2005年を振り返って
上位に挑んだ2005年も今日で終わり。リーグ戦の年間成績は11年ぶりに半分より上の7位となりましたが、ナビスコ杯は予選リーグで敗退し、天皇杯はベスト16の結果に終わりました。一時は2位に浮上するなど可能性を見せた一方で、開幕直後と夏の終わりから秋にかけてはなかなか勝てない、と言う時期も経験しました。優勝争いに参加する、と言う目標を果たすことはできませんでしたが、しかしこのところの毎シーズンずっと悩まされていた降格との戦いを脱して、上位と対等に戦えるポテンシャルがあることは示すことができたと思います。更に画期的だったのは、駒野と佐藤寿が優秀選手に選ばれ(佐藤寿がベストイレブンにも選出)、フル代表にも招集されたこと。広島から代表候補に複数の選手が選ばれたのは、2002年の初めの合宿に久保、上村、下田が選ばれて以来4年ぶり。仮に同時にピッチに立てば、広島から選出された選手の複数出場としてはフランスW杯のアジア一次予選の高木・柳本ぐらいまで遡らなければならないはずです。チーム力と選手の力の両面で他のクラブの後塵を拝してきた広島でしたが、もともとはサッカーどころとしての伝統があり、前身の東洋工業時代には優勝の常連で、そして多くの代表選手を輩出してきた歴史を持っています。2005年はこのところの低迷で失いかけていた「広島のプライド」を思い出す事ができた年だった、と言って良いのではないでしょうか。
これが本当に飛躍のきっかけになるのか、あるいは再び暗黒時代に逆戻りするのか。そのターニングポイントとなるのが2006年なのだと思います。代表選手が欠けても大丈夫なぐらいチーム力に厚みを作り、他のクラブと対等以上に戦い、そして今度こそ優勝争いに絡むこと。駒野と佐藤寿に続く代表選手を輩出すること。そして一つでもタイトルを取ること。それが、来年のサンフレッチェのミッションです。4年目を迎える小野監督と広島と契約してくれた選手、そして多くのスタッフとともに、我々サポーターも戦って行きたいと思います。
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