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2004.08.26

倒れてもまた、立ち上がれ

J's GOALの記事によると、今日付けで東京学芸大学の久保田学選手が、横浜FCの強化指定選手になることが決まったそうです。

この久保田選手ですが、プロフィールからも分かるようにサンフレッチェユースに所属していたことがあります。1981年生まれ、と言うと森崎兄弟や駒野と同じ世代。高校三年生の時にはこの3人と並んで二種登録されていたこともあり、サンフレッチェとしても将来に期待していた選手だった、と記憶しています。私も確か彼が高校2年生の時のクラブユースで見たことがあるのですが、周りから「クボ、クボ」と呼ばれて可愛がられて?いたはず。少々荒削りながら180cmの身長を生かしたプレーは迫力があり、将来のエース候補の1人だったに違いありません。

しかし、その彼は高校三年の時(だったはず)に突然退団します。人づてに聞いた話によるとユースの生活に嫌気がさした、と言うことだったそうですが、その後帝京高校に入った、と言う話を聞きます。何でも高校選手権に出たいから、と言う噂でしたが、その夢も果たせないままにいつしか消えていった、と思っていたのです。

ところが、です。その後彼は出身地の島根県に戻り、サッカーをするために必死で受験勉強して、そして浪人生活の末、東京学芸大への入学を果たしたのだそうです。その後彼がどんなプレーをしていたのかは知らないのですが、昨年は関東大学選抜に選ばれ、今年は大学選抜に選ばれ、そして横浜FCの強化指定選手になったということは、結局のところサッカー選手になるという「初心」を思い出して、それを貫いたと言うことなのだろうと思います。

今月の「紫熊倶楽部」にも書いたのですが、20歳前後というのは思い悩む時期です。とんとん拍子でうまく行くこともあれば、壁にぶつかって一歩も進めなくなることもあるのです。それは普通の人もサッカー選手も同じ。やりたい、と言う思いが強ければ強いほど、目標が高ければ高いほど、壁にぶつかったときのダメージもまた大きいのだと思います。

久保田選手が今後どうなるかは分かりません。結局はチャンスを生かせずに終わるかもしれないし、プロになれたとしても結果が出ないかもしれない。しかしここまで一度ならず二度までも挫折して、そこから立ち直ってきたということは胸を張って良いのでは無いでしょうか。「プロ」としてのぎりぎりのところで戦うJ2と言う場で彼がどんなプレーを見せるのか。そこに彼のこれまでの成長の軌跡を見る事ができるのかもしれません。

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