今年の戦力補強(SB編)
サンフレッチェにとって左右のサイドバックは、ストロングポイントでもあり弱点でもあります。ストロングポイントだ、と言うのはもちろん、Jリーグでもトップレベルの両翼である駒野と服部の存在です。実際、「assist」によると昨シーズンの2人のアシスト数の合計はリーグトップの14。突破ができてピンポイントのクロスを上げることの出来る2人の存在は、チームにとっては不可欠のものです。
しかし、それは逆に代わりになる存在がいない、と言う問題にも直結しています。例えば駒野がコンスタントに出場するようになったのは2001年からなのですが、怪我で欠場することの多かった2003〜2004年は大変でした。桑原、井川、松下、佐藤一らを起用したもののいまひとつ結果が出せず、森脇や高柳を起用せざるをえない時もありました。駒野不在では4バックは無理、と言うことで3バックにするなど戦術の変更を余儀なくされることも多かったものです。
W杯イヤーの今年は、駒野にとって非常に大事な年です。代表のスケジュールと重なるナビスコ杯はもちろん出場できないでしょうし、リーグ戦にも何らかの影響があると思っておいた方が良いでしょう。となると誰を起用するかということですが、これについての明確な答えが出ていないのが現状です。もちろん、小野監督が高く評価する中里は有力な候補でしょう。しかしJ1での実績がない以上、あまり大きな期待するわけにもいきません。
更にここまで3年間一度もポジションを空けることのなかった服部ですが、彼が今年も全試合出場できるかどうか、は誰にも分かりません。彼に何かあったときの代役をどうするかという問題も、浮上してくる可能性があります。
左SBもこなせた吉田が去り、右SB候補だった大久保が完全移籍し、森脇が愛媛にレンタルされた両サイドのポジション。中里が入り西河や高柳、入船もいるとは言っても、やはり最大の懸念材料として残っている、と言えそうです。
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