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2004/11/29

第15節浦和戦

昨日さいたまで行われた2nd stage第15節浦和戦は、開始4分で得た数的有利を生かせず0-1で敗れました。
 小野監督は出場停止が開けたリカルドを帯同させず、小村の両側に若いDF2人を配した次の布陣で戦いました。
       下田

   西河  小村  吉弘
   (→李45分)
駒野  森崎和  森崎浩  服部

   ベット    大木(→盛田71分)
   (→前田63分)
       チアゴ

SUB:林、八田
 対する浦和はチャンピオンシップに備えてほぼベストの布陣で、GK:山岸、DF:ネネ(退場4分)、闘莉王、アルパイ、MF:山田、鈴木(→酒井41分)、長谷部(→内舘63分)、平川、永井、FW:エメルソン、田中。まだ両チームとも様子見だった前半4分、ゲームがいきなり動きます。中盤でパスを受けて反転したチアゴにネネが後ろから抱きつくように倒して一発退場。確かに抜け出せば決定機になったかも知れませんが、やや厳しすぎるかとも思える判定がこの試合の流れを作ります。両サイドを下げて4バックにした浦和は、ボールを奪ったらエメルソンに当てて一秒でも早くゴール前に運ぶと言う攻撃を徹底。数的不利を感じさせない動きを見せます。またエメルソンや田中、永井のドリブルをファウルで止めると、セットプレーから闘莉王やアルパイが飛び込んで来て脅威を与えます。サンフは森崎和を起点に攻撃を構築し、7分には駒野の右からのクロスをチアゴがそらせて服部が押し込みましたがオフサイド。23分と26分には駒野、チアゴがシュートを放ちましたが枠を捉えません。この日はベットがボールを失うシーンが目立ち森崎浩とチアゴも身体のキレが今一つで、高さと強さのある浦和のDFを崩す事ができません。前半はほぼ互角かやや劣勢の流れで、0-0のまま折り返すことになりました。
 後半、小野監督は奮闘していた西河に代えて李を投入。4バックにして攻めの圧力を強めようとします。しかしその効果が現れる前の後半5分、怖れていた先制点を許してしまいました。李が平川を倒して与えたFKは、下田がフィスティングで弾き返します。しかしカウンターに転じようとしたところでこれをカットされ、永井がDFラインの裏に放り込んで来ます。何でもないボールでしたがこれを服部が無理な体勢からクリア。そのボールが上がっていた酒井に渡ってしまい、前線に残っていた闘莉王がスルーパスを受けてシュート。オフサイドのタイミングでしたがクリア後に倒れた服部が残っていたため当然オフサイドにはならず、ゴールが認められました。
 これで落ち着いた浦和は、ペナルティエリアの前に強固な守備ブロックを構築して攻撃をはねかえし、少ない人数で攻め切ると言う戦いを徹底してきます。これに対してサンフも何とか速い攻撃を仕掛けようとしますが、スタートラインが低くパスも繋がらず、やむなくロングボールを放り込むばかり。これも浦和の高さのあるDFラインにはね返されて、なかなかチャンスを作れません。小野監督は18分には早くも前田を投入。その直後にショートコーナーから服部のクロスをチアゴが落とし、ここに走り込んだ大木が強烈なシュートを放ちましたがGK正面。23分には中盤でボールを受けた前田がドリブルで4人を抜いてペナルティエリアに侵入しようとしましたが、アルパイと闘莉王に挟み撃ちにあって潰されます。後半20分頃からはさすがに浦和も疲れてきたか広島がペースを握りましたが、しかしなかなか決定機まで持って行く事ができません。後半38分には駒野のクロスにチアゴが頭で合わせ、40分には左右からの崩しから李がミドルシュートを打ちましたがいずれも枠外。結局浦和を慌てさせることもできずに最終戦を黒星で終えることになりました。
 このゲーム、客観的に見れば優勝チーム相手にまずまずの戦いができた、と言えるかもしれません。失点シーン以外は守備の集中力が切れることはありませんでしたし、特に吉弘は最後には退場になったもののエメルソンに粘り強く対応していました。また森崎和は必死でチームを引っ張ろうとしていたと思います。ただ、それは相手が10人になっていたから。逆に言えば相手が1人少なかったにも関わらず運動量でも球際の強さでも圧倒することができず、何となくゲームを終えてしまったことは大きな反省材料でしょう。広島サポーターは圧倒的な数的不利を克服するため必死で応援したにも関わらず、それに応える事ができなかったのは確かだったと思います。今年2年ぶりのJ1で戦いいくつかの成果を挙げることは出来ましたが、しかし優勝争いを口にするにはまだまだ足りないことが多い、と言うことを思い知らされた結果だったと思います。
 では、何が足りかなったのか。広島フットボールによると森崎和は試合後に「試合運びが拙すぎる。全体的に運動量も足りない」と課題を挙げ、また「個々がもっとレベルアップしないと、とても優勝争いなんてできない」と激しい口調で語っていたそうです。またそれに加えて「気持ちをもっともっと強く押し出していかないと」と精神面の課題も口にしています。個人の技術。組織力。運動量。戦う気持ち。どれ一つが欠けても勝ちきるチーム、優勝争いに顔を出すチームにはなれない。広島にそれらがない、とは言いませんが、しかしどれもが少しずつ足りなくて、それが結果的に大きな差になっている。それが森崎和の言いたかったことなのではないでしょうか。今シーズンは昨日の試合で終了し、後は来年までオフになります。しかしこれは単なる休み等ではなく、来季に向けての静かな戦いの始まりです。今年見つけた課題を克服するため、フロントも選手も一丸になってレベルアップすること。それこそが今日からのサンフレッチェにとって何よりも必要なことなのではないでしょうか。

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» vs.浦和。その気持ちの切り替えの早さをファンにも分けてくれよ。 [BROOOON!]
まだ福山駅前トモテツセブンのゲームコーナーに通ってた頃さ ボーナスステージって なんかうまくいかないとかっこ悪いから わざと捨ててるやつとかいなかったかい... [続きを読む]

受信: 2004/12/01 22:19

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