Cグループに負けず劣らず実力派揃いなのが、このEグループ。W杯では豊富な実績を誇るイタリアですら、楽に勝ち進めるとはとても思えない国々が揃っています。
イタリア(ヨーロッパ・グループ1位)
アメリカ(北中米カリブ海・1位)
ガーナ(アフリカ・グループ1位)
チェコ(ヨーロッパ・グループ2位)
イタリアに対する対抗馬一番手と言えるのはチェコです。04年の欧州選手権では優勝を期待されながらも、準決勝でギリシアに完敗してベスト4止まり。この結果を受けてネドベドが代表を去ったことにより、W杯予選では苦戦を強いられました。オランダに大きく引き離されただけでなくルーマニアにも迫られ、最終戦でフィンランドを突き放してようやくプレーオフに進出しました。そしてネドベドが復帰したプレーオフではノルウェーを連破。チェコスロバキア時代以来16年ぶりのW杯本大会進出を果たしました。前線にバロシュとコラー、中盤にネドベド、ロシツキー、ポポルスキー、最後尾にツェフ。全てのポジションに質の高い選手を揃えていて、はまったときの強さは世界最高レベルだ、と言って間違いないでしょう。
これに続く対抗馬二番手は、成長著しいアメリカです。94年のW杯以来の強化が着々と実を結び、史上初めて北中米カリブ海予選を首位で通過。身体能力の高さと組織力を元にした強烈なプレッシングサッカーは、世界レベルに達しています。実際、2月に対戦した日本代表はほぼ一方的にやられて完敗を喫しました。FIFAランキング4位と言うのはさすがに高すぎるような気はしますが、それでもその力を侮るわけにはいきません。
3つめのチーム、ガーナは今回がW杯初出場。今回もアウェイで勝ちきれないなど予選では苦戦しましたが、バクスター監督率いる南アフリカに競り勝って悲願の初出場を勝ち取りました。W杯こそ初めての出場ですが、しかしアフリカ選手権では4度の優勝を果たし、ワールドユースでも準優勝するなどなかなかの実績を誇っています。チェルシーのエシアンやバイエルン・ミュンヘンやローマでプレーしたクフォーなど欧州の経験豊富な選手も多く、旋風を巻き起こす可能性は十分にあります。
これを迎え撃つイタリアは、12大会連続16回目の出場。今回も当然のことながら優勝を狙ってドイツに乗り込みます。メンバーは一人ひとり挙げることも難しいほど多士済々。怪我が心配されたトッティも戻ってきて、盤石の布陣で臨むことができそうです。ユベントスの八百長疑惑が気にはなるものの、実力的には間違いなくグループトップだと思います。
と言うことでどこが勝ち上がっても不思議ではないこのグループですが、少なくともこれまで7大会連続でトーナメント進出しているイタリアがグループリーグで敗退する、とは考えにくいところです。となると、焦点は2位争い。チェコが強いのは間違いないのですが、しかし層の薄さと主力の高齢化が気になるところ。ここは鼻の差でアメリカが競り勝つ、と言うのが私の予想です。
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