最近このページにほとんど書いていないのは、サンフレッチェ以外のサッカーを見る時間を取れなかったからなのですが、それでも今季のJリーグの最後にして最大の?イベント、J1とJ2の入れ替え戦は何とか時間を作って見ました。
水曜日の神戸のホームゲームは、showtimeのネット中継で。前半はなぜかデータが来なくてぱらぱらマンガどころか紙芝居みたいな状況で何をやっているのかほとんど分からず後半だけしか見れなかった、と言う感じなのですが、それにしても盛り上がりに欠ける試合でした。アウェイの福岡はもちろん三浦淳宏を欠く神戸も「引き分けでOK」と考えていたのか、極力リスクを冒さないような戦いぶり。ボールをポゼッションすると言う意識が希薄で、攻撃はと言えばロングボールをドリブルのみ。お互いに決定的チャンスもほとんどなく、両チームのサポーター以外にとっては退屈なゲームだった、と言わざるを得ないでしょう。
そんな中で個人的に注目していたのは茂木。左サイドのマークの薄いところに張ってボールを待ち、ボールを持ったらドリブルで仕掛けてシュートまで持ち込む、と言う役割で結構良い動きをしていた、と思います。もともとオフ・ザ・ボールに問題のある茂木ですが、こう言うはっきりした役目であればそう悩む必要がないのかも。何度か仕掛けてチャンスを作り、惜しいシュートも放っていました。ただ、本来はもっとシュートの上手い選手だったはずだったのに、ゴールネットを揺らしたシーンはオフサイドを取られその他のシュートはGK正面だったり枠を外したり。やはり今季、1629分出場したにも関わらずゴールが無かったと言うことが響いていたのかも知れません。
続いて第2戦、ここで勝負が決まると言う福岡決戦ですが、こちらも途中までは慎重さばかりが目立ち、退屈な展開でした。しかしそれが大きく動いたのは後半15分に神戸が先制してからでした。アウェイゴールの関係で、勝利のためには2点取らなければならなくなった福岡は、それまでの慎重さをかなぐり捨ててどんどん前に上がって攻め込みました。逆に失点を防ぎたい神戸はラインを低くして守りを固め、たまにボールを奪っても人数をかけて攻め込むこともしなくなります。完全に「攻める福岡・守る神戸」となって、両チームの気迫と気迫がぶつかり合いました。そして、後半39分の布部のゴール。残り6分+ロスタイム。カサにかかって攻める福岡。身体を張って守る神戸。GKのスーパーセーブや奇跡的なクリア等もあって、試合終了のホイッスルが鳴った時にはこちらまで一気に力が抜けた感じがしました。
結局、昇格したのは神戸で降格は福岡。実力にはほとんど差がなかったと思うのですが、今年はJ1、J2とも3クラブずつが残留と昇格を争っていたことを考えれば、このような結果が最も正当だ、と言えるかも知れません。2001年に降格し、4年かけてJ1に復帰した福岡はまたもやJ2からの再スタートとなります。せっかく松田監督が若手中心のチームを作って上がって来たのに、それが生きなかったのはなぜなのか。そのへんをしっかりと総括して、来季のJ2を勝ち抜いて戻ってきて欲しい、と思います。一方の神戸は、昨年のチームを大きく崩さず、的確な補強と若手の成長で1年でのJ1復帰を勝ち取りました。ただ、こちらも終盤になかなか勝ち切れず自動昇格を逃し、入れ替え戦ではやっとのことで逃げ切るなどチーム作りと言う面ではまだまだこれから、と言う感じなのではないでしょうか。来季J1で戦うためには何が必要なのかを良く検討して、再びの悪夢を繰り返さないようにしっかりと準備する必要があるのではないか、と思います。
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