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2004/11/30

6選手を解雇

Jリーグの規約によると今日までに来季の契約に関する提示をしなければならないことになっていますが、今朝の中国新聞によるとサンフレッチェはリカルド、外池、佐藤一、西村、松浦、中山の6選手と来季の契約を結ばないことになった、とのことです。
 リカルドは昨年広島入りし、DFラインの要として奮闘してJ1復帰に貢献しました。今年もほぼ全試合に出場しましたが、しかし時折集中力が切れることとDFラインを下げてしまう癖がなかなか治らなかったのが問題だった、と思います。
 外池はDFからFWまでできるユーティリティープレーヤーとして期待して甲府から獲得。サテライトでも腐らず練習に取り組むなど若手のお手本になっていましたが、やはりスピードの不足とプレー精度がJ1では厳しい、と判断されたのではないかと思います。
 佐藤一は昨年横浜FMを解雇された後獲得した選手で、当初は怪我でリタイアしていた駒野に代わる右サイドのポジションを期待されていました。そしてスピードと戦術眼の点では良さを見せましたが、しかしクロスの精度が無かったのが致命的だったのではないでしょうか。
 西村はG大阪ユースから広島入りして3年目の選手で、スピードのあるドリブルが武器で一昨年レンタルで行っていたSC鳥取では「救世主」とまで言われる活躍を見せていました。その後サンフに復帰してポジション獲得を目指しましたが、昨年の怪我で長期にわたってリタイアせざるをえなかったのが痛かった、と言えるでしょう。
 阪南大から加入して今年が2年目の松浦は、その類まれなスピードや昨年の第42節山形戦の起死回生の勝ち越しゴール等印象に残る選手でした。昨年の開幕戦では途中出場でデビュー。今年も開幕戦に先発起用されるなど期待の大きかった選手でしたが、しかし「練習で良い選手を起用する」と言う小野監督の方針に合わなかったのが出場機会が少なかった原因ではないか、と思います。
 中山は2000年に多々良高から加入して今年が5年目。運動量の豊富な大型FWとして期待されましたが、プロ入りして3年で2度の大手術を行わざるをえなかった、と言うことが彼自身にとって大きな誤算だったのではないか、と思います。練習やサテライトの頑張りはピカイチの選手で監督としては起用したくなるものを持っていたようですが、やはり昨年から今年にかけて出場した試合で結果が出せなかったのが問題だったのだろう、と思います。彼については札幌入りが濃厚ということなので、次のチャンスをぜひとも生かして欲しい、と思います。

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小野監督「続投」へ

今朝の中国新聞によると、サンフレッチェは来季も小野監督にチームの指揮を任せる方針を決めました。J2降格が決まった直後の2002年冬に就任した小野監督は、その年の天皇杯でベスト4に進出。昨年はJ2を苦しみながら戦ってJ1復帰を果たしました。今年は1st stage13位、2nd stageが12位と低迷しましたが、J1残留という最低限の結果を残したことと若手育成を評価されての契約更新となりました。一昨年の就任時に掲げた目標からすれば、来季は優勝争いをする年。小野監督はそのポイントとして「どれだけ選手層を厚くできるか...補強がなければ優勝争いはできない」と語っていて、外国人、日本人の両方で補強を進める意向を示しています。昨年はやはりJ1からの昇格チームということで補強も後手に回り、他チームの戦力外を中心に拾っていった、と言う感じでしたが、今年は既に交渉を進めつつあってある程度の目途が立っている、と言う噂もあります。サポーターの間には「小野監督で本当に大丈夫か」と言う声もありますが、小野監督にはぜひともその心配を吹き飛ばすような結果を出して欲しい、と思います。

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2004/11/29

第15節浦和戦

昨日さいたまで行われた2nd stage第15節浦和戦は、開始4分で得た数的有利を生かせず0-1で敗れました。
 小野監督は出場停止が開けたリカルドを帯同させず、小村の両側に若いDF2人を配した次の布陣で戦いました。
       下田

   西河  小村  吉弘
   (→李45分)
駒野  森崎和  森崎浩  服部

   ベット    大木(→盛田71分)
   (→前田63分)
       チアゴ

SUB:林、八田
 対する浦和はチャンピオンシップに備えてほぼベストの布陣で、GK:山岸、DF:ネネ(退場4分)、闘莉王、アルパイ、MF:山田、鈴木(→酒井41分)、長谷部(→内舘63分)、平川、永井、FW:エメルソン、田中。まだ両チームとも様子見だった前半4分、ゲームがいきなり動きます。中盤でパスを受けて反転したチアゴにネネが後ろから抱きつくように倒して一発退場。確かに抜け出せば決定機になったかも知れませんが、やや厳しすぎるかとも思える判定がこの試合の流れを作ります。両サイドを下げて4バックにした浦和は、ボールを奪ったらエメルソンに当てて一秒でも早くゴール前に運ぶと言う攻撃を徹底。数的不利を感じさせない動きを見せます。またエメルソンや田中、永井のドリブルをファウルで止めると、セットプレーから闘莉王やアルパイが飛び込んで来て脅威を与えます。サンフは森崎和を起点に攻撃を構築し、7分には駒野の右からのクロスをチアゴがそらせて服部が押し込みましたがオフサイド。23分と26分には駒野、チアゴがシュートを放ちましたが枠を捉えません。この日はベットがボールを失うシーンが目立ち森崎浩とチアゴも身体のキレが今一つで、高さと強さのある浦和のDFを崩す事ができません。前半はほぼ互角かやや劣勢の流れで、0-0のまま折り返すことになりました。
 後半、小野監督は奮闘していた西河に代えて李を投入。4バックにして攻めの圧力を強めようとします。しかしその効果が現れる前の後半5分、怖れていた先制点を許してしまいました。李が平川を倒して与えたFKは、下田がフィスティングで弾き返します。しかしカウンターに転じようとしたところでこれをカットされ、永井がDFラインの裏に放り込んで来ます。何でもないボールでしたがこれを服部が無理な体勢からクリア。そのボールが上がっていた酒井に渡ってしまい、前線に残っていた闘莉王がスルーパスを受けてシュート。オフサイドのタイミングでしたがクリア後に倒れた服部が残っていたため当然オフサイドにはならず、ゴールが認められました。
 これで落ち着いた浦和は、ペナルティエリアの前に強固な守備ブロックを構築して攻撃をはねかえし、少ない人数で攻め切ると言う戦いを徹底してきます。これに対してサンフも何とか速い攻撃を仕掛けようとしますが、スタートラインが低くパスも繋がらず、やむなくロングボールを放り込むばかり。これも浦和の高さのあるDFラインにはね返されて、なかなかチャンスを作れません。小野監督は18分には早くも前田を投入。その直後にショートコーナーから服部のクロスをチアゴが落とし、ここに走り込んだ大木が強烈なシュートを放ちましたがGK正面。23分には中盤でボールを受けた前田がドリブルで4人を抜いてペナルティエリアに侵入しようとしましたが、アルパイと闘莉王に挟み撃ちにあって潰されます。後半20分頃からはさすがに浦和も疲れてきたか広島がペースを握りましたが、しかしなかなか決定機まで持って行く事ができません。後半38分には駒野のクロスにチアゴが頭で合わせ、40分には左右からの崩しから李がミドルシュートを打ちましたがいずれも枠外。結局浦和を慌てさせることもできずに最終戦を黒星で終えることになりました。
 このゲーム、客観的に見れば優勝チーム相手にまずまずの戦いができた、と言えるかもしれません。失点シーン以外は守備の集中力が切れることはありませんでしたし、特に吉弘は最後には退場になったもののエメルソンに粘り強く対応していました。また森崎和は必死でチームを引っ張ろうとしていたと思います。ただ、それは相手が10人になっていたから。逆に言えば相手が1人少なかったにも関わらず運動量でも球際の強さでも圧倒することができず、何となくゲームを終えてしまったことは大きな反省材料でしょう。広島サポーターは圧倒的な数的不利を克服するため必死で応援したにも関わらず、それに応える事ができなかったのは確かだったと思います。今年2年ぶりのJ1で戦いいくつかの成果を挙げることは出来ましたが、しかし優勝争いを口にするにはまだまだ足りないことが多い、と言うことを思い知らされた結果だったと思います。
 では、何が足りかなったのか。広島フットボールによると森崎和は試合後に「試合運びが拙すぎる。全体的に運動量も足りない」と課題を挙げ、また「個々がもっとレベルアップしないと、とても優勝争いなんてできない」と激しい口調で語っていたそうです。またそれに加えて「気持ちをもっともっと強く押し出していかないと」と精神面の課題も口にしています。個人の技術。組織力。運動量。戦う気持ち。どれ一つが欠けても勝ちきるチーム、優勝争いに顔を出すチームにはなれない。広島にそれらがない、とは言いませんが、しかしどれもが少しずつ足りなくて、それが結果的に大きな差になっている。それが森崎和の言いたかったことなのではないでしょうか。今シーズンは昨日の試合で終了し、後は来年までオフになります。しかしこれは単なる休み等ではなく、来季に向けての静かな戦いの始まりです。今年見つけた課題を克服するため、フロントも選手も一丸になってレベルアップすること。それこそが今日からのサンフレッチェにとって何よりも必要なことなのではないでしょうか。

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2004/11/28

今日の浦和戦

今日の浦和戦ですが、ファンクラブからのメールなどによると出場停止の吉田に代わって遠征メンバーしたのは八田。吉弘、西河が先発して浦和の誇るスピード系攻撃陣を迎え撃つことになります。1st stageの浦和戦でJリーグデビューを果たしエメルソンを完封した吉弘の活躍に期待したい、と思います。一方の浦和ですが、今朝の報道によると今日を「プレチャンピオンシップ」と位置づけて、三都主以外のベストメンバーで戦うとのことです。優勝チームが全力で戦うならそれはこちらも望むところ。「6万人の観客を黙らせる」(服部)戦いを見せて欲しい、と思います。なお、今日の会場は埼玉スタジアム2002で午後1時キックオフ。今日の関東南部は良い天気に恵まれそうです。またテレビ放送ですが、J SPORTS 1(スカパーch306)とテレビ埼玉で生中継、またBS-iでは残留争いに絡む大分×柏に続いて3時から録画放送の予定です。

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2004/11/27

浦和戦に向けて

明日は今季の最終戦となる第15節浦和戦が埼玉スタジアム2002で行われます。
 第13節までに稼いだ勝ち点は31。2位以下に7点差を付けてついに浦和は悲願のステージ優勝を果たしました。その原動力は、何と言っても圧倒的な攻撃力。1試合平均2.8点はもちろんリーグ最多で、1st stageの平均2.0よりも大きく増えています。ここまでの2nd stageの成績は次の通り。
1A ○3-2 神戸  【浦】長谷部2、エメルソン
2H ○7-2 東京V 【浦】エメルソン、永井3、山瀬3、【V】三浦、平本
3H ○3-2 磐田  【浦】エメルソン、山田、長谷部、【磐】前田、西
4A ○4-1 大分  【浦】エメルソン2、山瀬、田中、【分】マグノ・アウベス
5H ○4-1 新潟  【浦】ネネ、OG2、エメルソン、【新】エジミウソン
6A ●0-1 FC東京 【F】ルーカス
7H ○2-1 G大阪 【浦】山田、永井、【G】フェルナンジーニョ
8A ○4-0 市原  【浦】エメルソン2、永井、平川
9H △0-0 横浜FM
10A ○3-2 鹿島  【浦】田中2、エメルソン
11A ○2-0 C大阪 【浦】田中、エメルソン
12H ○2-1 清水  【浦】酒井、闘莉王、【清】北嶋
13H ●1-2 名古屋 【浦】エメルソン、【名】マルケス、角田
14A ○4-0 柏   【浦】室井、エメルソン3
 5連勝で立ち上がった浦和の優勝に向けての大きなヤマとなったのが第6節以降。FC東京に完封されて初黒星を喫した後に、上位を争うG大阪、市原との対戦でした。しかしG大阪を逆転で下し、市原を4点差で葬ると後は一気にゴールへ。王手をかけていた13節では惜しくも敗れたもののそれまでの「貯金」がきいて、ホームのサポーターと優勝の喜びを分け合いました。そして続く柏戦でもまたもやエメルソンが爆発して、勝ってJ1残留を決めたかった柏を粉砕。控え選手の虫干しも済ませて着々とチャンピオンシップに向けての準備を進めています。情報によると次節は三都主、闘莉王が怪我のため欠場する可能性が高いようですが、気を緩めることなく全力で戦いを挑んで来ることは間違いありません。予想メンバーは、GK:山岸、DF:アルパイ、堀之内、ネネ、MF:山田、鈴木、長谷部、平川、永井、FW:田中、エメルソン。レギュラーを温存してきた場合には、逆に高いモティベーションに注意する必要があるでしょう。
 対するサンフレッチェですが、勝ち負けによってステージ8位〜12位の可能性があります。また年間通算の順位は11位〜14位の可能性があります。賞金にも残留争いにも関係ない順位ではありますが、しかしステージ順位は後に残る記録です。8位でフィニッシュするか12位で終わるかによっては、中位まで上がったか下位に沈んだか、の違いがあります。これまでJ1で20ステージ(96年のみ年間1ステージ)戦って、1桁順位だったのはわずかに7回だけなので、来年以降につなげるためにも是非とも勝って終わりたいものです。
 メンバーですが、前節イエローカードをもらった吉田が累積で出場停止。その一方で前節出場停止だったリカルドが戻ってきます。来季以降の事も考えて若手を起用する可能性や4バックにする可能性もありますが、私は素直に次のような布陣を予想しておきます。
       下田

  リカルド 小村  西河

駒野  森崎和  森崎浩  服部

   ベット    大木

       チアゴ

SUB:林、吉弘、李、前田、盛田
 明日は優勝チーム相手にどれだけのことが出来るのかを試す、絶好の機会です。勝利のみを目指して結果を怖れず戦って欲しい。そして今年良い思い出の無かった関東のサポーターに歓喜をもたらして欲しいと思います。

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2004/11/26

U-19代表候補に4人選出

昨日日本サッカー協会は12/3〜8に関東圏で行われる合宿に参加するU-19代表を発表し、サンフレッチェとサンフレッチェユースからは吉弘、高萩、高柳、前田が選ばれました。今回のメンバーは次の32人。
【GK】松井(磐田)、西川(大分U-18)
【DF】増嶋(FC東京)、吉弘(広島)、河本(神戸)、水本(市原)、柳楽(福岡)、小林(柏)
【MF】杉山(清水)、渡邊圭(名古屋)、高橋(鳥栖)、寺田、家長(G大阪)、増田(鹿島)、
    中村(福岡)、苔口(C大阪)、兵藤(早稲田大)、水野(市原)、中山(京都)、
    船谷(磐田)、本田(星稜高)、興梠(鵬翔高)、高萩(広島)、高柳(広島Y)、柳澤(柏Y)
【FW】豊田(名古屋)、三木(G大阪)、平山(早稲田大)、カレン(磐田)、辻尾(中央大)、
    前田(広島Y)、森本(東京V)
 アジアユースのメンバーは梶山(FC東京)、渡邊千(国見高)以外は全員選ばれ、ここに河本や家長、前田らの再招集組や、高橋、辻尾ら新規招集組を合わせたメンバーとなっています。この中で特に注目は中盤の多さ。アジアユースには9人で臨んだのに対して今回は17人も招集しています。これはアジアですら中盤を支配できなかったことから、ここの構成を変えようという意図の現れだと思います。今回は6日間の合宿の間にJクラブ(市原、FC東京、東京Vなど)を相手に4試合を行うという実戦中心の内容で、そこで結果を出した選手が1月に予定されているカタール遠征に招集される、と言うことになるのではないでしょうか。

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2004/11/25

ジーコジャパンドリームチームに3人選出

日本サッカー協会は昨日12/4に行われる新潟とのチャリティマッチに参加する「ジーコジャパンドリームチーム」のメンバーを発表し、サンフレッチェからは下田、小村、駒野の3人が選ばれました。今回選ばれた選手は、次の18人。
【GK】下田(広島1/0)、楢崎(名古屋45/0)
【DF】小村(広島32/4)、秋田(名古屋45/4)、名良橋(鹿島38/0)、服部(磐田44/2)、
    森岡(清水38/0)、駒野(広島0/0)
【MF】山口(新潟59/4)、本田(鹿島31/1)、澤登(清水16/3)、名波(磐田68/9)、
    伊東(清水27/0)、明神(柏26/3)
【FW】三浦(神戸91/56)、中山(磐田53/21)、城(横浜FC36/7)、大黒(G大阪0/0)

※数字はAキャップ数/ゴール数
 ほとんどがA代表のキャップ数が25以上の名選手ばかりで、32試合4ゴールの小村が選ばれているのは当然でしょう。また下田も代表で出場したのはブラジル戦の1試合だけですが、昨年も1度ジーコ監督に呼ばれて代表合宿に参加しており、それほど意外な選出ではありません。しかし驚きなのは、これまで合宿にも呼ばれていなかった駒野の招集です。現在日本人得点王で多くの人が代表入りを待望する大黒と並んでの「初代表」は、ほぼ間違いなくテストのためでしょう。五輪代表やオールスターなどの大舞台では最初は緊張することの多い駒野ですが、ここは思いきってプレーして持ち味を出して欲しい。そしてそれはおそらく、将来のA代表に繋がる道なのではないでしょうか。

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ユースの5人の昇格内定

サンフレッチェは昨日、来季の新加入選手としてサンフレッチェユースの桑田慎一郎、森脇良太、前田俊介、高柳一誠、佐藤昭大の5人の内定を発表しました。
 桑田は福山市の出身でみろくの里FCからユースに昇格。元々はFWの選手ですが、ボランチかトップ下で起用されることが多く2列目からの飛び出しを得意としています。昨年まではそれほど目立つ選手では無かったのですが、今年に入って急成長してトップ昇格を勝ち取りました。
 森脇も福山市の出身で、こちらはサンフレッチェびんごからユースに昇格。高校生らしくない強烈なフィジカルを生かした守備と突破が持ち味で、昨年はストッパーとして何度かサテライトのゲームに出場し、今年のナビスコ杯C大阪戦では右SBとしてトップ初出場を果たしています。
 前田は奈良の高田FC出身。中学時代から関西の選抜チームに選ばれるなど才能には定評がありましたが、波が大きく活躍するときとしないときの差が極端で、昨年は昇格は微妙ではないかとも言われていました。しかしクラブユース選手権直前に骨折したのをきっかけにチームの主軸に成長し、Jユース杯では得点王となってチームを優勝させる活躍。今年はキャンプからトップに帯同して1st stage第12節の鹿島戦で初出場を果たし、先日の磐田戦では初ゴールも決めています。
 高柳はジュニアユース出身で、両サイドとボランチだけでなく攻撃的なポジションもこなすユーティリティープレーヤー。視野の広さと正確なパス、判断の確かさを兼ね備えたクレバーな選手で、1年上の年代であるU-19代表にも選ばれてアジアユースに出場しています。トップには昨年のキャンプから高萩とともに呼ばれていて、昨年には既にトップ昇格を打診されていたそうです。今年はU-19代表を最優先したためトップデビューは森脇に先を越されましたが、7/24のナビスコ杯東京V戦で先発すると2nd stageは開幕から第3節までフル出場。A契約の一歩手前まで来ています。
 佐藤は三重県の朝日町出身。U-16代表〜U-18代表に何度も呼ばれるなど、この年代屈指のGKです。トップのゲームの出場経験こそありませんが、1st stageは河原を押しのけて8試合にベンチ入りした事がその評価の高さを物語っています。
 サンフレッチェは彼ら5人の他、DFの藤井大輔のアルビレックス新潟への加入内定も合わせて発表しました。大阪の吹田市出身の藤井は昨年からユースのディフェンスラインに君臨。ラインコントロールに優れたセンターバックとしてU-18代表にも選ばれて活躍しています。サンフレッチェには若手DFが多い上に1年下に槇野がいるためトップ昇格はなりませんでしたが、その話を聞きつけて新潟以外にも数クラブからの獲得オファーがあったと言う逸材。是非新潟で成長して、今度は対戦相手として広島に戻ってきて欲しいと思います。
 なお今週のサッカーダイジェストの記事によると、鵬翔高のSB入船の加入も有力だとのこと。今年の新規獲得選手は、先日の中尾と合わせて高校生7人と言うことになりそうです。

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2004/11/24

第14節大分戦

昨日ビッグアーチを埋めた観客は、今季3番目に多い21,589人。素晴らしい秋晴れのもとで行われたホーム最終戦は、数々のチャンスを決めきれずに0-0の引き分けに終わり、年間引き分け数のJリーグ記録を更新しました。
 リカルドを出場停止で欠くサンフは西河を8試合ぶりに起用。またベットをFW登録して森崎兄弟を中盤に並べた攻撃的な布陣で戦いました。
       下田

   西河  小村  吉田(→盛田86分)

駒野  森崎和  森崎浩  服部

   ベット    大木(→前田78分)

       チアゴ

SUB:林、吉弘、李
 対する大分のメンバーは、GK:高嵜、DF:吉村、パトリック、サンドロ、原田(→有村45分)、MF:瀬戸(→高松58分)、小森田、梅田、吉田、FW:マグノ・アウベス、松橋(→三木73分)。大観衆に燃えるサンフは立ち上がりから積極的で、1分には大木のスルーパスからベットが反転してシュート。3分には相手のパスミスをカットして大木が攻め入り、4分には森崎浩のクロスをベットがシュートしましたが高嵜の正面に飛んでしまいます。開始早々から連続してビッグチャンスをつかんだサンフでしたが、しかしこれを凌がれるとその後はややペースが落ちます。チアゴには厳しいマークが付いてなかなかボールが収まらず、ベットも早めに潰されて前を向かせてもらえません。この日好調だった駒野が何度もサイドを突破してクロスを入れましたが、大分DFの壁は高くことごとくはね返されてしまいます。逆に大分の攻撃は単純で、後ろからDFラインの裏を狙ってロングボールを放り込んで来るのみ。しかしこれも続けられるとチャンスを作られるもので、17分には吉田が抜け出してフリーでシュートを打たれ、37分にはマグノ・アウベスがペナルティエリア内からシュートを放ちましたが、いずれも下田がスーパーセーブで防ぎます。パスをつないで何とか崩そうとするサンフに対して、守りを固めてロングパスを蹴ってくる大分。まるで昨年を思わせるようなゲーム展開で、やや膠着したまま前半を折り返しました。
 後半、大分は駒野にやられていた原田に代えて有村を左サイドに入れて立て直しを図ります。サンフは森崎兄弟が低い位置から飛び出すことを意識して、何とか大分の守備をこじ開けようとします。9分には相手のセットプレーをはね返してカウンターに持ち込み、ベットがシュートを放つも枠外。そして16分には森崎浩が細かいパス交換から中央を突破したところで倒され、PKを得ます。慎重にボールをセットして右を狙ったチアゴでしたが、しかし高嵜の読みはどんぴしゃり。これに続くCKでは森崎和がファーに流したボールに服部が走り込んでボレーシュートを打ちましたが、ヒットせず大きく枠を外します。更に24分には中央でボールを受けた大木がドリブルでDFラインの裏に抜け出そうとしたところで吉村に倒されます。ここで奥谷さんの判定は「得点機会阻止」と言うことで一発レッド。数的優位に立ったサンフが、このまま一気に押しきるか、に見えました。しかしむしろ大分の方がやるべきことがはっきりした、と言う感じでむしろチャンスが作れなくなってしまいます。33分に満を持して投入された前田は中盤からのドリブルとゲームメイクで打開を図りますが、なかなかシュートまで持ち込めません。41分にはディフェンスを1枚削って盛田を投入しましたが、彼の高さを生かすような展開に持ち込むことが出来ません。後半終了間際に盛田の左サイドからのスルーパスを受けたベットがペナルティエリア内でシュートを放ちましたが、これも惜しくも枠外。結局最後まで大分ゴールを割る事ができず、今季13回目の引き分けに終わりました。
 この試合もまた、試合内容はサンフが上回っていたのは確かだったと思います。中2日で体力的に厳しかったにも関わらず中盤のプレスがよく効いて、何度も高い位置でのパスカットから速い攻撃をしかけていましたし、森崎兄弟のパス回しや両サイドの突破から相手陣内に攻め入っていました。また守備も集中を切らせることなく90分間守り切りました。フィニッシュの精度がなかったこと、相手DFに密着マークされてチアゴがあまり機能しなかったのは確かですが、しかしあのPKさえ入っていれば何の問題もないゲームだったのではないか、と思います。勝てなかったこととゴールの歓喜を味わえなかったのも残念なのですが、しかしサッカーとはある意味そう言うもの。ホームの最後の2試合が1勝1分けに終わったことは、まずまずの結果だったと言って良いでしょう。
 ただ、昨日のゲームを見に行った人の多くが満たされない思いだった、と言うのも事実だと思います。自分たちのサッカーが出来ていたにも関わらず膠着して、なかなか打開できない展開を何とかして欲しい。その思いにピッチ上で答えを出せなかったのは確かです。小野監督がホームゲーム最後の挨拶で「2nd stageはホームで負けなかった」と言ってブーイングを浴びていましたが、それも理解できるところではあります。ただ、だからと言ってここで「監督辞めろ」と言うのは少々短絡的過ぎるのではないか、と思います。監督には2つのタイプがあって、キックオフの前に準備を終わらせる人と試合中の采配に冴えを見せる人がいるものですが、小野監督は明らかに前者のタイプです。手持ちの戦力をやりくりし、その中で最適なシステムを見つけ、これを機能させると言う点では間違いなくトップクラスの指導者だと思います。しかし、試合中の的確な指示や選手交代で流れを変えるタイプではない。そう言う場面がこれまで無かったわけではないものの、基本的には動かず選手に任せるタイプなのだろうと思います。良し悪しは別にして、それはそれとして受け入れざるを得ないのではないか、と思います。
 同じようなタイプの監督として真っ先に思い浮かぶのは、日本代表のジーコ監督です。こちらもメンバーを固定してチームをファミリーにすることを重視して、試合中はほとんど動かず選手の判断に任せると言う采配を基本としています。そしてそれによって、内容はともかく結果は出しているわけです。小野監督がジーコ監督と同じように結果を出せるのかどうか、は分かりません。しかし可能性はある、と私は信じます。日本代表の宮本のようなリーダーが出現し、チーム全体が一丸となれるなら、サンフレッチェが勝ちきれるチームになる可能性は十分にある。それが来年になるのか再来年になるのかは分かりませんが、私はそれを待ちたいと思います。

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2004/11/23

今日の大分戦

広島フットボールなどの小野監督のインタビューによると、「チアゴの出場については、メディカルと相談の上決めたいと思います。出場の可能性?ゼロではないです」と語っています。怪我上がりで磐田戦でもかなり痛がっていたことも考えると、中2日で先発起用するのは避ける可能性が高そうです。また出場停止のリカルドの代役は西河か吉弘か、あるいは八田になりそう。「3トップで流動的にやってくる」大分の攻撃に対して、コンビネーションを崩さないように守れるかがポイントとなるでしょう。

 今日の大分戦は広島ビッグアーチで午後3時キックオフ。9時から第一球技場と補助競技場でU-11とU-9のサッカー大会。1時10分からは前座試合のフォリアチャレンジが行われます。選手サイン会はリカルドと茂木で、1時から先着100名様に整理券を配布します。選手とハイタッチは1時半から小中学生以下先着100名様に整理券配布です。先着プレゼントは20,000名様に全選手のサイン入り応援タオルマフラー。ファンクラブ会員の限定プレゼントのユニフォーム型オリジナル携帯アクセサリーは中山選手です。また公共交通機関利用促進キャンペーンとして、アストラムラインと広電バスの利用者の方に広島・大分両クラブのエンブレムをあしらったユニフォーム型ピンバッチを5,000名様にプレゼントします。今日も駐車場が混雑することが予想されますので、なるべく公共交通機関をご利用ください。

 今日の広島地方の天気ですが、一日中好天に恵まれそうで雨具の用意は不要だと思います。ただ夕方にかけて気温が下がりそうなので、防寒の用意をお忘れなく。またテレビ放送はNHK広島放送局で深夜0時半より録画放送がありますが、スカパーは11/27(土)の午後8時からの録画放送(ch306 J SPORTS 1)までありません。現地に行けない方は、tssの携帯サイトかオフィシャルホームページかJ's goalの速報でご覧ください。

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2004/11/22

大分戦に向けて

明日はホーム最終戦を大分トリニータと戦います。
 1st stageは5勝2分け8敗で10位とまずまずの成績だった大分ですが、2nd stageは勝ち点11でこれまで15位。J1残留は決めたもののなかなか勝てずに苦しんでいます。
1H △1-1 磐田  【分】マグノ・アウベス、【磐】グラウ
2A ●1-2 横浜FM 【分】マグノ・アウベス、【横】上野、松田
3A ○2-1 C大阪 【分】マグノ・アウベス、高松、【C】西澤
4H ●1-4 浦和  【分】マグノ・アウベス、【浦】エメルソン2、山瀬、田中
5H ○1-0 清水  【分】西山
6A ●0-2 市原  【市】マルキーニョス、サンドロ
8A ●0-3 新潟  【新】オゼアス、ファビーニョ、エジミウソン
9H ●2-3 東京V 【分】高松、マグノ・アウベス、【V】桜井、山田、小林慶
10A ●1-3 G大阪 【分】マグノ・アウベス、【G】フェルナンジーニョ2、二川
11H ○2-0 神戸  【分】吉田、マグノ・アウベス
12A △1-1 FC東京 【分】高松、【F】ルーカス
7H ●0-4 名古屋 【名】ウェズレイ2、マルケス、OG
13H ●0-3 鹿島  【鹿】岩政、深井、鈴木
 昨年は堅守で勝ち点を拾って最終節にJ1残留を勝ち取った大分でしたが、今年はハン・ベルガー監督の元で攻撃的なプレッシングサッカーを指向しました。その結果、1st stageの総得点は上から7番目の21点を取っています。しかし2nd stageはぐっと得点力が落ち込んで、1試合平均1点に満たない12得点はリーグ最下位。失点27もC大阪(32)、新潟(30)、神戸(28)に次ぐ悪さで、守備も攻撃も良くない、と言うのが大分の現状だと言えるでしょう。ただ監督は強気の姿勢を崩さず一方的に敗れた名古屋戦(雷雨で順延になっていた試合)では「我々の目指すべきサッカースタイルは確立されている」と言い放ち、天皇杯でも相手に得点されても攻撃的姿勢を崩さず何とか勝っています。続く鹿島戦でも前半は豊富な運動量で圧倒。セットプレーから簡単に失点し、その後運にも見放されて3点差での完敗と言う結果となりましたが、しかし内容は決して悪くなかったようで、次こそは勝とう、とモティベーションは高いはずです。予想メンバーは、GK:高嵜、DF:有村、パトリック、三木、吉村、MF:小森田、原田、梅田、西山、FW:吉田、マグノ・アウベス。12試合で7点取っているマグノ・アウベスとスーパーサブとして出てくる高松、松橋には十分な注意が必要です。
 対するサンフは前節2か月ぶりの勝利を挙げ、同時にJ1残留を決めました。特にチアゴ・前田がゴールを決めたことは好材料で、あと2試合でシーズンが終わってしまうのがもったいない、と言う感じです。メンバーですが、リカルドが通算3枚目のイエローカードをもらって出場停止となるので、その代役が誰になるかがポイントでしょう。
       下田

   西河  小村  吉田

駒野  森崎和  ベット  服部

   森崎浩    大木

       チアゴ

SUB:林、吉弘、李、前田、盛田
 J1残留が決まり、天皇杯もなく残りは「消化試合」になりかねないわけで、目標がなくなってモティベーションが下がるのが心配です。しかし明日はホーム最終戦。自分たちのためにもサポーターのためにも、良いサッカーで勝利という結果を見せるのが、プロとしての義務だと思います。明日もまた多くのファン・サポーターが集まる事が予想されるので、みんなが「来て良かった」と思えるようなゲームを見せて欲しい、と思います。

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Jユース杯京都戦

昨日吉田サッカー公園で行われたJユースカップのグループリーグ最終戦の京都サンガユース戦は、1-2で逆転を喫し今シーズン2度目の敗戦となりました。既に決勝トーナメント進出を決めている広島ユースは、前田はもちろん高柳、森脇はベンチにも入れず、桑田と大屋も控えで、GK:佐藤昭、DF:松田、藤井、槇野、佐藤将、MF:田中祐(退場6分)、柏木、保手濱(→大屋65分)、FW:木原、藤澤(→古本82分)、冨成(→桑田51分)、と言うメンバー。ナショナルトレセンU-16に選ばれた選手も不在ということで、「1.5軍」と言った感じでした。対する京都は今日が今季最後の公式戦ということで、ベンチ入り以外の選手も帯同して遠征して来ていました。広島の先制点は前半3分。柏木のスルーパスで抜け出した冨成がペナルティエリア内でDFに囲まれながら余裕で切り返してシュートを決めました。これで今日も楽勝か、と言う雰囲気が出たのか、その3分後にしっぺ返しを受けます。FKのボールをゆっくり回そうとしてミスパスをし、一気にペナルティエリア内に入って来た相手FWを田中祐が後ろから引きずり倒して一発退場。PKもあっさりと決められて、同点に追いつかれたばかりでなく残り84分を数的不利で戦わざるをえないことになりました。

 中盤を1人失ったサンフでしたが、森山監督はそのままの布陣で戦わせます。そしてこれに応えたのが柏木。豊富な運動量と卓越した技術で中盤を1人で制圧して、とても数的不利を感じさせないような戦いを展開します。CKからのヘディングシュートがバーを叩いたり、木原のドリブル突破からのシュートがGK正面を突いたりとなかなか勝ち越し点を挙げる事ができません。森山監督は後半の早い時間帯から桑田と大屋を投入して攻勢を強めますが、京都の集中した守備はなかなか決壊しません。後半30分過ぎからは足も止まって、なかなかチャンスを作れなくなります。そして後半42分、京都がスローインからの攻撃でゴール中央でシュートを叩き込みついに勝ち越し。その後の広島の猛攻も及ばず、そのまま逃げきられました。

 広島フットボールによると試合後の森山監督は「気持ちを引き締めないといけない時期だったし、いい薬になったと想う。負けることでわかることもある」と納得の表情だった様子。また保手濱、松田、藤澤らの台頭や柏木がリーダーとして頑張ったことも収穫だった語っています。決勝トーナメントに向けて、あるいは来年に向けて、収穫のある敗戦だったと言えそうです。

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2004/11/21

第13節磐田戦

昨日のJリーグ2nd stage第13節で磐田と対戦したサンフレッチェは、18,172人の観客が見守る中、チアゴ、森崎浩、前田のゴールで3-2で勝ちJ1残留を決めました。
 チアゴが久々にリーグ戦に復帰して、サンフはようやくベストと言える布陣を組む事ができました。
       下田

  リカルド 小村  吉田

駒野  森崎和  ベット  服部

   森崎浩    大木(→前田81分)
   (→李73分)
       チアゴ(→盛田53分)

SUB:林、西河
 対する磐田は鈴木の怪我が治らず菊地も欠場で、GK:岩丸、DF:大井(→成岡58分)、田中、服部、MF:太田、福西、河村、藤田(→川口45分)、名波、FW:前田、グラウ(→西野80分)。立ち上がりは磐田にボールを支配されたものの攻撃が形になっていたのはサンフ。チアゴが起点になり大木や森崎浩が絡んで相手ゴールに迫ります。9分にはリカルドのクロスからチアゴが突破してシュートを放ちましたが惜しくも枠外。13分にもチアゴがドリブルで突っかけましたが田中にクリアされます。そして前半16分。相手のクリアミスを拾った森崎浩が大木へ。ワンタッチで落としたボールをチアゴがループパスを出し、走り込んだ森崎浩が素晴らしいトラップで抜けると折り返しをチアゴが押し込んで先制点を奪いました。更に18分には森崎和の展開のパスから駒野が突っかけ森崎浩が右からクロス。服部の折り返しを森崎和とベットがシュートしましたが枠を捉えません。逆に磐田はいつものようにパスを回して打開を図るもののサンフのDFがスペースを与えず、2度ほどミスから相手にチャンスを与えましたが全員でカバーしあって相手に決定機を与えません。両チームともDFラインを高い位置に保って中盤のスペースを狭めての潰し合いながら、高い集中力を見せて見応えのある前半戦の戦いでした。
 後半立ち上がり、磐田は川口を投入して流れを変えようとしましたが、その効果が出る前にサンフが追加点を奪います。後半2分、こぼれ球を拾った大木がドリブルで進んで服部に渡すと、服部は左から大きくゴール前を横切るクロス。そしてここに走り込んだ森崎浩が右足をダイレクトで叩きつけ、ゴールネットに突き刺しました。その後もサンフはペースを緩めず、森崎和のシュートや盛田のシュートで磐田ゴールを脅かします。しかし20分過ぎ、疲れからか中盤が間延びし始めると磐田にパスを回されペースを握られます。特に川口に右サイドを引っ掻き回されて下がるシーンが増えて行きます。そして23分、磐田の右サイドからの太田のクロスを下田がパンチング。しかしこのボールは大きく上に跳ね上がります。そしてここに走り込んだ福西にボレーシュートを決められて、1点差に追いつかれてしまいました。
 その後も磐田のペースは変わらず、なかなか押し返せない時間が続きます。小野監督は運動量が落ちた森崎浩に代えて李を投入して中盤を締めようとしましたが、しかしその3分後、同点に追いつかれてしまいました。ベットが奪ってカウンターで攻め上がったところで大木がバックパスをミス。前田への絶妙のパスになってしまい逆カウンターを食らいます。攻めが5人、守りが4人と言う数的不利の状況から太田のクロスはファーで待ち構えていた成岡へ。これを頭できっちりと決められて、7分間で2点のリードを失ってしまいました。
 その後もペースは磐田。サンフはなかなか押し返せない時間が続きます。磐田は決定的な仕事ができなかったグラウに代えて西野を投入。小野監督も大木に代えて前田を入れて、両チームとも勝負に出ます。そしてそれが実ったのはサンフの方でした。前田投入から2分後、DFラインからの吉田のロングボールが盛田の頭に合います。盛田はジャンプしながら頭をひねってボールをDF裏のスペースへ。日本代表の田中と競り合いながら左足を振り抜いた前田のシュートは田中にわずかに当たってファーサイドに飛び込み、歓喜のJリーグ初ゴールとなりました。その後は同点を狙って攻め込む磐田とカウンターからリードを広げようとする広島、と言う展開で、40分には盛田の突破から前田が戻して李のシュート。ロスタイムには前田が抜け出して3人をかわしてシュートまで行きます。最後はベットの巧妙な時間稼ぎ?もあってそのまま逃げ切り、サンフは2ヶ月ぶりの勝利を挙げる事ができました。
 前半〜後半の落ち着いた戦い。戻ってきたエース・チアゴの先制点と、服部のクロスをダイレクトで叩き込んだ森崎浩の2点目。DFラインを高く保って中盤のスペースを潰し、相手に攻撃の糸口を掴ませない。後半15分ぐらいまでのサンフレッチェのサッカーは、今年1年かけて作り上げてきたものの一つの到達点を示したものだった、と言って良いと思います。1st stageの磐田戦では力の差を見せつけられて逆転負けを喫しましたが、この日はその力関係が逆になっていることを示すことができた、と思います。かつての「王者」としての面影が無くなった磐田と比較して、サンフの若々しいサッカーは内容的に上回っていた、と思います。しかし、後半になってペースを握られるとなかなか取り返せないのも、また今年を象徴するようないつものパターン。DFラインの押し上げが利かなくなり、中盤を自由に使われ、そして集中を切らせたプレーで失点すると言う展開には、「またか」とさすがに呆れてしまいました。この流れをすぐに変える事ができなかった監督采配にも、また選手の精神力にもがっかりでした。しかしそこからが素晴らしかったのは、単に勝ち越し点を奪えたことだけではありません。前田投入の意図をチーム全体が感じて、やるべきことをきっちりとやりきったと言うことだと思うのです。ボールを盛田の頭に当てて落としたボールを前田が拾って点を取る。そして後は相手にスペースを与えないようにして守り抜く。苦しい状況の中で自分たちのストロングポイントを生かして、「勝つサッカー」を貫いて結果を出したことは、このチームにとっては大きな成長だと思うのです。厳しい状況を自らの力で克服したところには、勝ち点3を取ったことや自力でJ1残留を決めたこと以上に大きな価値があると思います。
 今年のJリーグも残り2試合。2nd stageの優勝チームが決まり、J1に昇格するチームが2チーム確定し、後は入れ替え戦に臨む2チームを巡った4チームの争いを残すだけとなりました。サンフを含めて天皇杯に敗退した多くのチームには、目標のない2試合となってしまうわけです。しかし少なくともサンフレッチェに関しては、そう言う「言い訳」は聞きたくない。なぜなら「3年で優勝争いが出来るチームを作る」と言う目標に向かって、一瞬でも立ち止まることは許されないからです。来年本当に強いチームになるために、今の歩みを止めてはいけないからです。次のゲームは明後日23日。ホームゲーム最終戦です。そして週末には浦和戦を控えています。ここで磐田戦以上の内容を見せてくれることだけが、ファン・サポーターを納得させる唯一の方法なのです。

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2004/11/20

今日の磐田戦

広島フットボールによると小野監督は「今週1週間...横浜FC戦の悔しさを忘れずに練習に取り組んでくれた...気持ちを一つにしていい雰囲気で練習できた」と語っています。また服部は「全部勝つ。そうでなければ話にならないし、サポーターも納得しないでしょう」と語り、下田も選手をロッカールームに集めて「絶対に勝とう」と檄を飛ばしたとか。2か月間引き分けと負けばかりで勝利に飢えているのはサポーターだけでなく選手も同じ。残り3試合に全力を尽くす気持ちになっているのは間違いないようです。メンバーですが、いよいよチアゴが先発に復帰して前田とのツートップを組みそうです。また吉弘が怪我をしてしまったようで、西河もメンバー入りしています。

 今日の試合会場は広島ビッグアーチで、午後2時キックオフ。10時からU-10とU-12が対象の「広島フェニックス・ライオンズクラブサッカー大会」が、12時半から4種による前座試合「フォリアチャレンジ」が予定されています。選手サイン会は中山、木村両選手で12時から先着100名様に、選手とハイタッチは12時半から小中学生以下100名様に整理券を配布します。先着プレゼントは「応援バンダナ」を先着15,000名様にプレゼント。また近代工学部提供の「特製ユーティリティーバッグ」の先着700名様へのプレゼントもあります。更に公共交通機関利用促進キャンペーンとして、アストラムラインと広電バスをご利用の方5,000名様に広島・磐田両クラブのエンブレムをあしらった特製ピンバッチをプレゼントします。今日は多くの観客が集まりそうですので、なるべくバスとアストラムラインでご来場ください。

 テレビ中継ですが、生放送の予定は無く午後7時からのJ SPORTS 1(スカパーch306)が初回放送です。スタジアムに行けない方は、tssの速報などで経過を見るしか無さそうです。

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2004/11/19

磐田戦に向けて

明日はビッグアーチで第13節の磐田戦が行われます。
 1st stageは開幕から6連勝し、途中まで首位を走っていた磐田でしたが、第13節に引き分け、第14節に敗れて横浜FMに逆転優勝をさらわれました。従って2nd stageの目標は「優勝奪還」だったはずですが、しかし結果は逆。第6節まで1勝もできずに一時は最下位に沈むほどの低迷をして、桑原監督から鈴木監督、そして山本監督へと指揮官を交代して立て直しを図っています。
1A △1-1 大分  【磐】グラウ、【分】マグノ・アウベス
2H ●1-2 名古屋 【磐】グラウ、【名】中村、クライトン
3A ●2-3 浦和  【磐】前田、西、【浦】エメルソン、山田、長谷部
4A ●0-3 横浜FM 【横】奥、坂田、安貞桓
5H △4-4 鹿島  【磐】福西、藤田、中山、前田、【鹿】鈴木3、金古
6H △1-1 柏   【磐】名波、【柏】玉田
7A ○2-1 神戸  【磐】藤田、菊地、【神】ホルヴィ
8H ●1-2 清水  【磐】グラウ、【清】チョ・ジェジン
9A △0-0 FC東京
10H ○3-1 新潟  【磐】藤田、太田、河村、【新】オゼアス
11A ○2-1 東京V 【磐】前田、西野、【V】森本
12H △2-2 C大阪 【磐】福西2、【C】苔口、徳重
 このチームの場合、経験豊富な選手が揃っているのがプラスにもマイナスにも働いていると言う感じで、先が読めてしまう事がモティベーションを下げ、立て直しが遅れていたのではないか、と思います。第10節以降新潟戦、東京V戦とようやく連勝したもののC大阪戦は相手の気迫に押されて途中までリードを許し、セットプレーでやっと追いついたと言うゲームで内容は決して良くはありませんでした。しかしその後山本監督が就任。新監督の元でチームの雰囲気も変わり、また天皇杯では佐川急便東京に苦戦しながらも逆転勝ちと言う「結果」を残しています。従って以前の下位に低迷していたチームとは別のチームだと考えた方が良さそうです。予想メンバーは、GK:岩丸、DF:鈴木、田中、服部、MF:太田、河村、福西、藤田、名波、FW:グラウ、前田、と言うところでしょうか。
 対するサンフレッチェですが、残留が有力になり天皇杯も敗退。気になるのは来季の契約がどうなるかだけ、と言う感じになっていないかどうかが心配です。実際、練習ではやや気が緩んだような雰囲気も見えたようで、これをどう立て直してくるかがポイントでしょう。ただ、横浜FC戦で試運転を済ませたチアゴがようやくフルに動けるようになり、盛田、大木らの体調不良組も復帰して選手は揃って来ています。またサテライトも三菱自工戦、福岡戦と結果を出して来ていて、出場機会を狙っています。従ってこれらの中からいかに戦える選手をセレクトするか、が監督の腕なのではないでしょうか。予想メンバーは、次の通り。
       下田

  リカルド 小村 吉弘

駒野     森崎和    服部

   森崎浩    ベット

    チアゴ  大木

SUB:林、吉田、李、松浦、盛田
 9/26の東京V戦以来2ヶ月近く勝利から遠ざかっていて、選手もサポーターも勝利に飢えています。横浜FC戦の直後の下田の「(磐田は)チームが団結しないと、勝てるチームではない。チームがバラバラにならずに、まとまっていけるようにしたい」と言う言葉を信じて、応援したいと思います。

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中尾の加入が内定

サンフレッチェは昨日来季の新加入選手として、京都・桃山高のDF中尾真那選手が内定したと発表しました。中尾は宇治市のクラブ育ちながらこれまでは代表などにはほとんど縁がなく(2003年京都府トレセンのみ)、オフィシャルに「無名」と書かれるほどの選手です。桃山高が広島遠征したときに「発見」し、3度の練習参加を経て決定したそうで、市原からのオファーもあったものの最終的に広島を選ぶことになりました。タンザニア人を父に持つハーフ(国籍は日本)だと言うだけあって身体的な能力は高く「しなやかな身体の動きと猛獣のようなスピードを誇る」(広島フットボール)選手で、また早朝練習を欠かしたことのない努力家だとのこと。同じく無名選手から日本代表にまで成長した久保を思わせますが、本人も対戦したいFWに久保を挙げているそうで、3年後を目標に長い目で見て育てて行く予定だ、とのことです。

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2004/11/18

サテライトが福岡と練習試合

昨日サテライトは福岡に遠征して練習試合を行い、4-1で勝ちました。広島のメンバーは、GK:上野、DF:高萩(→高木77分)、西河、八田、佐藤一、MF:茂木(→大久保45分)、外池、木村、西村(→田村85分)、FW:中山(→田中58分)、松浦。得点は0分に中山、6分に松浦、43分に釘崎(福岡・練習生)、後半10分に外池、44分に田村。開始早々の得点は相手DF(柳楽?)のミスを突いてのものだったとのこと。また後半途中に福岡の沖本が退場になって、数的優位の元でゲームを進めたようです。

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トレセンU-16メンバー

日本サッカー協会は昨日ナショナルトレセンU-16のメンバーを発表し、ユースからは平繁、野田、遊佐、植野、田中尚の5人が選ばれました。またジュニアユースからは横竹など4人、びんごから2人が選ばれました。このキャンプの機関は11/19-23なので、選ばれた選手は21日のJユース杯の京都戦には出場できないことになります。

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2004/11/17

紫熊倶楽部Vol. 82

先週発売の「紫熊倶楽部」12月号(Vol. 82)の特集は「広島を守れ!ゴールマウスの防人たち」と言うことで、サンフレッチェの誇るGKを特集しています。そのトップに登場するのはもちろん下田。「生きている壁」と評された前川和也と言う巨大な目標を追いながら成長してきた歴史を綴っています。これに続くのは林で、タイトルは「原点は札幌ドーム」。ベンチ入り1試合のみだった1年目、降格が決定した札幌ドーム、アテネ五輪のバックアップと、様々な苦しい体験を経ながら頑張っている姿を書いたコラムは、なかなか感動ものです。3つめの記事は、彼らを指導する立場の望月コーチのインタビュー。そして天皇杯からリーグの残り3試合の展望記事を挟んで、中国新聞の佐藤記者によるコラムも上野、河原を取り上げています。

 トップページの「サンフレッチェを支える人々」は、ユースの「三矢寮」の寮長である稲田稔さん。広島ホームテレビの望月ディレクターによるコラムは、「森崎和幸に感じたこと」。私は「勝者のメンタリティ」と言うタイトルで、ユースの試合を見た感想を中心に書きました。

 マッチレポートは、引き分けの続いたG大阪戦、神戸戦、FC東京戦、敗戦を喫した名古屋戦。その後ろの特集記事は、高円宮杯を制したユースを取り上げています。そして最終ページのコラムは、いつものようにtssの石井百恵アナウンサーの「大好き!サンフレッチェ」で、森崎和幸選手を通じて「目標を持つこと」の大切さを書いています。

 紫熊倶楽部は定価350円で、V-POINTとホームゲーム会場の他、広島県内の主要書店、新宿のひろしまゆめてらすで購入できます。通信販売のお申し込みとお問い合わせは、紫熊倶楽部ホームページからどうぞ。

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2004/11/16

Jユース杯G大阪戦

日曜日に吉田で行われたJユース杯のグループリーグ第5戦のG大阪戦は、3-2で競り勝って決勝トーナメント進出を決めました。前半から緊迫したゲームだったようで、24分にCKからの折り返しを森脇が蹴り込んで先制、そのまま前半を折り返しました。後半はG大阪の運動量が落ちて広島ペースだったとのことで、後半20分に桑田のボールを受けた柏木がドリブルからシュート、そのこぼれを桑田が決めます。更に27分には平繁の左からのクロスにファーで桑田がダイレクトボレーを叩き込み、ガンバを突き放しました。しかしその後ガンバも反撃を見せ、後半34分にセットプレーからオウンゴールで失点。更に42分には出口に左足でゴールを決められて1点差に詰められました。しかし最後はサンフが逃げきって、5試合を終えて4勝1分けで勝ち点13となり、全日程を終了したG大阪の11を上回ったためグループ1位が確定しました。最終戦は来週日曜日で、吉田サッカー公園で京都との対戦となります。

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サテライトが三菱重工と練習試合

日曜日にサテライトが中国地域リーグ首位の三菱自工水島と練習試合を行ない、4-2で勝ちました。広島のメンバーは、GK:河原、DF:佐藤一、八田、西河、大久保、MF:高木(→田村35分)、木村、高萩、西村、FW:田中、松浦(→高木68分)。前半12分にCKのボールを渡辺に合わされて失点し、その後もなかなか攻め切れない展開が続いたようですが、28分に松浦が混戦から押し込んで追いつくと39分には右サイドを突破した大久保のクロスを松浦が合わせて逆転しました。しかし前半終了間際に三菱の左からのクロスが逆サイドに渡り、菅に豪快に決められて前半を折り返しました。後半3分、サンフのロングフィードに三菱のGKが目測を誤り、これを拾った松浦が蹴り込んで勝ち越し。更にその後はゲームを支配して、後半18分に西村のパスを受けた田中が決めてゲームを決めました。

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2004/11/15

天皇杯4回戦横浜FC戦

昨日行われた天皇杯4回戦の横浜FC戦は、後半39分にセットプレーから失点して0-1で敗れました。
 サンフは前田が初めて先発して、GK:下田、DF:リカルド、小村、吉田(→盛田85分)、MF:駒野、李(→森崎浩45分)、ベット、服部、森崎和、FW:中山(→チアゴ78分)、前田。対する横浜FCは、GK:菅野、DF:早川、トゥイード、山尾、中島、MF:臼井、内田、マシュー、大友、FW:北村、城。広島フットボールなどによると横浜は立ち上がりから積極的で、両サイドを高く張って「4トップ」とも言える布陣で来たそうです。そして最終ラインから中盤を飛ばして一気にボールをサイドに供給して来ると言う攻撃に序盤はかなり押し込まれました。しかしそれを小村を中心とした守備で凌ぐと前半の途中から反撃。23分には前田がドリブル突破して決定的なシュートを放ち、29分にはベットが強烈なミドルシュート。その後もベットや前田、森崎和が続けざまに決定機を作りましたがGK菅野の好守に阻まれます。更に40分には前田のシュートがバーを直撃、これを拾った中山のクロスを森崎和が押し込みましたがハンドの判定で取り消されます。サンフは横浜の気迫に押されてパスミスやトラップミスが多かったそうで、なかなか思うようなサッカーができなかった前半だったようです。
 後半、サンフは李に代えて森崎浩を入れ、ベットをトップ下に上げて勝負をかけます。しかし横浜はラインを下げずに頑張り、サイドからの攻撃を徹底します。森崎浩を入れたことで中盤のボールの流れは良くなったものの横浜の気迫と運動量は落ちることなく、なかなかペースを掴みきれません。後半8分には森崎和のスルーパスからベットが飛び込みましたが及ばず。12分には森崎浩からベットに繋ぎ、前田が右足でシュートを放ちましたがサイドネット。その後も森崎和を中心としたパス回しからチャンスを作りますが、横浜の身体を張った守備に抑えられます。後半30分には中山のスルーパスで飛び出したベットがGKと1対1になりかけ、その直後にもベットがシュートを放ちますがGKの胸に収まります。33分には満を持してチアゴを投入しましたが、しかしその直後にCKのボールを山尾にニアで合わされて失点。その後盛田を投入してパワープレーに入ったもののゴールを割る事ができず、悔しい敗戦となりました。
 試合後のコメントによると、「結局、この試合にかける意気込み、気迫で負けていた」(小野監督)、「相手の勢いに押されてしまっていた」(下田)と気持ちで負けていたのが敗因だと思われます。天皇杯の他のゲームを見ても分かるように、「受けて立つJ1」「挑戦するJ2、JFL」と言う図式になれば力の差は簡単にひっくり返ってしまうわけで、広島もまたその落とし穴にはまってしまったと言って間違いありません。昨年1年間戦ってJ2は甘くない、と言うことをたっぷりと身に染みていたはずなのに、その教訓を生かす事ができなかったのは残念で仕方ありません。
 ただ、だから収穫が無かったかというとたぶんそうでもないと思います。前田を先発から90分起用してまずまずの活躍を見せたことも大きいし、怪我でずっと戦列を離れていたチアゴの試運転ができたのも収穫。来週は大木も戻ってくるはずですから、この敗戦をプラスに転化することだってできるはずです。天皇杯の敗退により12月は公式戦なしに終わってしまいましたが、その分残りのリーグ戦3試合に全力を尽くして、悔いのないプレーを見せて欲しいと思います。

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2004/11/14

今日の横浜FC戦

ファンクラブからのメールによると、一昨日の練習で大木がGKとの接触で、茂木がDFとの接触で足を痛めてしまい遠征メンバーから外れたそうです。また盛田も疲労が蓄積しているためお休みするとのこと。チアゴもそれほど長い時間使えないと言うことなので、誰が先発FWとしてプレーするかがポイントです。そこで一躍可能性が高まっているのがユースの前田。中国新聞によると小野監督は「この試合のキーマン」と語っているそうで、先発から出てくる可能性もありそうです。一方、吉弘も疲労?のためメンバーから外れていて、外池が久々にベンチ入りするとのこと。守備はベテラン、攻撃は若手の力で4回戦突破を図ります。

 今日の試合会場は三ッ沢公園球技場で、午後1時キックオフ。テレビ中継はありませんので、現地に行けない人はtssの速報サイト等で経過を確認するしかなさそうです。また吉田サッカー公園では11時からサテライトのトレーニングマッチ(対三菱重工水島)、14時からJユース杯G大阪戦が行われることになっています。更に広域公園第一球技場では、12時より高校選手権広島県予選の決勝戦(皆実×観音)が行われます。地元の方は、お好きな試合へどうぞ。

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2004/11/13

横浜FC戦に向けて

今日からJ1勢が初めて登場する天皇杯の4回戦。サンフレッチェは明日三ツ沢で、現在J2で8位の横浜FCと対戦します。
 昨年は勝ち点42(10勝12分け22敗)で11位に沈んだ横浜FCでしたが、今年は41試合を終えて勝ち点45。勝ちは8つだけですが、しぶとく引き分け21を積み重ねて来ています。特に第1節から第17節までは敗れたのは川崎戦の一つだけ。4勝12分け1敗の成績で4位にまで順位を上げていました。しかし18節以降4連敗して急降下すると、その後は中位に落ち着いています。第4クールの成績は次の通り。
34A ○2-1 福岡  【横】城、北村、【福】林
35A △1-1 京都  【横】城、【京】熱田
36H △1-1 札幌  【横】山尾、【札】田畑
37A ●0-4 川崎F 【川】ジュニーニョ2、マルクス、黒津
38H ○3-2 鳥栖  【横】内田、臼井、大久保、【鳥】佐藤、OG
39H ●0-1 水戸  【水】吉本
40A ●0-2 山形  【山】宮沢2
41H ●0-1 大宮  【宮】バレー
 第37節以降は1勝4敗で、特にここ3試合は1点も取れない試合が続くなど調子はあまり良くないと言って良さそうです。ただ、その理由の一つとして城の欠場も大きかった様子。ここ2試合は途中出場で「慣らし運転」は済んでいて、そろそろ先発からの出場もありそうです。予想メンバーは、GK:柴崎、DF:小野智、早川、河野、中島、MF:マシュー、内田、小野信、臼井、FW:北村、城。前節の終了後に「来週ビッグゲームが待っている」と語ったリトバルスキー監督の「広島対策」と、J1を食ってやろうという選手たちのモティベーションには十分注意する必要がありそうです。
 対するサンフレッチェですが、中国新聞の報道によるといよいよチアゴが試合に復帰しそうです。今週の練習では実戦にも参加して「彼らしいプレーが戻ってきた。フィジカル面の不安がなくなったからだろう」(影山コーチ)とのこと。広島フットボールによると先発はなさそうですが、20日の磐田戦に向けてのテストを兼ねて、途中からの出場となりそうです。メンバーですが、小野監督は「この試合は...しっかりと勝ちに行くし、そう言う気迫を見せた選手を連れて行く」と語っている(広島フットボール)そうですが、控え組のモティベーション維持と戦力の底上げのためにもある程度は出場機会の少ない選手を起用するのではないでしょうか。メンバーは良く分からないのですが、私の希望も込めて次のように予想します。
      下田

   西河 小村 吉弘

駒野    外池    服部

  ベット    森崎和

    茂木  中山

SUB:林、吉田、李、森崎浩、チアゴ
 この中で特に期待したいのは先週お休みだったベット、そしてこのところ出場機会のない外池です。特に外池は三ツ沢に相性がよく、これまで11試合に出場して11ゴールを挙げているとのこと。「ロングボール攻撃」に対するはね返し要員として、あるいは終盤にパワープレーが必要になったときのターゲットとして、活躍してくれそうな気がします。

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2004/11/12

森崎兄弟の公式サイトオープン

ファンクラブからのメールによると、森崎兄弟のオフィシャルサイト「MORISAKi×MORISAKi」が来週月曜日から公開される事になりました。これまで自分のサイトを持っていた選手は藤本、眞中、外池がいましたが、いずれも個人的な趣味でやっているというスタンスで「オフィシャル」と銘打って公開するのはチーム史上初のこと。内容は2人の日記を掲載する「Diary」、2人が撮影した写真を掲載する「Gallery」の他、「Story」「Talk」「Present」「Fantalk」など盛りだくさんなのですが、ホームページは内容の豊富さよりも更新の頻度が命。2人には飽きずに?頑張って欲しいと思います。

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2004/11/11

「サンフレッチェクラブ」発足

プレスリリースによると、来季より「ファンクラブ」と「5万人の会」を統合して新しいファン・サポーター向け会員組織「サンフレッチェクラブ」が発足する事になりました。会員種別は「ゴールド会員」「ファミリー会員」「サンチェ会員」「フレッチェ会員」「キッズ会員」の5種類で、それぞれの年会費と特典は次の通り。

ゴールド会員
ファミリー会員
サンチェ会員
フレッチェ会員
キッズ会員

年会費(円)

10, 000
6,000
5,000
3,000
無料

1. オリジナルグッズプレゼント

2. ハーフタイムプレゼント

3. 来場ポイントサービス

4. スタジアム見学会参加

5. ファンクラブサロンの利用

6. オフィシャルグッズ10%割引

7. 入場券20%割引

8. 年間パス割引

9. バックスタンド自由席引換券

5枚
大人2、中高生2
2枚
1枚

10. 会員継続グッズプレゼント

11. オフィシャルHP内専用ページ閲覧

12. バースデーカード送付

13. 「ASSIST」送付

14. 広島市内のホテル割引

15. ファン感謝デーへのご招待

16. 「紫熊倶楽部」割引

 これらの特典のうち、1は先着3,000名様が対象、また2と4は来場者、お申込者の中からの抽選です。特典の内容はこれまでの「ファンクラブ」に準じたもので、自由席引換券の枚数のみ違っているのが特徴。例えばこれまでファンクラブの個人会員は会費4,000円で自由席引換券1枚が付いてきましたが、そこからチケットが1枚増えたのがサンチェ会員、4枚増えたのがゴールド会員、特典を減らして1,000円割引したのがフレッチェ会員と言うことになっているようです。
 お申し込みはホームゲーム(11/20の磐田戦と11/23の大分戦)会場とV-POINT、サンフレッチェ広島事務所(082-233-3233)で、申し込み開始は11/20の11時から。これまでのファンクラブ会員と5万人の会会員の方は有効期限が切れる際にサンフレッチェクラブへの移行の案内が届く事になっています。また会費をクレジットカードか口座振替でお支払いの方は、自動継続扱いとなって「サンチェ会員」に自動的に移行します。お問い合わせはサンフレッチェ広島後援会(082-297-5353)までどうぞ。

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2004/11/10

来季のチケットと年間パス

プレスリリースによると、来年のシーズンより座席区分が変更される事になりました。最も大きく変わるのは、ビッグアーチの自由席。これまではホームのゴール裏からアウェイ側までずっと境目もなく「自由席」とされていましたが、来年はこれを3分割して、ゴール裏を「サポーターズシート」と「ビジターシート」、その中間が「バックスタンド自由シート」になります。また料金も変更になりゴール裏の「サポーターズシート」と「ビジターズシート」はいずれも前売りで大人2,000円、小中高生500円なのに対して、「バックスタンド自由シート」は大人2,300円、小中高生700円。(当日料金はいずれも300円up。)これまで主にバックスタンドに座っていたファンにとっては実質的な値上げとなります。声を出して応援する「B6」のグループから観戦中心の「バックスタンド派」まで切れ目なく続いているのがサンフレッチェのファンの特徴でしたが、それが来年はどうなるか、またこの値上げによってファンの足が遠くなったりしないかどうか、少々心配ではあります。ただ、これまでは相手によってアウェイサポーターの位置が近過ぎて気になる事もあったので、それがきっちりと住み分けできるようになるのは良い事だ、と思います。
 また同じくプレスリリースによると、来季のシーズンシートの種類と価格も発表されました。種類は接待向け?の年間シートと個人向けの年間パスで、年間パスの種類と価格は次の通り。

一般
サンフレッチェクラブ会員
SS指定席
63,000
49,000
SA指定席
49,000
38,000
SBゾーン指定
42,000
25,000
バックスタンド自由席(大人)
32,000
18,000
バックスタンド自由席(小・中・高)
9,800
5,500
サポーターズシート(大人)
28,000
15,000
サポーターズシート(小・中・高)
7,000
3,000
SB4席パック
60,000
60,000

 こちらは全体的に昨年に比べて1割〜2割の値上げとなっていますが、ホームゲームが2試合増える事を考えればやむを得ない事かも。これらは例年より1ヶ月以上早く、11/20の磐田戦から申し込みが始まります。

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2004/11/09

ベット契約延長へ

今朝の中国新聞に、ベットの「来季の残留もほぼ決定した」と言う記事が載っていたそうです。2nd stageから合流して18点中11点に絡むと言う大活躍中のベット。しかし加入決定の話が出た時はむしろ不安の声の方が多数派でした。元ブラジル代表の実力は折り紙付きだったものの、問題があると思われていたのはその性格。昨年在籍した札幌では3ヶ月プレーしたものの突然空港からホームシックで帰国すると連絡して退団し、ブラジルのクラブでも遅刻の常習犯として知られていました。ところがサンフレッチェではここ4ヶ月、一度も問題を起こす事なく過ごしています。その理由の一つはサンフレッチェのチームとしての体制にあるそうで、給料の遅配などは無い事はもちろんのこと、「妻子の買い物に同行するポルトガル語の堪能な女性を用意」していたり、あるいはジョゼ通訳のモーニングコールで練習への遅刻のないようにケアしているそうです。ベットは 「私ら家族は今、とても幸せ。だから余計にでも頑張る」と語っているそうで、来季も彼のプレーを見れるのは間違いなさそうです。

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2004/11/08

Jユース杯G大阪戦

一昨日万博で行われたJユース杯のG大阪戦は、点の取り合いの末2-2で引き分けました。試合は序盤はボールを支配するサンフに鋭いカウンターを仕掛けるガンバ、と言う展開だったそうですが、平繁がドリブルから強烈なシュートを決めて広島が先制します。しかしガンバにカウンターから出口に決められ、同点で前半を折り返しました。後半の立ち上がりはガンバペースだったようですが、ガンバの2点目は疑惑の判定から。出口のスルーパスで抜け出した渡部に身体を入れて森脇がボールを奪いましたが、これがなぜかファウルになってPK。ベンチも選手も猛抗議をするものの当然の事ながら受け入れられず、1点リードを許します。これで火がついたサンフは総攻撃を開始して、後半37分、ガンバゴール前で田中祐が倒されて得たFK。平繁が蹴ると見せかけて横に流し、これに反応した柏木が左足を振り抜いてゴール右隅に沈めました。そしてその後もサンフが押せ押せの展開で、ロスタイムには冨成が決定的な場面を迎えましたが決める事が出来ず、そのまま引き分けました。この結果、サンフは勝ち点10。グループFはガンバユースが勝ち点11で首位に立っていますが、1試合消化が多いため勝ち抜きに向けて一歩前進した、と言って良さそうです。

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2004/11/07

第12節名古屋戦

 昨日瑞穂陸上競技場で行われた第12節名古屋戦は、後半に猛攻を見せたものの前半の2点を取り返す事ができず1-2で敗れました。
 ベットが出場停止のサンフは森崎兄弟と李に中盤を任せて次の布陣で戦いました。
       下田

  リカルド 小村  吉弘

駒野   李  森崎和   服部
     (→前田76分)
       森崎浩

     大木  盛田(→中山72分)

SUB:林、吉田、茂木
 対する名古屋は、GK:楢崎、DF:井川(→藤田45分)、秋田、大森、MF:角田、吉村、クライトン、中谷、中村(→豊田86分)、FW:ウェズレイ(→平林78分)、マルケス。立ち上がりの競り合いを制して先にペースをつかんだのは名古屋。クライトンが高い位置でゲームメイクし、右サイドに流れたウェズレイが起点となり、これにマルケスと中村が絡んでチャンスを量産されます。前半7分には右サイドを大きなワンツーで崩されて中央に走り込んだマルケスに決められ、13分には右からのCKを中央でマルケスが頭で逸らし、中央に飛び込んだウェズレイのシュートを許してあっと言う間に2失点。その後も吉弘がウェズレイのプレーを止める事ができずに何度もピンチを迎えます。サンフのDFラインは吉弘とリカルドの位置を変えたり元に戻したりしながら、何とか押し返そうとします。前半の前半は完全な名古屋ペースで、このまま行ったら何点取られるか分からない、と言う展開でした。
 しかしその後雰囲気が変わったのは、サポーター席から「たたかえ広島」のコールが上がってから。DFラインが勇気を持って押し上げ、中盤をコンパクトにしてクライトンを抑え、高い位置から相手ボールを奪おうとします。そして40分、右サイドを攻めて相手を引きつけ、中央に送られたボールを森崎和が左サイドのスペースに出します。一瞬、ミスキックかと思いましたがここに走り込んでいたのが服部。井川と競り合いながら低いクロスを入れると、そこに飛び込んだ大木がダイビングヘッドを決めて1点差に迫りました。
 そして後半は完全な広島ペース。李がピッチ上の至るところに顔を出して相手ボールを奪い、森崎和が自在なパスワークでゲームを作り、駒野と服部が両サイドのスペースを使って相手ゴール前に迫ります。また盛田のポストプレーと大木の献身的な動きがリズムを作ります。DFラインはウェズレイとマルケスがボールを持つとすかさず2人で囲い込んで自由を奪います。6分には服部のクロスを李がヘディングで狙ったものの枠外。17分には李がDFラインの裏に抜け出してフリーでシュートを放ちましたがポストに嫌われます。32分には途中出場の前田が左サイドでボールを持ち、対峙した角田を抜いたところで後ろから両足を刈り取られますがノーファウル。PK&レッドカードになっても不思議でない場面でしたがジャッジに嫌われます。35分には駒野のクロスに大外から服部が飛び込みましたがわずかにヒットせずに外れます。更に38分には大木のパスを受けた駒野が強烈なミドルシュートを放ちましたが、惜しくも枠外。猛攻にさらされ続けた名古屋はたまらずウェズレイ、中村を下げて守備固め。それが功を奏したのかついに名古屋ゴールをこじ開けることができず、敗戦を喫することになりました。
 この試合を評価するとすれば、「雨後曇り、時々薄日がさす」と言う感じでしょうか。とにかく前半の15分間はどうしようもない展開で、よく2点で済んだと言う感じでした。若い吉弘は必死でウェズレイに身体を寄せていたのですが、それを嘲笑うような高い技術を見せつけられてパニック寸前になっていたように見えました。もしかすると監督は、どこで吉弘を見切るかそのタイミングを見計らっていたのかもしれません。しかし、それを自分たちの力で修正したのは選手たちでした。一時的に吉弘を右サイドに回して落ち着かせると、元に戻してもう一度ウェズレイに対応させます。そしてDFラインを押し上げてスペースを狭めて、1対1にさらされる機会を少なくして名古屋の攻撃を抑えていました。またこのところスーパーな働きを続けている森崎和のプレーは本当に素晴らしく、リーダーとしての役割を完全に果たしていたと言えるでしょう。試合後には「押し込まれる時間帯というものは、絶対にある。でも、そこをどうしのぐか、チームとしてもう一度、真剣に考えたい。悔しくて仕方がない」と怒り心頭の様子だったそうですが、その言葉こそチームのリーダーとしてのものだ、と行って良いと思います。
 この試合に負けたのは、確かに悔しいことです。特に優勝を争っているわけでもない名古屋に一時的とは言え一方的にやられてしまったと言うことは、大きな反省材料なのは確かです。しかし、客観的に見て名古屋と広島の差があるとすれば、単にスーパーな外国人が3人いたかいなかったかの違いでしかなかった。むしろ外国人を除いた部分で言えば、こちらの方が上回っていた面の方が多かった、というのは決して負け惜しみではないと思います。ベット抜きで戦って敗れたこの試合の経験は、若いチームにはきっと糧になっているはず。そこで得たものを次の磐田戦、大分戦と続くホームの2試合で見せて欲しい、と思います。

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2004/11/06

今日の名古屋戦

広島フットボールによると、チアゴは一昨日「今週の試合を見させて欲しい」と申し出て昨日はミニゲームにも参加したそうです。そして出場するかどうかは別として今日の名古屋遠征に帯同するとのこと。状態と本人の気持ち次第では、中山に代わってベンチ入りの可能性もありそうです。またサテライトの遠征から好調を続けている茂木も遠征メンバー入り。小野監督は「持ち味をとにかく出してほしい...そこに賭けてみたい。他の選手よりも多くのチャンスを与えられているわけですし、きっとやってくれると思います」と期待を述べています。おそらくベンチからスタートして、終盤に試合が膠着したときの切り札として起用されることになるのではないでしょうか。攻守の中心として活躍してきたベットの不在は正直言って痛いのですが、そこは11人全員でカバーし合うつもりで勝利を目指して欲しい、と思います。

 今日の会場は名古屋市瑞穂公園陸上競技場で、午後2時キックオフ。今日の名古屋地方は好天に恵まれ気温も20℃を越えそうですが、夕方は冷え込むかもしれないので行く方は防寒の用意もお忘れなく。テレビ中継はNHK広島とNHK名古屋が生放送しますが、スカパーは11/9(火)の午後7時からの録画放送(ch306)が初回となっています。

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2004/11/05

名古屋戦に向けて

明日はアウェイで名古屋グランパスエイトとの対戦です。
 毎年のように優勝を目標に掲げ、監督を代えたり選手を補強したりしてきた名古屋でしたが、1st stageはずっと中位をキープして8位。2nd stageも未消化が1試合あるものの、勝ち点15で6位と優勝争いからは遠く離れてしまいました。
1H ●1-2 G大阪 【名】ウェズレイ、【G】大黒2
2A ○2-1 磐田  【名】中村、クライトン、【磐】グラウ
3H ○2-1 横浜FM 【名】マルケス、クライトン、【横】久保
4A △0-0 新潟
5A ●1-3 東京V 【名】岡山、【V】桜井、小林慶、平本
6H ○5-2 C大阪 【名】マルケス3、クライトン、ジョルジーニョ、【C】古橋、西澤
8H △1-1 FC東京 【名】古賀、【F】ルーカス
9A △2-2 柏   【名】角田、ジョルジーニョ、【柏】明神、大谷
10H ●0-2 市原  【市】村井、阿部
11A ○2-1 清水  【名】マルケス2、【清】澤登
 このチームのカギとなるプレーヤーと言えば、何と言ってもウェズレイ、マルケスの超強力ツートップ。また2列目から飛び出してくる中村や、中盤からドリブルで上がってくるクライトンも脅威です。また守備では秋田、海本慶、大森、古賀、井川ら強さと経験を兼ね備えた選手をDFラインに揃え、ゴール前には日本代表GKの楢崎が待ち構えています。にも関わらずこう言う成績に終わっているのはなんだか不思議で仕方がないのですが、しかしそこがチーム作りの難しいところなのでしょう。「失点は戦術的な問題よりも集中力の問題」と言う声が選手からも聞こえて来ているようですが、やはり「中位のメンタリティ」から抜け出すのは容易な事ではないようです。次節はここまでフル出場してきた古賀が出場停止ですが、その穴は大森が埋めるとのことで影響は少なそうです。予想メンバーは、GK:楢崎、DF:井川、秋田、大森、MF:吉村、クライトン、角田、中谷、中村、FW:ウェズレイ、マルケス、というところでしょう。
 対するサンフは、攻守の要となっているベットが累積警告で出場停止となります。ただ、このところ不調だった森崎浩は、「中盤から前線にかけてのアグレッシブな動きが戻ってきている」(広島フットボール)とのこと。前節痛めた眼も問題ないとのことで、名古屋戦のカギは森崎兄弟の肩にかかっている、と言って良さそうです。
       下田

  リカルド 小村  吉弘

駒野   森崎和 李    服部

       森崎浩

     大木  盛田

SUB:林、吉田、茂木、前田、中山
 今朝の中国新聞によると、G大阪との練習試合で2ゴールを決めた茂木の調子が上がって来ているとのこと。また広島フットボールによると駒野と李は水曜日の紅白戦ではいったんはBチームに落とされたそうですが、そこで奮起してこちらも調子を上げて来ているそうです。彼らの頑張りで、5/5のC大阪戦以来ないアウェイでの勝利を、こんどこそ見せて欲しいものです。

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2004/11/04

Jユース杯名古屋戦

昨日Jユースカップのグループリーグの3試合目を名古屋と戦ったサンフレッチェユースは、4-0で勝って3勝目を挙げました。広島のメンバーは、GK:佐藤昭(→栗崎)、DF:森脇、槇野(→中山)、藤井、大屋(→佐藤将)、MF:田中祐、高柳、柏木、FW:横竹(→冨成)、平繁、桑田。ガンバと引き分けて意気上がる名古屋のホームゲーム、前田は不在でしかもこちらは広島からはるばるバス移動と言うことで苦戦が予想されましたが、実際にはそうでもなかくむしろずっと広島ペースだったとのこと。前半に平繁のゴールで先制点を奪うと、後半は一方的な展開で、桑田、平繁、佐藤将が次々とゴールを陥れて突き放し、最後はGKまで交代させる余裕を見せて勝利を収めました。これでサンフレッチェユースは3連勝で勝ち点9。G大阪が勝ち点10で首位に立っていますが、これは消化が1試合多いためです。次は6日(土)に万博で直接対決(G大阪×新潟の後に行われる)がありますが、ここで広島が勝てば勝ち抜きに大きく前進することになります。

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2004/11/03

朝日新聞にユースの記事

昨日の朝日新聞に、サンフレッチェユースを特集する記事が出ています。「広島ユース台頭 選手に密着、強さを探る」と言うタイトルで、高円宮杯を制して高校日本一になった秘密に迫る、と言う内容になっています。全寮制で全員が同じ高校に学び、栄養管理もしっかりと行うと言うシステムは他のクラブにはない特徴。目覚ましい結果を出すまでに10年かかったわけですが、逆にそれだけ続けて積み上げてきたからこそ「日本一」を勝ち取る事ができたのだろうと思います。9月末頃の報道によると日本サッカー協会と福島県はJヴィレッジと地元公立校を拠点にして、中高一貫で英才教育を始めるとの方針を立てたそうですが、これはもしかするとサンフレッチェユースの成功に刺激されたのかも知れません。なお、朝日新聞には来季トップ昇格予定の選手として前田、高柳、森脇、佐藤昭、桑田の名前が挙げられており、更に藤井には4チームからオファーがあるとのことです。

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名古屋戦ツアーの集合時刻

先週から募集している名古屋戦のアウェイ応援ツアーですが、ファンクラブからのメールによると集合時刻が変更になっています。新しい集合・出発時刻は、広島西飛行場に夜11時半、広島駅新幹線口に11時45分。瑞穂陸上競技場への到着が1時間早く12時半となりました。(広島到着時刻は変更なし。)お申し込み締切は今日の夜7時となっていますので、参加予定の方はお早めにどうぞ。

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2004/11/02

サテライトがG大阪と練習試合

昨日サテライトが大阪までの日帰りバス遠征を行ない、2-1で勝って帰ったそうです。外池選手のサイトによるとこの日の集合時間は7時15分。片道4時間のバスの旅だったはずが事故で高速が通行止めになり、山の中を通ったりして1時過ぎにようやく万博公園に到着しました。試合前のミーティングでの牧内コーチの「バスで6時間かかったからと言って何も言い訳にならない」との檄を受けて気持ちをこめてアグレッシブに戦い、前半は茂木のゴールで1点リードで折り返しました。しかし67分、森岡に直接FKを決められて同点に追いつかれてしまったのですが、ここで外池選手は「引き分けじゃなくて、負けてもいいから勝ちにいこう」とコーチングしたそうです。そしてその結果「70分を過ぎたあたりから、広島が再三にわたりチャンスを作り、84分カウンターから、11番茂木が右でボールを受け、DF小暮を交わし、最後は丹羽との1対1を交わしてシュートを決めて2点目」(G大阪オフィシャルサイトより)と勝ち越し。そのまま押しきって見事な勝利を飾ってきたとのことです。なお、メンバーはG大阪はGK:吉田(→日野45分)、DF:丹羽、青木、矢野、MF:小暮、松下、岡本、児玉、FW:松波(→森岡45分)、三木、中山。広島のメンバーは今のところ不明です。

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2004/11/01

第11節FC東京戦

Jリーグ2nd stage第11節のFC東京戦は、またも勝ちきれずに引き分け。4試合連続引き分けと、シーズン引き分け12のJ1リーグタイ記録に並びました。
 前節と同じメンバーを登録したサンフは、先発の大木を森崎浩に入れ替えて次の布陣で臨みました。
       下田

  リカルド 小村  吉弘

駒野   森崎和 李    服部
(→吉田60分)  (→前田77分)
   森崎浩    ベット
   (→大木45分)
       盛田

SUB:林、中山
 対するFC東京は水曜日に備えてケリー、三浦、金沢を温存して、GK:土肥、DF:加地、茂庭、ジャーン、藤山、MF:石川(→戸田59分)、今野、宮沢(→馬場52分)、鈴木規、FW:ルーカス、梶山(→増嶋82分)。冷たい雨が降る中広島ボールでのキックオフとなりましたが、最初に攻勢を仕掛けてきたのは東京。いきなり梶山がミドルシュートを放ち、6分にはルーカスがシュートを放っていずれも下田がセーブします。しかしサンフは8分にゴール正面やや右寄りで得たFKで、凄いトリックプレーを見せて流れを引き寄せます。森崎浩がボールを直そうと言う感じで近づいてちょんとボールを浮かせると、これを森崎和がふわっと壁の裏へ。ここに走り込んだ小村が右足でボレーシュートを放ちましたが惜しくもボールは枠外に外れます。続いて11分には右からのCKに長駆走り込んだ服部がボレーシュートを打ちましたが、このボールは激しくポストを叩きます。「最初の、ボールをセットしつつフワリとあげて裏に出すキックのような、あんなトリッキーなことをやられたために、選手たちがバタバタと慌ててしまった。しかも、その直後にコーナーキックで遠くから走り込んだ服部に合わせられたことも、動揺に輪をかけた」(FC東京・原監督)との言葉通り、これでペースを掴んだサンフは前半15分に先制します。森崎浩が蹴ったCKのボールを吉弘が相手と競り合って落とすと、ファーサイドで待ち構えていた森崎和に渡ります。完全にフリーになった森崎和は落ち着いて胸でトラップすると強烈なシュート。このボールはファーサイドのポストに当たってゴールに飛び込み、ホーム300点目のメモリアルゴールとなりました。
 その後は高い位置でボールを奪って速く攻めるというサンフのサッカーがうまく機能して、チャンスを量産します。27分には森崎和のスルーパスで抜け出したベットがシュートをしましたが茂庭がカバー、更に盛田が抜けてシュートを放ちましたがGKに当たります。31分には吉弘のスルーパスを受けたベットが反転してミドルシュートを打ちましたが惜しくも枠外。FC東京も両サイドの攻撃から何とか打開しようとしますがサンフ守備陣の集中は高く得点を許しません。前半はサンフの良い面が目立って1点リードのまま折り返しました。
 後半、小野監督は森崎浩に代えて大木を投入します。機能していたのになぜだろう、とその時は不思議だったのですが、森崎浩は前半の接触プレーで左目を痛めて「視界が白っぽくなって」(森崎浩)しまっていたとの事。やれないことはなかったものの大事を取ったということでしたが、しかしこれで流れが変わってしまいます。早めに放り込んで来る東京にペースを握られると、後半7分に加地が入れたアーリークロスを鈴木規が競り合って落とし、ボールを拾ったルーカスにシュートを決められ同点に追いつかれてしまいました。
 その後、サンフは細かいパス交換から相手を崩そうとしますが、チャンスに前半ほど人数をかけられなくなり攻め切れなくなってしまいます。ややパフォーマンスが落ちた駒野に代えて吉田を入れて守備は落ち着きましたが、逆に攻めの圧力を高めることが出来なくなります。19分には盛田が頭でシュートしましたがGK正面。26分には李がミドルシュートを打ちましたが枠を大きく外れます。逆にFC東京はロングボール中心の単調な攻撃でしたが、28分には戸田にDFラインの裏に抜け出されて決定的なシーンを作られてしまいます。後半32分にサンフは切り札・前田を投入しましたが、さすがに研究されていたようでドリブル突破がほとんど通用しません。両チームとも必死のプレーを見せたものの気持ちに身体が付いてこない、と言う感じで、最後はお疲れモードで勝ち点1を分け合いました。
 試合後のコメントによると、原監督は「勝点1をとったことで、次につなげたい」とほっとした雰囲気だった模様。FC東京はやはりナビスコ杯の決勝が気になって仕方がない、と言う感じで、この試合は負けなくて良かったと言うのが正直なところだったのではないでしょうか。逆にサンフは「とにかく勝点3をとりたかったので、私も選手も悔しさでいっぱいだ」(小野監督)、「勝点3をとりたかった。いい前半だったのに、後半追いつかれて引き分けになり、とても悔しい」(ベット)、「悔しい引き分けです」(森崎和)、「勝たないといけない試合でした」(李)と一様に悔しさが滲み出るようなコメントを残しています。
 この試合、相手の立ち上がりのラッシュを凌いで自分たちのペースに持ち込んだ前半は、ほぼ理想的な展開でした。トリッキーなセットプレーを連発して相手を精神的に追い詰め、その流れで点を取ってしまうと言う戦い方は、落ち着きと余裕と、そして風格さえも感じさせる素晴らしいものでした。その後に立て続けに迎えたチャンスに追加点を挙げる事ができたなら、そのまま圧勝していても不思議ではなかった、と思います。また後半立ち上がりにちょっとだけ相手に流れた時間帯を無失点で凌ぐ事ができれば、そのまま1-0で余裕を持って逃げきれたのではないか、とも思います。同点に追いつかれて以降は無用な失点を避けて勝ち点1を確保できたのは評価できますが、しかし勝ち点2を落としたのも確か。今のサンフレッチェの強さと弱さの両面を、またもや見せられた試合だったと言って良いのではないでしょうか。
 この引き分けで年間勝ち点は27。順位は相変わらず12位ですが、最下位C大阪との勝ち点差は9に広がり次節にもJ1残留が決まる、と言う状況になってきました。まだ油断はできないものの、サンフと13位以下のチーム状況を考えれば、今後4試合でサンフが最下位に沈む可能性は限りなく少なくなったと言って良いでしょう。しかし、だからこそここで更に上を目指さなければならないのだと思います。来年以降本当に優勝争いができるようなチームになれるのか、その可能性が見られるような戦いをしなければならない、と思います。残り4試合の相手は名古屋、磐田、大分、浦和。一筋縄ではいかない相手ばかりですが、だからこそそこで良いサッカーを見せて欲しいし、勝ちにこだわって欲しい。今年は結局優勝争いに絡むことはできませんでしたが、ここから全部勝つぐらいの勢いを見せて、来季に繋げて欲しいと思います。

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