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2006/08/24

第19節G大阪戦

昨日万博で行われた第19節G大阪戦は、終盤に追い上げたものの及ばず2-3で敗れ、3連敗となりました。
 怪我が心配された戸田、ウェズレイは先発から出場し、青山、中里が復帰して次の布陣で戦いました。
        下田

   森崎和  戸田  ダバツ(→上野83分)

        中里(→高柳64分)
李                服部
   青山       森崎浩
   (→柏木64分)
    佐藤寿   ウェズレイ

SUB:木寺、盛田、八田、前田
 対するガンバは出場停止明けの加地が復帰して、GK:藤ヶ谷、DF:シジクレイ、宮本、山口、MF:加地、明神、遠藤(→寺田75分)、二川、前田、FW:播戸(→中山75分)、マグノ・アウベス、と言うメンバーでした。前半は完成度に勝るガンバのペースで、遠藤、二川から両サイドやDFラインの裏へ好パスが通りサイドから、あるいは中央から崩してきます。18分と19分にマグノ・アウベスが決定的なシュートを放ったのを始め、遠藤のシュートや前田のシュートなどが何度も広島ゴールを襲います。しかし下田が素晴らしい反応を見せて弾き出し、相手の得点を許しません。G大阪の中盤の圧力にやや押され気味だったサンフでしたが、しかしDFラインからしっかりと繋いでサイドから攻撃すると言う形を作って何度か逆襲を試みます。23分には李のクロスからウェズレイがシュートしましたが枠外。24分には青山のボールを受けた李のクロスを服部が左足で叩きましたが、藤ヶ谷のファインセーブに阻まれます。前半は全体的にG大阪ペースではありましたが、しかしサンフは下田の好セーブ連発で凌ぐと何度かチャンスも作り、ほぼ互角の流れで前半を折り返しました。
 「修正するところは点を取るところだけ」と言う西野監督の激を受けたガンバは、後半立ち上がりから攻め込みます。開始早々に波状攻撃を仕掛けて広島守備陣を押し込むと、後半7分に広島陣内でのCKとなります。1回目の山口のヘッドは下田がクリアしましたが、2回目には横に流したボールを最終ラインから上がってきた前田が強烈なミドル。これはバーに当たって跳ね返りましたが、そのこぼれを山口に押し込まれて痛恨の先制点を失ってしまいました。(因みに後でビデオで見直した限りでは、どうもオフサイドのようでした。)
 その後もペースを落とさないガンバは二川の、あるいは遠藤のスルーパスからチャンスを作ります。そして16分、左サイドに開いたマグノ・アウベスがマイナスのクロスを入れると、これを受けた二川のフェイントに戸田、ダバツがかわされて悠々とシュートを決められてしまいます。更に18分には広島陣内でのガンバのパスを青山がカットしたもののこれがマグノ・アウベスへの絶妙なパスとなり、ダイレクトで打ったシュートがゴールネットを揺らしてあっという間に3 点差となってしまいました。
 流れを変えたいペトロヴィッチ監督はここで柏木、高柳を投入します。若い二人はこの期待に応えて中盤を走り回り、ガンバからペースを奪い返します。そして34分、右からのクロスが左に流れ、中央に折り返したボールを柏木が利き足でない右でダイレクトでシュート。これがループ気味に藤ヶ谷の頭を越えて、柏木にとっては嬉しいプロ入り初ゴールとなりました。
 更に37分にはやはり両サイドから攻め込んでウェズレイのシュート性のクロスに佐藤寿が合わせてボールはバーへ。このこぼれを詰めていた李が叩き込んで、1点差に迫ります。その後もサンフはDFラインと中盤でボールを回して、ガンバを一方的に押し込みます。40分のウェズレイのシュートは枠を捉える事が出来ず、李が何度も決定的なクロスを入れましたがなかなか中央に合いません。46分にも柏木のクロスを服部が狙いましたが枠外に外れ、その後もサンフが相手陣内でボールを回してチャンスを窺いますがなかなかシュートまで持ち込めず、最後はそのまま終了のホイッスルとなりました。
 下田の奮闘で無失点に凌いだ前半、相手の攻勢に気持ちが後ろ向きになってミスから失点した後半の前半、そして素晴らしい戦いを見せた後半の後半。この日のサンフはそれぞれ特徴的な3つの顔を見せた、と言って良いでしょう。ペトロヴィッチ監督の元で戦って1ヶ月あまり。この間の成績は2勝5敗となっていますが、その7試合の中ではその3つの顔がどのタイミングで出てくるか、が結果に表れているような気がします。90分を通して相手を圧倒したFC東京戦と良い時間帯に追いつけた名古屋戦以外は相手に先手を取られる展開が多く、後で追いかけてももう一歩及ばない、と言う感じ。一言で言えば試合運びの拙さが敗戦に繋がっている、と言って良いのではないかと思います。これはまだ監督の戦術が浸透し切っていない、と言う側面もあるでしょう。しかしそれ以上に問題なのはおそらく精神面。昨日の会見で監督は「最後の30分で見せた素晴らしいサッカーを出来るチームであるのにも関わらず、降格のプレッシャーがあるゆえに、それを出し切れていないことだ」と語っていますが、まさにその通りだと言えます。なかなか勝ち点が伸びず苦しい戦いが続きますが、しかし首位相手にこれだけ戦えるポテンシャルがあるわけです。その上青山に続いて柏木がブレイクしそうで、李もどん底から這い上がって来るなど戦力の整備も進んでいます。このわずかな光を大きなものにして行けば、間違いなく上に行けるはず。ここで我々サポーターがすべきことは、ネガティブな気持ちをブーイングでぶつけて精神的に追い込むことではなく、とにかく選手と監督を信じてサポートし続けることなのではないでしょうか。

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