フランクフルトの憂鬱
ちょうどドイツに来ているので、フランクフルト×カールスルーエを見てきました。
水曜日の夜の試合なのでさすがに観客も少ないか、と思えばさにあらず。ホームチームの調子が良いからかお客の出足は非常に好調で、この日の入場者数は48500人(だったと思う)。試合開始時には地鳴りのようなホームのサポーターの応援と、これに負けないぐらいのパワフルなアウェイサポーターの応援で、W杯の会場にもなったコメルツバンク・アレナは熱気に包まれていました。が、試合後にも盛り上がっていたのはカールスルーエ側だけ。0-1の敗戦で、ホームのサポーターはビールを飲みながら憂さばらしするしかありませんでした。
試合内容ですが、ボールを支配するホームチームに対してカウンターで応酬するアウェイチーム、と言う構図でした。フランクフルトは主にサイドから攻めようとするものの、パスの出し手のタイミングが受け手と合っていない、と言う感じ。パスにリズム感がなく、時折ドリブル突破を絡めて何とかクロスを送るものの相手の裏をかくことはできずなかなか良い形を作れません。結局最後は力任せに放り込みで行くしか無くなり、アイディアとコンビネーションの乏しさを露呈してしまいました。
逆にカールスルーエはここぞ、と言うところでの攻め上がりのタイミングが良く、数は少ないながら何度か決定的なチャンスを作っていました。得点は後半6分にセットプレーからこぼれ球をDFが押し込んだものでしたが、全体的に攻めと守りのバランスの良さが光っていました。
ところで初めて一緒に先発のピッチに立った高原と稲本の二人でしたが、稲本は前半だけで、高原は後半21分にともに交代でピッチを去ることになりました。
まず稲本ですが、テクニックと視野の広さは見せたもののボランチにしては運動量が少なすぎる、と言う感じでした。新しいチームでここまで頑張ってきた疲れが出てきたのかも知れません。逆に稲本が機能していなかったことが、この試合でフランクフルトが苦戦することになった原因だったのかも?
一方の高原は、前半は右のウィングとしての出場で、後半は左寄りのFWとしてプレーしていました。前半に稲本のロングパスに走り込んでボレーで狙ったのと、後半に頭で狙ったのと2つ決定的なシュートを打ちましたがどちらも枠外。それ以外の場面ではなかなかゴールに近いところでボールに触ることが出来ず、あまり見せ場は作れませんでした。
この敗戦により対戦相手に抜かれて7位にまで後退したフランクフルト。高原、稲本のプレーそのものよりも、チーム戦術とコンビネーションをもう一度練り直す必要があるかも知れません。でないと、ホームサポーターの憂鬱はしばらく続くのでは、と言う気がします。
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