小野監督が前半を総括
小野監督は昨日、吉田サッカー公園で会見しリーグの前半戦を総括しました。
まず全体については「常にトップの背中が見える位置で戦いたいと考えていた」として、ここまで7勝7分け4敗で4位と言う成績を評価しました。特にHOT6を代表とする過密日程の中で苦しみながらも勝ち点を取って来ていることから、「ここまで良いレールに乗って戦えている」と語っています。
リーグ最少失点(13点=1試合平均0.72点)の守備ですが、当初の目標は平均1.0以内だったそうなので余裕でクリアできていることになります。昨年は3バックで先に失点をしない戦い方だったわけですが、今年はむしろ「失点を恐れずに攻撃に出たことで2バックみたいな状況になる場面もある」ような、攻撃的な守備がもっとー。にも関わらずしっかり守れている事は今年の躍進の一番の要因だと言って良いでしょう。下田、小村、ジニーニョを中心に、「チーム全体の守備意識が上がったことがこの結果に結びついた」と考えているとのことです。
一方の攻撃面では「1試合2.0得点以上を目標に、1.8得点以上の数字まで持って行きたいと考えていた」と語っています。しかし、これまでの総得点は24。すなわち1試合平均で1.3点しか取れていないわけで、こちらは目標を大きく下回っています。ただ、しかしリーグ全体でも1試合平均1.8以上取っているチームはG大阪だけ。従って、目標自体がかなり高いところに置いているわけです。ここまでチームとしての攻撃の形は出来ているので、「もっと泥臭くゴールを狙って行くことが必要」としています。
今後は「現在の位置に満足」せず、「クラブ全体で本気でタイトルを取るという意思を見せることが大事」だとしています。チーム内の競争を活性化させるとともに、1対1に強くなること、セットプレーの精度を高めることを目標に、後半戦に向けて戦うという決意を述べています。
今シーズンここまで好成績を残しているのは、3年目にして小野監督の戦術が浸透していることが一番大きい、と思います。そしてシーズン前に積極的に補強に動いた成果が出ていること。これは新しい選手がレギュラーとして活躍していると言うだけにとどまらず、李や森崎浩ら主力選手が出遅れてもその穴を感じさせない層の厚さに繋がっています。更に、連戦になったときに選手を入れ替えながら戦えること、終盤の点が欲しいときに質の高い選手を投入できることも、これまでの結果に繋がっていると言えます。ただ、それでも勝ちきれない試合がいくつかあったのも事実で、名古屋戦、C大阪戦ではロスタイムに追いつかれ、G大阪戦では最後の最後に勝ち越されて勝ち点を失っています。仮にこれらのゲームを逃げきっていたら2位G大阪に勝ち点で並んでいたわけで、やはり優勝を争うためにはそのへんの勝負強さをもっともっと身につけなければならない、と言えるでしょう。短期決戦の連続だったこれまでとは違い、8月以降は3か月半で16試合の長丁場の戦いとなります。先発の11人、ベンチ入りを含めた16人だけでなく、チーム全体の力で戦い抜けるかどうかが、ポイントとなりそうです。
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