今週末に半月ぶりに再開するJリーグに向けて、各チームともいろいろと動きを見せました。その結果戦力がどのように動いたのか、あるいは動かなかったのか。簡単にまとめてみます。
■神戸(18位=勝ち点12)
[OUT] 阿部(甲府)、ホージェル、ディエゴ・ソウザ、三浦知(横浜FC)
[IN] 徳重(浦和)、ミュラー(FKフメル・ブルシャニ)、遠藤、北野(横浜FM)、金古(鹿島)、ウリヒ(ボルシアMG)、田中淳(同大=強化指定)
J1残留のためには後のない神戸は、中盤から後ろを中心に大量補強。失点数ワースト2位の守備陣から立て直して、何とか勝ち残ろうという戦略だと思われます。この中で特に目立つのは、これまで主力として働いてきたホージェル、獲得したばかりのディエゴ・ソウザを解雇して、外国人をチェコ人で固めたこと。パベル監督の要望を全面的に取り入れたものと思われますが、いよいよ崖っぷちと言う雰囲気が漂ってきます。
■東京V(17位=勝ち点16)
[OUT] なし
[IN] ジウ(コリンチャンス)、塗師(早大=強化指定)
このチーム最大の「補強」と言えるのは、バドン新監督が就任したこと。レアル・マドリードとフィオレンティーナに2連勝して地力があることを示したので、後はチームを良い方向に向かわせることだけです。ただ、そもそもこのチームが落ちていったのは怪我人続出が選手層の薄さを直撃したからで、それが全く改善されていないところに不安はないのでしょうか?
■大分(16位=勝ち点18)
[OUT] ドド
[IN] トゥーリオ(ボタフォゴ)、エジミウソン(ロンドリーナ)、成瀬(第一経大=強化指定)
中盤にトゥーリオを獲得して弱点を補強した、と思ったら何とドドを放出してしまいました。理由は監督との対立だとのことですが、これまで攻撃の起点だった選手をあっさりと手放してしまうとは、サポーターが怒るのも無理はない、というもの。代役のエジミウソンは2年ぶりの復帰ですが、前回は5試合出場でノーゴール。西川、川田ら若手の急成長に期待するしかなさそうです。
■柏(15位=勝ち点19)
[OUT] リカルジーニョ(鹿島)
[IN] フランサ(レバークーゼン)
6月にパリSGからレイナウドを獲得したのに続いて、元ブラジル代表のフランサを補強。リーグワースト3位の得点力を何とかしたい、と言う並々ならぬ意欲を感じます。ただ、このチームにはエース・玉田がいて急成長中の矢野もいるのに、FWばかり増やしてどうするの?と思わないでもありません。HOT6後半の好調を再開後も持続することが出来るのか。ポイントはその一点に絞られるでしょう。
■川崎F(14位=勝ち点21)
[OUT] なし
[IN] なし
一時は5位まで上がった順位もジリジリと下がって現在14位。降格圏が見えてきたにも関わらず補強はありませんが、しかしあまり焦りは感じられません。それはおそらく、マルクスと我那覇が戻ってきたからではないでしょうか。彼らの不在中は黒津、フッキが結果を出して、チーム力に厚みも出て来ています。熟成した戦術で、昇格1年目を乗り切るつもりだと思われます。
■FC東京(13位=勝ち点21)
[OUT] ダニーロ
[IN] ササ(セロ・ポルテーニョ)
第15節まで11試合勝ち星なしで16位に沈んでいたFC東京ですが、第16節、第17節に連勝して息を吹き返しました。その原動力となったのは、馬場、鈴木規、梶山らの若い力。彼らが途中出場でチームに活力を与え、勝ちきれなかったチームを救ったと言う印象があります。ただ、それが長続きするかどうかは少々微妙。このチームが本当に復活の道にあるのかどうかは、再開からの数試合を見る必要があるような気がします。
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