代の準備をしていたものの、先制点が入ったためいったんベンチに戻りました。しかし終盤の「もう1点欲しい」と言う場面に投入され、その1分後にはゴールを決めてしまうのですから恐れ入ります。彼もまたオシムにとっては貴重な戦力として計算されているのは確かでしょう。次の中東2連戦には、たぶん2人とも招集されるのは間違いない、と思います。
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