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2005.12.25

世界クラブ選手権雑感

別に現地で見たわけでもないしテレビでも全試合を見たわけではないので「総評」と言うにはおこがましいので、世界クラブ選手権を見た感想を書き留めておこうと思います。

まずは試合の内容ですが、欧州、南米の「二強」に他の地域がチャレンジする、と言う構図はなかなか興味深かった、と思います。もちろん、Dサプリサがリバプールに手も足も出なかった試合に限っては地域の格差が如実に出た感じでしたが、それ以外はどの試合もスリリングな内容。それぞれの地域の特色を前面に押し出しての激突は、非常に興味面白かったと言えるのでは無いでしょうか。

その中で特に興味深かったのは、アル・イテハドでした。Jリーグ勢が苦戦した中国・韓国のクラブを圧倒的に粉砕した力がどの程度のものなのか。初戦のアル・アハリ戦はそれほどハイレベルだとは思えなかったのですが、準決勝のサンパウロとの戦いぶりには驚きました。個人の技術の確かさ。しっかりとした組織力。そして最後まで戦い抜く精神力。この大会を制した南米王者を相手にして一歩も引かない戦い方には、大陸チャンピオンとしての風格を感じました。

Jリーグのクラブは、このアル・イテハドに勝てるのか。世間には悲観的な考えの人も多いようですが、しかし私はそんなことはないと思います。今年のG大阪や昨年の浦和、あるいは数年前の磐田など、チームが好調だった時に限れば勝てると思いますし、ひょっとすると天皇杯を制した前後の東京Vや、はまったときの千葉やC大阪も対等に戦えるかも知れません。しかしJクラブが実際にACLを勝ち上がってアジアチャンピオンになれるかというと、私も悲観的にならざるをえないのです。

なぜJリーグのクラブがアジアで勝てないのか。それはやはり、力が長続きしないからだと思います。天皇杯王者がJ2に降格し、残留争いを繰り広げたチームが翌年優勝までもう一歩のところまで行ったことからも分かるように、どのチームもそこそこの力の「どんぐりの背比べ」なのがJリーグの現状です。突出した力を持つクラブが無く、Jリーグを勝ち抜くのがやっとと言う状態でアジアを制するのは、さすがに難しいことなのだろうと思います。

この現状を何とかするには、いくつかのビッグクラブを作ればいいのかも知れません。圧倒的な力を持つ外国人選手と代表クラスの選手を何人も並べ、少々の過密日程や怪我人では力が落ちないようなチームを作って送り出せば良いのかも知れません。サウジアラビア代表をずらりと並べたアル・イテハドのようなチームを作って、アジアに送り出せば良いのかもしれません。

ただ、それが日本のサッカーのために良いことなのかと言うと、なかなか微妙なところでしょう。なぜなら特定のチームだけが優勝するようなリーグでは、全体の興味を最後まで引っ張るのは難しいところ。やはり今年の優勝争いやJ1/J2入れ替え戦のように、上から下までどのチームにも優勝のチャンスもあるし降格のピンチもある、と言うリーグの方が、絶対に面白いし盛り上がるからです。そしてそのようなリーグだからこそ、広い層から選手が育ってくる、と言うメリットもあるでしょう。日本サッカーの未来のためには、今のJリーグのような形の方が良いのもまた、確かなのです。

となると日本がACLを勝ち上がって世界クラブ選手権で戦えるようになるにはどうするか。そのためにはJリーグ全体がレベルアップするしかないのだ、と思います。どのクラブがアジアに出て行っても勝ち抜けるような、本当の力を付けるべきなのだ、と思うのです。そんなの難しい、と言うかもしれません。でもアジアカップを連覇し、W杯予選を世界で最初に突破し、そしてコンフェデ杯で列強相手に素晴らしい戦いを見せた日本代表だって、ちょっと前までは東南アジアに苦戦し、韓国や中東には歯も立たなかったではありませんか。代表にできたことがクラブにできないはずはないのです。

全てのJリーグクラブにとっての目標が明確になったこと。それが世界クラブ選手権を日本で開催したことの、最大の意義だったと言えるのではないでしょうか。我がサンフレッチェにも単にJリーグで優勝するだけでなく、いずれは世界クラブ選手権で戦う、と言う目標を現実のものとしてレベルアップして行って欲しい、と思うのです。

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2005.12.18

Jユース杯G大阪戦

Jyouth051218

 今日行われたJユースサハラカップ準々決勝の広島×G大阪はPK戦にまでもつれ込む接戦となりましたが、残念ながら敗れてしまいました。

 12月としては記録的な寒波が訪れた日本列島。今日の試合会場となった大阪・長居は雪こそありませんでしたが、冷たい季節風がびゅーびゅー吹いて寒いこと寒いこと。しかしピッチ上のユースの選手たちは熱い戦いを見せてくれていました。

 試合内容については明日書くことにして、ここでは会場の雰囲気など。サンフレッチェのサポーターが陣取ったのはメインスタンドの右側で50人ぐらい。対するG大阪は反対側だったのですが、ホームにも関わらず人数的には広島とほぼ同じ。ガンバはトップチームで忙しかったのかも知れませんが(^_^;)、応援の雰囲気では広島が勝っていたのではないかと思います。

 私が座ったのは声出しサポーターのすぐ横の前から4列目ぐらい。すぐ後が選手の父兄の方々と言う絶好のポジショニングでした。父兄の皆さんはもちろん熱く応援していたのですが、しかし熱くなりすぎて冷静さを失ってしまったりせず、暖かく見守っている、と言う感じ。サンフレッチェユースを取り巻く雰囲気が分かるような応援風景でした。

 試合に敗れた後、特に大泣きしていたのが中山修志君。普段は明るく元気なムードメーカーなのですが、この日は試合中ずっとずっと真剣なプレーを続けていて、この試合に賭ける強い気持ちが見えていました。また1点を決めたにも関わらずPKを外した木原君。代表とチームの掛け持ちで頑張っていた柏木君と槙野君。最初から最後まで中盤を走り回っていた福本君。彼ら3年生との最後の戦いを勝利で締めくくれなかった下級生たちも、ともに悔し涙にくれていました。

 今季の全日程を終えたユースの選手たちはそれぞれ実家に帰って、来シーズンに備えます。卒業する3年生はそれぞれの進路に向けて、2年生は最上級生となる新チームに向けて始動します。1年生は更にレベルアップして主力に育ってくるでしょうし、有望な新入生も沢山合流してきます。今年は無冠に終わってしまったユースですが、きっと来年はこの悔しさを晴らしてくれるはず。彼らがこの敗戦を糧にして、更に大きく成長してくることに期待したい、と思います。

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2005.12.16

世界クラブ選手権 シドニーFC×アル・アハリ

1回戦で敗退したチーム同士。それもアフリカ代表とオセアニア代表による5位決定戦。本来ならあまり注目を集めないであろうカードでしたが、しかしこの試合は違いました。三浦知良と言う日本のスーパースターの、シドニーFCの一員としての最後のゲーム。それにスタジアムもチームも乗せられて、最後は素晴らしい雰囲気となっていたと思います。

最も象徴的だったのは残り時間が5分ぐらいとなった時間帯のことでした。リトバルスキー監督は1点リードを守るため、前線にオーストラリア代表のズドリッチを入れようとしました。その時交代のボードに掲示されたのは11番。これまで疲れも見せずに走り回っていた38歳を交代させるのは、戦術的には当然だと思われました。が、場内からは大ブーイング。これを見たリトバルスキー監督は急遽カズへの交代をキャンセルして、ツートップのパートナーだったペトロフスキーを下げたのです。場内は大拍手に包まれ、ペトロフスキーもカズとタッチを交わしてからピッチを去り、そして流れは大きくシドニーに傾きました。

この試合、実力的にはアル・アハリの方が上だったかも知れません。実際前半からアル・アハリがボールを支配し、何度も決定的チャンスを作っていました。が、シドニーはそれでも諦めることなく、自分たちのサッカーを貫いていて、それが勝因になったのではないでしょうか。その精神的な力を支えたのはヨークであり、コリカであり、そしてカズであったのだと思います。サッカーを良く知るベテランがチームを引っ張ったことが、このような結果を導いたのではないか、と思います。試合後にカズはチームメイトに肩車されて場内を回っていましたが、それは単に日本でやったから、大きな応援を集めていたから、と言うだけではないでしょう。やはりチームメイトに信頼されるだけのものを見せたからこそ、なのだと思います。

常にチャレンジし続ける男、三浦知良。ゴールこそなかったものの、彼の存在はこの大会の成功に大きな役割を果たしたと言えるのではないでしょうか。

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2005.12.14

世界クラブ選手権 サンパウロ×アル・イテハド

世界クラブ選手権の準決勝のサンパウロ対アル・イテハドが、今日の夜、国立競技場で行われました。この大会の「前身」とも言えるインターコンチネンタルカップを2度制覇しているサンパウロにとっては、アジア代表は言わば格下。どうせサンパウロが圧倒するのだろう、と思って見ていたのですが、しかしその予想は良い意味で裏切られました。サンパウロが常にリードする展開ながら、それに立ち向かったアル・イテハドの戦いは、まさにアジアを代表するクラブらしい、と言えるもの。両チームの技術、戦術、そして勝ちたいという気持ちがぶつかった戦いは最後の最後まで手に汗握る内容でした。

日本はサンパウロにとってもアル・イテハドにとっても遠く離れた地。寒波到来で「夏」からやってきた両チームにとってみれば、コンディション調整にも苦労するところだと思います。特にアル・イテハドにとっては2試合目だったのに対してサンパウロにとっては初戦ですから、そう言う意味での難しさはあったでしょう。しかしそう言う事情を差し引いても、アル・イテハドの健闘ぶりは称賛に値すると思います。球際の強さ、運動量、戦術。そう言うサッカーの中身で全く引けを取らないどころか上回る内容を見せたことは、アジアもやれば出来る、と言うことを示したことになると思います。

敗れたことは残念ですし、それが結局のところ南米とアジアの実力差なのかも知れない。でもその差は、思ったほど大きくないと言うのが実感です。日本とアジアのクラブにとって、このアル・イテハドこそが乗り越えるべき目標です。これを力で凌ぐ事ができれば、世界とも伍することができる。来年はG大阪と東京Vがこの壁にチャレンジすることになりますが、ぜひとも打ち破って、そして来年のこの大会で日本の力を見せて欲しいと思います。

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2005.12.13

世界クラブ選手権 シドニーFC×Dサプリサ

昨日の世界クラブ選手権1回戦は、私にとってシドニーFCとの1週間ぶりの「再会」でした。(テレビですが。)中盤フラットの4-4-2。カズとペトロフスキーのツートップ。ヨークとマクフリンをボランチに置き、右にカーニー、左にコリカを張り出させると言う布陣は先週のメルボルン戦と同じ。リトバルスキー監督はカズ合流後にAリーグで熟成してきたシステムで「世界」に臨みました。

そして、その戦いぶりはなかなか立派なものだったと思います。前半は球際の強さで相手に主導権を渡さず、ボールが良く回って相手ゴールに何度も攻め入りました。また後半は同点を狙って何度も何度も総攻撃を仕掛け、更にGKボルトンの2度に渡るスーパーセーブもあって最後まで手に汗握る熱い戦いを見せてくれました。私は今月の「紫熊倶楽部」のコラムで「きっと最後まで闘志を失わずに戦い抜いてくれるはず」と書きましたが、その予想を裏切らない戦いでした。

相手のサプリサもさすが70年の歴史を誇るクラブ。前半の苦しい時間帯を耐え、後半のワンチャンスを生かして得点。そして最後の猛攻にも集中を切らすことなく守り切り、見事にリバプールへの挑戦権を獲得しました。勝利のためには何が必要かと言うことを知り抜いた戦いだった、と言えるでしょう。

ところで昨日のコリカですが、先週のメルボルン戦に比べるとやや物足りない出来だったように思います。サプリサは中南米の国のチームらしく足下のテクニックに優れていて、コリカが技術面で優位に立つことが出来ていなかった、と言う感じ。またサプリサがゴール前の壁を厚くして守りを固めていたので、中盤からの飛び出しを見せることもできませんでした。シドニーFCに残された試合はアルアハリとの5位決定戦だけになりましたが、そこではぜひ彼らしいシュート技術を見せて欲しい、と思います。

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2005.12.10

J1/J2入れ替え戦2nd leg

甲府が逃げ切るか、あるいは柏がひっくり返すかで注目の第2戦。今日、日立台の柏サッカー場で行われたJ1/J2入れ替え戦は、バレーのダブルハットトリックの活躍で甲府が6-2で勝利し、念願のJ1昇格を決めました。

水曜日に行われた1st legでは堅さが目立った柏。逆にホームでは伸び伸びと戦えた甲府。立場を入れ替えてどのようになるか注目でしたが、しかし3日前と同じように攻守に圧倒したのは甲府の方でした。素早い切り替えと出足で相手ボールを奪い取り、縦に速く動かして攻め入るという小気味の良い攻撃はあたかもシャムスカ・大分のよう。分断された柏の守備陣は個々の能力で対応するので精一杯で、6失点も致し方のないことだった、と言えるでしょう。ここまで44試合のJ2リーグを勝ち抜いて、ようやくこの入れ替え戦に到達した甲府。その苦しみを乗り越えて来た力は本物でした。これだけのチームを作り上げた大木監督とチームのスタッフ、そしてチーム消滅の危機を乗り越えてきたサポーターには、本当におめでとう、と言いたいと思います。

逆に柏はボールを持っても前線の動きが鈍く、攻撃の基点を作ることもできず右往左往するだけ。1st legでも見られた「まとまりの無さ」は更に悪化していて、まったく目を覆いたくなるようでした。そして2点取られてもなかなか反撃体制を作れず、つまらないファウルで永田が退場したすぐ後に1点差に迫るものの、その直後に突き放される、と言うちぐはぐさ。23分と24分には立て続けにカウンターから失点する、と言う集中力の無さを露呈し、宇野沢が意地のゴールを決めたもののまたもやその直後に失点する、と言う体たらく。スカパーで解説していた塚田さんも言っていましたが、ここまで応援してきたレイソルサポーターに対して非常に失礼な敗戦劇、そして降格劇だったと言って良いでしょう。

それにしてもこの柏を見ていると、一度歯車が狂ったチームを立て直すのがいかに容易なことではないか、と言うことを思い知らされます。昨年は入れ替え戦で勝ってやっとのことで残留した事を教訓にして今年のチーム作りを始めたはずだったのに、開幕から低空飛行。第5節のFC東京戦や第16節の東京V戦、更には第24節のG大阪戦と立て直しのチャンスはあったにも関わらず、それをものにすることができませんでした。玉田が怪我のため不在だとは言え個々の選手の力を見れば甲府よりも(また他のいくつかのJ1クラブよりも)上だと思われるのに、その力を一つにまとめることのできないもどかしさは、きっと柏に関わってきた全ての人の思いだったのでは。試合終了後の社長のスピーチとそれにブーイングで応えるサポーター、と言う殺伐とした構図は、このチームの立て直しの容易ならざることを予感させるものでした。

激戦の34試合+2試合を戦って終えた今年のJリーグ1部は、柏、東京V、神戸の降格と言う結末でした。この3チームとも1年を通して調子が上がらないままに終わってしまった事がこの結果を招いたわけで、流れとしては必然でした。が、果たして本当にこれらのチームの力が他に比べて劣っていたのか、と言うとどうでしょう?昨年終盤から今年初めにかけて絶好調だった東京Vが降格したことや、逆に昨年はぎりぎり残留で今年も当初は不調だったC大阪が優勝に手がかかるところまで行ったことを見ても、もともとの差はほとんどない、と言っても良いのではないかと思います。チームと選手がいかに団結するか、そして諦めずに戦い抜くか。チーム戦術や選手の質以上に、そう言う精神的な要素が決定的に大きいのではないか、と思えてなりません。京都、福岡、甲府の3つのクラブが上がって来て、ますます混戦となりそうな来季のJ1リーグ。逆に降格3クラブと新たに昇格する愛媛の4つのニューフェイスを迎え、今年とは比べ物にならないくらい厳しくなるJ2リーグ。そのための戦いは、既に今から始まっていると考えた方が良さそうです。

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2005.12.09

1つのゴールの価値と、諦めることの愚かさ

久々に1シーズン制で戦ったJ1リーグは、最後に様々なドラマを残して終了しました。13年目のリーグ戦で初めての優勝を果たしたG大阪のチームとサポーターには、おめでとうの言葉を贈りたいと思います。

ところで最後になって思い知らされたのは、1つ1つのゴールの価値と途中で諦めることの愚かさです。ロスタイムの失点で優勝を逃し最終的に5位に転落したC大阪は1ゴールの差に泣いたわけですが、しかし第19節終了後には首位とは勝ち点15差の12位だったわけですから、ここまで追い上げてきたと言うこと自体が奇跡的な事でした。またG大阪も同じ。第33節には3連敗で約3か月間保ってきた首位から転落すると言う崖っぷちに立ちながらも、最終節には本来の「攻めのサッカー」を思い出して逆転優勝を果たしました。

そう言う意味ではサンフレッチェもまた、1ゴールの価値と諦めることの愚かさを味わったシーズンでした。最終節はロスタイムの駒野のゴールで3-1で勝ったわけですが、もしこのゴールがなかったら総得点の差で川崎Fが7位で広島は8位。賞金の1千万は、川崎Fに渡っていたところでした。逆に第23節終了時点での順位はC大阪や千葉よりも上だったわけで、仮にそこで調子を落とすことなく食らいついて行ったら、最後には優勝争いにも顔を出せていたはずです。今年以上に優勝を目指して「本気」になる来年に向けて、いろいろと学ぶことの多いシーズンだった、と言えるでしょう。

VゴールやPK戦での決着、2ステージ制で戦って最後にチャンピオンシップを行う等、欧州リーグなどで行われている「普通のリーグ戦」とは違うやり方でスタートしたJリーグですが、PK戦の廃止と引き分けの導入、延長Vゴールを止める等と徐々に段階を踏んで、今年は久々の1シーズン制での戦いでした。当初は中だるみや消化試合の増加等の心配がされましたが、今年のような展開なら誰も文句は言わないでしょう。勢いや外国人選手の活躍だけでは優勝は難しい、と言うことが分かったことにもなるわけで、これからはますます「チーム作りの王道」が重視されるようになるのではないでしょうか?

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2005.12.08

J1/J2入れ替え戦1st leg

昨日は見れなかった(まだ帰国の途上だったから...)今年の入れ替え戦1st leg、甲府×柏を録画放送で見ました。結果を知ってのテレビ観戦でしたが、両チームの気迫がビリビリ伝わる好ゲームだったと思います。

特に勝った甲府の戦いぶりは見応えがありました。ボールを奪ったら素早く前線のバレー、長谷川に預けて中盤の藤田、倉貫がサポートする。逆に相手ボールになったら近くの選手はボールホルダーにプレッシャーをかけ、フリーの選手は素早く自陣に戻る。長丁場のJ2で鍛えてきただけあって、高いディシプリンがチーム全体に浸透していて、一昨年に広島が対戦した時以上に厄介なチームに変貌していました。やはり最終節に逆転で入れ替え戦進出を決めた、と言う勢いが感じられました。

逆に柏は、せっかく早い時間帯に先制したものの追加点が取れず逆転を許し、苦しい立場に追い込まれました。1点差なので何が起こるか分からないのですが、しかし気になったのは、戦い方が整理されていない、と言う印象を受けたこと。個人能力の高さを生かして何度か決定的なチャンスは作ったものの、フィニッシュの拙さから追加点を奪えなかったのは痛かったのですが、それ以上にどう言う戦い方でどのように相手からゴールを奪うのか、と言うチーム全体の「絵」が描けていなかったような感じでした。こちらはリーグ戦の不調から脱出できていない様子です。

中2日で迎える2nd legは柏ホームの試合です。甲府の勢いと柏のJ1クラブとしてのプライドを賭けた戦いは、昨日以上に激しい試合になるのは間違いありません。

#しかし後半ロスタイムになった瞬間に照明灯が消えた、と言う事故には本当にびっくり。それもちょうど柏の選手がペナルティエリアで倒された直後だっただけに、なかなか微妙な時間でした。甲府もまさかわざとやっているはずもなく、柏にとってはアンラッキーな瞬間だった、と言わざるをえません。

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2005.12.05

シドニーFCを見て来た

corica

 先週から出張でオーストラリアに滞在しているのですが、オフとなった週末にAリーグの公式戦、シドニーFC対メルボルン・ヴィクトリーの試合を観戦に行ってきました。

 シドニーFCと言えば、オセアニア代表として世界クラブ選手権に出場するチーム。そしてキング・カズこと三浦知良選手が期限付きで移籍して活躍していることでも知られています。そのキング・カズですが、先日のアデレード戦で2ゴールを決めたということもあって地元の認知度も相当なもの。試合前の選手紹介でも、ドワイト・ヨークに次ぐ大歓声に迎えられていました。

 とは言うものの、サンフレッチェサポーターとして気になるのはやはりコリカのことです。前節は遠征にも参加していなかったとのことだったので怪我かと心配していたのですが、この日は左サイドのMFとして元気に先発。相変わらずの高い技術を見せてゲームを落ち着かせ、そして素晴らしいシュートを突き刺して先制点も挙げました。見かけはやや歳を取ったかな、と言う感じだったのですが、Jリーグで見せていた技術、特にシュートの巧さは健在でした。ただ、後半10分過ぎから運動量が落ちて消えてしまい、それに伴ってチーム全体のパフォーマンスが落ちてしまったのは残念でした。もっともこんな感じなら来週の「世界クラブ選手権」に出場するのはまず間違いないところでしょう。日本から出場クラブがないのでやや盛り上がりに欠けるところではありますが、ぜひともコリカとシドニーを応援したい、と思います。

 なお、このシドニーFCの観戦記を「紫熊倶楽部」に送りました。今回は2つ原稿を送ったのでどちらが採用されるか良く分からないのですが、掲載されましたら興味のある方はぜひご覧ください。

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