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2004/05/17

第10節FC東京戦

昨日味の素スタジアムで行われたFC東京戦は、先制を許したあと前半ロスタイムに追いつきましたが、その後追加点を奪えず1-1の引き分けに終わりました。
 連勝中のサンフレッチェは、前節神戸戦から控え選手を入れ替えただけの次の布陣で戦いました。
       下田

   小村 リカルド 吉田

駒野   李 サンパイオ   服部
     (→大木68分)
   森崎和    森崎浩

       チアゴ

SUB:佐藤昭、吉弘、田中、田村
 対するFC東京は、やはり連勝中ながらメンバーを入れ替えて、GK:土肥、DF:徳永、茂庭、ジャーン、藤山、MF:石川(→加地75分)、今野、浅利、ケリー(→馬場80分)、FW:ルーカス(→阿部50分)、梶山。立ち上がりはボールを支配して優位に立ったサンフ。ファーストシュートは速い攻撃からの森崎浩のものでしたが、その後落ち着くと東京にペースを握られます。ケリーとルーカスを起点に右サイドの石川がチャレンジを繰り返して、サンフの守備陣を押し込みます。遠目からでもどんどん放り込んでゴール前の勝負に持ち込んで来るFC東京。速いパス交換から攻め込む広島。28分には右サイドを抜け出した駒野のクロスに森崎和が飛び込みましたがクリアされ、また36分には右サイドから森崎浩がクロスを入れましたがわずかに及びません。そして37分、森崎和?が中盤でボールを奪われてゴール前に持ち込まれ、クロスを何度か跳ね返したものの石川が左足で上げたクロスがケリーの頭にぴたりと合って押し込まれ、先制点を許してしまいました。
 アウェイで1点ビハインドとなったサンフでしたが、何とか前半のうちに追いつきたいと言う気持ちを前面に出して攻めます。43分にはチアゴが落としたボールを森崎浩が左足でシュート。その直後のCKがサンパイオに飛びましたがわずかにクリアされます。ロスタイム表示は1分と言うところで、サンフは波状攻撃を仕掛けます。そして、駒野がペナルティエリアに切れ込もうと言うところでたまらず藤山がファウル。今年初めて得たPKをチアゴが左足で蹴り、このボールは土肥の手を弾いてネットを揺らしました。
 前半は中盤での支配権を譲ることの多かった事を考えて、小野監督は立ち上がりから服部を中盤に上げて4-4-2で勝負をかけます。そしてこの采配が当たります。3分には後ろから走り込んだ服部がシュートを放ち、6分にも吉田?のクロスをゴール前で森崎浩が受けますがわずかにシュートに至らず、こぼれを李がシュートしますが弾かれます。更に後半9分には高い位置でボールを奪った森崎浩のボールを森崎和がヒールパス。走り込んだ李のクロスをチアゴがちょんと合わせるようにシュートしますが惜しくもポストに当たります。速いパス回し。うしろから湧き出すように走り込む選手。サンフはシステマティックな攻撃で東京の守備陣を脅かし、14分には右サイドの組み立てから森崎和のダイレクトのスルーパスにチアゴが反応しましたがわずかに及ばず。16分には森崎浩のクロスにチアゴが頭で合わせましたが当たり損なってしまいます。東京はドリブル突破と速いタイミングのクロスで勝負を仕掛けていきますが、サンフのDFと下田は集中を切らせずゴールを許しません。両チームとも切り替えの速い目まぐるしい展開で、一瞬たりとも気を許すことのできないゲームが続きます。後半23分には大木を投入して勝負に出て、28分には左からの服部のクロスからチャンスを作り、31分にはオーバーラップしたリカルドのボールを受けた大木のパスを森崎浩がシュートしましたがわずかに外れます。後半38分にはサンパイオが落としたボールに走り込んだ大木が決定的なシュートを放ちましたが、惜しくも土肥の手に当たります。更に41分にはカウンターから森崎和が前線に走り込み、43分には大木のゴール前を横切るクロスに森崎浩が飛び込みましたがわずかに届きません。両チームとも疲れきった身体を意思の力で走らせて最後まで戦いましたがともにゴールを割れず、そのまま引き分けに終わりました。
 前節まで6位だったFC東京と10位のサンフレッチェ。中位同士の対戦ではありましたが、しかし前日の「首位決戦」に負けないほど質が高く、エキサイティングな内容のゲームだったと思います。選手全員が流動的に動いてパスを動かして勝負するサンフ。個人の力を前面に出して次々と勝負を仕掛けてくるFC東京。更に上を目指すチーム同士が、お互いの特長を出しながら正面からぶつかり合った好ゲームでした。ただ試合後の両チームの監督の表情は対照的で、思うようにできなかったと言う顔だった原監督に対して、小野監督は「結果は残念なもの」といいつつもチーム作りに手応えを感じている様子を見せていました。前半はどちらかと言うと東京、後半は広島のペースでしたが、全体的な流れから言えばサンフの方が良かったと言って良いと思います。守備の集中、中盤の構成、ゴール前でのつなぎ。それぞれの部分での精度は間違いなく上がっていて、あとはゴール前での落ち着きと思いきりだけ、と言っても良いかも知れません。開幕から2ヶ月が過ぎ、3連敗して最下位に沈むなど苦しさを味わってきたサンフでしたが、そこを耐えた成果は出ています。この日勝てなかったのは残念ではありますが、逆に負けなかったと言うところをポジティブに見る必要もあるでしょう。課題はまだまだあるものの、それを一つ一つクリアすることによってチーム全体の力を上げていく事ができるし、間違いなくそのプロセスにある事が確認できたゲームでした。

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コメント

確かに観ていてとても面白い試合でした。ひとつ不満があるとすれば,ベンチに入れたFWをもう一人使ってほしかったな,と。調子のよい選手を使わない手はないと思うのですが…。次節,チアゴがいないのでFWとシステムのチョイスが楽しみです。

投稿: たつし | 2004/05/18 03:51

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