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2006.03.10

ライバルを占う2006年版(17)〜清水

東京Vが降格したときには「盛者必衰」と言う平家物語の言葉を思い出したものですが、それと同じことが言えるのがこの清水でしょう。Jリーグ草創期には常に上位を争い(広島がステージ優勝したときも清水とのマッチレースだった)、99年には念願のステージ優勝を果たした清水でしたが、ここ数年はずっと低落傾向を続け、昨年はついに史上最低の15位。長谷川監督のもとで改革に取り組んだものの思うように成果は上がらず、残留が決まったのは33節のことでした。しかしその後の天皇杯では快進撃を見せて、4年ぶりに決勝に進出。長谷川監督の方向性が間違っていないことを示しました。

[OUT] 黒河(東京V)、村松(仙台)、吉田(FC岐阜)、澤登(引退)、北嶋(柏)、チェ・テウク(蔚山)、西野(磐田)、前田(新潟S)、鈴木(ロッソ熊本)
[IN] 掛川(神戸)、武田(大津高)、藤本(筑波大)、矢島(早大)

Jリーグ創設時から「クラブの顔」として活躍してきた澤登が引退。またチェ・テウクも放出して、外国人はマルキーニョスとチョ・ジェジンの2人だけとなりました。一方、「即戦力」と言える選手の獲得は、大学ナンバーワンMFとして知られる藤本のみ。若手育成は待ったなしの状況となりました。昨年育った青山、兵働、枝村らの更なる成長と、怪我から復帰する杉山、平松の活躍も見込めることを考えれば可能性はある、とは思います。特に天皇杯での躍進は、大きな自信となっていることでしょう。しかし若手は波に乗れば大活躍するものの、調子を落とせば立ち直れなくなったりするものです。頼るべきベテランのいないチームが崩れ出したときにどうするか。長谷川監督のぎりぎりの戦いが続くことになりそうな気がします。

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