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2004/04/25

U-23代表ギリシア選抜戦

ギリシア遠征中のU-23代表は昨日ギリシア選抜と試合を行い、田中隼、田中達のゴールで2-1で勝ちました。

 日本のメンバーは、GK:黒河(→川島46分)、DF:徳永、那須(→茂庭46分)、栗原、MF:今野(→松井46分)、森崎和、根本(→森崎浩71分)、山瀬(→鈴木啓82分)、田中隼(→石川64分)、田中達(→大久保46分)、平山(→高松46分)。普段あまり使わない選手を大量に起用し、途中で多くの選手を入れ替えるなど、かなりテスト的な色彩の強いゲームとなりました。

 その中で注目は、森崎和をフル出場させたこと。U-23ギリシア代表戦では後半の45分間プレーしましたが、これまでとは違ってかなり積極的なプレーを見せていました。おそらく山本監督はそれを見て、森崎和を中心とした場合のシミュレーションを行おうとしたのではないか、と思われます。前半は今野とのドイスボランチで、「今日はカズさんが攻撃に専念するから、自分は守備に専念する」(今野)と言う戦術だったようです。相手のレベルがやや低かったためか中盤のプレッシャーが緩かったこともあって、森崎和は「司令塔」として君臨。ボールを持ったら前へのパス、と言う感じでどんどんチャレンジしていました。得点は今野からのパスを受けた田中隼のゴールとCKから田中達が決めたゴールで森崎和は直接得点には絡みませんでしたが、前半が日本の日本のペースに貢献していたと思います。

 一方後半は今野に代わって松井が入り、森崎和がシングルボランチとしてプレーしました。そして結論からいえば、この布陣は失敗だったと思います。高松、大久保、松井、山瀬がみな裏を狙った動きを繰り返し、そのため高い位置でのタメができずに厚みのある攻撃ができません。また中盤のスペースを森崎和が1人で埋めなければならないため相手にパスを回されて、守りに追われる事が多くなります。石川が入ってからはドリブル突破で打開しようとしますが流れは変わらず。終盤になって森崎浩と鈴木啓を入れてようやく落ち着いた、と言う感じだったと思います。森崎和はロングパスの展開が出来るため低い位置に入れておきたい、と言う気持ちは分かるのですが、最近のサンフでのプレーを見ても分かるように、彼の持ち味が最大限に発揮できるのはやはり高い位置に置いたときでしょう。「テスト」と「競争」が好きな山本監督がこれを見てどう判断するのかは分かりませんが、少なくとも後半のような戦い方では森崎和の良さも、またこのU-23代表の良さも出ないと思います。

 なお、このチームでは久々に林以外のGKが起用された事もまたポイントだった、と思います。林はチームでレギュラーでないための経験不足である、と言われることが多いのですが、このゲームを見る限りでは黒河も川島も似たようなもの。むしろ最終予選を経験した林とワールドユースを戦った川島が、黒河を二歩ぐらいリードしている、と言う感じだったのではないか、と思います。オーバーエイジを使うかどうかにもよりますが、林が最終メンバーに残る可能性はかなり高い、と言って良いのではないでしょうか。

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