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2004/11/07

第12節名古屋戦

 昨日瑞穂陸上競技場で行われた第12節名古屋戦は、後半に猛攻を見せたものの前半の2点を取り返す事ができず1-2で敗れました。
 ベットが出場停止のサンフは森崎兄弟と李に中盤を任せて次の布陣で戦いました。
       下田

  リカルド 小村  吉弘

駒野   李  森崎和   服部
     (→前田76分)
       森崎浩

     大木  盛田(→中山72分)

SUB:林、吉田、茂木
 対する名古屋は、GK:楢崎、DF:井川(→藤田45分)、秋田、大森、MF:角田、吉村、クライトン、中谷、中村(→豊田86分)、FW:ウェズレイ(→平林78分)、マルケス。立ち上がりの競り合いを制して先にペースをつかんだのは名古屋。クライトンが高い位置でゲームメイクし、右サイドに流れたウェズレイが起点となり、これにマルケスと中村が絡んでチャンスを量産されます。前半7分には右サイドを大きなワンツーで崩されて中央に走り込んだマルケスに決められ、13分には右からのCKを中央でマルケスが頭で逸らし、中央に飛び込んだウェズレイのシュートを許してあっと言う間に2失点。その後も吉弘がウェズレイのプレーを止める事ができずに何度もピンチを迎えます。サンフのDFラインは吉弘とリカルドの位置を変えたり元に戻したりしながら、何とか押し返そうとします。前半の前半は完全な名古屋ペースで、このまま行ったら何点取られるか分からない、と言う展開でした。
 しかしその後雰囲気が変わったのは、サポーター席から「たたかえ広島」のコールが上がってから。DFラインが勇気を持って押し上げ、中盤をコンパクトにしてクライトンを抑え、高い位置から相手ボールを奪おうとします。そして40分、右サイドを攻めて相手を引きつけ、中央に送られたボールを森崎和が左サイドのスペースに出します。一瞬、ミスキックかと思いましたがここに走り込んでいたのが服部。井川と競り合いながら低いクロスを入れると、そこに飛び込んだ大木がダイビングヘッドを決めて1点差に迫りました。
 そして後半は完全な広島ペース。李がピッチ上の至るところに顔を出して相手ボールを奪い、森崎和が自在なパスワークでゲームを作り、駒野と服部が両サイドのスペースを使って相手ゴール前に迫ります。また盛田のポストプレーと大木の献身的な動きがリズムを作ります。DFラインはウェズレイとマルケスがボールを持つとすかさず2人で囲い込んで自由を奪います。6分には服部のクロスを李がヘディングで狙ったものの枠外。17分には李がDFラインの裏に抜け出してフリーでシュートを放ちましたがポストに嫌われます。32分には途中出場の前田が左サイドでボールを持ち、対峙した角田を抜いたところで後ろから両足を刈り取られますがノーファウル。PK&レッドカードになっても不思議でない場面でしたがジャッジに嫌われます。35分には駒野のクロスに大外から服部が飛び込みましたがわずかにヒットせずに外れます。更に38分には大木のパスを受けた駒野が強烈なミドルシュートを放ちましたが、惜しくも枠外。猛攻にさらされ続けた名古屋はたまらずウェズレイ、中村を下げて守備固め。それが功を奏したのかついに名古屋ゴールをこじ開けることができず、敗戦を喫することになりました。
 この試合を評価するとすれば、「雨後曇り、時々薄日がさす」と言う感じでしょうか。とにかく前半の15分間はどうしようもない展開で、よく2点で済んだと言う感じでした。若い吉弘は必死でウェズレイに身体を寄せていたのですが、それを嘲笑うような高い技術を見せつけられてパニック寸前になっていたように見えました。もしかすると監督は、どこで吉弘を見切るかそのタイミングを見計らっていたのかもしれません。しかし、それを自分たちの力で修正したのは選手たちでした。一時的に吉弘を右サイドに回して落ち着かせると、元に戻してもう一度ウェズレイに対応させます。そしてDFラインを押し上げてスペースを狭めて、1対1にさらされる機会を少なくして名古屋の攻撃を抑えていました。またこのところスーパーな働きを続けている森崎和のプレーは本当に素晴らしく、リーダーとしての役割を完全に果たしていたと言えるでしょう。試合後には「押し込まれる時間帯というものは、絶対にある。でも、そこをどうしのぐか、チームとしてもう一度、真剣に考えたい。悔しくて仕方がない」と怒り心頭の様子だったそうですが、その言葉こそチームのリーダーとしてのものだ、と行って良いと思います。
 この試合に負けたのは、確かに悔しいことです。特に優勝を争っているわけでもない名古屋に一時的とは言え一方的にやられてしまったと言うことは、大きな反省材料なのは確かです。しかし、客観的に見て名古屋と広島の差があるとすれば、単にスーパーな外国人が3人いたかいなかったかの違いでしかなかった。むしろ外国人を除いた部分で言えば、こちらの方が上回っていた面の方が多かった、というのは決して負け惜しみではないと思います。ベット抜きで戦って敗れたこの試合の経験は、若いチームにはきっと糧になっているはず。そこで得たものを次の磐田戦、大分戦と続くホームの2試合で見せて欲しい、と思います。

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