ライバルを占う2006年版(13)〜名古屋
Jリーグ初期こそ上がり下がりの激しい成績でしたが、ここ数年は常に5〜9位に位置して「キング・オブ・中位」とまで揶揄されていた名古屋。もちろんフロントはそれで良いと思っていたはずはなく、選手補強や入れ替え、監督交代などで打開を図ってきました。そして昨年はネルシーニョ監督のもとで選手を育てながら勝つ、と言う方針でシーズンを迎えたものの、それもまた裏目。立ち上がりこそ勝ちを重ねて上位にとどまっていたものの、負傷者の続出や外国人選手との衝突などでうまく行かなくなって成績が下降。お決まりの監督解任もあって最後は残留争いにも巻き込まれ、史上最低の14位で終わりました。
今年はその反省からかブラジル路線から再び欧州路線に転換し、オランダからフェルフォーセン監督を招聘。システムを固定したベースのしっかりしたチーム作りに再建を委ねます。
[OUT] 広野(横浜FC)、中谷(柏)、井川(川崎F)、諸江、クライトン、西川、片桐、平山、エドアルド(未定)、安英学(釜山)、セバスティアン(札幌)、中山(G大阪)
[IN] 高嵜、有村(大分)、スピラール(クラブ・ブルージュ)、深津(水戸)、金正友(蔚山)、玉田(柏)、竹内、片山(国士大)、阿部(筑波大)、和田(磐田東)、青山(名古屋ユース)
DFラインにスロバキア人のスピラール、ボランチに韓国代表の金正友、そしてFWに玉田。各ポジションに中心となりうる選手を補強して、チームの骨格を作りました。もともと能力の高い選手が多いチームなので、これで他のチームと比べて戦力が劣るということはありません。むしろ育ちつつある若手の力を考えれば、はまれば強さを発揮するだろう、とも思います。ただ意地悪な見方をすれば、このクラブの伝統ともなっている「勝負弱さ」と「内紛」が出なければ、と言う条件付き。オランダ人監督がうまくチームをまとめることが出来るかどうか、に全てがかかっているような気がします。
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