W杯展望(3)〜Cグループ
組み合わせ抽選会の時に一斉にどよめきが起こったのが、このCグループ。どのチームにもトーナメント進出の可能性があるどころか、優勝争いに絡んで来てもおかしくないところが揃っています。
アルゼンチン(南米・2位)
オランダ(ヨーロッパ・グループ1位)
セルビア・モンテネグロ(ヨーロッパ・グループ1位)
コートジボアール(アフリカ・グループ1位)
まずは第一シードのアルゼンチン。メッシの怪我の具合が微妙ですが、18歳に頼らなければならないほどタレントが足りないわけではなく、逆に前線は多士済々。司令塔リケルメがクレスポ、サビオラ、テベスを操る攻撃陣は、本命ブラジルにも劣らない(いや、さすがにほんのちょっとは劣るかな?)力を持っています。前回の2002年大会では本命視されながらもグループリーグ敗退の屈辱を味わっただけに、少なくとも精神的には万全の状態で本番に臨むものと思われます。
このアルゼンチンに匹敵する実力を持つのがオランダ。ファンバステン監督が、国内リーグに所属する選手を中心にまとまりのあるチームを作り上げてきました。そして予選では前評判通りの実力を見せて、チェコ、ルーマニア等強敵揃いのグループを楽々通過しています。前線のタレントに比べると守備陣がやや落ちるような印象がありますが、攻撃で相手を圧倒すると言う戦い方は、相手がどこであろうが粉砕するような力強さを秘めています。
もう一つの欧州勢であるセルビア・モンテネグロも侮り難い実力を持っています。予選では10試合でわずか1失点の堅守を武器に、スペインをかわして首位通過。ユーゴスラビア時代に「東欧のブラジル」と呼ばれた面影こそ無くなったものの、その頃よりは「堅い」チームに仕上がっています。このチームから得点を奪うことは、アルゼンチンやオランダと言えど至難の業なのではないでしょうか。
そして4チーム目はコートジボアール。エジプト、カメルーンとの激戦を制してW杯初出場を勝ち取りました。その原動力はドログバ、カルー、コロ・トゥーレら欧州のトップリーグで活躍する選手たち。彼ら個性豊かな選手たちをアンリ・ミシェルが率いるチームは、初出場ながらダークホース以上の存在になりうる、と言って良いでしょう。
と言うことでここは「死のグループ」と呼ぶにふさわしいグループで、どこが勝ち残っても不思議ではないのですが、そうは言っても実力的にはアルゼンチンとオランダが1枚上手。特にアルゼンチンが2大会連続でグループリーグ敗退となる事は考えにくいので、順当に1位アルゼンチン、2位オランダと予想しておきます。
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