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2005.11.24

福岡の昇格を祝う

昨日、J2からJ1への2つめの昇格クラブが決まりました。アビスパ福岡。2001年のシーズンにJ2に降格してから5シーズンぶりのJ1と言うことになります。

82年に静岡県藤枝市で中央防犯ACMとして創設され、94年には藤枝ブルックスとしてJリーグ準会員となり、翌年福岡に移転。96年にアビスパ福岡として念願のJリーグ昇格を果たし、そこから6年間J1を維持した後にJ2降格となったのでした。

福岡移転の時に無理をし、Jリーグ(J1リーグ)の戦いのため無理をし、そして1年でのJ1復帰のために無理をした福岡。重ねてきた無理はやはりチームに大きなダメージを残して、そしてその後の4年間をJ2で過ごすことになってしまいました。

しかしこの4年は福岡に大きなものを残した、と思います。その一つは若手選手の成長。平均年齢23.64歳のチームの昇格は史上最年少なのだそうです。また福岡を中心に九州出身の選手でチームを固めている、と言うのも特筆すべきところ。他のクラブで戦力になっていなかった選手を集めて鍛え、チーム力を高めると言う戦略は、J1昇格という見事な果実となって結実しました。

そしてその裏には、サンフレッチェ出身者の力が大きかった、と言うのも嬉しいところです。福岡のGMとしてこの流れを作った中村重和氏は、サンフレッチェユースの監督として今の「強いユース」の基礎を作りました。また松田監督はJリーグ初年度におけるサンフレッチェの主力選手で、ハーフライン付近から叩き込んだスーパーロングシュートは今でも伝説となっています。更に選手で言えば、昇格に大きく貢献した山形恭平、宮崎光平、そして松下裕樹と川島眞也はいずれも広島からの移籍組。まだ出場機会はないものの、広島ユース出身の沖本尚之もじっくりと力を蓄えています。

昨年も入れ替え戦に出場するなど昇格まであと一歩のところまで来た福岡としては、このたびのJ1昇格は「待ちに待った」と言うところなのではないでしょうか。若い選手ばかりで、その上他のクラブを戦力外になった選手が多いということで早くも来季を心配する声があるようですが、ここまで粘り強く戦ってきた経験はきっと来年以降も生きるはず。「雑草」らしい逞しさを発揮して、来年のJ1に旋風を巻き起こして欲しい、と思います。

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2005.11.20

神戸、ついに降格決定

今日のJリーグ第31節、ホームで大宮と対戦したヴィッセル神戸は0-1で敗れ、3試合を残してJ2降格が決定しました。97年に旧JFLから昇格して9シーズン。何度も残留争いに巻き込まれながら何とか耐えてここまで来ましたが、ついに命をつないでいた綱が切れてしまった、と言う感じの降格劇だったように思います。

サンフレッチェのファンにとって、神戸は「一番近いアウェイ」と言う以上に身近な存在です。もともと神戸に移転する前は「川崎製鉄」として岡山に本拠地を持っていた、と言うのもあるのですが、それ以上に大きいのは、最初にチームを率いたのがかつてサンフをステージ優勝に導いたバクスター監督だった、と言うことでしょう。そしてその時に請われて広島から神戸に移籍し、2002年に半年だけチームを率いたのが現福岡監督の松田浩氏。更に昨年はかつて広島の黄金時代に在籍したハッシェック氏が監督を務めています。

ただ、神戸はJリーグに昇格して定着するに従ってチーム作りの方向性を変えてきました。川勝監督がチームを率いた99年以降は名前の通った選手を次々と獲得して「上を目指す」ためのチーム作りにトライ。しかし2002年に降格一歩手前まで行くと、翌年は現有戦力をベースにチーム力を高める方向に転換します。ところがその年末に経営危機が表面化して「楽天」のクリムゾングループになると、今度は一転して有名選手を買い集める方向性を出します。そしてその後はハシェック監督の事実上の解任、代行監督の就任、新監督選びのゴタゴタと、今年に入ってからの迷走。フロントが動けば動くほど事態は悪化し、最後は10試合戦って2分け8敗と言う手の付けようがない状況で、ついに今日、「終戦」を迎えてしまいました。

降格してしまうチームには、それぞれ当然、とも言える事情があるものです。神戸の場合、ここまでのチーム作りの一貫性の無さがこのような事態を招いてしまったのは明らかだと思います。特にそれまでスポーツクラブ経営の経験がなかった「楽天」が親会社になって、チーム体制を大きく変えたのが影響しているのではないでしょうか。

ただ、そう言う事はどこにでも起こりうる事でもあるのです。例えば2002年にJ2降格を経験したサンフレッチェ。Jリーグ開幕2年目にステージ優勝を果たしながらその後経営危機もあってチーム力が落ち、その後選手を育成する環境を整えて、これから徐々にチーム力を上げていこうとした矢先の降格は、いろいろな事情からチームの方針を変えざるをえなかった事が間接的な原因になっていると言えます。

ちょっとしたことで流れを失い、なかなか勝てなくなって降格まで至ってしまうのがリーグ戦の怖さですが、しかし苦しいときに反発できるのか、しっかりとチームを立て直すことができるかどうかは、クラブが背負っている歴史の反映でもあります。最後の抵抗もなくずるずると落ちてしまった、と言う神戸のパターンは平塚や札幌、川崎Fに似ていてなかなか後を引く落ち方だと思うのですが、決してこれにめげないで早く立ち直って欲しいもの。J1復帰への戦いは、今日からもう始まっているのです。

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2005.11.19

大詰め!昇格争い

京都が早々に昇格を決め、残る「J1への椅子」は1つ半となったJ2の昇格争い。今日は福岡が2-0で草津を下した一方で3位仙台と4位甲府が引き分けに終わり、福岡が自動昇格まで残り1となりました。

今日は私は仙台のゲームと甲府のゲームを交互にテレビ観戦していたのですが、相手の湘南、山形もなかなか手強くそう簡単には勝てないだろうな、と思えば案の定。どちらも1-1になってから状況が膠着し、勝ちを引き寄せられないままに時間が過ぎて最後まで行ってしまった、と言う感じのゲームだったように思います。いつも書くことですが、J2はどのチームもどの選手もプロとしてのプライドを賭けてぎりぎりの状況で戦う場です。実力のあるチームであってもその中で勝ちをものにしていくのは並大抵の事ではないわけで、一時的な勢いだけでは勝ち抜くのは難しいものです。仙台も甲府もこの引き分けで気持ちを落ち込ませることなく、次にはもっと強い気持ちで戦って3位を確保したいところでしょう。

ところで今日はこの2チームがどんなチームか、に興味がありました。一生懸命見ていたわけではないので印象だけなのですが、全員が良く走ってボールを拾い、つなぎ、そして最後はシュウェンクやバロン、バレーの決定力に任せると言うサッカーのスタイルは良く似ているような印象を受けました。どちらもJ2を勝ち抜くに必要なものをもった好チームで、ここまで昇格圏内にとどまっているだけのことはあると言えるでしょう。J1との入れ替え戦に進出したときは、相手がどのチームであれ苦しめるのは間違いない、と思います。ただ、やはりJ1と比べると個々の選手が小粒な感じは否めません。昨年の柏が入れ替え戦で取ったような手堅い戦術を取ってきた場合、それを打ち破るだけのものを出せるかどうか。相手にリードを許してしまったときに、それに反発する力を出すことができるかどうか。入れ替え戦がどのような展開になるのか、今から楽しみではあります。

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2005.11.16

日本代表の新ユニフォーム

「日本代表の新しいユニフォームは刃紋のイメージ」と言うことを聞いて、フランス大会の時の「炎」のようにちょっとくどい感じじゃなかろうか、と心配したのですが、テレビで見る限りではなかなか良いかも、と思いました。特徴的な刃紋は脇の下と言うことで、少なくとも遠目で見る限りはさりげない感じ。前のバージョンでは衿の部分に赤色がアクセントとして使われていましたが、今回は赤は後ろ側に回って前は水色になり、これもすっきりして良くなったと思います。久々に代表のユニを買ってもいいかな、と言う気になりましたが、しかし今のところ来年ドイツに行く予定はありません。(残念ながら。)

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2005.11.11

久々のホームゲーム

明日の大分戦、半年ぶりにホームまで遠征します。今年は一度も生で勝ちゲームを見ていないので、何とか勝って欲しいものです。頼むぞ!>サンフレッチェ。

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2005.11.09

Jリーグの登録を18人に

Jリーグは昨日の実行委員会で、来季からJ1の登録メンバーを2人増やし18人とすることに決めました。これによりベンチに控える選手が5人から7人に増え、戦術的な自由度が増えることになります。

 歴史的に見ると、交代をせずに11人が90分間プレーすると言うのが初めのサッカーのルールで、怪我をしてプレーできなくなっても単に人数を減らして試合を続行していたそうです。しかしそれでは不公平だということになって怪我の場合にのみ交代が認められるようになり、怪我を偽って交代する例が続出したので(これは私の想像)その制限を外し、そして交代が重要な戦術として行われるようになりました。その中で交代人数も2人から2人+GK、そして3人と増えて来ていて、親善試合などでは前半と後半を総取り替えする、と言う例も見られます。FIFAのルールによると公式試合では「いかなる試合でも最大3人までの交代を行うことができる」と書かれているので当面はこれ以上増える事はありませんが、体力的に厳しくなる一方の現代サッカーのトレンドを見れば、今後交代人数が増えることこそあれ減ることはないものと思われます。

 なお、同じくFIFAのルールには「競技会規定の中には、最小3人から最大7人までの範囲で、登録できる交代要員の数を明記しなければならない」と書かれていて、ベンチ入りメンバーの数を7人まで増やす事ができるようになっています。従ってJリーグもこのようにやろうと思えばいつでもできたはずで、そう言う意味では当然の改革だ、と言って良いように思います。これまでは若手などに経験を積ませようと思ってもベンチ入りすら難しい、と言うケースが多かったのですが、これからは長い目で見れば、増枠を有効に使う事がチーム力をアップさせることに繋がるのではないでしょうか。

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2005.11.05

ナビスコ杯決勝 

今日のナビスコ杯決勝はPK戦の末ジェフ市原・千葉が勝ち、念願の初タイトルを獲得しました。これまで数々の「マジック」を披露し素晴らしいチームを作って来たオシム監督と、彼の指導のもとで成長してきた選手たち、更にはここまで苦しい時期を乗り越えてきたサポーターとクラブには「おめでとう」と言いたいと思います。

さてその試合ですが、強烈な「攻撃サッカー」で今シーズンここまでやってきたガンバと、小気味の良い「走るサッカー」を熟成してきたジェフの対戦と言うことで期待は大きかったのですが、しかしむしろ両者の慎重さばかりが目立ったゲームだった、と言って良いと思います。失敗の許されない一発勝負、特に初タイトルのチャンスが目の前にぶら下がっていると言うことで、どちらも極力リスクを減らす戦いぶり。ガンバはアラウージョ、大黒、フェルナンジーニョの三角形でパスが回ることが少なく、焦ってシュートを打ってはGKに取られるばかりで、このところの不調を引きずっているかのような出来でした。対するジェフも、いつものような後からどんどん人が湧き出てくるような攻めは見られず、ドリブル突破とクロス、そして巻の頭に頼りすぎな感じでした。

まあしかし、カップ戦の決勝と言うのはえてしてこう言うものです。負けられない、と言う気持ちが強すぎて、守り合い、我慢比べになってしまうことが多いのです。実際両チームの選手の集中力はすさまじく、その上で凄く動いていたことは終盤に次々と選手が足を攣っていたことからも分かります。「優勝する」と言うことがいかに大変なことか、そして価値のあることなのかを、改めて知ることになったこの決勝戦だったように思います。

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2005.11.02

フィオが寿人取りに動く?

今朝のスポニチによると、セリエAのフィオレンティーナが佐藤寿人の獲得に動いていることが昨日分かったのだそうです。7月の親善試合ではプランデッリ監督が「気になっている選手は11番」と語っていたそうですが、先日のFC東京戦をチーム関係者が観戦して「1得点を挙げた佐藤寿の活躍を見て獲得の意志を強くし、移籍市場が開く来年1月の獲得も含め、来季の移籍実現へ向けて既に広島側にあいさつも行った」とのことです。

フィオレンティーナは中田英を放出してしまいましたが、それがかえって良かったのか現在3位。ここ数年にはない躍進を遂げています。その原動力となっているのはFWのトニで、10試合で12得点と言う得点ランク1位を走る大活躍でチームを引っ張っています。ただ、問題はその相棒。ツートップの一角のボジノフは調子が上がらないらしくここまで2得点。本来MFのフィオーレをFWに起用することもあるなど、なかなか固定できずにいるようです。従って得点力のあるFWがもう1枚欲しい、と思っている可能性はあるとは思います。

一方、市原ユースから市原、C大阪、仙台を経て今年から広島入りした寿人。今年も最初はコンディションが上がらず苦しんでいましたが、徐々にチームにフィットすると今や日本人では2位の得点を取る大活躍をしています。組織的で当たりの強いセリエAはFWにとっては非常に厳しいリーグなので、寿人のようなタイプが活躍できるかどうかは微妙だとは思いますが、しかしチャレンジのためには最高の場です。仮に本当にオファーがあったとすれば、そこで躊躇するような理由はない、と思います。サンフレッチェのファンとしては「エース」に去られることになるのは痛いのは確かだし、そもそもこう言う噂話は実現しないことの方が多いものですが、しかしいつかは巣立っていく選手であるのも間違いないところ。我々も、少なくとも心の準備だけはしておくべきなのかも知れません。

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