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2007.07.14

アジア杯のオーストラリア

昨日の夜、半眠りになりながらアジアカップのオーストラリア×イラクを見ました。結果は、後半早々にオーストラリアがビドゥカのゴールで追いついたものの、その後突き放されて1-3で敗戦。グループリーグ勝ち抜きに暗雲が立ちこめる結果となりました。

W杯16強の実績に、ビドゥカ、キューウェル、エマートン、ケーヒルら欧州リーグでも活躍する選手を揃えた布陣。オーストラリアが初出場にも関わらず優勝候補の一角に挙げられるのも当然、と言えるでしょう。

ところが初戦のカタール戦は、終了間際に追いつくのが精一杯。そして2試合目のこのゲームはイラクにいいようにかき回されて「完敗」とも言える内容でした。元広島のアーノルド監督は「何人かの選手は、大会にいたくないのかとさえ思った」と選手の闘志の無さを憤っていたそうですが、しかしそれが主な原因ではないのではないか、と私は思います。

今でこそアジアで勝てるようになった日本代表ですが、しかしここに至るまではイバラの道でした。アジアのチーム、と言うと本当にいろいろなチームがあって、それも相手によって極端に守備的な戦術を取ったり、ラフプレーで潰しに来たり、と様々なパターンで立ちはだかります。荒れたピッチや厳しい気候に悩まされたり、あるいは審判の微妙なジャッジに苦しめられることもありました。サッカーの内容の良さや個人の能力の高さだけでは勝てないのが、アジアと言う地域の難しさです。

そんなアジアの中でも特に厄介なのは中東勢です。サッカー協会の体制やチームの団結力の問題などを抱えることが多いため国際的な実績はさほどないものの、その基本的な技術の高さや身体能力は決して侮れないものをもっています。また時と場合に応じた狡猾なプレーを仕掛けてくるチームが多いのも特徴で、実際に日本代表もついこの前、カタール相手に勝ち点2を失っているわけです。

その状況は、オーストラリアにとっても同じはず。選手達が主戦場にしているヨーロッパはもちろんのこと、これまで所属していたオセアニアでも経験したことの無い戦いを強いられているのだろう、と思います。勝手の違う相手に戸惑い、蒸し暑い気候に戸惑い、荒れたピッチや審判のジャッジに戸惑ううちにいつの間にか負けている。それが今のオーストラリアの状況なのではないでしょうか。選手達は決して負けたいと思っているわけではないでしょうが、初めての経験にいったいどうして良いか分からない、と言うところなのではないかと思います。次の相手は、ホスト国の一つタイ。よほどしっかりと準備(特に精神的な準備)をしない限り、勝ち抜きの可能性は非常に低いのではないか、と言わざるをえません。

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